あらすじ
ワイン工場と葡萄園を経営する夫と平凡な暮らしを送る映子だが、子どもができない負い目から夫婦の関係は次第にすれ違っていく。そしてお互い別の相手に思いを寄せ始める。優しい夫に愛されている女はいくらでもいるが、夫以外の男から激しく思われている女はどれだけいるのだろうか。結婚生活の苦さと、不倫の甘さ。大人のための恋愛小説。
...続きを読む感情タグBEST3
Posted by ブクログ
普通に泣いた。感情移入した。
映子の全てが切なくて自分だと思うと辛すぎだ
あと、渡辺さんと結ばれるときの描写が素敵だった、、私も自分を綺麗だと自信をもてるぐらいにしてくれるオトコにであいたいんですが。
こんな切ないドラマチックな恋をすることは多分ないだろうけど、恋愛をする限りどうしようもなやりきれない気持ちと、恋愛が上手くいかないときの自分もう生きていけないんじゃないか感を味わうと思うと鬱。。映子、素敵な恋して人間的にも強くなったけど、絶対経験したくない。
Posted by ブクログ
大好きな作品♪読んだ後、悲しくて切なくて優しい気持ちになります。不倫物ですが、私の中ではピュアな恋愛小説です。
主人公の映子に思いっきり感情移入して一気読み。気付いたら涙が止まらなくて…。
友達やお姑さんなど嫌な部分も見え隠れしますが、実際にいそうな人ばかり。そして渡辺さんとお姉さんに出逢えた事、一生忘れない思い出。最後に言ってくれた様に、渡辺さんが卑怯な人で本当に良かった。本気で好きなのに拐おうとしなかったのは、映子の事を大切に考えてくれていたからでしょう。そんな風に心から誰かに想われてみたいものです。
最後の最後に、映子の旦那様の株が上がってのラスト。後味良くって爽やか♪
Posted by ブクログ
20年前の田舎の主婦のお話は自分にとってはファンタジーくらい知らない世界。
ご近所のゴシップが主な話題の閉鎖的な女社会。
ちょっと出かけるにも姑への言い訳が必要な生活。
そんな中の不倫にしては、激ピュアなラブストーリーなのでは。
Posted by ブクログ
とても読みやすい内容でした。新婚を過ぎた夫との関係、あらたな男性との出会いもあるけれど 一歩は踏み込めず・・・
主人公の思いが身近でわかりやすいです。
Posted by ブクログ
山梨に住む主婦・映子が主人公の話。林真理子さんの出身が山梨なんですよねー。不倫とか妊娠とか姑がからんでて、大人の恋愛って感じです。映子の友達・美和子と佐知がむかつきます(笑)特に美和子!!後半の、映子の好きな人・渡辺さん自身と、渡辺さんとの関係の急展開は面白く、一気に読んでしまいました。ラストはいい話になってて綺麗にまとまってます。林真理子さんの小説でも1番ってくらい好きかもしれない。昼ドラ好きな人にはおすすめです(笑)
Posted by ブクログ
程よい距離感と入り込みやすい感情描写で、登場人物の生活と自分がかけ離れていても(時代もかなり離れていてピンと来ない描写も)、さらさらと読めて楽しい。
結婚して家庭に入ることが、女性のひとつのなにか通過点だとは思うけれど、それが幸せかなにかは自分が決めること。
Posted by ブクログ
自分の人生これでいいのか、田舎に住む子供のいない主婦の閉塞感みたいなものはひしひしと伝わった。
最後までどうして渡辺がそこまで映子に惹かれたのかは謎だったけど。
テレフォンカードとか、モーテル、赤いソアラとか出て来る単語が古くて一体いつ書かれたものかと確認してみたら1998年のものでした。
携帯がそろそろ普及し始めた頃かな?
まだお互い手紙を出し合ったり、メールや携帯がない頃の秘め事の方がどきどきするかもとちらりと思った。
Posted by ブクログ
2012/5/19(土)なんだかどこかで読んだような。。結局結論は『子供を産まないと一人前じゃない』ってことなのかなぁ。
子供を夫婦で協力して作る努力をしよう→夫婦の絆を改めて作って行こう は分かるけど、何だか普通に良く有る小説・結末でちょっとがっかり。先が普通に想像出来てしまった。
Posted by ブクログ
「ワイン工場と葡萄園を経営する夫と、
平凡な生活をおくる映子。
だが、子どもが出来ないことへの負い目から
ふたりの心は少しずつすれ違って行く」
はやしまりこーー!!って感じの小説です。
一番多いパターンの、
華やかな生活をしている人たちを描いた話ではないんだけど、
不倫、ワイン、女の戦い
ここら辺がとても林真理子さんっぽい。。笑
女って怖いね、っていつも思う。
しかし、怖いのは女じゃなくて、
恋なのかも。
愛ではなく、恋ね。
出来ればこういう恋には出逢いたくないな~と思うわたしでした笑
Posted by ブクログ
たまたま手に取った本。
出身地が物語にでてくる土地に近いのもあったり、
主人公になんとなく感情移入できたので、おもしろかった。
そんなに新しい本ではないけれど、古さを感じない1冊。