あらすじ
どんな家にも人には言えないことがある!?
林真理子が描く絶品家族小説
24歳の時、赴任先の博多で12歳年上の人妻・幸子と駆け落ちの末、結婚した菊池忠紘。それから約10年、祖父母の介護を引き受けることになった忠紘は、幸子と子ども二人を連れて実家に戻る。そこには、何やら二人だけが知らない"家の事情"が潜んでいた。妻・幸子と、潔癖症の母・房枝の嫁姑問題、祖父母の介護、介護......こじれにこじれた菊池家のパンドラの箱が今開く!
引っ越し/秘密/親族会議/ハワイツアー
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
遺産相続、介護を巡る家族の物語。義兄弟、嫁姑がからめばどこにでも起きそうな問題なので興味深く読めた。
お嫁さんがあっけらかんとして温かい人で救いになる。おもしろくてどんどん読み進められた。残念なのはリウマチをリュウマチと表記してあること。
Posted by ブクログ
3世代の家族が介護、相続、嫁姑関係でバタバタする。主人公の12歳上の妻が愛すべきキャラクターで、他人目線での見方や行動が面白い。全体としては、他人を見下し難くせをつけ小馬鹿にする表現の引き出しが無限である著者の真骨頂が存分に楽しめる。話の展開も意外性に満ち、飽きることはない。下巻でどうまとめるのが楽しみだ。
Posted by ブクログ
「渡る世間は鬼ばかり」みたい。
お嫁さんがいてお義母さん、お祖母さん、叔母さん、小姑と大家族。家族間のいざこざを楽しませてもらってる。何が起きるか、何か起きてほしいと思ってしまう。
Posted by ブクログ
家族模様が綺麗ごとに終わらずに、ハラハラしながら先がどうなるのか、楽しみでスラスラと読めました。 自分は幸子のように献身的に介護できるか、
自信はないなぁ。