近藤史恵のレビュー一覧

  • みかんとひよどり

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    ネタバレ

    近藤さんの作品で犬が出てくると、犬を飼いたくなるし、犬に触れてみたくなるから不思議。当方犬は飼っていないのですが。犬が好きなんだなと伝わってきます。

    さて今回の作品。
    主人公がことごとくレストラン働いたところ潰れた、のに、働くって料理するのが好きなんだなあと思った。三回もダメになったら流石に無理って私ならなる。

    近藤さんお得意のミステリーも出てきて、ハラハラしたし、第三者でしかいれないもどかしさも感じた。
    人によっては、何だこの終わり方ってなるかもだが、いいんだよ、現実ってこんなもん。それ相応にってね。

    最後に再会シーンがあってそれも良かった。
    犬可愛い。

    後、料理!
    食べたくなった。

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    2025年02月10日
  • さいごの毛布

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    近藤史恵さんの本、どれも好きだけど、犬が出てくる話は特に好き。近藤さん自身が犬を飼っているからか、犬の描写が、犬好きの心をわしづかみにする。主人公が犬たちとすごすことで、少しずつ成長する様が良かった。

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    2025年02月08日
  • ヴァン・ショーをあなたに

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    2024年最後に読み終わった一冊。直後にインフルエンザで発熱してしまい、感想が書けていなかった…。
    読後一カ月ほど経って特に心に残っているのは、後半の2篇。過去のフランスでの出来事がしっとりと描かれていて、古い映画を観ているかのよう。まさしく、寒い夜に温かいヴァン・ショーを飲みながら読んでみたくなる。
    本作は「ビストロ・パ・マル」シリーズの第2作。テレビドラマ→第3作→第1作→第2作と変則的に読みすすんできた。ギャルソンの高築くん視点で語られる物語は、どことなく軽妙で朗らかなのが好もしいが、少し趣の違う2篇の余韻がことに心地よく、この順で読んだのは偶然なのだが、結果的にとても良かった。

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    2025年02月04日
  • さいごの毛布

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    犬の本好きとしては、とても楽しく読めた本でした。

    心が痛むシーンもありますが、号泣するほどではありません。(帯には「号泣」と書いてありましたが、涙もろい私でも泣きはしなかったです。)

    犬を飼っている方なら誰でも考える「犬の老後」について、小説を通して向き合ってみるのはいかがですか?

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    2025年02月03日
  • エデン

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    ネタバレ

    前作から3年後、夢のツールドフランスに挑む白石と新しいチームのエース、対戦相手の若きエースを中心に話は進む。白石のアシストとしての美学というか信念は一貫しているのでとても好感が持てる。歴史に残るのは君の名じゃない-ああ、知ってる の掛け合いには痺れたり自転車に乗ることに対する想いが、前作ラストを通してさらに強くなったのがわかった。次回も期待。

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    2025年02月01日
  • ヴァン・ショーをあなたに

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    昔からだーいすきなグルメコージーミステリー。ビストロパマルが本当にあったらいいのに。

    三舟シェフのお料理はどれも美味しそうだけど、グリュイエルチーズをたっぷり入れたブイヤベースとロニョンドボーは特に食べたいな!
    毎回タイトルもおしゃれで大好きなシリーズ。

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    2025年01月22日
  • 昨日の海は

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    ネタバレ

    滅茶苦茶面白かった。
    近藤さんの作品の中で一番心が揺さぶられ、傑作だと思った。

    私は白黒ハッキリする考えが好きである。
    が、このミステリーに関しては、真実を知った時、どちらでもいいように思えた。本当に。
    どちらが殺して心中に見せた、でも、いいと思った理由付けが本当に美味いと思った。

    最終的には、真実をハッキリさせたのも良かった。

    すごく良かった。
    いやーやっぱり近藤さんの作品は最高です

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    2025年01月20日
  • おはようおかえり

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    第一章~第十章 最終章 エピローグ

    題名は大阪の言葉だった。髙田郁さんの本でお馴染みだったはずなのに朝の挨拶と帰宅を迎える挨拶が並ぶの??と思った自分にガックリ

    小梅とつぐみの姉妹、父と母、祖母の一家になぜか現れる亡くなった曾祖母
    小梅さんの、ある意味淡々とした対応が面白い
    いろいろ大変だったけどなんとかなって良かった。いいお姉ちゃんだったよ

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    2025年01月20日
  • シャルロットのアルバイト

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    続編。
    相変わらずシャルロットの可愛らしらは健在だか、今作は巻き込まれ役で少し影が薄かったかな。
    全体的には前作よりちょっぴりビターな話が多かった印象。

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    2025年01月18日
  • シャルロットのアルバイト

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    日常の謎と呼びには少しきな臭い話も多いけど、可愛さとほっこりさとミステリー要素がたっぷり詰まった最高の小説だった 女性の作家さんが書いてるからこそ、この本を通して伝えたいことがたくさんあるんだな、とも感じた 人間の命も動物の命も女性の日常を生きる権利も家族の大切さも全部伝わった、素敵な小説〜!!!

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    2025年01月02日
  • キッチンつれづれ

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    怖い話からほっこりまで、キッチンに纏わる話がたくさんある。矢崎存美の「黄色いワンピース」がお気に入り。

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    2024年12月25日
  • ヴァン・ショーをあなたに

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    料理長が謎解きするのに、全部のストーリーが他人から見た料理長という目線がすごくいい。最後の3話が高築くんの目線てはないのが新鮮

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    2024年12月15日
  • おはようおかえり

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    最初は曾祖母の存在は必要かなぁと感じたりもしたけれど、姉がやってみたいことを見つけるために、妹が本当はどんな気持ちでやりたいことをしていってるのかを読者がしるために大切な存在だった
    「おはようおかえり」はこの二人にはとても必要な言葉だったんだと読み終わってから改めて知れてよかった

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    2024年12月13日
  • さいごの毛布

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    老犬ホームの犬たちや人々との毎日の中で智美が変化、成長していく姿が良かった。生きづらさを抱える智美の心理状態の描写が良かったです。

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    2024年12月05日
  • シャルロットの憂鬱

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    あなたは、『犬』が好きでしょうか?

    ペットフード協会による”令和5年全国犬猫飼育実態調査”によると、この国では『猫』が906万9千匹、『犬』が684万4千匹飼育されているようです。『猫』が前年度より約23万匹増えた一方で、『犬』は約20万匹減ったという分析には驚きもしますが、それでも684万4千匹もの『犬』がどなたかの家に飼育されていることになります。

    私は『犬』を飼ったことはありませんので、そもそも『犬』を飼うという感覚がよく分かりません。しかし、『猫』に比べて、人に忠実で従順、そのような印象は持っています。とは言え、生物を飼うということは大きな責任が伴います。なかなかにその一線を超える

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    2024年11月20日
  • キアズマ

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    あなたは、『エース』になりたいと思ったことはないでしょうか?

    野球で言えば”エースピッチャー”、サッカーで言えば”エースストライカー”、そしてバレーボールで言えば”エースアタッカー”などなど。この世に数多あるスポーツには、そのチームで花形とも言える最高の選手の存在は欠かせません。そんな存在になりたいと今この瞬間も汗を流して練習に励んでいる方はたくさんいらっしゃると思います。

    しかし、そんな数多のスポーツも『エース』だけで成り立ったりはしません。他の選手の『アシスト』なしにチームは成り立たなという点はスポーツが変わっても同じだと思います。とは言え、『アシスト』をする選手たちはいつかは自分が『

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    2024年11月18日
  • キッチンつれづれ

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    どのお話も大好き!!
    食事って欠かせないものだからこそ人とのつながりが生まれていく。食べるもので変わっていくこともある。

    子供の頃に食べた味、辛かった時苦しかった時に食べた味って思い出すことあるよなあ。
    食事をおろそかにすることなく生きていきたい。

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    2024年11月09日
  • インフルエンス

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    40代の女性小説家に、同い年の女性から手紙が届く。内容は、その女性(友梨)と友人2人の30年にわたる関係を小説にしてほしいというもの。
    友梨の4歳から40代までの人生の話。
    同じ団地に住む幼馴染の里子と、中学で転校してきた憧れの存在の真帆。3人の関係が複雑に絡みあい、罪が密かに重なり合う。そして大人になった3人の運命と驚愕の真実。

    女子特有の独占欲や執着がリアルに描かれ、子供の頃の“友達が人生の全て”という感覚が呼び起こされた。三人はお互いのために罪を犯し、友情を封印する。もし悪意ある大人に出会っていなければ、彼女たちの関係は幸せだったかもしれない。この物語は、大人の無責任やその重さを強く感

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    2024年11月01日
  • シャルロットの憂鬱

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    ネタバレ

    シャルロットシリーズ 第1弾

    ・シャルロットの憂鬱
    ・シャルロットの友達
    ・シャルロットのボーイフレンド
    ・シャルロットと猫の集会
    ・シャルロットと猛犬
    ・シャルロットのお留守番

    妊活に励むもなかなか子宝に恵まれない浩輔・真澄夫妻のもとにやってきた、メスの元警察犬のシャルロット。

    聡明で甘えん坊で、愛すべきとなったシャルロットの気づきから、ちょっとした事件を解決していく。

    犬好きには堪らない作品。

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    2024年10月25日
  • インフルエンス

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    ネタバレ

    読んでてつらかったけど、最後の50ページくらいからは一気に読めた。
    中学校時代のマンモス校で荒れてる感じが懐かしくもありキツさもあり読むのがしんどかった。

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    2024年10月22日