近藤史恵のレビュー一覧

  • おいしい旅 しあわせ編

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    旅と食がテーマの短編集だが、グッときて目が潤む。
    人生は旅で、読んでいると自分の感覚が触発されるようです。

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    2025年04月12日
  • サクリファイス

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    超ーーっ!面白い!ツールドフランスに代表されるロードバイク、ロードレースの世界、そう!チャリです!

    カーリングと並ぶくらい、奥深いスポーツ、ロードレース。野球にも喩えられるとおもう。犠打、送りバントってかなり『サクリファイス』なんです。自己を犠牲にして、チームやエースを勝たせる!
    ロードレースは個人種目にみえるのに、団体競技であることをこれだけ自然に描けるなんて、近藤史恵さん、大好きになりました。続編含めて何冊か買ったので連続で読む気マンマンです。

    しかも、ミステリ要素までしっかり入っていて、
    大どんでん返しとまでではないけど、単なるスポ根じゃない、読み心地サイコーでした。

    んーっ、あら

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    2025年04月08日
  • さいごの毛布

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    自分も犬を飼っているから、どうしても重ねてしまう部分があり、
    お別れのシーンはさらっと書かれていたけれど涙があふれてしまった。
    この作品を読んで、少しでも我が家の子が幸せに過ごせるように
    一緒に入れる時間は目いっぱい可愛がってあげようと思った。

    こういうペットの老人ホームとかが増えて、少しでも保健所に連れていかれる子が減る世界になってほしいなと思う。

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    2025年04月03日
  • みかんとひよどり

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    赤字続きのフレンチレストランの雇われシェフ・潮田は、猟に入った山で遭難したことをきっかけにハンターの大高と出会います。大高からもらった肉で試作を重ねるうちに、ジビエのアイデアが湧いてくる潮田。大高とヒヨドリを仕入れる専属契約を結びます。しかし鹿や猪の解体に関しては「これ以上自分の人生を複雑にしたくない」と大高は頑なに拒絶します。
    そんななか、大高の山小屋に火事が遭い、ハンター仲間の猟銃が盗まれるなど不可解な事件が続発します。そんなストーリー。

    自然の厳しさを痛いほど感じさせられた後に味わった肉。まさに生きていた命を一つの皿にする、という表現が印象的でした。スーパーで買ってきた食材を食べる都市

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    2025年04月02日
  • シャルロットのアルバイト

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    人を人として接することができる人になれるように育てるって、当たり前じゃないし難しいことだったりもするよね。それを言い訳にしてよいわけでもないけど。

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    2025年03月31日
  • スーツケースの半分は

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    近藤史恵さん8作目。「旅に出るカフェ」シリーズにも通じる、等身大の女性たちを描いた一冊。「女性たち」は当然それぞれなのだが、どの章にも、まさにこれは私の心の中そのものだと思う部分があるから不思議だ。
    物語をつなぐ青いスーツケースののことを、登場人物たちは「幸運のスーツケース」だと言う。だが正直なところ端から見ると、分かりやすく「幸運が訪れた」感じはしない。結局のところ、そこで何を見、何を感じ、どう踏み出し、いかにつなげていくのかは、それぞれ自身の中にあり、幸運は訪れるのではなくつかみに行くものなのだろう。真剣に悩み迷った人だからこそ、背中を押してくれるきっかけを幸運に昇華させられるのだと、元気

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    2025年03月29日
  • タルト・タタンの夢

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    ネタバレ

    事件や出来事の内容は日常的なものが多いため重すぎず、さらっと読むことができるミステリー小説。

    登場するフランス料理については調べながら読み進めましたが、文章だけでも食欲を唆るシーンが盛りだくさんで、実際に「パ・マル」へ行き、三舟シェフと志村シェフの作るお料理を頂いてみたくなりました。

    「オッソ・イラティをめぐる不和」「ぬけがらのカスレ」「割り切れないチョコレート」の3作が特にお気に入りです。

    「オッソ・イラティをめぐる不和」では、
    出てくる夫婦喧嘩の原因から、自分も聞く耳半分の時があるな、気をつけなくてはと気が引き締まり…。

    「ぬけがらのカスレ」では、
    エッセイを書く作家のキャラクター

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    2025年03月20日
  • ときどき旅に出るカフェ

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    かつての同僚が店主のカフェを見つけて、主人公が通うようになる。
    外国を旅したような気持ちになれる、旅先のおいしい食べ物を作ったり、輸入したりして出してくれるお店。めっちゃ行きたい。ロシア風チーズケーキ(何度読んでも覚えられない…)が美味しそうで、美味しそうで、お腹が空きます。店主は、旅先の美味しいものを、その土地とかの価値観とか考えも大切にして、取り入れてる感じがします。そして、ミステリ仕立て。美味しいもの×ミステリが好きな人にはおすすめです。

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    2025年03月20日
  • 私の命はあなたの命より軽い

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    ネタバレ

    んぁ〜、難しいところですよねぇ〜ってなるよね。
    お父さんの妹に対しての依存?可愛がりは強すぎる気もするけど、まぁ、そんなもんな気もするし…
    年齢やら、立場やら、出産というものは難しい

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    2025年03月20日
  • 眠れぬ夜のご褒美

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    短編集で読みやすかったし、何より全部内容が面白くて読んでてとても楽しかった。

    どれも美味しそうな食べ物がたくさん出てきてお腹が空いてきた。

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    2025年03月19日
  • たまごの旅人

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    私は海外に行ったことがないので、読みながらとてもワクワクした。好きなことを仕事にするのはとても大変なことだと思う。好きだから仕事にしたのにその仕事のせいで嫌いになってしまうこともある。でも遥は嫌なことがあっても続けていてすごいなと思った。

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    2025年03月13日
  • スティグマータ(新潮文庫)

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    レースの展開と人間模様の思惑が絡んでいて、ロードバイクのレースの特殊なところが感じられた。主人公の姿勢は一貫していて好印象。次回作作ってくれ!

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    2025年03月08日
  • ダークルーム

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    3/7
    本当に、近藤史恵さんの本はどれを読んでも楽しめます!

    何気ない日常をほのぼのと描いている、かと思えば、思いがけない衝撃の事実に目を見開いてしまいます…

    今回の短編の中では、sweet boysという作品がとても印象的でした!
    ヒューマンミステリーが好きな方はぜひ!!

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    2025年03月07日
  • サクリファイス

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    すごい臨場感の作品で、面白くて1日で読み終わってしまった。ロードレース中におきたエースの事故の真相を巡る話。ミステリーとしても面白いんだけど、ロードレースの描写がとにかくすごかった。作者さん経験者かと思ったら違うってのが1番驚きだったかも。自分はロードバイクちょっと乗ってた、弱虫ペダルも途中まで読んでたレベルのロードレースの知識はありましたけど、多分全く知らない人でも分かりやすく、それでいてくどい様な解説もなく、誰でも読みやすい作品だと思うので未読の方はぜひ!

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    2025年03月07日
  • 眠れぬ夜のご褒美

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    もぉ~。
    この表紙が罪だと思うのは、わたしだけではないはず
    この表紙に浸るだけで、この本を手に価値があるように思えるほど、素敵♡
    実際、飽きずに眺めてしまったし・・・。

    最近のワタシ、表紙で本を選んでいる節がある(笑)
    でも、素敵な表紙って本を読むうえで、楽しみを倍増させてくれるスパイスだと思うんです!!

    話が逸れましたが、
    個人的には
    大沼紀子「夜の言い分。」
    近藤史恵「正しくないラーメン」
    世界観とか視点がとっても好きでした♡

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    2025年03月04日
  • みかんとひよどり

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    ジビエ食べたい
    猪も鹿も熊も食べたことないし
    みかんを食べたひよどりもヤマシギも初めて知った

    害獣と判断するのは人間側で、動物たちはただ生きてるだけなのを忘れちゃいけないな
    ここから始まって行くこれからを読みたいので続編希望

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    2025年02月28日
  • 幽霊絵師火狂 筆のみが知る

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    明治時代になったが、人々はまだ江戸時代の名残りを残しながら暮らしていた。
    不気味な幽霊絵師として好事家に売れていた絵師の火狂こと興四郎は、絵を描きながら、料理屋「しの田」へ居候することになる。一人娘の真阿は、幼い頃から床につかされていて外の世界を知らないが、本を読み、想像の世界に遊んでいた。そして不思議な夢見をするのだった。

    14歳になる少女の見る夢と、不思議なものを見、ゾッとするような絵を描く絵師の交流から、さまざまな事件が浮かび上がり、解決していく。そして真阿と興四郎の過去も明かされていく。
    面白かった!二人の過去が明かされて、これでおしまいになっているけど、シリーズものとしてぜひ続きが

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    2025年03月02日
  • 歌舞伎座の怪紳士

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    すごく読みやすくてあっという間に読み終わったが、示唆に富んでいた
    自分の辛さは自分でしか救えないが、変わりたいという気持ちを持って外に出ていくことが重要だと思った
    ミステリーの要素もありとても面白かった

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    2025年02月18日
  • ときどき旅に出るカフェ

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    カフェ・ルーズに行きた過ぎる…。
    世界の珍しい料理やスイーツを提供する小さなカフェ。そこでの日常を料理やスイーツと共に短編として描いたこの一冊の本はまるで旅行をしているかのような気分になります。平凡な生活の中のプチ贅沢やちょっとした幸せ。それを体現している作品でした。
    ところどころスカッとするようなお話もあり、満足度の高い短編集です!続く『それでも旅に出るカフェ』早く文庫化して欲しい!

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    2025年02月11日
  • スーツケースの半分は

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    鮮やかな青色の革張りのスーツケース。
    このスーツケースが何人もの人の手を渡り、共に旅をするうちに幸運を呼ぶ幸運のスーツケースと呼ばれるようになる。
    スーツケースとの最初の出会いが一期一会のフリーマーケットでの出会いというのもいいよね。
    読んでいると共に世界中を旅している気持ちになれるのも嬉しい(っ ॑꒳ ॑c)
    本当に素敵なお話だったなぁ。
    この本の装丁と帯も大好きです✨

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    2025年02月10日