あらすじ
美容整形クリニックに、院長の秘書として勤務する港子は独身の30歳。両親は、子供の頃から永く別居しているが、経済的には何不自由なく育てられてきた。フリーライターの翔一、生花店を経営する金持ちの室田と二股恋愛も楽しんでいる。そんな港子の前に、美しい顔を持つ男・泰生が現れて……。異様なほど美に執着する女の生態と、禁断の恋の行方を描いた長編。 解説・柴門ふみ
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Posted by ブクログ
主人公の気持ちやその母の気持ちが、女性として理解に容易い。
また林真理子作品は、女性の心の声を語ってくれる。
主人公の母とほぼ同い年の私としては、ぐさっとくる言葉も多かったが、なぜか潔さも感じた。面白かった!一気に読んでしまった。
Posted by ブクログ
ありのままでいい、とかそんなヌルイこと一歳なしの気持ちいいくらいの現実。フラフラ、カリッカリのモデルがフィルターを通すとわりと“ふつう”に見えるというくだりは清々しくもある。港子の心根もある意味素直すぎて良い。
Posted by ブクログ
私が好きなテイストの話だった。
泰生の事故は、泰生本人だけでなくゆかり、港子、大月全員が関わっているはずなのに他人事のように扱うゆかりの自分が良ければそれで良いというところに腹が立った。
Posted by ブクログ
結局、人は見た目が大事なんだろうか
美しい男が、事故で顔が変わってしまったのを見て、
心変わりしてしまう主人公。ひどいっちゃひどいけど、
顔も含めて好きになったんなら仕方ないかな……とも思える
もし自分の好きな人の顔が変わったら、私も愛せる自信は正直ない