近藤史恵のレビュー一覧

  • インフルエンス

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    重い作品で読み終わったあとに装丁を眺めて
    ゾッとした。
    罪を罪で重ねていくことが読んでいて苦しくなったし、どこかでなにかのきっかけで負の連鎖が止まって欲しいと思いながら読み進めた…。

    でもさすが近藤史恵先生。最高でした。

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    2025年01月06日
  • マカロンはマカロン

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    〈ビストロ・パ・マル〉シリーズ第三弾。安定のおもしろさ。
    「共犯のピエ・ド・コション」がとくに好きかもしれない。登場人物みんな良い人だった。
    〈ビストロ・パ・マル〉シリーズは、料理に関する雑学やレストランでのマナーだったりが謎解きを楽しみながら知ることができるので飽きずに読み続けられる。

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    2025年01月04日
  • おはようおかえり

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    ひいおばあちゃんが生前思い残した事があった為にツグミに幽霊になり乗り移る。和菓子を作ったこともないツグミが、今は作っていないサツマイモのきんつばを作り皆んなに食べさせてあげるところが、戦時中も苦労してサツマイモを使いながら和菓子屋さんを続けて家族を養った曽祖母の苦労を思いました。曽祖母が書いた手紙が無事に見つかり、気持ちに整理がついたお蔭様で二度と現れなくなった曽祖母。成仏したのですね。

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    2025年01月04日
  • ダークルーム

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    短編だけど、一つ一つ充分に内容が濃くて、そうなるの?という結末に驚かされた。
    マリアージュと過去の絵、白衣60度の恋がとてもよかった。

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    2025年01月01日
  • マカロンはマカロン

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    パ-マルを舞台にした短編小説。
    3作品目にして、一番面白く感じた。
    豚の血を加工したソーセージは、印象的
    いい話、世知辛い話と色んなテーマがあって、読み応えがあった。

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    2024年12月29日
  • サクリファイス

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    ロードバイク競技についてよく知らなかったので、アシストという役割があることを初めて知った。チームのエースのために身を粉にして働くって言うのは簡単だけど実際できる人はどれくらいいるのだろう。主人公は事件の真相から、アシストの犠牲を知るエースの思考に到達し、アシストとして成長する。スポーツとミステリって見ない組み合わせだったが面白かった。

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    2024年12月28日
  • みかんとひよどり

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    初めて読んだ作家さんでしたが時期といいタイムリーな、クリスマスから年末年始にかけてのストーリーで、山で遭難するは、地元の猟師に助けられるは舞台は京都の山奥だし、3拍子揃って楽しめました。
    しかも美味しいジビエ料理の匂いが漂ってくるはです。
    私も地産地消のジビエには興味あるのですが、生々しい解体現場のこととか許可がいることとか知ることができてためになったしテンポよく読書できて嬉しかったです。
    みかんとヒヨドリってタイトルがどこで出会うのかずーと気になって読んでましたけど、絶品の組合せなんですね。
    作中出てきた人類の祖先の話、そこに留まる者と進んでいく者の話はよかったです。そしてオーナーのまえむき

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    2024年12月27日
  • 間の悪いスフレ

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    安定の面白さ。サクサク読める。
    少し謎解き感が低い感じがしたけど、日常の一コマを見せてもらっている様でとても面白い。
    この本を読んで、自宅近くのビストロに行ってみた。見たことのある料理名が並んでいて嬉しくなった。

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    2024年12月23日
  • 歌舞伎座の怪紳士

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    博識な近藤先生の本は、読んで知識が深まるだけでなく、ミステリーあり、恋心ありと読んでいて飽きない。今回も歌舞伎や演劇など、興味をくすぐるような表現であらすじを教えてくれて感謝!読んでひとつも嫌な気分にならない近藤先生の本、また好きな作品に会えました。

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    2024年12月20日
  • スーツケースの半分は

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    青いスーツケースが欲しくなる!
    旅に出たり、新しい事をやったり、諦めかけてたやりたいことをもう一度頑張ってみたりしたくなる本。

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    2024年12月18日
  • シャルロットの憂鬱

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    元警察犬で怪我で引退したジャーマンシェパードのシャルロット。優しくてイタズラ好きで臆病で甘え上手。「私優秀でしょ」とではなく「もしや偶然?」と思うような導き方で謎を解く手がかりを提示する。憧れますねー、犬との生活。残念ながら住環境が適さないので飼えないし、自分の歳を考えたらこの先も無理。人間の身勝手から翻弄される動物たち、せめて自分の身近な命には責任持ちましょ。

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    2024年12月15日
  • ヴァン・ショーをあなたに

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    ・氷姫
    ・天空の泉
    この2つが好きだった。
    天空の泉は星の王子さまの話が出てきて嬉しかった。
    私的に今回は少しだけ内容が薄い気がした。

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    2024年12月13日
  • サクリファイス

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    舞台は私にはまったく馴染みのなかったロードレースの世界
    このページ数なのに、ロードレースに興味を湧かせる物語の面白さ
    この世界観を理解させた上で、それぞれの登場人物の立ち位置やキャラクターを引き立たせ、ミステリーに自然と仕上げていて、気付いたら読み終わっているほどの一気読みでした

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    2024年12月08日
  • 歌舞伎座の怪紳士

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    好きな物語。ちょこっとミステリーもあり、歌舞伎やオペラ、演劇について知ることもできて面白かった。歌舞伎を観に行きたくなる。読んでいるときは登場人物それぞれのエピソードをもう少し深掘りして欲しいと思ったが(え?それで終わりなの?って思っちゃった笑)読み終えた今思うと深掘りしなくて良かったのかもしれない。丁寧に描写される歌舞伎や主人公の心情がより際立って印象に残ってるのでそう思った。

    終始ゆるやかな雰囲気だったので、読んでいて癒されたし主人公が一歩踏み出して好きなことを楽しめる日々を送れるようになって良かった。私もいつまでも好きなことを楽しんでいきたいな〜

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    2024年12月07日
  • 間の悪いスフレ

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    ネタバレ

    面白かった!けどちょっと1話ずつが短いように感じました。

    コロナ禍の時のことが蘇るなぁ、と。

    進路で考える中学生のお話、クスクスのきた道。
    クスクス、食べたことないなー。フライドポテト、美味しそうでした。

    未来のプラトー・ド・フロマージュ コロナ真っ只中の話。少年の未来が眩しい。

    知らないタジン。流行ったなー、タジン鍋。志村さんの魅力満載。

    幻想のフリカッセ。まさかの母親の話。

    表題作。間の悪いスフレ。カッコつけない方がいいという話。

    モンドールの理由。これも面白かった。

    最後。ベラベッカという名前。若い人に薫陶を与える話が多い中で、これはちょっと毛色が違って、自分も身につまさ

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    2024年12月07日
  • おはようおかえり

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    不思議、でもほっこり心温まるとても良い話だった。これは周りの人に薦めたい本。芋きんつばが食べたくなった〜

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    2024年12月04日
  • サクリファイス

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    作者がラジオに出演していました。
    リスナーからのおすすめ投稿で、この本のことを知り読みました。
    自転車のレースは全く未知の世界でしたが、わかりやすく説明されており、一方で、登場人物の心情もわかりやすく表現されていたと思います。

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    2024年12月03日
  • 間の悪いスフレ

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    今作も良かった〜!!フランス料理食べてみたい。

    タイトルにもなってる「間の悪いスフレ」が好きだった。正直に生きるのが1番。

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    2024年12月02日
  • 歌舞伎座の怪紳士

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    老紳士と女の子のバディミステリーモノかと思っていたが、いい意味で裏切られた。観劇を通して自分の人生を見つめ直す久澄が、新たな一歩を踏み出すまでの前向きな物語だった。観劇の描写も生き生きとしていて著者の造詣の深さを感じた。特に久澄の自己肯定感が低いが故に出てくる言葉たちの重さは深く心に刺さった。自分が夢中になれたからこそ得られるものは大きい。自分と他人の人生を比べなくても完璧な人はいない。みんな過去の自分と戦って生きてる。読後感が良い作品だった。

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    2024年12月01日
  • シャルロットのアルバイト

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    近年の社会問題を凝縮したような話の数々。
    表面を見ているだけではわからないことってたくさんある。

    シャルロットは相変わらずとてもよいこ。
    真澄さんはとてもよく気がつく人で、浩輔さんは懐が大きいひとだけど鈍感なところがある。
    ふたりと1匹はとてもいいバランスだなぁ、と思う。

    犬とのくらしは素晴らしい。
    それはお互いにとって幸せなものでなくてはいけない。

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    2024年11月23日