近藤史恵のレビュー一覧

  • 間の悪いスフレ

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    ビストロ・パ・マルシリーズ第四作。1時間ちょいで読める。
    すっかりドラマの配役を浮かべつつ読むようになっております。

    短編7作をさくっと。
    コロナ禍、ロシアウクライナ、などの現実がパ・マルにも影響していて、作者の考えも一言添えられてるなと思いつつ。
    いつもの温かいお話。(ちょっと嫌な感じの人が出てくる二編もあってヒヤリとはした)

    “未来のプラトー・ド・フロマージュ”
    「世界には、まだぼくたちが知らないものがたくさんあって、まだ絶望するには早すぎるのだ、と。」

    “間の悪いスフレ”
    「博己が千寿さんとうまくやれるかどうか、素晴らしい男かどうかはぼくには判断できません。でも、僕は彼が好きですよ

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    2025年06月15日
  • 眠れぬ夜のご褒美

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    作家さんによって味わいが色々で楽しい。
    近藤史恵さん、冬森灯さんの作品が特別好きでした。

    「ひめくり小鍋」冬森灯
    冬森さんらしい心に小さな明かりが灯るような温かな読後感。クスリとなるシーンもあって楽しく元気をもらえました。
    私には絶大な安心感のある著者です。

    「ペンション・ワケアッテの夜食」八木沢里志
    不器用なペンションオーナー夫妻が好ましい。夜食を食べるシーンは、捕らわれていた苦しさからの解放感と安心感に包まれました。ハッとするシーンや、じんわり染みるストーリーがいい。

    「正しくないラーメン」近藤史恵
    料理研究家の苦悩を描いた本作が断トツに好きでした!!食べ物描写も美味しそうだし、スト

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    2025年06月14日
  • 眠れぬ夜のご褒美

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    どのお話も好き、どのお話に出てくる夜食も魅力的〜!!特に「ペンション・ワケアッテの夜食」と「ひめくり小鍋」が好きだった。

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    2025年06月14日
  • サクリファイス

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    久しぶりに読んだけど面白かった。また自転車乗ってみようかなって思うような描写も多くて良かった。ロードレースは個人戦のようで実は団体戦。一人のエースを勝たせるために他の選手はアシストすることに徹する、この姿がいいんだよな。主人公の白石誓はまさに生粋のアシストで自分で前に出て勝とうとするのではなくエースを勝たせることに重きを置いて走っていて結果的にそれが彼のキャリアを上げることになるのもロードレースの面白さ。しっかりとミステリの要素もありロードレースの世界観にマッチしていた。まさか白石と伊庭が飲んだワインの中にエフェドリンが入っているとは、そのことを発覚させないためにエースの石尾が自ら事故でレース

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    2025年06月13日
  • みかんとひよどり

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    いのちをいただくということ。
    食事や料理がテーマの本は多数読んできましたが、ジビエは初。
    馴染みがないけれども、いつも食べている食肉よりも、より鮮明に「生」を感じる気がします。
    鹿や猪、うさぎ、小鳥などを食べることはよくあることではないからこそ、食べる時に生きてる姿を想像しちゃうのはあるあるなのかな。
    シェフ×猟師の描写が、いのちが一品になっていくのを感じられてすごくよかったです。
    そして2人が勝っている犬がまたすごく可愛いです。

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    2025年06月13日
  • 岩窟姫

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    面白かった…!
    とあるアイドルタレントの自殺。自殺の原因と目されたのは同じ事務所のグラビアタレント、レミ。まったく心当たりがないのにいじめの疑いをかけられたレミは、自殺の真実を探し始める。
    胸糞悪い真実が待っているけど、復讐を誓うレミとその謎解きが面白くて一気に読んだ。

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    2025年06月11日
  • [新版]天使はモップを持って

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    私にとって近藤史恵さんの作品は兎に角読みやすくて少し疲れてて、あまりややこしい話は読みたくないなという時の癒しのようなもの。
    今回もすいすい読めて人間関係もわかりやすく、軽めのミステリがとても心地よい。

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    2025年06月07日
  • サクリファイス

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    ロードレースのお話。ちょっと謎解き要素が入っている。エースアシストとして走る白石、絶対的エース石尾。ツールドフランスは全然詳しくなかったが、ロードレースの魅力をふんだんに感じれた。

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    2025年06月04日
  • 間の悪いスフレ

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    かなり詳しいフランス料理の話が出てきますが、最低限の解説はあるので詳しくなくても気にせず読めます。
    絶望するには早すぎる、は説得力ありました。

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    2025年06月02日
  • おはようおかえり

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    ネタバレ

    タイトルや表紙、和菓子屋さんが舞台ということからもっとほんわかした物語かと思っていた。読んでみると、姉妹の比較や曾祖母の過去、出自のことなど、考えさせられるエピソードが多く、良い意味で裏切られた。最後の手紙を破るシーンが印象的。小梅なりの曾祖母への思いやりなのだと思った。

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    2025年06月02日
  • 震える教室

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    歴史の古い女子校が舞台の女子高生2人によるホラー・ミステリー。手を繋ぐと霊感が強くなる特技によりミステリーを解決していく手法が楽しい。
    女子高生と女子校特有の事情などが盛り込まれておりそちらも楽しい。これが男女共学であれば否が応でも恋愛要素も盛り込まれそうだがそれがないのもミステリーに集中出来て好感でした。
    花音の母、芽衣子エピローグでの続編の存在を思わせる不穏な思慮はなんだろう。

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    2025年06月01日
  • 眠れぬ夜のご褒美

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    夜食って、罪悪感あるけどいつも頑張ってる自分にご褒美だとかたまにだからいいかなって甘やかしちゃって食べてしまう。ラーメンの話は美味しそうだった!最後の韓国のインスタントラーメンも美味しいだろうな〜

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    2025年05月25日
  • ホテル・カイザリン 電子再編集版

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    なぜ火をつけたのか?束縛の夫婦生活から逃れようと足掻く女性たちを描いた表題作ほか、ミステリ中心の短編集。
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    近藤さんの短編集ですが、なんとイヤミスがたくさんありました。近藤さんのミステリはけっこう際どい線を行っていてもイヤミスと言えるほどのものは読んだことがなかったのですが、これらははっきりイヤミスですね。うーん、と思いながら読んだのが多かったです(つまらないということではなく、面白く読みながらも読後感が・・)。
    読めば読むほど迷路の奥に誘われるような「孤独の谷」と女性の憐憫に絡め取られるモラハラ夫を描いた「老いた犬のように」が好きです。

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    2025年05月25日
  • ヴァン・ショーをあなたに

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    マドモワゼル・ブイヤベースにご用心、が新たな三舟シェフを知れてよかった。
    前半は高築視点、後半はお客だったり三舟の知り合いだったり。

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    2025年05月22日
  • 間の悪いスフレ

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    読みやすい
    けど、自分に置き換えて読める内容
    コロナ禍など世の中の流れもきちんと入れて書かれていて現実味がありますね
    こんなビストロが近所、帰り道にあったらいいな

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    2025年05月21日
  • マカロンはマカロン

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    シリーズ3作目。あっという間に読み切ってしまった。
    表題作である「マカロンはマカロン」も勿論良かったが、「ムッシュ・パピヨンに伝言を」が二度読み返し、また直ぐ読めるように付箋を付けた程好みな作話だった。
    改めて著者の近藤史恵さんは人間関係や心情を描くことに長けている方だなと感心した。

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    2025年05月19日
  • スーツケースの半分は

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    青い革張りのスーツケースによってもたらされる幸せについてのお話。
    1話完結になっているがところどころ繋がっており、最終的にはスーツケースがどこからやってきたかも明らかになる。

    個人的には6話目のシングルマザーと娘の話で少しウルッときた。そのスーツケースは幸運を呼ぶが、その裏側に悲しむ人がいることも教えてくれた。

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    2025年05月17日
  • 山の上の家事学校

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    初読み作家の近藤史恵さん

    離婚した幸彦は妹の勧めで家事学校に通い始め、
    男性の通う家事学校が舞台の物語
    面白くて、一気読みしました

    男性で家事が出来るって凄く素敵だなと思った
    自分の苦手な家事をやってくれるっていいなと思う…
    比率で言えば圧倒的に私が多いけど
    頼めばやってくれるからまだいいかな

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    2025年05月16日
  • 眠れぬ夜のご褒美

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    ほっと温まる短編たち。
    夜に読むと必ずお腹が空く。
    総じて気を使いすぎて自分を偽っても
    良いことは起きないなと思えた。
    特に最後のお話は
    ラストでクスッとこの夫婦が愛おしくなる。
    愛おしい夫婦といえば、ワケアッテの夫婦も。
    こんなペンション止まってみたいなー!
    夜食の会、ちょっと切ないけれど、そんな仲間が私にもいたらなと思う。
    未来に期待。
    この人の本読んでみたい!ってなる作家さんにも出会えて
    とっても楽しかった!

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    2025年05月13日
  • サクリファイス

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     ロードレースはおろかスポーツ全般への知識が乏しいので敬遠していたが、評判が良いので手に取る。個人競技とばかり思っていたが、チームスポーツだったとは。自転車は身近な乗り物だが、未知の自転車競技の世界と文章から感じる爽快感に魅了された。プロローグから主人公をずっと心配していたが、このような仕掛けが待っていようとは。もっと地味な展開を予想していたため、二転三転する展開と真相に良い意味で期待を裏切られた。エースとしての責務、アシストとしての信念に心を打たれる。続編も楽しみ。

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    2025年05月10日