近藤史恵のレビュー一覧
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初めて読んだ作家さんでしたが時期といいタイムリーな、クリスマスから年末年始にかけてのストーリーで、山で遭難するは、地元の猟師に助けられるは舞台は京都の山奥だし、3拍子揃って楽しめました。
しかも美味しいジビエ料理の匂いが漂ってくるはです。
私も地産地消のジビエには興味あるのですが、生々しい解体現場のこととか許可がいることとか知ることができてためになったしテンポよく読書できて嬉しかったです。
みかんとヒヨドリってタイトルがどこで出会うのかずーと気になって読んでましたけど、絶品の組合せなんですね。
作中出てきた人類の祖先の話、そこに留まる者と進んでいく者の話はよかったです。そしてオーナーのまえむき -
Posted by ブクログ
好きな物語。ちょこっとミステリーもあり、歌舞伎やオペラ、演劇について知ることもできて面白かった。歌舞伎を観に行きたくなる。読んでいるときは登場人物それぞれのエピソードをもう少し深掘りして欲しいと思ったが(え?それで終わりなの?って思っちゃった笑)読み終えた今思うと深掘りしなくて良かったのかもしれない。丁寧に描写される歌舞伎や主人公の心情がより際立って印象に残ってるのでそう思った。
終始ゆるやかな雰囲気だったので、読んでいて癒されたし主人公が一歩踏み出して好きなことを楽しめる日々を送れるようになって良かった。私もいつまでも好きなことを楽しんでいきたいな〜 -
Posted by ブクログ
ネタバレ面白かった!けどちょっと1話ずつが短いように感じました。
コロナ禍の時のことが蘇るなぁ、と。
進路で考える中学生のお話、クスクスのきた道。
クスクス、食べたことないなー。フライドポテト、美味しそうでした。
未来のプラトー・ド・フロマージュ コロナ真っ只中の話。少年の未来が眩しい。
知らないタジン。流行ったなー、タジン鍋。志村さんの魅力満載。
幻想のフリカッセ。まさかの母親の話。
表題作。間の悪いスフレ。カッコつけない方がいいという話。
モンドールの理由。これも面白かった。
最後。ベラベッカという名前。若い人に薫陶を与える話が多い中で、これはちょっと毛色が違って、自分も身につまさ