あらすじ
下町のフレンチレストラン、ビストロ・パ・マル。変人シェフの三舟さんと彼を慕う志村さんの二人の料理人、ソムリエの金子さんとギャルソンの僕・高築の4人で、気取らない、本当にフランス料理が好きな客の心と舌をつかむ絶品料理を提供している小さな店だ。シェフお得意のヴァン・ショーの秘密とは? ブイヤベース・ファンの女性客の正体は? 本格的なフランスパンの店を始めようと、はりきっていた女性パン職人は、なぜ突然姿を消したのか? シェフのフランス修行時代のエピソードから、客の視点で語られる物語まで、全7編をご賞味あれ。/解説=大矢博子
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P48
『細やかなサービスというのは、
ただ過剰に世話を焼くこととは
根本的に違うのだと、
ぼくはそのときに知った。』
予約客の忘れ物を見つけた時に
連絡をするか、否か。
連絡をした事で
嘘が発覚してしまい迷惑を被る人が
出るかもしれない。
それなら連絡しないほうがよい。
そこまで考えられるキャラクターが
出てくる
作者の細やかさに舌を巻く一冊。
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短編7話どれも優しい結末でほんわかした気持ちになった。
マドモワゼル・ブイヤベースにご用心が1番好き。雰囲気に流されない、大事なところで間違えない三舟シェフをすごいなと思った。
フランス修行時代のお話も、いろんな人の視点から見た三舟シェフが描かれていて、すごく面白かった!
氷姫だけ少し切なくなった。
ちょっと敷居が高い気がしていたフランス料理も、この本を読んで食べてみたくなった。フランス地方料理の温かみを感じた。
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三舟シェフのシェフとしての信念がわかった。
何故か信用出来るのはこの人の人柄ゆえかな?
そして、ヴァン・ショーの秘密。
三舟シェフはこうやって色んな人の謎を解決することで、シェフとしても成長していると知れた。
気がついたら、パ・マルの虜でした。
この本、悪くないね。
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大好きなシリーズの2作目。
後半2篇は、パ・マルのシェフ三舟さんがフランスで修行している時のお話で、新鮮で面白かった〜
変わらず登場する料理は美味しそうすぎるし、お客さんが抱えているちょっとした謎も、温かい話もあれば悲しい話もあり。
そして、寒い中で飲むスパイスのたっぷり効いたヴァン・ショー、本当に美味しそう!
特に好きなエピソードは「ブーランジュリーのメロンパン」「ヴァン・ショーをあなたに」
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2024年最後に読み終わった一冊。直後にインフルエンザで発熱してしまい、感想が書けていなかった…。
読後一カ月ほど経って特に心に残っているのは、後半の2篇。過去のフランスでの出来事がしっとりと描かれていて、古い映画を観ているかのよう。まさしく、寒い夜に温かいヴァン・ショーを飲みながら読んでみたくなる。
本作は「ビストロ・パ・マル」シリーズの第2作。テレビドラマ→第3作→第1作→第2作と変則的に読みすすんできた。ギャルソンの高築くん視点で語られる物語は、どことなく軽妙で朗らかなのが好もしいが、少し趣の違う2篇の余韻がことに心地よく、この順で読んだのは偶然なのだが、結果的にとても良かった。
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昔からだーいすきなグルメコージーミステリー。ビストロパマルが本当にあったらいいのに。
三舟シェフのお料理はどれも美味しそうだけど、グリュイエルチーズをたっぷり入れたブイヤベースとロニョンドボーは特に食べたいな!
毎回タイトルもおしゃれで大好きなシリーズ。
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『タルト・タタンの夢(1作目)』→『マカロンはマカロン(3作目)』の順で読んでしまったこともあり、待望の本作(2作目)!
3作目を読み終わったタイミングでドラマ『シェフは名探偵』の存在も知り、最近視聴中。
ドラマを観た後だと、それぞれの役者さんで脳内再生される。笑
本作もよかったー!
最近は気軽に読める小説を手に取ることが多いが、『パ・マル』シリーズは優しいだけではなくちょっとしたスパイスが効いているのが好き。
また、文体で引っ掛かることもなく、スラスラと読める。(意外と大事なことだなと最近感じる)
解説も秀逸。
「シリーズ前作が料理の話、本書の四作が作り手の話、二作が食べる側の話。その三つが、本書の掉尾を飾る表題作でつながる。シリーズ随一の傑作と信じる所以だ。」
作る人と食べる人がいてこそ成り立つこと、(当たり前のことではあるが)お客様の人生はお店の外でも続いていること…1作目よりさらに視点が広がり、面白さも深まっていたように思う。
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前作よりも面白く読めました。
パ・マルでのヴァン・ショーはとても美味しそうで他のお店とは違うんだろうなということは前作の時から感じていましたが、その秘密を知ることもでき、またお料理と謎解きの面白さを感じさせてくれました。
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謎めいたシェフの過去や、彼が出してくれるヴァンショーをめぐるお話。
少しずつシェフのことがわかっていくのが嬉しくて、今回もすらすら読めた。
心が温まる話が多くて、読んでると毎回お腹が空く〜。
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シェフシリーズ二作目を手に取る。
とにかく読みやすい文体。
作品に出てくる料理はどれも美味しそう。
ソムリエが出てくるのに、アルコールに関してヴァンショー以外あまり描写あれないのも特徴かも。
とにかくストレスなく読める。
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下町のフレンチレストラン、ビストロ・パ・マル。フランスの田舎で修行した変人シェフの三舟さんは、客たちが持ち込む不可解な謎をあざやかに解く名探偵。
田上家のスキレットはなぜすぐ錆びる?ブイヤベース・ファンよに女性の正体は?ミリアムおばあちゃんが、夢のように美味しいヴァン・ショーを作らなくなったわけは?
シリーズ第二弾。今回も良かった。
修行時代の三舟さんの姿や失恋した三舟さんとか色々面白い。料理は詳しくないし、味音痴だけど食べたくなるな〜。
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この本の魅力については、あとがきに完全同意です。
前作「タルトタタンの夢」から、謎も、視点も、さらに広がっています。
ビストロ・パ・マル・シリーズの魅力は、1話1話がちょっと一息つきたいときに読める分量と重さであることと、フランス料理にちょっと詳しくなった気分になれることです笑
ちょっと癒されたいなという気分のときに、ヴァン・ショーがわりに、この本を手に取ってみることをお勧めします。
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"「春の野菜は、たいして手を加える必要はないんです。生命の息吹にあふれていますからね。その味を引き出してやるだけでいいんですよ」アスパラガス、グリンピース、春キャベツ、そらまめ。そんな春にしか食べられない野菜を、絶妙の火加減で甘みが出るように火を通して、ワインビネガーを入れて煮込む。"
Posted by ブクログ
今回も面白かったー!
お客の何故?を軽やかに解いていく三舟シェフ。
よくそこまで頭が回るなあ。
一話目の話は心が苦しくなったなあ・・・。
親思いの子もいれば、そうかと思えば大人には自分の事だけを考える人もいるし、私たち周りに潜んでいる問題をあざやかに解決してくれる。
読んでいてすっきりする。
シェフの昔も知れてよかったな。
Posted by ブクログ
近藤史恵、読もう月間です!(5冊目です)
『タルト・タタンの夢』の続編。
ビストロ・パ・マルで今宵も一騒動です。
ヴァン・ショー(ホットワイン)に関しても今回背景が明らかになります。
とくに面白かったのは
『ブーランジェリーのメロンパン』。
親しみのある菓子パンを作り続けて地元でひっそりとパン屋をいとなんできた親。
そのパンが好きだったのに、パンを極めるべく
学んでいる中で、親が作る普通のパン(メロンパンとかロールパンとか)をいつからか嫌いになっていった娘。(あるよね、思春期みたいな!)
そんな娘が待望の店舗を構えることになった場所はなんと、親の店舗の目と鼻の先。
娘の店舗のオープン前に、親のパン屋は突然閉店をしてしまった。その時、娘は何を思うのか!
ってお話。
そして『氷姫』。ギャルソンの高築くんの過去を
描いたと勝手に想像してしまった作品。かき氷につかう氷の違いから、3年前の氷で解決へ導く、これまた安楽椅子探偵!おもしろっ!
近藤さん、まだ続編もあるし、読ませていただきます!
とりあえず、次は『ホテル・ピーベリー』!
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今作も面白かった。後半は三船シェフがフランスにいた頃の話でそこでもやはり謎解きがあったり星の王子様に関する話がでてきたり、ヴァン・ショーの話も良かった。
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ビストロ・パ・マルシリーズの二作目。
一作目よりもパ・マルの仲間たちの人間性が出ていて、よりキャラクターたちに愛着が持てる作品になっていました。
謎解きが得意なシェフがいつも最後に出してくれるホットワイン”ヴァン・ショー”の秘密に迫る回はワクワクして楽しく読めました。
フランスの家庭料理が出てくる優しい雰囲気と、ちょっとした謎解きが素敵で、気軽に読めるボリュームなのも嬉しいです。
Posted by ブクログ
なんだか急に三舟シェフが好意を寄せる女性が現れたり、後半になるのわりと濃い愛の話が、いずれもさらりと盛り込まれていて、軽く読むつもりだったためちょっとびっくり。でもこれもまたよい。
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ビストロ・パ・マル、二作目。
テレビドラマ『シェフは名探偵』の原作本。
ドラマを再視聴したのがきっかけで、続編も読みたかったことを思い出した。
ドラマのタイトルは「ビストロ・パ・マル」を使って欲しかったな。
せめて副題に添えるとか。
小説の三舟シェフは、外見を三船敏郎に寄せて、無精髭で長い髪を後ろで束ねている。
私も三船敏郎といえば、映画の侍役の渋いイメージだったから、ドラマの三舟シェフの容姿は、原作に寄せなかったんだなと思ってた。
でも、ふとググって知ったが、若い頃の三船さんは、たいそうハンサムでいらっしゃったんですね。
ドラマの三舟シェフは、三船敏郎さんの若かりし頃に寄せたのかもしれない。
「ピストゥ」の話は、小説の方がシンプルで好き。
「氷姫」も小説の方が物語として美しいと思う。
でも結末はドラマの方が好きだな。
置手紙だけだなんて、杏子が敏感なのは自分の傷みだけか。
「天空の泉」を読んでデジャヴを感じた。
初めて読んだはずなので、何かと混同してるか、勘違いしてるのだろうが思い出せなかった。
「ヴァン・ショー」は、三船シェフがフランスにいた頃の話。
三舟シェフが具体的に根拠を話してくれたおかげで、ミリアムおばあちゃんは、義理の息子がヴァン・ショーをほんとうに喜んでいたと信じられたと思う。
傷ついたまま終わらなくて良かった。
ドラマでは、その話自体は思い出として語られる(フランスシーンの背景は絵だった)だけで、現在の話を新たに展開させていた。ドラマオリジナルかな?
ドラマ原作は、『タルト・タタンの夢』『ヴァン・ショーをあなたに』『マカロンはマカロン』の三作なので次巻も読みたいし、それ以降も読みたくなった。
「錆びないスキレット」
「憂さばらしのピストゥ」(ドラマ4話)
「ブーランジュリーのメロンパン」(8話)
「マドモワゼル・ブイヤベースにご用心」(3話)
「氷姫」(2話)
「天空の泉」
「ヴァン・ショーをあなたに」(6話)
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前作にも登場していた、ヴァン・ショーの由来が知れた。前作ではヴェールに包まれ気味だった三舟シェフの過去の話が2話もあったし、いつも飄々としている彼の人間味がある部分が知れて嬉しい。大きな事件!というわけでもなく、日常の謎系の中でも安定のシリーズ。
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美味しいフランス料理が食べたくなる!
サスペンスではないハートフルミステリーというのでしょうか、食を通して様々な人々の想いや出来ごとが解き明かされていく。
ハラハラはしないけど、へぇって感じでストンと落ちてくる結末。
料理と共に最後はワインも飲みたくなりました♪
食は心を豊かにしますね。
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優しい心地いい手に感じるあたたかなポトフ、シンプルで完璧なトリュフオムレツ、昔ながらのメロンパン、この本を読んでいると食べたいものが増えてくる…!
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再読。一冊に一人くらいいつも底意地の悪いというかひねくれているというか、そんな感じの人が出てくるけど、大抵のお話が美味しそうな料理と軽快な物語の進め方で楽しく読める。初めて読んだときは三舟シェフ同年代だったんだけどなぁ…
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三舟シェフの過去が少し明らかになるシリーズ2作目。
1作目とはまた雰囲気が変わっており、その中でも「氷姫」は一線を画していた。その作品に出てくる登場人物の青年があまりにも不憫で仕方がなかった。
ワイン含む酒類を全く飲めないのにヴァン・ショーは飲んでみたいと思った。
Posted by ブクログ
もう冬は終わり、4月前なのに夏を感じる日も多いですが、ヴァンショーを飲んでみたくなりました。
「無理やり太らせた鵞鳥の肝は不自然で退廃的な味だ。」
「きっと、サロンの暖炉の前、ブルネットの彼女が座っている。」