林真理子のレビュー一覧

  • 私のこと、好きだった?

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    青春時代の思い出をどう扱うか、教えてもらえた。こういう「思い出」は、思い出して振り返って、ただただ甘酸っぱい記憶に浸る。リアルに「現在」に入れ込もうとしない/その時代に戻ろうとしないこと。今は今の生活が既に築かれているのだから、そこに「過去」を入れ込もうとすると、大抵はヘンテコなことになる。「過去」と「今」の扱い方が、自分の中で納得できた。

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    2015年02月16日
  • 花探し

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    小説の素晴らしいところの1つは、自分の知らない世界を見せてくれるところだと思います。
    本書の主人公は、プロの愛人。
    お金持ちの人たちが作り出す煌びやかな世界と、自分とは全く違う価値観の人々に触れられておもしろかったです。

    中村うさぎさんが素晴らしいあとがきを書かれてるんですが、私も主人公には1ミクロンも共感できずに、とはいえ、その確固たる価値観に圧倒させられました。
    人の価値観は、若い頃の環境に影響される部分が多いと思いますが、若いうちから愛人として囲われている彼女の価値観が本当に独特で。

    愛人とは、いわば妻のいる人とお付き合いするということですが、魅力的な男性に女性が集まるのは当然のことと言い、よくある不倫と違うのは、愛情や未来なんていう不確かなものを彼女が一切求めていないところ。
    彼女は誠実さはお金として表れるものだと信じてやまない。

    彼女にとっては、類まれなる「女の魅力」と引き換えに、相手がどれ程大切にしてくれるか(=お金を遣ってくれるか)が、重要なのです。
    そして何がすごいって、彼女がその美貌や身体(あとは相手との駆け引きのための知略もそうですが)のみで、生活の基盤から貢物まですべてを手に入れているところ。

    あとがきにも書かれていましたが、私もいつか無くなるそんなものだけで勝負をするなんて怖い、と考えてしまいがちですが、そういった若さを全力で享受するのも1つの生き方ですよね。

    「週刊新潮」で連載されていたもののようですが、かなり官能的でもありました。10年後の彼女の話が読んでみたい。

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    2015年02月11日
  • やんちゃな時代

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    ネタバレ

    ダイエット、グルメ、旅、観劇、着物。

    好きなもの、没頭するものがとことん変わらないな、このお方の人生。

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    2015年02月02日
  • 白蓮れんれん

    購入済み

    百蓮は凄い

    TV小説はみてなかったが世田谷の病院に飾られた百蓮の書と百蓮の伊藤家の居室の素晴らしさに百蓮に興味が湧いて読んだ。
    林真理子氏のコピーライターの感性が光る題名と引き付ける筆力で読む気にさせる。
    百蓮が、あの時代人妻でありながら身分も年齢も越えて恋愛を成就出来たのは驚異だが、心中ではなく生きる道を模索する強さが凄い。

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    2015年01月08日
  • P.S.アイラヴユー

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    ホリーは、ジェリーからの月ごとの手紙が終わったとき、ついに、自分の感情が思うとおりに生きていくことを決心した。
    要は、手紙とか以上に、生身の人間(の繋がり)のパワーはすごいということ。

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    2014年12月03日
  • 綺麗な生活

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    ネタバレ

    主人公の気持ちやその母の気持ちが、女性として理解に容易い。
    また林真理子作品は、女性の心の声を語ってくれる。
    主人公の母とほぼ同い年の私としては、ぐさっとくる言葉も多かったが、なぜか潔さも感じた。面白かった!一気に読んでしまった。

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    2014年12月01日
  • anego

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    林真理子って初めて読んだけど、凄いと感じた。
    心情の吐露なんて、リアルに感じる。
    女性たちの感想がどうかわからないけど、男としては、かなり強い物語だった。

    割り勘駄目出しが強調されていて、笑えてしまった(自分の不甲斐なさに)。

    女性の生き方が描かれているけども、人生の泥沼に溺れてしまう男性の立場から読んでしまったようにも感じる。

    主役はナオコなんだろうけど、視点を変えて、ナオコを脇役にして読んでみることの示唆もされていたのは、深く考えさせられた。

    あまり深く考えると、怖い作品だと思った。

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    【内容(「BOOK」データベースより)
    野田奈央子32歳、丸の内の大手商社社員、独身。上司からも、同僚からも、部下からも頼られる存在。…なのに自らの恋愛運にだけはなぜか恵まれない。そんな奈央子が次から次へと出合う恋愛の数々。合コン、お持ち帰り、セフレ、不倫、泥沼…。OLの性も、派遣社員の怒りも、そして結婚運に恵まれない女たちのいらだちも。すべてをリアルすぎるくらいリアルに描ききった、林真理子の代表作。主人公野田奈央子を篠原涼子が演じて話題になった、大ヒットドラマの原作、待望の文庫化。
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    【著者略歴「BOOK著者紹介情報」より】
    林/真理子
    1954年、山梨県生まれ。日本大学芸術学部卒。82年『ルンルンを買っておうちに帰ろう』が大ベストセラーに。86年『最終便に間に合えば』『京都まで』で第94回直木賞を受賞。95年『白蓮れんれん』で第8回柴田錬三郎賞を、98年『みんなの秘密』で第32回吉川英治文学賞を受賞
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    2014年12月01日
  • イミテーション・ゴールド

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    この小説を読み終わったとき、恋人のために大金を手にした女性が今度は自分のためにお金に溺れていくことにとても恐怖を感じた。
    また、容姿の美しい福美が、自分をお金稼ぎの商品として捉え始めてから、邦彦を心から愛せなくなっていく様子は、気軽に体を売る女性が増えた現代社会に通じるものがあると感じた。
    確かに一千万円手にしたら、人が変わってしまう人が多いと思う。お金よりも、身近にある些細な幸せを大切にしたいと思わせてくれる小説だった。

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    2014年11月28日
  • 「綺麗な人」と言われるようになったのは、四十歳を過ぎてからでした

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    林真理子さんのいつもどおり小気味良い語りが心地良い一冊。

    ロマンチックなことが起こるのは、働いている女の特権。
    四十代は美しく、楽しい。けれどもあっという間に終わる。

    そうか、そうかも。
    四十代を受け止めて、来るべき五十代に向けて、実りある四十代を過ごしたい。

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    2014年11月16日
  • ワンス・ア・イヤー 私はいかに傷つき、いかに戦ったか

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    23歳から36歳まで、スターの階段を駆け抜けた、ベストセラー作家の自伝的長編小説。

    1年で1章。
    濃い人生、書く事はたくさんあるでしょうが、長々と書いても読む方は飽きてしまう。
    そこを、もう終わり?と思うくらい短く(でも、それがすごくちょうどいい)テンポ良く書き上げる力量も、
    夢中になって読んでるうちは小気味いいけど、ふと我に返ると、自伝的小説なのにそんな出来事や心の内まで暴露しちゃってもいいの??と思う程の内容を書き上げる度胸も、
    本当に素晴らしいと圧倒される1冊でした。

    「野心のススメ」を先に読んでいて、この本を次は読んでみたいと思っていたので満足、どころか、思っていた以上に読めてよかった1冊でした。

    女性が社会に進出してきている今の時代だからこそ、野心に満ちた女性の本は世に出回っていますが、20年以上も前にこんな本を世に出したことがまずすごい。

    それはさておき、一人の女性の物語として読んだとき、仕事も恋も結婚も、上手くいかないことがありつつも、すべてを手に入れた作者の生き様に勇気づけられます。
    勇気づけられ、強く生きられるような気がしてきます。

    そしてやっぱり文才がある林さんの作品、これから他の作品を読んでいくのも楽しみです。

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    2014年11月15日
  • 銀座ママの心得

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    【本の内容】
    「こんなことがあっていいの…」被災地の光景に涙してばかりはいられない。

    精力的なボランティア活動をするイケメン青年たち、人生経験を生かして東北の未来作りに奔走する仲間に触発され、超オリジナル支援策「銀座のママプロジェクト」を立ち上げる。

    髪を高く結い上げて、さあ超高級クラブにご出勤!

    人気連載、激動の一年。

    [ 目次 ]
    楽観主義者宣言
    妻よ、ガンバレ
    冬の出来ごと
    ツバの海
    いらっしゃい
    風邪の理由
    ケンカ売ってんの!?
    大腸の話
    準AKBメンバー
    マスクのルール〔ほか〕

    [ POP ]
    夫に気遣い、イベントでAKBのナンバーを歌う。

    そんな日常をおくっていたところに東日本大震災が……。

    以来、仲間たちと被災地支援に力を注ぐ。

    その中のひとつが銀座のクラブでのママデビュー!

    ご存じ週刊文春での人気連載を1冊にまとめた本書。

    権威ある文学賞の選考委員を複数務めるようになっても、どこかミーハーで、“女子らしさ”を残す著者の魅力を感じることができる。

    [ おすすめ度 ]

    ☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度
    ☆☆☆☆☆☆☆ 文章
    ☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー
    ☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性
    ☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性
    ☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度
    共感度(空振り三振・一部・参った!)
    読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ)

    [ 関連図書 ]


    [ 参考となる書評 ]

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    2014年10月05日
  • アッコちゃんの時代

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    面白い、興味深い、バブル期のことがリアルにイメージできた。嫌みっぽくなりそうな話題なのに、林真理子先生が描くと不思議なことに読んでて良い気分になる。

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    2014年09月09日
  • 花探し

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    バブルをいつまでも引きずっている痛々しい女、でもそのセルフプロデュース力はすごいと思いました。真似したいとは思わないけど、とても勉強になりました。参考にはさせてもらいます。
    自分の魅せ方を知ってる女は強いですね。いちいち頷いてしまいました。
    客観的に見ると舞衣子も若くないんだし、チヤホヤされる歳はもうすぐ終わりに近づいてると思うんだけど、ここまでくるといっそ潔い。まさに愛人のプロなんだと感心しました。
    歳をとったら逆にそれさえも利用しそうな気もします。こんな女とは友達になりたくないですね。向こうもきっと願い下げでしょうが。
    舞衣子と愛人の娘、意外と2人は気が合うんじゃないかと思います。この組み合わせをもう少し見てみたかったです。

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    2014年09月04日
  • 野心と美貌 中年心得帳

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    この本の中で、林先生が元来、根っからのオバさん気質で、やっとオバさんという名前に自分の見た目が追いついたという下りがあるけれど、私が林先生を好きな理由がまさにここにあり。
    年を重ねるごとに貪欲になる美への探究心とか、日常のセレブリティな雰囲気を醸し出しつつも、どこからか滲み出てくる親しみやすさやいい人感。相変わらず正直で毒舌で、美形好きなとこも面白くて好きです。

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    2014年08月16日
  • 白蓮れんれん

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    林真理子が、こんな文体で書くなんて驚き!
    あまり好きではなかったけど、これを読んでから彼女に興味が出てきた。

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    2017年07月18日
  • RURIKO

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    ネタバレ

    20年位前にあまりにも大衆的に流行っていた林真理子作品には魅力を感じなかったが、久々に読んだら非常に面白かった。林真理子すごいなって思った本。日本の国民的スターだった浅丘ルリ子や、石原裕次郎など、誰もがイメージできる昭和素材を使い、魅力ある鮮やかな銀幕世界が描かれる。読み終わった頃には、これはフィクションなのかノンフィクションなのか、史実を知りたくなるほど、裕ちゃんやルリちゃんのファンにさせられていた。当時の熱量を見事に再現した物語。

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    2014年06月23日
  • ミルキー

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    悔しいほど面白く、林真理子はやっぱりすごいと思った。
    そして、これがこんなに面白いということは、私は立派なもう若くない女なのだわと、
    苦笑い、でもわかっちゃうんだ。

    えぐいほどのリアルさで、
    しかしなんだろうかこのえぐい人間の生き様が
    どうにもこうにも肯定され勇気づけられる感じ…。
    これを書いているのがお洒落なかつて美人で今も小奇麗な女流作家ではなく
    林真理子だっていうのが何よりの証明かのような。

    本当に素晴らしい。

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    2014年06月02日
  • ミカドの淑女

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    【明治時代版「悪女について」】
    下田歌子を取り巻く人物達の語りで構成されている様は、有吉佐和子の「悪女について」のよう。
    巻末にもあったけど、まさに平安の朝廷と江戸の大奥が混ざり会ったような明治の皇室。
    伊藤博文や乃木希典、幸徳秋水、捨松などの登場シーンが興味深い。
    ただ、歌子本人の内面が描かれていないので、ラストも少し物足りない。

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    2014年05月22日
  • 地獄の沙汰も美女次第

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     軽妙なエッセイである。ほとんどがダイエットと食事の話であるが、それを読ませる文章はさすが。タイトルも上手いなあとひたすら感心していた。
     バブルを体験していない世代からすると、バブリーな(そう感じられる)内容には賛否がありそうな気もしたが、この異次元の感は「これが読みたい!」という人も多いだろう。

     女性は共感的に読む読み方が基本になるのだろうけど、男性の目線で読んでいると、まったく違った生き物を観察しているような感覚でとても楽しめた。
     なんか、こう書くと、皮肉を言っているようでアレだけど、本当に楽しい読書だった。よくよく計算されたものであろう明け透けさに、何度も吹き出したものである。

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    2014年05月14日
  • 本朝金瓶梅 お伊勢篇

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    お気楽に読める。按摩の話は、ランディのコンセントみたいだなあ。全編下ネタワールドだけど、武松との束の間のデートはなんだか胸キュンだった。

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    2014年05月01日