近藤史恵のレビュー一覧

  • ヴァン・ショーをあなたに

    Posted by ブクログ

    途中から語り手の視点が店側から
    お客様視点に変わったが
    その変化も違和感なかった。

    個人的には毎話ラストに物足りなさを
    少し感じるが
    毎話出てくる料理をとても食べたくなるのは
    変わらない。
    特にここにでてくる「ヴァン・ショー」を
    どこか実在の店舗で再現してくれたら
    どんなに遠くても訪問する!

    0
    2026年04月20日
  • それでも旅に出るカフェ

    購入済み

    旅に出たくなる

    コロナ禍のお話。
    あの時の大変だったことを色々思い出した。
    不安だった毎日とか。
    ほんの少し前のことなのに、忘れかけている。
    いや、忘れようとしているのか。

    外食ができるようになったり、旅行に行けるようになった時は、嬉しかったな。

    行きつけだったお店は、それでなくてもホッとする場所で…

    物語のなかに出てくる、特にスイーツはどれも食べたくなる。
    こんなコンセプトのお店が、家の近くにあったら本当にいいのに。

    旅は自分を縛り付けているものから、一度リセットさせてくれる。
    しょっちゅうは行けないから、食べ物や音楽、五感で旅できる感じは大切にしたい。

    今夜は何を食べようかな。
    その土地のことを

    #共感する #切ない

    0
    2026年04月19日
  • インフルエンス

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    子どもたちの世界は、狭い。

    あんなに仲良くしていたのに、クラス替えで違うクラスになった途端に、距離ができたりする。物理的に自分で移動できる範囲が狭いという問題もあるけれども、意識できる社会が大人が思っている以上に狭い。

    自分が子どもだった時と比べて、スマホを持つのも早くなったし、物理的に離れても連絡をとって遊べばいいのに、と思ったりするけれども、それはあくまで大人の理屈で、彼ら・彼女らにしてみれば、すぐ近くにいる人だけが、自分の社会なんだろう。
    この小説の主人公たちは、1980年代に子ども時代を過ごしていて、なおさらだ。

    その狭い世界のなかで、大人は圧倒的に正しい存在になる。
    大人だって

    0
    2026年04月19日
  • たまごの旅人

    Posted by ブクログ

    海外に行きたくなる小説でした。
    旅のワクワク感を思い出させてくれます。

    新人添乗員の主人公は旅行が好きで添乗員になったのですが、色々な国を訪れてその国に魅了される一方、次第に仕事に自信をなくしていきます。更にはコロナ禍で仕事ができなくなるという不幸も重なり──という、新人添乗員の奮闘物語でした。

    添乗員さんって派遣社員なんだ…というのがまず驚きでした。
    また、ツアー客と同様に初めて来た観光地なのに、いかにも何度も来てよく知ってますよーという顔で案内しなければいけないのは大変そう。あと、面倒なお客さんの対応が本当に辛そうで…(嫌なオジサンが何人か出てくるのですが、あーよくいるいる!と思うタイ

    0
    2026年04月19日
  • オーロラが見られなくても

    Posted by ブクログ

    悩みを抱えた人々。
    異国の地への旅はそんな悩みを軽くしてくれたり、解決策を示してくれたり。
    どんな場所なんだろう?どんな食べ物なんだろう?とスマホ片手に検索しては行ってみたくなる風景が広がっていた。

    1人でもいい、誰かと一緒でもいい。
    心のリセットに旅に出るのもいいなあ。

    0
    2026年04月18日
  • それでも旅に出るカフェ

    Posted by ブクログ

    文庫化を待ってようやく読んだ続編。
    コロナ禍真っ只中の世界。
    今となっては少し懐かしくも思えてしまう。
    行動制限があったり周りの目が気になったり。
    そんな中でもカフェ・ルーズでは食で旅に出ることができる。

    パンデミックの中でのカフェの運営、女性としての立場など、生きにくい世の中だなと感じた。

    もう一度、前作「ときどき旅に出るカフェ」を読んでから続けて読みたいなと思った。

    0
    2026年04月18日
  • ときどき旅に出るカフェ

    Posted by ブクログ

    良い作品ですね

    氷野照明に勤める奈良瑛子が近所で見つけたのは、カフェ・ルーズという小さな喫茶店。
    そこを一人で切り盛りしているのは、かつての同僚・葛井円だった。
    海外の珍しいメニューを提供する素敵な空間をすっかり気に入った瑛子は足しげく通うように。
    会社で起こる小さな事件、日々の生活の中でもやもやすること、そして店主の円の秘密――
    世界の食べ物たちが解決のカギとなっていく。
    読めば心も満たされる“おいしい"連作短編集。

    0
    2026年04月17日
  • 風待荘へようこそ

    Posted by ブクログ

    ネタバレ


    専業主婦で家族を支えてきた眞夏への夫から急な離婚宣告。
    お前といると息がつまる。
    好きな人がいる。

    えーーー!

    まず、お前っていうな!
    とも思うし、元夫へは言いたいことがたくさんあるが、それはいったんは横へ置いといて。

    女性の生き方は難しい。
    私も、眞夏の元夫の再婚相手と同じで高齢出産し、それによって自分が考えていなかった方へ時間が流れていった。

    仕事もできなくなったし、
    考え方も変わってきた。
    やっぱり家庭優先へシフトし、家族の幸せが私の幸せに変わっていった。
    それが悪いことだとは思っていないし、誰がなんと言おうと人から軽蔑されることだとも思っていない。

    今後、子供の成長とともに

    0
    2026年04月16日
  • スティグマータ(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    それは不名誉な烙印なのか、犠牲を経て得た聖痕なのか。
    亀毛兎角なんだけど、続きが読みたい!

    (強引さは感じるが)最期の数十ページになっても終わりが想像できずに、どうなるの?読み終わってら読み終わったでどうなったの??
    続きが読みたいです。

    「二位なんて、敗者のなかで一番だってだけだ。」
    サクリファイスが本屋大賞で一位になってたら、もっと続編とか書いてくれてたのかな…なんて思ってしまった。

    0
    2026年04月15日
  • キアズマ

    Posted by ブクログ

    毛色が少しかわって、大学の自転車部のお話。
    異なる動機を持つ部員たちの運命が「交叉」し、純粋な情熱が時に危うい方向へと加速する。
    爽快な青春小説の顔をしながら、才能という残酷な現実を突きつける展開は、作者ならではの切れ味だと思う。

    キアズマから始めてサクリファイスに入ってもいいかも。

    0
    2026年04月15日
  • サヴァイヴ

    Posted by ブクログ

    サクリファイス、エデンの登場人物たちの「前日譚」や「その後」を描いた短編集。
    本編では語り尽くせなかった個々の背景が掘り下げられ、物語の解像度が格段に上がっていく。
    過酷な勝負の世界を「生き残る」者たちの覚悟が光る一冊。

    0
    2026年04月15日
  • エデン

    Posted by ブクログ

    「犠牲」を背負い走った道は「エデン」へと続くのか。

    舞台はツール・ド・フランスへ。
    欧州の過酷な環境で再び自らの走る意味を考える。疾走感あふれるレース描写と、緻密に絡み合う人間ドラマがスリリングな作品。

    0
    2026年04月15日
  • オーロラが見られなくても

    Posted by ブクログ

    傷心、落胆、いろいろ抱えて旅で癒される人たち。現地のおいしいものが物語にアクセントを与えている。ひとり旅はいつも出張で、食事も出張メシって感じで観光気分は味わえないけど、仕事の合間にぽっかり時間が空いて、見知らぬ土地で風に吹かれてぼーっとするのはいいもんだと共感した。

    0
    2026年04月15日
  • キッチンつれづれ

    Posted by ブクログ

    ほのぼの系が多くて気軽に読める。
    近藤史恵さんと福澤徹三さんだけ、
    ちょっとクライム系で怖かったけど。
    アミの会、順調にクリア中。

    0
    2026年04月13日
  • ホテル・カイザリン 電子再編集版

    Posted by ブクログ

    ビターな後味の話から、薄気味悪さ、温かさのある話まで、小話が詰められた短編集。どれも一味違う味わいがよかった。


    以下、メモ
    降霊会…高校の文化祭、『降霊会』という出し物。見せかけだけの正義
    金色の風…バレエの道を諦めて単身留学したフランスで出会った金髪の女性と黄金色の犬。『たぶん芸術というもの自体が、犠牲を必要としているのよ…だから、あなたもバレエという芸術の一部なのよ』
    迷宮の松露
    甘い生活
    未事故物件
    ホテル・カイザリン…月に一度、1人でホテルに宿泊する女性。名文学のタイトルの部屋のあるホテル。マクベス夫人
    孤独の谷
    老いた犬のように

    0
    2026年04月18日
  • みかんとひよどり

    Posted by ブクログ

    閑古鳥が鳴くフレンチレストランのシェフ・亮と、不愛想な猟師・大高の物語。話そのものは面白かったが、「生き物を獲って食べるというということはどういうことなのか」という物語のテーマについてはあまりピンと来なかった。それほど普段気にかけていない内容なのかもしれない(こんなことを言ったら作中の某人物に目を付けられそうだが)。亮が作るジビエ料理がどれもおいしそうで食べたくなった。みかんの風味がするひよどりってどんな感じなんだろう。

    0
    2026年04月12日
  • オーロラが見られなくても

    Posted by ブクログ

    買ってからずっと積読してました…。

    一つ一つ丁寧に大事に読み進めることができ、嬉しいです。特にタイトルにもなっている「オーロラが見られなくても」は、目の前のキラキラしたものではなくて、その奥に潜む自分にとって大切なものがあるということを教えてくれました^_^

    ただ正直、好きな作家さんの本ということもあり、期待値が高すぎた感じは否めません…。

    気軽な読書のお供にぜひ!

    0
    2026年04月12日
  • サクリファイス

    Posted by ブクログ

    なじみのない自転車ロードレースの世界に一気に引き込まれる。
    競技のもつ特殊性と選手の人間性がリンクしてくるあたりが面白い。
    競技に取り憑かれた人間の狂気が物語にヒリヒリとした緊張感を与えており、ページを捲る手が止まらない。
    短いので余計な描写がなく一気に読めてしまう。

    0
    2026年04月12日
  • ときどき旅に出るカフェ

    Posted by ブクログ

    第二弾から読んだので円の「カフェ・ルーズ」を開店
    エピソード。円の過去など苦難も乗り越える姿にも胸熱
    そして円の旅先での出会いを再現したカフェメニューに
    心地よい雰囲気を想像してコーヒーを一杯。

    0
    2026年04月12日
  • 風待荘へようこそ

    Posted by ブクログ

    私と同年代(少しお若くていらっしゃるが)の同じような生活(少し裕福でらっしゃる)していた人の人生再生。少しずつ前向きに、誰かのためではなく自分のために生きていく姿は読んでいて心地よかった。が。あんなクソ旦那がなんだか幸せになっているのは納得いかない。そんな物語ではないと分かっていても、痛い目にあえばいいのにと思ってしまった。

    0
    2026年04月09日