近藤史恵のレビュー一覧
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『タルト・タタンの夢(1作目)』→『マカロンはマカロン(3作目)』の順で読んでしまったこともあり、待望の本作(2作目)!
3作目を読み終わったタイミングでドラマ『シェフは名探偵』の存在も知り、最近視聴中。
ドラマを観た後だと、それぞれの役者さんで脳内再生される。笑
本作もよかったー!
最近は気軽に読める小説を手に取ることが多いが、『パ・マル』シリーズは優しいだけではなくちょっとしたスパイスが効いているのが好き。
また、文体で引っ掛かることもなく、スラスラと読める。(意外と大事なことだなと最近感じる)
解説も秀逸。
「シリーズ前作が料理の話、本書の四作が作り手の話、二作が食べる側の話。その三 -
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妊活中の夫婦が元警察犬のジャーマンシェパードのシャルロットを家族として迎える。犬を飼い始めて広がる世界と日常を丁寧に描かれた日常ミステリーの連作短編集。
犬を飼ったことのある人にしか書けないのじゃないかと思う細かないろいろ。
読みながら、ウチで飼ってたワンコを思い出して微笑ましいやら、寂しいやら。
飼い主夫婦の犬の気持ちを想像している描写に、めっちゃわかる〜ってニヤニヤして楽しみました。
シャルロットの賢さも素敵だけど、飼い主夫婦も推理働かせたり、家族を大切にする姿に普通の善良な人々の話もよきかな。
ジャーマンシェパードって大型犬だし、警察犬だし、身近で触れることもないし、可愛いっ思って見 -
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読んでいるうちにふっとジビエが食べたくなる。まずそこが強い。香りとか温度とか、肉の手触りまで伝わってくるようで、グルメ小説としても普通に面白い。
でも面白さは食欲だけじゃ終わらない。大高を含めた登場人物がそれぞれの人生を抱えていて、軽く見えて意外と重いところに踏み込んでくる。ジビエを「珍しいごちそう」として消費するんじゃなくて、食べる側の姿勢とか、命との距離感とか、そういう部分まで考えさせられるのが読み応えだった。
いろんな層を一つの物語にまとめて、ちゃんと深いところまで連れていく構成が見事で、読後に「いいもの読んだな」が残る。
特に刺さったのは、動物を殺して食べている以上、食べる自分た -
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ネタバレ「泣きたい午後のご褒美」の続き気分で読み出したが、今回はミステリー要素もあり、なかなか楽しい。
それぞれおもしろいのだが、秀逸だったのが、「ペンション・ワケアッテ」。
いやいや、日本語って奥深いとつくづく思う。
主人公は訳あり旅行に出てきて、なんだか感じ悪さMAXだったけど、いつの間にか前を向いていた。
一方的に別れを告げた男との唯一の繋がりの象徴である手紙を、愚かだと思いつつも大事にしてしまう切なさは伝わってくる。
だけど、一番大事な話を一方的に手紙で済ませようとしたつまらない男の幻想から目が覚めて、本当によかった。
どの作品も、とてもおいしそうなお夜食ばかり。
読んでいておいしくて楽し -
Posted by ブクログ
サクサク読めた。
私も英語圏以外の外国語学部で、留学して
世界をまだまだみたい!と思う若者だった。
アプローチは違うけど、気持ちは痛いほどわかる。
たまごの殻を割っても、割っても、多分何重にも殻があって
ちょっと暮らしてみたくらいじゃわからないカラもあるし
働いてみないとわからない殻もあるし
家庭を持って、こどもと育てないとわからないカラもあるし
きっとマトリョーシカみたいに、全部つるりと剥けることはない。
でもその土地に行って、空気を吸って
食事をして、スーパーに行ってみたりして。
そう言うことに、意味がある。
私の心を豊かにしてくれるって信じてる。
若者の、女性の生きにくさみたいな