感情タグBEST3
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タイトルに惹かれて買ったが、
ああやはり林真理子作品だな、といった感じ。
きらびやかな世界と、介護に悩むリアルな世界をスリリングに駆け抜ける主人公に魅力は感じたが、こんなにも激動の日々を送っているのに、どこか淡々としている感じがしたのは生真面目な敬語を使っていたから?
書簡体小説好きな私としては途中何度かメールのやりとりでストーリーが進む場面が、うまく本の中の世界と切り離されて表現されていて、そこは表現方法として秀逸だったように思う。
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輸入家具店店長の裕子は四十二歳、夫、娘と何不自由のない毎日を送っていたが、実母が認知症になったことから、その人生が大きく暗転する。母親の介護を巡る実兄との諍い、夫の隠された過去への不信感から逃れるように、裕子は妻子ある男との関係を深めていく。不倫ではない、浮気でもない、真の恋愛を求める裕子にとって、その男は、人生の秋に巡り会う“奇跡の恋愛相手”となるのだろうか。魂が触れ合う真の恋を、裕子は掴むことができるのだろうか。絶妙な舞台設定とハプニング続出のストーリー!“林真理子恋愛文学の最高傑作”と呼ばれる珠玉の純愛小説。
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不倫の話。って言い切っちゃうと、抵抗感のある人は読んでくれないかも。でも不倫の話なんだよね。
でもどろどろしてるわけじゃなくて、そこに親の介護っていう内容も含まれてくるから、一人の女性の苦悩の話っていう感じのほうが強いかな。
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中年女性の葛藤に共感する部分と違うだろう、っていうのと突っ込みながらスラスラと読み終えた。ワインやブランドの服の細かい説明も著者の得意とするところだなーと感心しながらも実際にこんな感じの人たちが都会の働く女性には大勢いるんだろうな、、とも。
同世代としては、自分には現実起こらない、逃避できる小説ということでは楽しめたかな。
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んー。ラストは賛否両論ありそうだけど、女の業を感じますね。
40歳を過ぎた既婚女性の試練。容姿の衰え、親の痴呆の始まり、夫の不倫疑惑、自らの恋・・・。
フィクションではあるけれど、いくつかは「いずれ行く道」なだけに、ゾッとするものがありました。特に、親が呆けていく様子は読んでいて切なかったです。
Posted by ブクログ
介護問題がリアルに書かれている。確かに自分の親が老いていく姿を見るのはつらいけど、そんな時にそばにいて自分を支えてくれる人がいたらすごく救われると思う。この主人公はそれを愛人に求めてしまったけど、私は愛人ではなくて夫に支えてもらいたいなと思った。
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女性の三十代には2度の本厄がある。
ちょうどその年代には、人生に大きな影響を及ぼす何かが起こりやすいのだという。
自他共に、心身ともに。
良くも悪くも。
そして多くの場合は後者の確率が高い。
私的に、これは結婚というシステムが及ぼす影響が大だと思っている。
自分の人生に関係してくる他人(しかも複数人)が一時に増える。
血のつながりがあってすら何もない、なんてことは少ない。
それが他人ともなれば何もないほうがどうかしている。
そして昨今の初婚(平均)年齢が上がっていることを考慮すれば、
諸所の理由は割愛するとして本厄のピークは三十代後半~四十代半ばあたりにシフトしているのではないかと思われる。
親、家族、夫婦、親子。あらゆる局面で顕わになる問題。
子として、親として、妻として、女として。。。葛藤は尽きることなくあなたを苛む。
ズルイなぁと思うんですよ。
そんな人生の荒波のただ中にぽーんと放り込まれてもがき苦しんでいるときに
力強く腕を引かれなんてしたら。
優しい言葉と仕草で求められなんかしたら。
出来すぎた偶然。
最初からその人を求めるように仕組まれた必然。
それはあなたにとっての奇跡。
・・・なんて陳腐な。
でも最高の時間でしょう。
少なくともその人といる時間、あなたは確実にヒロインでいられる。
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林真理子さんの作品に出てくる女性は
みんな傲慢で、計算高くて、ずるくて…
でも嫌いになれない
なぜなら自分もそうだからって
いつも思っていました。
どの林真理子作品を読むときも
今回はどんな女性なんだろうと
わくわくして読みます。
今回もそうでしたが
少し期待はずれな感じもしました。
私は今回の主人公の女性には嫌悪感を
抱いてしまいました。
介護をめぐっての兄・兄嫁との問題
自身の不倫、夫の過去
正直読んでて気持ちいいものではなかったです。
でもやっぱり林真理子さんの作品
とても惹きつけられます。
コスメティックのほうが私は個人的にすきです。
Posted by ブクログ
どっぷり浸かりました。
林真理子ワールド。
母親が痴呆症になったら・・
読みながら想像したら涙が出そうになってしまった。
母を大切にしたいと思う。
最近、人を好きになれないと感じていただけど、純粋にこの人を好きと思える人と巡り合えるようにしたいと思った。
なんだか、この小説で得られることの本意ではないかも知れないけど。
今の自分に照らし合わせてみると。
Posted by ブクログ
パートナーに対する不信感や、親に対する愛情とその形…。現代の日本に起こっても不思議ではない環境が、結婚するって本当に難しいと未婚の私に思わせるような気がしました。
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◆あらすじ◆
輸入家具店店長の裕子は四十二歳、夫、娘と何不自由のない毎日を送っていたが、実母が認知症になったことから、その人生が大きく暗転する。
母親の介護を巡る実兄との諍い、夫の隠された過去への不信感から逃れるように、裕子は妻子ある男との関係を深めていく。
不倫ではない、浮気でもない、真の恋愛を求める裕子にとって、その男は、人生の秋に巡り会う”奇跡の恋愛相手”となるのだろうか。
魂が触れ合う真実の恋を、裕子は掴むことができるのだろうか。
絶妙な舞台設定とハプニング続出のストーリー!
”林真理子恋愛文学の最高傑作”と呼ばれる珠玉の純愛小説。