近藤史恵のレビュー一覧
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突然夫からも娘からも解放された女性が、ゆっくりと自立して再生していくお話。
自分は職業が職業だし、夫も同業で理解もあれば、子供も同業なので、働く女性としても働く場じゃなくても性別特有のストレスも感じないから、(せいぜい車購入の際にディーラーさんが私の顔じゃなくて夫の顔を見て喋るのが気になる程度だ)いろいろわかんないけど、みんな頑張っているんだなぁと思う。
夫に「もう愛していない」と告げられた真夏は、離婚を受け入れたが、娘は夫と新しいお母さんについていくという。どうしていいかわからなかった。SNSに書き込んだところ、京都で一緒にゲストハウス運営をやらないかという誘いが舞い込み、それに飛びつく。 -
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「家事とは、やらなければ生活の質が下がったり、健康状態や社会生活に少しずつ問題が出たりするのに、賃金が発生しない仕事すべてのことを言います。多くが自分自身や家族が快適で健康に生きるための手助けをすることで、しかし、賃金が発生する労働と比べて軽視されやすい傾向があります。 おろそかにすると、健康状態や快適な生活の維持に問題が出てくるかもしれません。」
っていう、校長先生の言葉が家事を明確に定義してていいなっておもった。
自分を快適にするために行動すること自体が難しいよなぁ。。人を快適にすることに全振りしちゃうと、相手はそれが当たり前になったら破綻するし、難しいなぁ。
主人公が少しずつ変わっていく -
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近藤史恵さんの作品は初めて読みましたが、文章がとにかく読みやすく解りやすく、すらすらっと頭の中に入っていきます。
下町のフレンチ・レストランを舞台に、そこで働く侍のような風貌でいて無口で変わった店長&料理長の三舟シェフ、愛妻家で料理人の志村さん、俳句好きソムリエの金子さん(女性)、新人ギャルソン高築くんをメインとして、訪れるお客様の人生の一部に触れ、それぞれに隠された心の謎を、シェフ三舟が散りばめられたヒントを元にフランス料理やその道具などを絡めながら解いていく…みたいな感じでしょうか。
作品自体は視点はほぼ新人ギャルソンの高築くん視点です。
ミステリとありますが、殺人事件や完全犯罪、トリック -
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ネタバレ聞いたことのある、ツール・ド・フランスってこれか!自転車競技はここを見るのか。
※ネタバレ注意! 以下の文には結末や犯人など重要な内容が含まれている場合があります。
私は自転車競技、ロードレースというものは知らなかったので、とても興味深かった。
前半は国内レースで、白石の所属する「チーム・オッジ」のレースを追っている。それで徐々に競技のルール、団体戦での選手の役目などが分かるようになる。
構成も巧みで、レース中に、選手の気持ちや過去の事故のことなどが挿入され、物語が動き出す。
白石の目を通して語る話も、徐々に緊張感を増す。
彼は脚力も勝りチームの軸になっていくが、先頭にたつエースを盛り立 -
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久しぶりに近藤さんの小説を読んだ。
念願叶っての海外旅行の添乗員になった女性遥の奮闘記。昔、海外旅行の時に出会った添乗員さんに憧れてと、その世界に飛び込んだものの、理想と現実は違うという現状。
家族で、友人同士で、年配の夫婦、あるいは一人でと、様々な年齢の人たち、それも初対面の人たちをまとめて、満足いく旅行を楽しんでもらおうとすることが、いかに大変なことか。
時に心折れそうな状況にもなりながら、ツアー客に寄り添う姿勢、旅の思い出をいいものにと心を砕く姿に、遥の成長を楽しみに思っていた。
しかし、想像だにしなかった未知なるウイルスの蔓延によって、彼女はあっさり職を失ってしまった。誰にでも -
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前作『ときどき旅に出るカフェ』からの
『それでも旅に出るカフェ』。
寝る前に少しずつ読んできました。
近藤史恵さんのファンいわく、
「カフェ・ルーズ、家の近くにあったらいいのに」
そりゃあったら足繁く通うでしょうに。
今作はコロナ禍から始まっていきました。
近藤史恵さんのビストロ・パ・マルもコロナ禍
大変でしたね。こちらも大変。
でも今作はやっぱり近藤エッセンスが
効いていて、とくに女性の働きづらさを描ききってましたね、イヤなくらい。
男からは想像できないぐにゅぐにゅ感でした。
円ちゃんの強さ、ステキです。
辛いトキは、とりあえず棚上げして、違うとこに行って海や空をみようかなって思っちゃ