近藤史恵のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ聞いたことのある、ツール・ド・フランスってこれか!自転車競技はここを見るのか。
※ネタバレ注意! 以下の文には結末や犯人など重要な内容が含まれている場合があります。
私は自転車競技、ロードレースというものは知らなかったので、とても興味深かった。
前半は国内レースで、白石の所属する「チーム・オッジ」のレースを追っている。それで徐々に競技のルール、団体戦での選手の役目などが分かるようになる。
構成も巧みで、レース中に、選手の気持ちや過去の事故のことなどが挿入され、物語が動き出す。
白石の目を通して語る話も、徐々に緊張感を増す。
彼は脚力も勝りチームの軸になっていくが、先頭にたつエースを盛り立 -
Posted by ブクログ
久しぶりに近藤さんの小説を読んだ。
念願叶っての海外旅行の添乗員になった女性遥の奮闘記。昔、海外旅行の時に出会った添乗員さんに憧れてと、その世界に飛び込んだものの、理想と現実は違うという現状。
家族で、友人同士で、年配の夫婦、あるいは一人でと、様々な年齢の人たち、それも初対面の人たちをまとめて、満足いく旅行を楽しんでもらおうとすることが、いかに大変なことか。
時に心折れそうな状況にもなりながら、ツアー客に寄り添う姿勢、旅の思い出をいいものにと心を砕く姿に、遥の成長を楽しみに思っていた。
しかし、想像だにしなかった未知なるウイルスの蔓延によって、彼女はあっさり職を失ってしまった。誰にでも -
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前作『ときどき旅に出るカフェ』からの
『それでも旅に出るカフェ』。
寝る前に少しずつ読んできました。
近藤史恵さんのファンいわく、
「カフェ・ルーズ、家の近くにあったらいいのに」
そりゃあったら足繁く通うでしょうに。
今作はコロナ禍から始まっていきました。
近藤史恵さんのビストロ・パ・マルもコロナ禍
大変でしたね。こちらも大変。
でも今作はやっぱり近藤エッセンスが
効いていて、とくに女性の働きづらさを描ききってましたね、イヤなくらい。
男からは想像できないぐにゅぐにゅ感でした。
円ちゃんの強さ、ステキです。
辛いトキは、とりあえず棚上げして、違うとこに行って海や空をみようかなって思っちゃ -
Posted by ブクログ
人生で一冊だけ本のタイトル挙げるなら、まずこの本を片手に他の本を見比べて腕を組み悩むことになると思う。
『紳士のスポーツ』ロードレースという競技を舞台とした本作。
主人公の白石誓はロードレースのプロチームに所属している。
ロードレースではエースの勝利をチームの勝利として、エースの勝利のためにアシストは尽力する。
白石の所属するチームのエースである石尾に暗い噂がつきまとう中、次期エースと噂される伊庭と白石は、ある策略に陥れられようとしていた。
開始1ページ目で描かれた死。
太陽の照り付ける抜けるような青空。
溶けた灰色のアスファルト。
そのわずか前まで熱をもっていた真っ赤な血。
揺らぐ視界に