近藤史恵のレビュー一覧

  • サクリファイス

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    自分を捧げる。
    レースの疾走感の中で明かされる真相は、献身という名の傲慢さや、無自覚な加害性を浮き彫りにする。

    私は実際のレースを映像でみてもいまいち楽しさがわからない、選手のバックボーンを知らないし、駆け引きが理解できないから。
    某マンガでみると面白いけれど幼稚に感じてしまう。才能や必殺技的などんでん返しにリアリティーが薄れてしまう。
    それでもこのシリーズを活字でみるとロードレースの臨場感や心の機微に興奮してしまう。

    スポーツ×ミステリー
    「犠牲」の本当の意味を問い直す、スポーツマンシップの裏に潜む「歪んだ感情」を描く傑作だと思う。

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    2026年04月14日
  • みかんとひよどり

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    初めて読んだ作家さんの本でした
    読みやすくてなんか好きかもと思いながら
    最後まで読めました
    出てくるキャラクターが魅力的で
    料理も美味しそうでした
    気軽にスラスラ読んでしまいました

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    2026年04月14日
  • マカロンはマカロン

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    外食に出かけたくなる本だなあと思います。
    この本の、料理の描写からお腹が空いてしまい、
    ああこの料理食べてみたいーーって毎回思いながら
    ページをめくっていました。
    シリーズそれぞれの良さがあって、次のシリーズ読むのが楽しみすぎます(*ˊ˘ˋ*)。♪:*°

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    2026年04月11日
  • マカロンはマカロン

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    3作目が1番良かったかも!
    今回の作品は社会問題にも触れるような、考えさせられるような、気づきを与えてくれるような、そんなお話だった。3作読んでみて、三舟シェフはよく人を見ていて忖度なく必要な言葉をきちんと投げかけてあげられる人だなと思った。こんなシェフにもお店にも出会ったことがない。いつかこんなお店に出会ったみたいな!

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    2026年04月08日
  • 天使はモップを持って

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    清掃員には見えない「キリコ」と新入社員「大介」がオフィスで起こるちょっとした謎を解き明かしていく。シリーズ第1作目。
    オフィスの中には人間関係から生まれるちょっとした事件があり、観察できてしまう立場の清掃員がいち早くその事件の謎に気づく、といういくらでも話を作れそうなところがとても良い。
    本当に近藤史恵はこういう話が上手いなあ。
    手軽に読むのにぴったり!

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    2026年04月07日
  • ヴァン・ショーをあなたに

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    今回のシリーズでは、三舟シェフの過去が明らかになったり、お客さん目線の話があったり、読み応えが前作より増し増しになっていました!
    好きな表現のフレーズもあったり、かなりお気に入り♡

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    2026年04月07日
  • 間の悪いスフレ

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    シェフは名探偵シリーズ、面白くて文庫化されているものは一気読みしてしまったのでこれもその流れで読みました。今回はパンデミックやアプリでの出会いも織り込まれています。どこも飲食店は経営状況が厳しいところ、この店はどう対応するか。そしてお客さんの身に何が起きるか。
    気になったのは鶏肉とレモンコンフィのタジン鍋。(「知らないタジン」)レモンコンフィは日本で言えば梅干しみたい存在だと。レモンコンフィって甘いんじゃないの?と検索したがやはりレモンの砂糖漬けばかり出て来る。さらに調べるとレモンの塩漬けというものがあって、どうやら日本で最近流行り出した塩レモンというものがそれらしい。レモンコンフィと言ってしまうと砂糖の方と区別できないからか、塩レモンと称することになっているようだ。
    やはり簡潔に話をまとめ上げるのがうまい作者だと思います。ただ、「知らないタジン」に出てきた捨て台詞と共に退散した料理教室の男性生徒、これで出番は終わりだろうか。そもそもなぜ料理教室に参加したのか、本当のところはわからないままだったし、ちょっと気になる。それから他の長編も読んでみたいですがそれはまたの機会に。

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    2026年04月05日
  • おいしい旅 初めて編

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    知らない情報がたくさんで読み応えがありました。旅に出たくなったよ。
    「地の果ては、隣」が読んでいて学びがありました。

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    2026年04月03日
  • タルト・タタンの夢

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    『タルト・タタンの夢』『ヴァン・ショーをあなたに』『マカロンはマカロン』一気読み。読みやすくて退屈しないからあっという間に読み終えてしまった。いずれも短編だがそれぞれ味わい深い。TVドラマは見ていませんが、配役とは少しイメージが違いました。

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    2026年04月05日
  • サクリファイス

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    自転車ロードレースを題材にしつつ、専門知識がなくてもすらすら読めた。競技ルールやチーム内の役割が物語の流れの中で自然に入ってくるから、読み手が置いていかれへんのがまず良い。序盤は「こういう世界なんだ」という発見の連続で、個人競技に見えて実は強くチーム戦でもある、という独特の構造がしっかり伝わってくる。

    読み進めるほど効いてくるのは、主人公チカの価値観の揺れ。勝利至上の論理だけでは割り切れない感覚と、組織の中で役割を背負う現実がぶつかり合って、単なる根性物語とは違う苦さがある。その苦さがあるからこそ、登場人物同士の会話や態度の変化が細かく刺さるし、チーム内の空気が少し変わるだけでも緊張感が走る。ずっと微妙に不穏な感じなのにドロドロ一辺倒ではなく、信頼と不信が同時に走る感じがリアルでおもしろい。

    文体も軽快で、レース場面のスピード感と心理描写の密度の切り替えがうまい。勢いだけで押し切るんやなく、要所で立ち止まって「何のために走るのか」を考えさせる余白があるのが印象的。読み終わったあとに、順位や結果だけやなく、役目を受け入れることの重さや、誰かのために走ることの意味がじわっと残った。

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    2026年03月29日
  • 風待荘へようこそ

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    久しぶりに近藤さんの作品を読みました。私はこの方の小説が好きです。
    今回は離婚してしまった主人公の話。
    正直最後まで主人公の旦那にはイライラしましたが、主人公は折り合いをつけたようです。
    年齢を重ねても一歩踏み出せる、そう思わせてくれる作品でした。

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    2026年03月21日
  • 紙魚の手帖Vol.01

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    2021年10月号を今さら…コロナ禍だったんだなぁ。
    「三人書房」柳川一 …先日『三人書房』をAudibleで聞いたので、この時ミステリーズ新人賞だったんだ、と。
    「白が揺れた」櫻田智也 …こちらもAudibleで聞いて、このエピソード印象に残ってました。
    「ゼロ」加納朋子 …ドンと構える先輩犬とまだまだ落ち着きのない新米のワンちゃん。
    「スフレとタジン」近藤史恵 …コロナ禍のビストロ・パ・マルでの話。
    「フォトジェニック」秋永真琴 …初めての作家さん。短いのに、ラスト美しい、泣ける。
    「108の妻」石川宗生 …初読みの作家さん。声になる妻、点描画の妻、解脱する妻…。
    「セリアス」乾石智子 …読みたいと思ってた作家さん。魔法道士夫妻が生きる世界のお話。
    「魚泥棒は誰だ?」ピーター・トレメイン/田村美佐子訳 …初読み作家さん。修道女フィデルマというシリーズもの。七世紀アイルランドが舞台!

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    2026年03月16日
  • [新版]モップの精は旅に出る

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    とても面白かった。
    キリコシリーズの最後の作品でしたが、
    一気に読み終わりました。
    読後の余韻も最後まで同じ雰囲気で期待通りでした。
    「ラストケース」よかったです。

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    2026年03月12日
  • 間の悪いスフレ

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    今作が一番面白かったです。
    時代が現在に追いついたからなのかコロナ禍と円安の話もあって、苦境に立たされながらもレストラン経営する姿を読ませていただきました。
    話も多種多様に広がっていて、読む人によって好みの話が分かれるかなと思いましたが、私はタイトルの「間の悪いスフレ」が好きでした。

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    2026年03月09日
  • インフルエンス

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    中学生の時、遡って小学生からの付き合い。少女たち3人の関係に絡む殺人事件。誰にも言えない事ばかりの人生が絡み合う。すごい。

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    2026年03月06日
  • アンソロジー 舞台!

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    2.5次元にキャス変として抜擢された小劇場俳優
    バレエで生きる母娘と、陰で支える叔母
    アマチュア劇団を続ける為派遣で働く女性
    会社の歯車として踊るアンサンブル
    2.5次元チケ譲渡で知り合った2人

    みんな現実的な日常がある中で
    舞台の光に惹かれ続けている
    楽しいだけではない
    けど辞められない何かに惹かれて
    良い短編集だった

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    2026年03月02日
  • シャルロットのアルバイト

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    『シャルロットの憂鬱』が軽くて読みやすくて楽しかったので続編も。
    少しずつ年齢を重ねる飼い主夫婦とシャルロット。
    相変わらず、いろんな事件に巻き込まれる一家。
    解決に向けて考察する2人の聡明さと優しさが素敵です。
    シャルロットはもう9歳になるところまで時間が経過していて、
    老犬期を迎える覚悟もしているところで終わる。
    2人のシャルロットへの愛情にうっかり涙する。

    また近藤史恵さんの作品を検索してみよう。

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    2026年02月26日
  • サクリファイス

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    ネタバレ

    面白かった。仕掛けがある。
    なんで爽やかな自転車レースを舞台に、どろどろした話を読ませるのかと思ってしまったが、最後まで読んだら爽やかな気分になった。「仕掛け」によって作られている対称性が見事だとは思うけれど、それでもさすがにまさかそんなことがあるのか。まさに「たったひとつの冴えたやり方」。まあ、それほどまでに良くできたお話ということで。

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    2026年02月24日
  • 山の上の家事学校

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    「家事とは、やらなければ生活の質が下がったり、健康状態や社会生活に少しずつ問題が出たりするのに、賃金が発生しない仕事すべてのことを言います。多くが自分自身や家族が快適で健康に生きるための手助けをすることで、しかし、賃金が発生する労働と比べて軽視されやすい傾向があります。 おろそかにすると、健康状態や快適な生活の維持に問題が出てくるかもしれません。」
    っていう、校長先生の言葉が家事を明確に定義してていいなっておもった。
    自分を快適にするために行動すること自体が難しいよなぁ。。人を快適にすることに全振りしちゃうと、相手はそれが当たり前になったら破綻するし、難しいなぁ。
    主人公が少しずつ変わっていくのがよかった

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    2026年02月23日
  • エデン

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    4.5

    サクリファイスに続き最高!

    舞台をフランスのツールドフランスに移しての物語。

    引き続きロードバイクの面白さを描きつつ、ツールドフランスのチーム戦略や個々の気持ちが凄く分かりやすく伝わってくる。

    終盤のラルプデュエズでニコラを抜いて前に出た時は読んでて痺れた。
    ミッコの『言ってこい』もカッコ良すぎる。

    その後の引っ張っていると思っていたがペースを落としていたチカの狡賢さもあっぱれ。

    チカの良さと狡賢さ、ニコラの素直で無邪気な感じも良かった。

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    2026年02月21日