ブックライブでは、JavaScriptがOFFになっているとご利用いただけない機能があります。JavaScriptを有効にしてご利用ください。
無料マンガ・ラノベなど、豊富なラインナップで100万冊以上配信中!
来店pt
閲覧履歴
My本棚
カート
フォロー
クーポン
Myページ
7pt
クラスメイトの稚拙な行動の理由。忘れ得ぬ在りし日の祖母の姿。他人のものばかり欲しがるあの子。いるはずのない住人の気配。甘やかに秘密を分かち合う二人の女。宿命的な死に蝕まれた村。妻と別れた男に訪れた非日常。言い訳はいらない。もう、とりつくろえない。隠された真実に気づかせてくれる珠玉の作品集。(紙書籍版と異なり、本電子版には「金色の風」は収録されておりません。あらかじめご了承下さい)
アプリ試し読みはこちら
※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。
Posted by ブクログ
「カイザリン」という響きがなんだか魅惑的。 オランダ語で「女帝」って意味なんですね。 小さい頃、花びらを取りながら「すき、きらい、すき」ってやったみたいに、「こわい、ステキ、こわい」と感じさせる短編集でした。 『タルトタタンの夢』『わたしの本の空白は』など近藤史恵さんの作品は何冊か読んでいますが、な...続きを読むんだか新鮮な印象でした。 8編全てよかったですが、特に『甘い生活』がぞぞぞわっとしました。 子どもの頃から他人のものばかり欲しくなり、巧妙に奪うことに快感をおぼえる主人公。 小学校の時の思い出、奪ったことすらも忘れていたけど… ラストがぞわっとして怖かったです。 近藤史恵さんの美しいことばにも魅了される1冊です。
いくつかのお話があり、私は人の物が欲しい人の話が1番面白かったです。どういう気持ちでそんな事をするのか?と思っていましたが、納得できました。
ちょっと暗く、触れられたくない場所を軽く刺される感じのするストーリー展開でした。でも全体的に清らかで美しい余韻があります。
なぜ火をつけたのか?束縛の夫婦生活から逃れようと足掻く女性たちを描いた表題作ほか、ミステリ中心の短編集。 --------------------- 近藤さんの短編集ですが、なんとイヤミスがたくさんありました。近藤さんのミステリはけっこう際どい線を行っていてもイヤミスと言えるほどのものは読んだことが...続きを読むなかったのですが、これらははっきりイヤミスですね。うーん、と思いながら読んだのが多かったです(つまらないということではなく、面白く読みながらも読後感が・・)。 読めば読むほど迷路の奥に誘われるような「孤独の谷」と女性の憐憫に絡め取られるモラハラ夫を描いた「老いた犬のように」が好きです。
近藤史恵さん、読書強化月間! 『ホテル・カイザリン』。短編8作。 全体的に、ドロドロでした。数日前に読んだ 『ホテルピーベリー』に近いトーンでした。 読後感が良かったのは『金色の風』と『迷宮の松露』。ともに海外に旅する日本人女性のお話ですが、日本で色々あって海外に旅に・・・。 そこで出会う人との触...続きを読むれ合いで自分を見つめ直す、というようなお話。良いお話です。 残りの6作は『世にも奇妙な物語』にしても良いくらいな、ブラックユーモアテイストからミステリホラーに思えるものまで、まぁ、ねっとりです。 近藤さんは、登場人物の内面、心理描写を飾らず、リアリティある質感で描く作家さんですね。 人のココロの中なんでそんなもんだよね、 嫉妬とか羨望とかいっぱいあるよね、って 再認識させてくれますね。 皆さんには、第一話『降霊会』おすすめです! 全30ページ弱なのに、斬新なラスト! みなまでかたるまい。
短編集だが、感動ものとホラーというかミステリーみたいなもの、そして考えさせるものとバラエティに富んだラインナップだった。 アミの会のアンソロジーに載っていたのもあるので読んだことのあるのもあったが。 やはり秀逸だったのは『降霊会』かな。どんでん返しに次ぐどんでん返しが見事。
終始漂う侘しさ、満たされなさが素敵な作品です。個人的に毒気やホラー要素は感じませんでした。そうなって然りだったのだとすとんと飲み込めるような。
ミステリーかな?と思ったけど、それだけではなかった。 一話一話味付けの違うお料理のようでとても楽しめました。 この著者の本の中でこの本が今一番好きかも。
うっすら怖い話の中で「金色の風」だけは爽やかだった。パリオリンピックのマラソンをイメージしながら読めたのがよかった。人の物を羨んで欲しそうにする人や人のことをやっかむ人っているけど、「甘い生活」を読んだら心を入れ替えるのではないか。いや、「老いた犬」のように情けなく吠えてみるか鼻を鳴らして泣くだけ...続きを読むか。
巻頭とラストの語り手が男性なのはわざとか?カイザリンは女性だけど。 「金色の風」の姉妹のバレエダンサー『テレプシコーラ』のヒロイン姉妹を思い出した。お母さんがバレエ教室主催なのも同じだし。 デーツのお菓子って近藤さんの他の作品にも出ていたよね。近藤さんの好きな味なんだな。 「孤独の谷」はちょっと三津...続きを読む田信三っぽい。最近読んだからどう思ったのかな。 自分のもの何でも欲しがる妹がいたら、しかもその妹が美人だったら、嫌だろうな。
レビューをもっと見る
新刊やセール情報をお知らせします。
ホテル・カイザリン 電子再編集版
新刊情報をお知らせします。
近藤史恵
フォロー機能について
「小説」無料一覧へ
「小説」ランキングの一覧へ
サクリファイス
試し読み
ホテル・ピーベリー<新装版>
眠れぬ夜のご褒美
青葉の頃は終わった
あなたに贈る×(キス)
アネモネ探偵団1 香港式ミルクティーの謎
アンソロジー 隠す
アンソロジー 捨てる
「近藤史恵」のこれもおすすめ一覧へ
一覧 >>
▲ホテル・カイザリン 電子再編集版 ページトップヘ