角田光代のレビュー一覧

  • おやすみ、こわい夢を見ないように(新潮文庫)

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    すれ違う人、電車の向かい側の人
    この小説の中と似たような心境の人がいるのではないだろうか
    ありえない話ではない
    私も踏み込むかもしれないそういう世界を見せてくれているようで新鮮だった

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    2018年12月31日
  • 拳の先

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    読みやすいが、文庫本637頁もあり、読み応えがあった。
    ひたすらボクシングに没入する前作に対し、その2年後を描いた本作では、登場人物それぞれがその立場で、悩み思い惑っている。
    前作で活躍した立花は、得体のしれない恐怖を感じている。「拳の先に何がいるんだか、おれにはもうわかんないスよ」と。
    また、坂本は試合に負け、引退すら危ぶまれている。
    一方、立花のファンであるノンちゃんは、いじめの被害に遭っている。そんなノンちゃんに空也は言う。
    「そんなものと向かい合う必要はない。逃げればいいんだ。逃げ方を考えるんだ」と。
    主人公の空也は、狂言回し的?に、彼らに関わり合っている。
    『空の拳』の続編は、巨大な

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    2018年12月24日
  • 異性

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    恋愛における男女の違いや傾向を
    2人がリレー形式で語るエッセイ。
    男女2人が交代で書いてるから
    互いに気づかされる事も多く、
    読む側も共感したり驚かされたり。
    楽しかった。
    飲み会で止まらなくなりそうな議題!

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    2019年02月23日
  • ドラママチ

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    2016年47冊目
    「コドモマチ」「ヤルキマチ」「ワタシマチ」「ツウカマチ」「ゴールマチ」「ドラママチ」「ワカレマチ」「ショウカマチ」の8つの物語の短編集
    それぞれ、「マチ」とつくが、中央線沿線の中野から吉祥寺くらいが舞台。
    登場人物は35歳から40歳くらいの女性
    どの女性もこれまでの自分と今の自分との差に心が付いていっていない感じの物語。
    ちょっとせつないかな。
    著者の角田光代さんがそんな女性達の心情を表現する力量が見事です。

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    2018年10月28日
  • わたしの容れもの

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    変化する体に老いを感じ、その劣化を愛しく思うのは自分の容れものだから。好奇心たっぷりに加齢を綴る共感必至のエッセイ集。
    老いがテーマだと、どうしても哀しい話になりがちだが、さすが百戦錬磨の角田さんはタダでは転ばない。性の違いはあるが同年代なので共感することばかり。衰えを悲観せずに、愛しく感じること気持ちがアンチエイジングなのかも。

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    2018年10月18日
  • 三面記事小説

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    いろいろ考えさせられるなぁ。
    特に最後の話。読んでいるだけで辛かった。

    でもこういう風に三面記事を小説にするってすごいなと思います。

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    2018年10月15日
  • 笹の舟で海をわたる

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    「家族」という言葉に縛られなくていいと思っている
    無理に家族しなくたっていいし色んな言葉で表せない関係があっていい

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    2018年08月13日
  • 東京ゲスト・ハウス

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    角田さんの小説を読むのは久しぶりです。

    旅をする人は大なり小なり旅をする自分にどこか資格のようなアイデンティティを感じているのでしょう。
    社会の歯車になれないのではなく、ならないだけだというような。
    その感情を持った一人一人が小説の中で人間として生き生きしているので飽きずに読めました。
    いってきますがなかったとしても、ただいまを言えて始めて旅は終わりなのかなと感じました。
    面白かったです。

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    2018年06月24日
  • わたしの容れもの

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    ネタバレ

    やっぱり角田さんのエッセイは面白い。ご本人は真剣なんだろうけど、笑ってしまう。そしてひどく共感。特に、身体のことを「容れもの」ってところ!笑

    わたしも日々変化する「容れもの」をケアしながら生きていこう。

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    2018年06月11日
  • 世界中で迷子になって

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    旅行や紀行本を読むのが好きだけど、
    これはこれで面白かった。
    角田さんの失敗談や、こうであるに違いない、
    という経験に基づく考察も読んで、共感できる所とできない所が色々とあって、会話してる気分になる。

    ●面白かった話
    石か、水か…欧米とアジアの旅行の楽しみかた
    旅と野生…日本では発揮されない判断の冴え
    中国の発展と人々の変化…優しくなった中国人
    バブル後遺症と草食系…男がおごるべき世代と告白しない草食系

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    2018年06月04日
  • 世界は終わりそうにない

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    ネタバレ

    三浦しをんさん等との対談も収録したエッセイ集。

    厳しい母親に育てられた反動で、きれいに整理整頓された家の中は落ち着かないという著者。相当なトラウマと化してる様子。

    買ってきた本を玄関の上がり口に座って読み始めることがあるという三浦しをんさんの言にクスリとさせられた。

    また、本格ミステリーは殺人を描くにもややこしい殺し方をするが、ハードボイルド作家にしてみると、そんなの中国人の殺し屋に十万円渡せばすぐに殺してくれるとなる、という船戸与一氏の言も可笑しかった。

    「書評を書くうえで私が禁じ手にしているのは、最後にひっくり返すやり方です。『こういうところがよかった』と褒めておきながら、最後で『

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    2018年05月06日
  • 学校の青空 新装新版

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    私もなんとなく普通の未来がこわくてレールからはみ出したタイプなのでそういうことはよくわかります。
    説明できないけど、そういうことなんだと思います。

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    2018年04月15日
  • 幸福な遊戯

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    角田光代のデビュー作。
    けっこう狂った感じ。
    もはや共感はできないほどの
    おかしさだけど、
    いつも描こうとしているだろう
    普遍的なテーマが原点を感じさせる作品。

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    2018年03月30日
  • 泥酔懺悔

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    ニヤニヤしながら読んでしまった
    私の好きな作家さんと私の飲み方が似ていて嬉しかった
    下戸の人の感覚も知れて楽しい本

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    2018年02月12日
  • 女性作家が選ぶ太宰治

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    未読既読入り交じっていたけれど、男性作家が選ぶ作品とはやはり色が違って面白い。くすっと笑ってしまえるあたり、やはり太宰の魅力。

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    2018年02月11日
  • 今日もごちそうさまでした

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    角田さんの「彼女のこんだて帖」が大好きで、その角田さんのごはんエッセイはさぞ美味しそうだろうと思って読みました。
    もう大当たり!
    どれも今すぐ食べたくなりました。
    初鰹のソワソワやアボカドのギャンブル感などなど、わかるーっ!と頷くこともいっぱい。
    鱧や北海道アスパラガスとか私がまだ出会っていない食材への楽しみもいっぱい。

    偏食人生だったからこそ、食材とのダイナミックな「美味しい」の出会いがある。
    今まで食べずにいた食材を試してみようかなという気持ちになりました。
    量は食べられなくなっても、美味しいと思える幅を広げていけたら幸せだなー。

    いくらの醤油漬けと白子は家でやってみたい。たらふく食べ

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    2018年02月07日
  • 異性

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    2013.10/31 作家の角田さんと歌人の穂村さんが、恋愛にちょっと奥手?な男女それぞれの代表となってテーマを絞って、雑誌の連載で交互にやり取りしているのが往復書簡の様で面白い。相手の発した言葉から、更にテーマが移っていき、恋愛って!男女の違いって!!と楽しく読んだ。多分に主観的でもあるのだけれど、二人とも自身の経験や友人知人の情報から一生懸命考えて掘り下げて言葉を紡いでいる。好感がもてた。

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    2018年01月08日
  • 源氏物語 上

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    源氏物語を、初めて通しで読んだ。

    読みやすい訳で、各話ごとに登場人物の相関図が書かれているので、私のような初心者にはぴったりだと思う。

    大体のあらすじは学生の時に授業で習っていて、プレイボーイの話だということは知っていたけど、これほどまでに節操ないとは…驚いた!
    でも、どの女の人も大事に想う気持ちに偽りはなく、こまめに手紙を送ったり、贈り物をしたりする心配りは、大したものだと感心する。

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    2018年01月04日
  • 幾千の夜、昨日の月

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    ネタバレ

    小説でない角田さんを読むのは初めてでしたが、エッセイも、良いですねえ。小説よりも、エッセイの方が、より、その人柄がでる、といいますか、角田さん、なんというか、芯の所で、強い人だな、逞しいな、と思った次第です。で、ちゃんとしている。うん、ちゃんとしている。素敵だなあ。

    でないと、こんなに、色んな旅行できないっしょ。色んな旅をして、色んな夜を見て、色んな抱え込んだ自分の思いを、ちゃんと、できるだけちゃんと、誰かに伝える事、できないっしょ。羨ましいです。角田さんが。自分の思いを語る言葉を持っている、という人は、羨ましいよなあ、ホンマ。

    旅先での様々な夜が出てきますが、自分は殆ど旅行をしないですし

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    2017年11月21日
  • 降り積もる光の粒

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    旅に関するエッセイを読むのが大好きです。その人らしさがすごく出るから、同じ場所のことも書いた人によって全く違う場所のように感じたり。
    角田光代さんの旅エッセイからは、その土地の人々や食べ物、景色に対する誠実さが伝わってきて好感が持てます。あちこちを旅しているのに、角田さんは旅慣れた人を装うこともなく、些細なことで戸惑ったり嬉しくなったりする。彼女のような人と旅先で出会ったら楽しいだろうな。

    2人以上の旅には親役、子役があるというのに納得。親役はプランを立てて宿を予約し電車の時刻等を調べ、子役はついていくだけ。私は誰と旅するかによって親役になったり子役になったりします。

    第4章はマリとインド

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    2017年11月14日