近藤史恵のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
久しぶりに読んだけど面白かった。また自転車乗ってみようかなって思うような描写も多くて良かった。ロードレースは個人戦のようで実は団体戦。一人のエースを勝たせるために他の選手はアシストすることに徹する、この姿がいいんだよな。主人公の白石誓はまさに生粋のアシストで自分で前に出て勝とうとするのではなくエースを勝たせることに重きを置いて走っていて結果的にそれが彼のキャリアを上げることになるのもロードレースの面白さ。しっかりとミステリの要素もありロードレースの世界観にマッチしていた。まさか白石と伊庭が飲んだワインの中にエフェドリンが入っているとは、そのことを発覚させないためにエースの石尾が自ら事故でレース
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Posted by ブクログ
カフェやら居酒屋やらの本を読み漁ってた時、なんで著者を手にしなかったのかなぁ、、、
タルトタタンとか調べてたのになぁ、と悔やまれる。
目次を見て、好みのタイプ。
主人公、共感できる。落ち着いた大人目線。
カフェ、文句なし。
文章、肩肘はらない感じ。読みやすい。
すぐに好条件がそろいました。
一般的にはドロドロしている話が多いのに、店長の円さんが作るスイーツやらが爽やかに行き渡るので、ドロドロ感を薄めてくれる。
私にはいい塩梅に思えました。
いいなぁ、こんなカフェが馴染みになったら。
読みたい本は他にもいっぱいあるのに。
あ〜近藤史恵さん、ハマりそうです。
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Posted by ブクログ
なぜ火をつけたのか?束縛の夫婦生活から逃れようと足掻く女性たちを描いた表題作ほか、ミステリ中心の短編集。
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近藤さんの短編集ですが、なんとイヤミスがたくさんありました。近藤さんのミステリはけっこう際どい線を行っていてもイヤミスと言えるほどのものは読んだことがなかったのですが、これらははっきりイヤミスですね。うーん、と思いながら読んだのが多かったです(つまらないということではなく、面白く読みながらも読後感が・・)。
読めば読むほど迷路の奥に誘われるような「孤独の谷」と女性の憐憫に絡め取られるモラハラ夫を描いた「老いた犬のように」が好きです。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ海外旅行の新人添乗員、遥が主人公。
行ったこともない、興味もない国へのツアーでは、よく知ってますよ感を出すために必死で勉強。場を乱す失礼な参加者や、おにぎりを食べたいという無茶振り、万里の長城にパンプスや革靴で来る人にも、真摯な対応を心がける。ロストバゲッジにも遭い、参加者からの非難も受け止める。本当に大変な仕事だな〜と思う。
遙が仕事で訪れるアイスランド、クロアチアとスロベニア、パリ、北京。風景や食べ物の描写が丁寧で、感心する。行ってみたい!と思わせてくれて、旅行ガイドのような側面もある。
遙の添乗員としてのツアーごとの短編が4話続いたあと、5話目では突然、コロナ禍に仕事を失った遙が、沖