近藤史恵のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
瞳子が大阪郊外のホテルの七階から飛び降りた。大学卒業から五年、その知らせは仲間に大きな影響を与えた。大学時代の仲間、弦・法子・幸・加世・猛は、瞳子の自殺を知ってそれぞれ苦悩する。
何人かに届いたはがきには、「わたしのことを殺さないで」ただ一言書いてあった。自殺する兆候もみえなかったのになぜ?彼女を死に向かわせた物とは?彼女は、何を思い自殺したのか?
答えを自答する残された者たち。そしてたどり着いた答えとは?
ほろ苦い青春の終わりを書いたミステリー(たぶん)です。人間関係の危うさと切なさが伝わってくると思います。やっぱこのくらい面白くないとね -
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旅に出たくなる
コロナ禍のお話。
あの時の大変だったことを色々思い出した。
不安だった毎日とか。
ほんの少し前のことなのに、忘れかけている。
いや、忘れようとしているのか。
外食ができるようになったり、旅行に行けるようになった時は、嬉しかったな。
行きつけだったお店は、それでなくてもホッとする場所で…
物語のなかに出てくる、特にスイーツはどれも食べたくなる。
こんなコンセプトのお店が、家の近くにあったら本当にいいのに。
旅は自分を縛り付けているものから、一度リセットさせてくれる。
しょっちゅうは行けないから、食べ物や音楽、五感で旅できる感じは大切にしたい。
今夜は何を食べようかな。
その土地のことを -
Posted by ブクログ
男性のための家事学校のお話です。教えているのは、料理、洗濯、掃除、裁縫、果てには子どもにしてあげられるヘアアレンジまで。そして、家事だけを淡々と教えているわけではありません。自分で変わりたいと思って、この学校に足を踏み入れた人ならば、校長との対話を通して、気づきを得られることでしょう。
男性陣にはもちろん読んでほしい一冊ですが、女性の私にも刺さる部分がたくさんありました。誰しも、たとえ毎日のことであっても、自分が作った料理を蔑ろにされるのは、しんどいですよね。自分で作った経験がないと、そんなことでさえ、実感としては思い至れないものです。家庭でのすれ違いは、こんなことの積み重ねなんだと思います