近藤史恵のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
サクサク読めた。
私も英語圏以外の外国語学部で、留学して
世界をまだまだみたい!と思う若者だった。
アプローチは違うけど、気持ちは痛いほどわかる。
たまごの殻を割っても、割っても、多分何重にも殻があって
ちょっと暮らしてみたくらいじゃわからないカラもあるし
働いてみないとわからない殻もあるし
家庭を持って、こどもと育てないとわからないカラもあるし
きっとマトリョーシカみたいに、全部つるりと剥けることはない。
でもその土地に行って、空気を吸って
食事をして、スーパーに行ってみたりして。
そう言うことに、意味がある。
私の心を豊かにしてくれるって信じてる。
若者の、女性の生きにくさみたいなのも
ヒシヒシと感じて
ちょっとおばさんになった私としては
がんばれぇ、の気持ち。
いつか、あの時の悩みも苦しみも
何もかも無駄じゃ無かったな、って思えるよ。
大丈夫だよ。
ちょっと個人旅行出来る自分ってツウだぜ、
と思ってしまってたことは否めなかったので
恥入りつつ。
頭を抱えて両親を連れて行ったけど
ちょっとくらいパックツアー探してもよかったなぁ笑
経済的に余裕になったら、
そういうのも活用して
行ったことのないところにも行ってみたいな。
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Posted by ブクログ
表紙は、外国のお店のショーケースに並ぶおいしそうな焼き菓子。イチゴと生クリームに誘われてページを開くと、アムステルダム行きの航空券。本扉は飛行機で雲の上を飛んでいるときの空の色のよう。おしゃれな感じの装幀で、まずはこの本が好きになりました。
五編の短編の舞台は、読者の私が行ったことがない国ばかり。オランダ(アムステルダム)、リトアニアとラトビア、モロッコ(シャフシャウエン)、アイスランド、中国(ハルビン)。各国の風景や食べ物が気になるものばかりでした。ネットで調べたりもして楽しめました。だから読書で旅を体感できる本でもありました。
初めて訪れた場所、そこで口にするものも初めてのもの。そんな初めてのなかに身をおくことで、自分を見直すことができたのかもしれないと思う短編集でした。人生のリセットに旅はぴったりだと思いました。読後感は、どの作品もよかったです。
〈目次〉
遠くの縁側
パンケーキとイクラ
ジブラルタルで会えたら
オーロラが見られなくても
マイナス十二度のアイスキャンデー
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Posted by ブクログ
ネタバレ田舎の男子高校生(結構達観してる)のミステリー。
ミステリーと思わずに
ファミリーもの?青春もの?と思って読みはじめたんだけど
がっつりミステリーだった。
どこの子どもだって感じる閉塞感と
田舎ならではの不便による閉塞感と
手続きさえ正しく踏めばどこへだって行けることに気づく少年の感じが良かった。
これを知れるか知れないかで人生がだいぶ変わると思う。
でもそれで日常がすぐに大きく変わるわけでない、と言うのもリアル。
でもこの子の内面のかっこよさに確実にプラスされた。
ミステリの方は気づいたら主人公ばりに気になって仕方なくなって
東京行くあたりからドキドキハラハラして
色々予想しながら読んだけど
そう来たかー。そりゃそうなるなー。ってしっくり。
芸術家夫婦と遺された子どもの話と思ってたけど、家族の話だった。
スッキリ解決読後感良い〜っていうオチでは無いけど、面白かった。 -
Posted by ブクログ
今年最も読んだ作家さん近藤史恵先生の
『わたしの本の空白は』。
大変楽しませていただきました。近藤さんらしいイヤミス近辺のなんとも言えない「ぐにゅっと」とした世界観を満喫!
ある日目覚めたら病院のベッドの上、しかも記憶喪失。
誰も信じられない中で、私はあなたの夫ですと
男が現れて・・・。退院すると家では
記憶がない中で夫婦として生活をしなくてはいけないが、何かおかしい?
記憶が戻らないこともツライけど、どーやら夫を愛していないのでは?
夢の中にでてくる美しい男が気になって仕方ないのは何故?
こんな謎?が丁寧に描かれていきます。
どんでん返しもあるっちゃあるんですが、
なんとかなく匂わせているので、そこまでビックリはせずストーリーを楽しく読みきれました。
ラスト、これはこれでハッピーエンドだったと思いましたが読み手によるかもですね。
タイトルだけがワタシ的には微妙でして、わたしの本って何?シンプルにカエルの王子様を使った方が良きでは?と思っちゃったり。
2025年〆の近藤史恵作品かな?
まだ積んでますが年明けに回そうかな