あらすじ
離婚して一年。荒んだ生活を送っていた幸彦は、ある「学校」を紹介される。そこには様々な事情を抱える生徒たちが通っていた――。忙しすぎて“生活”が後回しになっている、大人たちへの応援歌!
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Posted by ブクログ
「家事とは、やらなければ生活の質が下がったり、健康状態や社会生活に少しずつ問題が出たりするのに、賃金が発生しない仕事すべてのことを言います。多くが自分自身や家族が快適で健康に生きるための手助けをすることで、しかし、賃金が発生する労働と比べて軽視されやすい傾向があります。 おろそかにすると、健康状態や快適な生活の維持に問題が出てくるかもしれません。」
っていう、校長先生の言葉が家事を明確に定義してていいなっておもった。
自分を快適にするために行動すること自体が難しいよなぁ。。人を快適にすることに全振りしちゃうと、相手はそれが当たり前になったら破綻するし、難しいなぁ。
主人公が少しずつ変わっていくのがよかった
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始まりから面白く、毎日読むのを楽しみにしていた一冊。すぐに読み終わってしまった。
家事学校、いいな。
今は独学で感覚のままにやっているけれど、他の人と学べたら楽しいだろうな。そして、それを自分の生活に活かせたら幸せだろうな、と思った。
家事とは、自分自身や家族が快適で健康に生きるための手助けをすること。
これからもパートナーと協力して、自分たちの生活を大切に過ごしていきたい。
Posted by ブクログ
これは素晴らしい本!家事の分担、協力にはいつもモヤモヤがあったが、この校長先生の言葉や主人公の奥さんの言葉には強く同意した。夫に読ませたら、家事は比較的する方だが、校長先生の言葉にはっとするところがあったそうだ。生きている以上家事をするのは当然なこと。今まで当事者意識に欠けていたことが分かったようで、結構家事をするようになった!有難い。年末年始に息子たちにも将来の幸せのためにも読んてほしいと思っている。
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家事についてのモヤモヤを様々な人の立場から言語化してくれた一冊。
【印象的なフレーズ】
p134
「そして、もし、ケアと愛情を結びつけるなら、こちらがそれを受けるだけでいいはずはない。相手のすることだけ、愛情と結びつけて、自分は切り離す。それはあまりに都合のいいふるまいだ。
ケアと愛情を結びつけるなら、自分もちゃんと相手をケアするべきなのだ。」
Posted by ブクログ
家事・人の話を聞く・考え方など、さまざまな視点から新しい見方を考えさせてくれる話でした。今年読んだ本の中では、かなりインパクトが残った本です。
Posted by ブクログ
主婦歴20年の私には、考えさせられるお話だった。
みんなが義務教育でこの家事学校に通って、家事ができて一人で快適に生活できるスキルがある大人同士が結婚して家庭を築けば、離婚率も下がり、少子化問題も少しは改善するんじゃないかな。
私は母親として、息子たちが後悔の先でこの学校に通わなくてはいけなくならないように、子育てしようと思った。
Posted by ブクログ
母親の人生は子育てが終わっても続く、という言葉が印象的だった。
家事分担の夫婦格差はよくある問題だけれど、実際に母になってみないと、感じられない苦しさがあるのだろうな。パートナーが父になった時、家事について、わたしの人生について、どう考えてくれるのかな。
わたしも家事が得意ではないので、パートナーと共にここで学んでみたいと思った。
家の掃除をしたり自分でご飯を作ったりするのはちゃんと生活していくため。別に完璧じゃなくても、基本的なことはする。同居している人がいるなら、お互い納得できるように分担する。1人暮らしの時なんかは自分1人のことだけ考えていればいいしある程度余裕をもって家事ができるけど複数人で生活していると所詮は他人だしやってらんない時もあるよね。主人公が家事に対して前向きになれたのはよかった。
Posted by ブクログ
単純な家事の話ではない。本書はどこも心に刺さるものばかり。
家事というものを、これほどまでに明確に言語化している本はあまりないのではないかと思う。
家事は愛情ではない、
もしケアと愛情を結びつけるのなら、自分もまた相手をきちんとケアすべきなのだ、という内容はすごい同意してしまった。
多くの人に読んでほしいと思う一方で、実際にこの内容に深く共感できるのは、普段から家事をしている人や、家事をしている人に感謝している人なのかもしれない、と思った。
本当に理解してほしい人ほど、この本の内容はなかなか届かないかも、、と思う。
Posted by ブクログ
是非、旦那や子ども達に読んで欲しい!
そして、私の家事に対する「やってあげている」という気持ちに反省。
家族や他人を思いやる気持ちが自分にはなかったと反省させられるお話しでしたが、決して嫌な気分になるわけでなく、今後、変えていこうと前向きになれる作品でした。
よその人に対してできる気遣いを、いつもそばにいる人に対してできないのはなぜなのだろうと主人公が思う場面にハッとしました。
まさに私自身でした。
Posted by ブクログ
妻に出ていかれ、離婚し荒れた住まいで暮らす男性が、決意し異動を機に男性のための家事学校に通う物語。
家事タスク自体やそれを担う役割にあたる人への無知、軽視、押し付けにイラッとする場面が多々ありつつ、間を置かずその点に関して言及している点が小気味いい。
主人公はよくここまで無頓着に過ごしてこられたなと呆れる部分もあるが、これまでに見えていなかったフィルターされた思考や妻の思いに向き合い、家事にも素直に向き合う姿は好感が持てる。面倒な気持ちに蓋をして誤魔化さず、認めた上で発想を転換しているのが良いのかな。
Posted by ブクログ
これはよかった。
日曜早朝に一心に読み進めた。
やっぱり私は近藤史恵さんのお話が好きなんだなぁと思う。
それはともかく、家事に対する偏見。母の役割に対する刷り込みかつ思い込みが、確かに私にもあることを、何度も突きつけられて、やるせない思いになった。
お母さんごめんなさい。
ゴミを捨てるのは私の役目ではないと、確かに、そんなこと考えることもないくらいに、それが我が家のルールだった。
でも、読後感はとても良く、後味の悪い感じは皆無。
Posted by ブクログ
家事ができる人もできない人も、すべての人に読んでほしい。本当にそう思う。
男性だけに家事を教える学校、旦那にも行ってもらいたい笑
★印象に残った文章★
家事とは、やらなければ生活の質が下がったり、健康状態や社会に問題が出たりするのに、賃金が発生しない仕事、すべてのことを言います。多くが自分自身や、家族が快適で健康に生きるための手助けをすることで、しかし、賃金の発生する労働と比べて、軽視されやすい傾向があります。
〜本文から抜粋〜
Posted by ブクログ
43歳、新聞記事の仲上はある日、妻から離婚を言い渡される…
妻が不満を溜め込んでいることには気づいていた
しかし忙しさにかまけ、話を聞き流してしまっていた
娘のことも妻に任せていれば大丈夫だと思っていた
そしてある日妻は娘と出て行った…
そして一年が経ち、荒んだ生活を送っていた仲上は一念発起し、山の上にある学校に通い始める
そこは男性だけが通う「家事学校」だった
家事の基本や調理実習を学んだり、他の生徒たちとのコミュニケーションを通し、
仲上は目の前にある大切なこと、自分の気持ちの変化に気づき始める…
家事ってなんだ?と聞かれたら、私は何て答えただろう…
「しなくてはいけないからやるもの…」か…
この作品に登場する家事学校の校長の言葉に家事について改めて考えさせられる
家事とは、やらなければ生活の質が下がったり、健康状態や社会生活に少しずつ問題が出たりするのに、賃金が発生しない仕事、すべてのこと
どんなことも何をするにも、そこには必ずそれに携わる誰がいるということ
家事にしても、家をまわすことを他人事ではなく受け止めるということ
いつも思うことだけど、やはり想像力なんだと思う…
Posted by ブクログ
離婚後、荒んだ生活を送っていた主人公。妹に勧められて男性専門の家事学校に通う事に。訳ありのクラスメイトとの成長物語は新鮮で、新旧の考え方の相違が興味深い。地雷踏みまくりの姿に、あぁ、なぜそうなるって思ったけど、気づけて、変われて良かった。
実際に男性向けの家事学校ってあるの?ってググってみたら、数件有。単発講座から回数制のコースまで色々だなぁ。
Posted by ブクログ
家事とは。
自分のためにする家事、誰かのためにする家事。
人が気持ちよく生きていくために。
結婚して19年、している様々な名もなき家事のことを振り返りながら、おもしろく読めました。
Posted by ブクログ
離婚してすさんだ生活をしていた主人公が妹のすすめで山の上の家事学校に通うことに。そこで初めて家事の大変さや家事の意味を知りたくさんの後悔をし自分を見つめ直す話。家事を妻任せにしている男性にぜひぜひ読んでもらいたい1冊だと凄く思いました。
Posted by ブクログ
近藤史恵さんらしい、料理の話で、男性向け家事学校の話。そういう学校ありそうだけれど、男性は料理を趣味で楽しそうにやって、女性は仕事も育児もありながら楽しむ余裕なんてない、と普段不満に思ってしまうことがそのまま現れていたけれど、何とかしたい人が集まっているので、それが男性目線からも女性目線からも解消に向かっていて、いいきもちで読み終えることができた。
普段の家事も丁寧に楽しもうと少しだけ思えた。
Posted by ブクログ
色々な問題を抱えた男たちが、"山之上家事学校"に通い家事を学び成長していくお話。男たちが主役の成長物語はなんか新鮮。
抱えている問題は、主に家庭が上手くいってないこと。原因は"家事は女がやるもの"、"男は働いて食べさせてやっている"という考え。若い世代の生徒たちは、家事育児に積極的に参加しようとして家事学校に通ってたりするけど、年代が上の生徒たちはそうじゃない。読んでて、それは奥さん逃げちゃうよ…と呆れてしまう。この学校で家事とはどういうものなのかを気付ければ、人生変わるだろう。気付けない人はどうなってしまうのか?心がもっと荒んでしまうのだろうな。
この物語を読んでいる時に、総裁選で高市さんが自民党総裁に。首相になれるかは分からないけど、日本が変わるのでは、昔ながらの考えも改善されていくのではと期待してしまう。もちろん人任せにしないで、私自身を変わる努力をしないとね。
Posted by ブクログ
とてもよかった。
身近なひとを大切に思う事、寄り添う事、違う個人を認め敬うこと。それらがいかに難しいことなのか丁寧に書いてあって、じわっときた。
Posted by ブクログ
家事に関して、ケアと愛情を混同していないか。完璧にやるものだと思って目を背けてしまっていないか。自分の中の甘えを炙り出されるようだったし、読みやすい小説ながら、様々なマジョリティマイノリティ問題について考えさせられる内容だった。
Posted by ブクログ
「誰かとつながることはそもそもめんどくさいものなのかもしれない」
さらっと読めた。
家族には甘えが出てしまうこともあるし、人を尊重して生きていくことがおざなりになりやすい。
ただ、めんどくさくても相手に対して、尊重しながら向き合わないといけないと感じた。
Posted by ブクログ
初読み作家の近藤史恵さん
離婚した幸彦は妹の勧めで家事学校に通い始め、
男性の通う家事学校が舞台の物語
面白くて、一気読みしました
男性で家事が出来るって凄く素敵だなと思った
自分の苦手な家事をやってくれるっていいなと思う…
比率で言えば圧倒的に私が多いけど
頼めばやってくれるからまだいいかな
Posted by ブクログ
夫の立場からから妻がどういう思いで家族を支えてきたか、思い知る
少しい所だけ覚えたことて「家事が楽しくなってきた」のような発言は元妻からしたら そんな少しだけ家事をやった気になって そんなこと言うなと感じるだろう
Posted by ブクログ
丁寧に生きていく事は、とても大事なこと。見落としがちだが改めてそう思わせる作品だった。
男女関係なく生きるのに家事は切り離せない。
完璧でなくても家事を丁寧にすることで暮らしの質が上がるのは、分かる気がする。
Posted by ブクログ
仕事ばかりで家事育児を一切せず、妻に愛想を尽かされ離婚され、独りやもめ暮らしをする主人公。妹の勧めで家事を学ぶ学校に入り、今までの自分の至らなさと、妻が抱えていた苦しみと向き合う。
結構グサグサきました。
Posted by ブクログ
読みやすくて一気読みした。
家事について。
いつもモヤモヤしている気持ちがそこにあったという感じ。
年代によっても違うが、まだまだ家事は女性がやって当たり前だと思われている。
子育てにしてもそう。
家事とは、自分自身や家族が快適で健康に生きるための手助けをすること。
生活の質や健康状態に影響するとても大事な仕事。
やってもらって当たり前はない。
男とか女とか関係なく、全てのことは互いの協力で成り立っていることを忘れてはいけない。
家事だけではなく、自分を見つめ直すキッカケに気づいたり、大人になってからのしがらみのない人たちとの付き合いなど、こんな学校があったら私も行ってみたい。
Posted by ブクログ
文章や内容が読みやすく、あっという間に一冊読み終えた。
現代ならではの価値観もあれば、昔から刷り込まれた価値観もある。
男女平等というならば何もかもが平等でなくてはならないけれど、現実はどうだろうか…
どちらかに負担ばかりかかっている今の状態ではダメなんだけど、これは個人の問題で解決出来ることではなく社会全体が変わらないと良くならない。
じゃあ、その社会全体が変わるにはどうしたら…という大きな問題でもある。
本の中のお話ではなく、身近に感じる昨今の日本の内容でとても共感出来た。