近藤史恵のレビュー一覧

  • ときどき旅に出るカフェ

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    とっても面白かったです!
    カフェで色んな国の食べ物が出てくるお話ということで、癒し系のお話なのかなと思って読み始めましたが、ミステリー要素や少しハラハラするような展開もあり驚きました。
    ラストもとても良かった!私も行きつけのカフェが欲しくなりました。

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    2026年09月25日
  • それでも旅に出るカフェ

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    新型コロナウイルス感染症流行以後のカフェ・ルーズ。
    訪れる人が抱え込んでいるものが、前作よりも複雑さが増したような気がするのは、パンデミックと共に物語が進んでいくからだろうか。
    それに負けないカフェ店主の凛とした存在感。
    もうひとつ先へと続きそうな読後感だった。

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    2026年09月25日
  • 歌舞伎座の怪紳士

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    単に私の読んだ順ですが、自転車競技、シェフときて今度は歌舞伎、近藤さんは色んな世界に導いてくれるので楽しいし次も楽しみ。

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    2026年09月23日
  • エデン

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    チカが所属するチームは、ツール・ド・フランスを最後に解散する。
    監督はスポンサーを、選手は次の移籍先を見据えながら最後の大舞台に挑む。

    1日の走行距離、3週間にわたる過酷な日程、体調管理、監督やチームメイトとの関係。
    精神的にも肉体的にも揺さぶられる世界一過酷なスポーツと呼ばれるツール・ド・フランス

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    2026年09月23日
  • 寒椿ゆれる~猿若町捕物帳~

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    雑誌「ジャーロ」に舞台を移して短編が中心となってからは 2冊目になる猿若町捕物帳シリーズ第4巻。同心 玉島千蔭に再び縁談が巻い込んで、今度こそはと思う一方で、露骨に焼き餅をやく梅ヶ枝も可哀想になる、そんなサイドストーリーはさておき、ますます冴え渡るのはその謎解きの方。謎が謎を呼ぶ猪鍋の秘密を、何と小者 八十吉の女房おしげが解き明かす『猪鍋』、「にわか大根」で登場した絵師 歌川国克が似顔絵書きだけでなく再び鋭い推理を見せる『清姫』、「片陰」で登場した与四郎までが活躍して、驚きの(しかし、ちょっと残念な)大団円を迎える『寒椿』まで、いずれ劣らぬ佳作揃い。

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    2026年09月21日
  • それでも旅に出るカフェ

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    店主の円が世界各国で出会ったスイーツやドリンクを再現するカフェルーズ、第二弾。今回は新型コロナ禍で世の中が一変した当時の様子が赤裸々に描かれていた。すっかり落ち着いて平常の今改めてあの頃の緊迫した何とも言えない毎日を思い出した。

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    2026年09月19日
  • ときどき旅に出るカフェ

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    この本を読むと誰もが、こんなカフェが身近にあったら良いなと思うはず。
    世界の美味しいものを食べななら、その土地の景色や文化に想いを馳せる。とても贅沢な時間だなと思う。
    ちょっとした謎解き要素と、読み手や登場人物に寄り添うあたたかさ。
    さらっと読めて、旅気分も味わえて、まさにカフェのゆったりタイムにお供したい一冊。

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    2026年09月18日
  • オーロラが見られなくても

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    旅と付随するごはんのはなし こういうあまり計画を詰め込みすぎない旅をしたい
    なぜかいつもこの方の本を読むと働いていてよかったと思ってしまう

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    2026年09月15日
  • 間の悪いスフレ

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    ネタバレ

    近藤史恵『パ・マル』シリーズ4冊目。今回、ミステリー要素はあっさりめで、凝っているというよりはストレートな話が多かった。そのぶん1冊目や2冊目に比べたら少し物足りないかな、という気もしなくはないが、十分面白い。
    好きなのは『未来のプラトー・ド・フロマージュ』、『幻想のフリカッセ』。
    『未来のプラトー・ド・フロマージュ』は料理人を目指す少年の物語。東京を離れることにより、フレンチを簡単に食べられなくなると嘆いていた彼が三舟シェフの言葉で北海道でも学ぶものがある、と希望を抱く。本当に微笑ましい話で、少年の将来にも希望がある。
    『幻想のフリカッセ』は悩める母親の物語。明かされた母の思いは真摯で、本当に息子たちのことを愛しているのだなと思った。似たことに悩む子育て中の母親は多いかもしれない。
    『パ・マル』に登場する料理たちがどれもおいしそうで、とうとうビストロに足を運ぶことになった。ランチだったけど、初めてのフレンチはとても美味しかった。この出会いも、『パ・マル』シリーズがなかったら無いものだった。

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    2026年09月15日
  • たまごの旅人

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    タイトルだけを見て、勝手に世界の卵料理を食べ歩くお話かと思い込んで読み始めましたが、お仕事小説でした。あれれ~と思いながらも(もちろん、あらすじを確認しなかった私が悪いです。)、読んでいくうちに旅行っていいなと感じてきました。
    初めて訪れる国であれば、やはりメジャーな観光地を目的に行くことが多いので、ツアーもありですね!
    添乗員のお仕事についてですが、私がツアー参加者だったらベテラン添乗員さんがいいかも、と思ってしまいます。ベテランだって最初は初心者だったはずなのに。これからはツアーに限らず何かサービスを受けるときに、あきらかに初心者であっても少し気持ちに余裕を持って温かい目で見守りたいなという気持ちになりました。

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    2026年09月14日
  • オーロラが見られなくても

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    ネタバレ

    身体は遠くへ行っていて、心はふわふわと戻っていったりする。

    一人旅中の頭の中、

    それぞれに物語があるよなーと。

    本書では、アムステルダム、リトアニアやラトビア、ジブラルタル、アイスランド、ハルビン…

    今ここ、に集中すること、が大事といわれるけれど、

    今ここにいる自分の頭の中にはどんな言葉が、どんなイメージが流れていて、

    心にはどんな感情が渦巻いているのか、

    それはそれで今ここの事実だと思った。

    どこか普段と違うところ、

    遠くに行くととくに、

    最近の自分は何にどんな悩みや不安に引っかかっているのか、

    もっと明瞭に浮かび上がってくることがあるのかもしれない。

    目の前にある美しい異国の景色や、

    旅先一人で乗り越えなければいけない困難、

    それらもしっかり経験していながらも、

    ふと周囲の時間の流れから少し距離が確保された自分の時空を感じられる状況に置かれる一人旅の中で、

    今ここの何かを経験しながらも同時に何かを思い出している、

    見ているものは半分想起だったりする、

    その旅先の感覚は読書中の感覚とも似ている気がしてくる。

    本書を読みながらも、

    私の頭と心はふわふわと、

    昔行ったリトアニアでの記憶や、思い描いてきたアムステルダムのイメージや、

    中国北部の極寒の地で雪道を歩きながら食べたアイスキャンディー、

    過去の記憶に半分浸っている、半分以上かも。

    それをするために本を読んでいるわけではないのだけれど、

    自分の無意識を探索しているような、

    それは自分だけではできないから、

    やっぱどこか普段の環境設定とは異なる場所に行ってみたり、

    本を通して誰かの思考や思い出を覗いてみたり、

    そうするなかで忘れていた自分や気づいていない自分の一部が起こされるような発見を、

    どこか求めているのかもしれない。

    もちろんオーロラも見れたほうがうれしいけどね。

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    2026年09月13日
  • 巴之丞鹿の子~猿若町捕物帳~

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    猿若捕物帳シリーズ第一作。人気女形役者 巴之丞と瓜二つの吉原太夫 梅ヶ枝、その梅ヶ枝に誘われても一向になびかない堅物同心の千蔭、旗本家を飛び出して立作者を目指す利吉、ドM 侍の小吉とその M性を目覚めさせてしまった町娘お袖と、登場人物が誰も彼も一癖も二癖もあり、個性的かつ魅力的(解説の西條奈加は「小さな闇を抱え」た「よくわからない人種」だが「決して向こう側の人間ではない」と形容する)で、時代小説というジャンルながら、近藤史恵らしさに充ち溢れた佳作。謎解きとしてのプロットも古典・正統派でありながら秀逸。

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    2026年09月06日
  • 昨日の海は

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    ずっと四国で暮らしていて、突然叔母と姪がやってくる。心中をはかった祖父と祖母のことをはっきりさせたい叔母、そこで祖父がカメラマンと知り、写真に興味を持つ光介。徐々に事実が明らかになる中、それぞれの優しさではっきりさせすぎないラスト。近藤さんもこんな作品を書くんだなという意外性もありつつ面白かった。

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    2026年09月05日
  • ときどき旅に出るカフェ

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    近所にできたカフェのオーナーは
    昔の同僚だった。

    ひとつひとつが短くて読みやすかったです。
    初っ端からすごい展開になっていました。
    正しく『カフェ』のようですが、出てくる料理が
    まったく分かりません。
    説明されて想像はできるので
    お菓子の知識が増えました(笑)

    そんな緩やかですが、徐々に最後になるにつれ
    不穏な感じに。
    背後を知って納得ですが、自分の家でのみの地位、と
    向こうも分かっているのが微妙な気分です。
    引っ込んでくれてよかったのですが。

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    2026年09月05日
  • インフルエンス

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    ネタバレ

    14歳から人を殺害した過去を待ち生きていくことは、日々どれほどストレスや恐怖を感じるものなのか、とふと思った。

    誰かのために人を殺害する(したい)と思えるのは、自分にとってそんな友人はいるだろうか。とも思ってみたりした。

    ゆりはずっと「償いたかった」のかもしれない。里子と真帆に、ずっと負い目を感じていた。それを最後に返せたことで、ずっと張り詰めていた緊張の糸が切れるように、病に倒れてしまったのかな。

    終わりは何とも複雑な気持ちになった。

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    2026年09月04日
  • オーロラが見られなくても

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    海外へ一人旅をする主人公達の短編集。

    主人公達は心に傷を負っていたり様々な理由があるが、旅先は違っても、外国の空気や美味しい食事で心を洗われていくようだ。

    一人旅なんて海外どころか国内でも行ったことがない。
    そんな自分が一人で海外なんて行ける気もしないが、憧れが募った。

    建築物やお祭りの様子をGoogle検索しながら読んだが、意外にも(!?)寒いハルビンに興味を持った。
    寒い空気って景色も綺麗に見えて、食事も美味しそう。
    いつかハルビンに行ってみたい。

    気軽にすいすい読めて、心が踊る読書体験ができました。

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    2026年09月05日
  • スーツケースの半分は

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    登場人物の女性全員が人間味が濃ゆくて文字だけれど実際にいる友人の話を聞いているように感じるくらいリアルだったなと思いました。
    性格も違えば各々が持っている悩みも全然違うけれど、勇気を出して飛び出した旅行先で新たな発見をしてまた前に進んでいく姿はとてもかっこよく、私も旅行に出て成長したいと思えました。

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    2026年09月04日
  • スーツケースの半分は

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    青いスーツケースにまつわる9人のお話。4人の女性や親子、男性が出てくる。
    この薄さで9か所にも行けるなんて。コスパが安くて素晴らしい。
    最後はほろっと涙あり。

    ニューヨーク、香港、アブダビ、フランス、シュトゥットガルト、白浜

    近藤史恵さんの作品はサクサク読めるということがわかった。
    タルトタタンの夢についで2作目。
    いい、好きです。

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    2026年09月05日
  • サクリファイス

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    なんとも悲しく正直に言うとちょっと後味の悪い物語だったかなぁ〜
    でもロードレースなんて全く分からず全く興味もない私が読んでも充分充分ものすごく面白かった!!
    正直言うと、序盤はあまり興味が湧かずあんまり進まなかったから、なかなか眠れない昨夜、本でも読んで眠くなろうと思い読み始めたけど、ちょうどそこからが面白くなるところだったみたいで、眠気が出るところか目ギンギンで(笑)、あっという間に読んでしまった!
    おかげで大変な寝不足です(汗)
    ただ、とても悲しすぎるお話で、読後感が何とも言えない気持ちにはなりました…

    実は、近藤史恵先生の作品は1度も読んだことがなかったのですが(多分)、とてもとても面白かったので、また読もうと思います!

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    2026年09月04日
  • 風待荘へようこそ

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    急な離婚を機に、京都のシェアハウス兼ゲストハウスにやってきた女性の話。
    ずっとお母さんでいたのに放り出される感じは、本当に帰るところがないという言葉がぴったりなんだろう。辛い時は人といるのも辛いかもしれないけど、忙しさやざわざわ感で徐々に自分のペースを掴んでいけることもあるだろうなあと、自分を重ねて思った。

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    2026年09月02日