感情タグBEST3
Posted by ブクログ
人気アイドルの沙霧が自殺。同じ事務所で仲良くしていた蓮美はショックを受ける。が、さらなるショックは、沙霧のブログに自殺の原因は蓮美にいじめられたいたせいと書かれていたこと。事務所にも世間にも無実を信じてもらえず、全てを失った蓮美は無実を証明しようとする。…という設定からどう着地するのかと思ったが、さすが近藤史恵。すごい、すごいよ!
Posted by ブクログ
内容はヘビーな問題ばかりで気が滅入るけど そこはさすが近藤史恵。すんなりとスッと入って さらっと読めるストーリー展開で一気読み。
それにしても斎木って そういう人だったのねー。
ってことは コンビニで会ったのは偶然じゃなかったってこと?最後のどんでん返しは ハッピーエンドというには 重すぎるケド。
蓮美 沙霧 チホ 3人三様だけど 脇役のチホが1番イキイキ描かれていたような。
それにしてもネットってこわいねー。
Posted by ブクログ
事務所の三人が胸糞悪い…
真相を知る前も印象悪かったけど…
特に星野さんはマネージャーとして近くで支える立場だったのもそうだし、同じ女性なのに加担してたのか…という気持ち。星野さん視点での描写がないから何か事情があったかもしれないけど、作中の台詞を読む限り擁護はできない…
佐原は言ってることがもはや理解できない。
大人として最低なことをしておきながら、「自分にも守りたいものがある」、と、は……?
世の中にはもみ消された不都合な真実なんてたくさんあるんだろうな…とぼんやり考えた。
憶測や不確かな情報に踊らされ心無い言葉を投げつける。現実でもよく見かける問題だけど、改めて自戒。
沙霧は蓮美にいじめられたことを偽装したわけだけど、それによって蓮美が被る被害よりも蓮美の商品価値を落として自分と同じような絶望を抱かせないことの方が沙霧にとっては重要だった、それほど終わりの見えない地獄に絶望していたんだろうなぁ…
謎のQ太郎に導かれ少しずつ真実に近づいていくのは読んでいてわくわくした。写真に隠された数字とか…!
ラストは蓮美…いや、昭子が自分の未来に一歩踏み出そうとしていたのが清々しくて良かった。
舞台が芸能界と自分からはかけ離れた世界だったけど人と接している時の心の機微とか(特に対チホ)わかるなぁと共感できるポイントもありとても読みやすい一冊でした。
Posted by ブクログ
たぶん、感情は幾層にも重なって、グラデーションを作っているのだ。光の当たり方によって、本人にすら見え方が違う。
---
ほぉ。これまた面白かった。
この人の本、冒頭は地味?でハズレかな…と思って読み進めると後半からラストの勢いがすごい。
れみちゃんが全く違う道を歩もうとするラストが清々しかった。
Posted by ブクログ
感情表現や風景の表現がわかりやすく、とても読みやすかったです。
内容については、結末がハッピーエンドで良かったなと思う反面、色々駆け足で終わってしまい、もうすこしエピローグを読みたかったです。
タイトル回収(とくに、姫部分)がとてもあざやかでした。
自分では何もしていないつもりでも、誰かにとっての棘になるというのは身につまされるものがあります。
読後もすっきりとしており、また、ゴシップ記事をすぐに信じてしまう人にも読んで欲しい1冊でした。
Posted by ブクログ
人気アイドル・沙霧の突然の自殺。無実にも関わらず彼女と親友だった蓮美(れみ)の虐めを苦にしての事だと告発。マスコミに怯え、変わり果てながらも必死に沙霧の死について調べる蓮美。重いけど面白かったです。芸能人の自殺と動機。今だからこそ刺さる内容でもありました。
Posted by ブクログ
舞台は芸能界。
自殺した親友の死の真相を探る。
相変わらず、鬱屈した状態から終盤にかけてのカタルシスが凄まじい。
先が気になって一気に読んでしまうほど面白く、驚きの真相が待ち構えている。
親友からのいじめの告発により地に落ちたアイドル。
それに“岩窟姫”と名付ける感性も好きだなと。
Posted by ブクログ
芸能界でのスキャンダルを題材としたミステリー。
最初から芸能界の光と影という興味をそそる大罪で興味を惹かせながらも真相への興味を募らせる展開。最後のオチは少しだけ予想していたがそれでも嬉しい。ボディガードを動員したからにはそれなりに身の危険を感じる場面を期待していたが結局それはなく肩透かし。
沙霧は自殺以外に復習する術なら沢山ありそうなのに何故そうしたのか、汚れた自分が許せないなら早い段階で暴露もできたのでは、と思うが案外当事者とは周りが見えなくなるものだから理にかなっているかもしれない。
楽しく一気に読めました。
Posted by ブクログ
シビアな感想が多いけど、私は物語に引き込まれて一日で一気読み。
人気アイドルが謎の自殺。
自殺の原因が、同じ事務所のアイドル蓮美のいじめだと彼女のブログに残されていた。
身に覚えのない蓮美は無実を証明する為真相を探りはじめる。
そこにあった真相とは!
最後はもう少し復讐めいたことをしても良いんじゃない?という意地悪な感想もあるが、ちゃんと着地点があってよかった。
Posted by ブクログ
意味不明な事件に巻き込まれ、芸能界を干され、引きこもりとなった蓮美。主人公と一緒に「いったいなにがあったんだろう」と読み進めたくなる本。ちょっとしたきっかけで人は誰しも引きこもりになってしまうんだなあ、と、主題とは異なるところにも恐怖を覚えた。
Posted by ブクログ
芸能界 アイドルといわれる娘たちの光と影、と言うにはあまりにも辛い蓮美の心。ほんの数人の協力を得て少しずつ前に進む。最後は少し悲しくて少し嬉しい。
明日も微笑んでいてね蓮美ちゃん
Posted by ブクログ
読みやすく面白いので一気に読んでしまった。
怖い世界はたくさんあるけど、芸能界とネットの世界って怖いなぁ。
簡単に人の心を殺せてしまう。
ラストは納得いく終わり方でよかった。
Posted by ブクログ
自殺したトップアイドルの親友に陥れられ、身に覚えのない罪で自らも芸能活動の制限を余儀なくされた蓮美。話のスケールの割に悪役が小物というか、読みやすいが思っていたより軽めのストーリーだった。未成年で世間知らずの小娘の口封じに放火は割に合わないのでは?犯人側のブレが気になってイマイチ入り込めなかった。もう1人の友達・チホちゃんが清々しい性格で良かった。
Posted by ブクログ
芸能界の闇、自殺、SNSやマスコミのあり方等、今の時代らしい物語。
主人公蓮美は全く身に覚えの無い濡れ衣で世間から責められ、芸能界から姿を消す、、なんて気の毒な。
かわいそうすぎて、なんとか彼女の無実が証明されるよう応援しながら読んだ。中盤からまさかの事実が判明するが、、ちよっと簡単すぎないか?
あまりにも簡単に解き明かされるし、そもそも謎の暗号もイマイチで、、それ?と少しがっかり。
中盤までの謎の部分がとても面白かったので、後半が残念に感じた。
ちょっと疑問だが、蓮美を可愛がっていた病気の元社長もそれらの悪行に無関係ではないんだよね?あるいは全く知らなかった?か、知ってたが止められなかったか?私だけが理解してないの?、、
Posted by ブクログ
芸能界でアイドルが飛び降り自殺をした。同じプロダクションのアイドルのせいにして。芸能界の秘密。昔から囁かれている女性アイドルや女優の売春にメスを入れた作品。今や日本より韓国でその噂が多い。昔と違い日本のアイドル達も恋愛や結婚するのが早くなってきている。昔は恋愛禁止が多かったのだ。
Posted by ブクログ
最初から引き込まれたけど、所々で引っ掛かる点も少々。真相に辿り着いて蓮美を巻き込んだ目的が分かっても、違う方法があったのでは?と、つい思ってしまう。。まぁ、常に蓮美の目線と主観だから、客観的にそう捉えてしまったのかも。
Posted by ブクログ
蓮美は19歳のアイドル。主にグラビアやCMで活躍していた。
同じ事務所に所属するアイドルのうち、ダントツに売れていたのは沙霧だったのが、蓮美は二番手の位置を占めていた。沙霧とも親友と呼べるくらい仲が良かった。
ところがある日、沙霧がマンションから飛び降り自殺した。それだけでもショックだったのに、数日後沙霧が書いたと思われるブログがネット上に出回る。そこに書かれていたのは…蓮美のいじめに耐えかねて沙霧は自殺した!
事務所は否定してブログも削除されたにも関わらず噂は消えない。
根も歯もない、身に覚えもない噂のために蓮美は仕事も無くなり、周囲の人達にも信じてもらえず、心身にダメージを受け引きこもり状態になる。
一体誰がなんのために?! 真実を探りだすために蓮美は立ち上がった。
ーーーーーーーーーーーーーーーー
近藤史恵さんはビストロ・パ・マルのシリーズが印象的だが、これは東海テレビの昼ドラみたいな俗っぽい面白さがあった。いわゆる芸能界の闇…みたいな事が書かれているが、主人公がちょっと天然で鈍いので、そこに気づかない。私でもわかっちゃったのにね。
悪意がチクチクする話だけど、最後は一応いい結末を迎える。詰まる所、人間は基本自分勝手なんだな
Posted by ブクログ
業界あるあるのアイドル枕営業をテーマにしたサスペンスものでなかなかテンポも良く分かりやすく読みやすかった。
同じ事務所であっても椅子取りゲームな勝ち残り戦の厳しさもよく書かれていた。
最後の7桁番号だけが安易過ぎてもう一捻りお願いしたかったなぁ
Posted by ブクログ
芸能界の闇を描く小説というと、この小説の他に綿矢りさの夢を与えるを思い出す。
あちらは芸能人(主人公)のリアルな心情・まさに堕ちていく様子が細やかに描かれているが、この小説はミステリーとして描かれている。
最後はあっと思わせる事実が明らかになるのに、正直そこからあっけなく終わってしまった印象を抱いた。
蓮美には意思の強さを感じた。
ただネガティヴなので、大部分は鬱屈とした感じ(´∀`; )
チホや斎木、早瀬達が協力してくれた事が幸い。
蓮美は助けられてるな、と思う。
こういう芸能界の闇的な話は取材とかするんだろうか…。
読み終わった後で表紙の絵を見ると、なんだかゾッとする。