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Posted by ブクログ 2024年03月03日
短編集。1話が短いからとても読みやすかったし、面白かった。ミステリー、イヤミス、人が怖い、自分探しの旅で前向きになる、など色々な話があり飽きない。
各話の主人公は問題を抱えている。その問題は読み進めてくと徐々に分かってくるのだけど、これが作家さん上手だなと思った。小出しにしてくるから、この人に何が...続きを読む
Posted by ブクログ 2024年04月29日
巻頭とラストの語り手が男性なのはわざとか?カイザリンは女性だけど。
「金色の風」の姉妹のバレエダンサー『テレプシコーラ』のヒロイン姉妹を思い出した。お母さんがバレエ教室主催なのも同じだし。
デーツのお菓子って近藤さんの他の作品にも出ていたよね。近藤さんの好きな味なんだな。
「孤独の谷」はちょっと三津...続きを読む
Posted by ブクログ 2024年02月03日
人はみな、多かれ少なかれ満たされない思いを抱えて生きている。ただ、その思いとどんな向き合い方を選択するかで人生は違ってくる。
そんな人たちの「選択」を描く8つの物語。
◇
今日は学園祭当日だ。僕は久しぶりに校門を潜った。
高校2年で実行委員を務める僕は学園祭の中心メンバーと...続きを読む
Posted by ブクログ 2024年01月29日
特にまとまりはない短編集だが「私の作風は様々ですよ」と自己紹介しているようなバリエーションに富んだ内容だった。『降霊会』→ぎぇっ!陰湿ぅ!『金色の風』→海外生活の空気感が伝わる。『迷宮の松露』→近藤さん得意のお菓子ウンチク。『甘い生活』→因果応報的ざまーみろ感。『未事故物件』→これはリアルに怖いかも...続きを読む
Posted by ブクログ 2024年01月18日
クセのある短編集という印象。
人間の狂気的な部分が描かれたり、逆に優しい部分が描かれたりしている。
作者の作品は初めて読んだが、登場人物の一人一人に細かな欠点が見えて親近感が抱けた。物語には狂気的なものもあるが、人間だからそういうこともあるかぁと納得は出来るし、色々と反面教師にもできる部分があると思...続きを読む
Posted by ブクログ 2023年12月30日
8編収録されている作品集。冒頭の『降霊会』が素晴らしい。学園祭の実行委員で語り手である南田。子供騙しのような降霊会が展開されていく中で南田自身のことと繋がっていく。その展開の不穏さや、どんでん返しとそれだけでは終わらないラストの衝撃まで一気読みで本当にすごい。他の作品も面白いけれど『降霊会』がひとつ...続きを読む
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