あらすじ
シャルロットは7歳の雌のジャーマンシェパード。元警察犬で、今は私たち “新米飼い主”夫婦とのんびり暮らしている。お利口だけど甘えん坊、人にも犬にもフレンドリー。そんな彼女といると時に不思議な事件に巻き込まれ……。わがままな迷子犬、公園に現れるゾンビ犬、迷子札紛失事件に不穏な噂に包まれたドッグスクール、挙句の果てに夫まで不審な行動を取り始めて!? 犬好きのためのハートウォーミング・コージーミステリー。
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人を人として接することができる人になれるように育てるって、当たり前じゃないし難しいことだったりもするよね。それを言い訳にしてよいわけでもないけど。
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続編。
相変わらずシャルロットの可愛らしらは健在だか、今作は巻き込まれ役で少し影が薄かったかな。
全体的には前作よりちょっぴりビターな話が多かった印象。
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日常の謎と呼びには少しきな臭い話も多いけど、可愛さとほっこりさとミステリー要素がたっぷり詰まった最高の小説だった 女性の作家さんが書いてるからこそ、この本を通して伝えたいことがたくさんあるんだな、とも感じた 人間の命も動物の命も女性の日常を生きる権利も家族の大切さも全部伝わった、素敵な小説〜!!!
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引退した警察犬のシャルロット。今回もいろいろな事件に巻き込まれていますが、実はジャーマンシェパードが大好きな私。でも、もう犬を飼えませんしね。(以前は甲斐犬を飼ってました。虹の橋を16歳の時に渡ってしまいました)
なので、こうした作品で飼いたい気持ちを抑えています(笑)
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読んだらうちの犬への愛おしさも倍増!
元警察犬のシャルロットがたまらなくかわいい。表情や行動が自然な犬らしくて、飼い主の真澄と浩輔夫妻がシャルロットのことが大好きなのも心を温めてくれます。2人の食事を準備するシーンもいい。こんな日常を送りたいなぁ
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若い夫婦の大切なシャルロット(娘)が可愛くて!
猫派の私もシャルロットのお陰でワンちゃんも好きになっちゃいました
亡き母の実家にブッゴというジャーマン・シェパードがいたのですが戦争に取られたと云う悲しい話も
思い出しました。シャルロットが幸せで良かった
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シャルロットの憂鬱続編。
元警察犬のシャルロットと暮らす夫婦生活に起こるちょっとした事件をオムニバス形式で描く。
迷子犬を保護したり、子犬を預かったり、シャルロットと旅行に出かけたり。
すっかり家族の一員になったシャルロット。犬と暮らす生活の責任の重さを感じながらも羨ましくなる。
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近年の社会問題を凝縮したような話の数々。
表面を見ているだけではわからないことってたくさんある。
シャルロットは相変わらずとてもよいこ。
真澄さんはとてもよく気がつく人で、浩輔さんは懐が大きいひとだけど鈍感なところがある。
ふたりと1匹はとてもいいバランスだなぁ、と思う。
犬とのくらしは素晴らしい。
それはお互いにとって幸せなものでなくてはいけない。
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再読。シリーズ2作目。犬と過ごす日々を通じて、いろんな出来事に遭遇したり、いろんな人に出会ったり、嬉しかったり、悲しかったりの物語。「天使で悪魔とシャルロット」が痛い話だけれど良かった。
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シャルロットはもちろんのこと、登場する全ての犬が愛らしい。
抱きしめてモフモフしたいぐらい可愛いさが伝わってくる。
そんな彼女達に癒される一方、人間達が引き起こす事件には歯噛みしてしまう。
特に最後の話がイラッとした。
本人には悪気がないからこそ却って許せないと感じる。
人間の弱さや狡さ、家族間の問題を描いたストーリーは嫌いじゃない。
ただ、それに犬達が利用されるのは嫌だなあと。
とは言いつつも、シャルロットは可愛いし続編が出るなら読みたいという矛盾。
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近藤史恵のシャルロットのアルバイトを読みました。
シャルロットという名前の大型犬を飼っている夫婦が主人公の日常の謎ミステリー短編集でした。
各短編ではご近所さんとの付き合いや会社の同僚からの依頼などで事件が発生します。
愛犬に対する愛情があふれている物語でした。
konnokは猫は飼っていますが犬は飼わないと思うので、ふーんそういうものなのか、と面白く読みました。
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今回のシャルロットシリーズは、こうすけが子犬を預かる事になってしまい、様々な事件が起きる。テレビが壊されたり。それでも子犬は可愛い。天使と悪魔とはよく言ったものだ。
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前に読んだシリーズの続編。
子猫でも破壊力はすごいことを知っているので、子犬の破壊力はけた違いだろうなぁ…と思いました。テレビをなぎ倒す… あまり考えたくはない…。
実際に面倒をみる人の意見を聞かず、生き物を飼うのは本当に良くない。しかし実際、母の友人2人は特にほしいとも言ってないのに、息子に犬をプレゼントされていた。そして世話が面倒だと愚痴っていた。
男性は自分が犬が欲しいと家族もそうだろうと思う人が多いのかもしれないな、なんて思いました。
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「シャルロットの憂鬱」の続編です。
5つの短編と最後にミニお話がついてます。
途中までとてもよい気分で読んでたんですが、5つ目のお話でテンションが一気に落ちました。
確かにペット飼うあるあるな話ですが、救いがない(この先あるのかもですがお話の中で描かれないので分からない)というか。最後がよりによってこの話なの?って感じがしました。短編集なのに一番読後感のよろしくない話を最後に持ってきたのはなぜだろう。裏表紙にも「ハートウォーミング」って書いてあるのに。。
でも概ね読んでて面白かったです。今回も犬飼ってる気分になれました。
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シャルロットの憂鬱の続編。やっぱり大型犬いいなぁ。でも大人になって、家族を持つようになって犬を飼うこと、命に責任を持つことがどれだけ大変かわかるとお迎えするの躊躇しちゃうな。それでもこういうお話読むと家族にいてくれたらなぁって強く思うな。シャルロットくらい賢い子ならいいのだけど。
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シャルロットがシュークリームを舐めて、目をまんまるにするところは、子供がびっくりして目をまんまるにするのを思い起こさせる。犬もそんな顔をするんだね。
シャルロットの好奇心旺盛だけれども、優しい感じは、とても感じが良い。
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元警察犬のジャーマンシェパード、シャルロット。
日常の事件解決は彼女におまかせ……?!
本作は6篇の連作。
王子様のようなトイプードルやラブラドゥードル(ラブラドールとスタンダードプードルのミックス)の仔犬に翻弄されるシャルロットの姿がかわいい。
私は犬を飼ったことがないので詳しくないが、大型犬は寿命が小型犬よりも短いことに驚いた。
大型と小型は逆かと思っていた。
シャルロットはもう7歳。
シニアの域で、残された時間が長いとはいえない。
このことが本作の中でも何度か話される。
(だから犬なんて飼いたくないんだ、可愛い盛りにいなくなってしまうのが嫌だから)
表題作の「シャルロットのアルバイト」は、嫌な内容の原因はこの人たち、と思っていたが、予想は裏切られた。
「天使で悪魔とシャルロット」は、かわいい仔犬の話、と思いきや、家族の歪さが示される。
「家族」は、シャルロットの飼い主二人の胸の痛みと、「家族とは」「愛情とは」と言うことを考えさせられる。
自分達にあった姿であろうとするこの家族の姿はとても素敵だ。
少しの苦味と、柔らかい温もり。
バランスの取れたミステリーだ。