近藤史恵のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレキッチンにまつわるアンソロジー。
お気に入りは福田さんの「対面式」、新津さん「わたしの家には包丁がない」。
「対面式」
建売住宅の対面式キッチンからは、向かいの家の対面式キッチンが丸見えだった。
そして、そのお向かいの玄関ポーチに何故か日替わりで陶器の人形が置かれていて…
ちょっとした好奇心から、陶器の人形の謎を解こうとする美晴。謎は案外あっさり解けたけれど、お向かいさんの旦那さんが実は…って言うのはどんでん返しでした。
「わたしの家には〜」
展子が何故包丁を持たないのか。亡くなった母親が父親の田舎へ帰省した時に女性ばかり動かされているのを目の当たりにして育った所為で、将来包丁を持たない生活をしよう!と思い切る所が凄い。
しかも、父と付き合っている女性が結婚するのは反対と、相手の女性の娘に直談判にいったら、何故かその女性に振られた相手もその場にいて、ひょんな事から結婚までしてしまうテンポの良さがお気りです。
どれもちょっとミステリーっぽくてもっと読みたい話ばかりでした。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ明治初期の大阪。
料理屋の娘の真阿は結核のため、部屋から出ることも許されない生活をしていた。
そんな時に幽霊画で有名な火狂が彼女の家に居候することになり……。
彼には人には見えないものが見えるようで、そんな彼の元へは奇妙な絵が持ち込まれてくる。
その謎を真阿と二人解き明かしていくのだが。
本当に絵師の話が好きなんだなぁとしみじみ。(谷津先生の絵師の作品なんて最高と思ってます♪)
既に浮世絵の時代ではなくなっていて、その中で依頼された絵を描いている火狂。基本的にはホラーなのでしょうが、絵画ミステリの部分が大きいです。
楽しい時間を過ごさせてくれた一冊です(#^.^#)