近藤史恵のレビュー一覧
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旅先で偶然出会った人と食べ物を通して、人生観が変わり、前向きになれる話を集めたアンソロジー。トラブルと偶然は旅につきもの。毎回すぐに「禍転じて~」になるとは限らないが、ターニングポイントとして意識されている。
全7話の中で、私は「夢よりも甘く」が最も気に入った。育ててくれた亡き祖母の思い出話。少女はそれが作り話であると薄々気づくのだろうが、大人になっても大事に温め続けている様子(例えば身近な人に指摘されてムキになる場面)が胸に刺さる。現実を知ってしまい、旅行中はコレといった良い出来事もなく、疲れ果て打ちひしがれて、旅が終わりに近づく。このまま静かに物語が終わるのかと諦めかけたところで、帰国後に -
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ある日突然、離婚を切り出された眞夏。高一の娘も父親の方についていくと言う‥‥
離婚に対する元夫の言い分が、もう頭にきて私なら耐えられない!
◯ね!こ◯す!と言いたくなります( *`ω´)
何故にそこまで言われなければならない(*`へ´*)
そっちが頭を下げるところだろうが!o(`ω´ )o
と言いたくなりますね!
結果、そんなヤツ別れて正解だーーー!
はぁはぁ(;´д`)
取り乱しました‥‥
とにかく一方的に離婚され、一人で生きていく45歳の女性の物語です。
知り合いのゲストハウスのお手伝いをするために東京から京都に移り住み、外国人観光客やシェアハウスの仲間達との交流で世界は広いということを -
Posted by ブクログ
こんな勝手な理由で離婚されることがあるんだって思うけど、いや、よく考えれば、慰謝料とか、理由とかもきっちり伝えてくれて、却って良いやつなのか?元夫。
まあ、勝手な男はたくさんいるし、もちろん、勝手な女もいくらでもいる…から、このことは置いといて‼️‼️‼️
…にしても、ご実家家族とも不仲で、ちょっとこの主人公はあまり幸せな感じには思えなかったけど、
それでも、いいご縁に恵まれて、シェアハウス・ゲストハウスで、住むところ・お仕事もあり。
人はやはり前を向いて生きて行くことが大切だと、改めて気付かされたような気がします。
(あたしってば単純)
どん底からの、立ち直り…
並大抵の気持ちではない -
Posted by ブクログ
ピーベリーって名称は誰がどんな理由でつけたのだろう?コナコーヒーの種類?だとすると場面はハワイなのだろうか?
コーヒー豆というのは知っていたが、コーヒー豆は二つで一つになっているけど、ピーベリーは1つだけの希少な豆らしい。その分凝縮されていて濃いくて濃くも深いのこもしれない。
これが題名になっているということは、「孤独」「深みのある物語」を意味するかもしれない。
教師を辞めた木崎は一人旅に出る。ハワイの日本人夫婦が経営するピーベリーというホテルに宿泊するが。
ホテルピーベリーはリピーターを受け入れない変わったホテルだ。主に妻の和美がホテルを仕切っている。
そのホテルの客が次々と不審死する。 -