近藤史恵のレビュー一覧

  • みかんとひよどり

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    人生は、人それぞれ選択を繰り返してして進んでいくのだなと改めて思った。そして、ジビエを食べるに当たってそんなに制限だったり差別?だったりがあるのだと、なんとなくは気付いていたけど、ちゃんと認識した。しかしもう、出てくる料理がとても美味しそうで、ビストロとかに行きたくて仕方ない。

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    2025年11月03日
  • 風待荘へようこそ

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    舞台が京都ってのが良いんだろうね。風情があります。心に沁みた。主人公とは共通点も多く共感するところが多かった。45歳の専業主婦、眞夏。今後の人生は「なんとなくこうであろう」と予想していたところとは大きく違ってしまった。突然の離婚、子どもとの別れ、そして京都へ移動しシェアハウスの管理人のお手伝い。中年になって大きな変化を起こすことは不安も大きいが、眞夏には小さな勇気があった。心が弱っているときには、たゆたうこともいいじゃない。頑張りすぎず、頑張ろう。そんなエールが込められているようで静かに本を閉じた。

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    2025年10月30日
  • 風待荘へようこそ

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    リゾートバイト、じゃないけど私も風待荘に住み込みで働きたくなりました。
    本当にウマそうな食べ物、いっぱい出てきます。
    料理が好きになれる人って、いいよなぁ。

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    2025年10月29日
  • 風待荘へようこそ

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    夫を支え続けて生きてきたのに今までの生活を全否定され 再び自立して歩いていく女性のお話
    娘が裏切った父親に怒りもせずスっとついていくところとかちょっと納得できなかった
    すぐ仕事が見つかる展開とか

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    2025年10月26日
  • 風待荘へようこそ

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    キャリアを捨て、夫の転勤に従い、自分を捨て、家族第一に過ごしていた眞夏。
    ある日、夫から離婚を突きつけられた。
    「もう愛してない」(どっかで聞いたフレーズ)
    愛娘も、再婚する夫について行くという。

    絶望の中、snsで知り合った、芹から、自分が運営している京都のゲストハウスの手伝いの誘いがあった。

    眞夏は、ゲストハウスを手伝いながら、自分を見つめ直し、再生していく。

    巷間「京都のぶぶ漬け」とか言われているが、京都の良さが伝わって来、ほっこりした。

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    2025年10月25日
  • サクリファイス

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    面白いです!
    ドキドキハラハラ。
    こう来たかーの展開。

    サイクリングの話で
    全く知りませんでしたが
    全然大丈夫です。
    すごく詳しくなった気になります。

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    2025年10月25日
  • マカロンはマカロン

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    ビストロ・パ・マルが舞台の物語。
    フランス料理は全く分からないので、まずはその勉強になる。
    お酒飲めないのでお店に行くかは微妙だが。
    どの話も深い。豚の血が材料のブータン・ノワールのような食べ物があるのにもびっくり。妊婦の感染症をそんなふうにごまかすとはね。
    マカロンはマカロン、性同一性障害、少しは世間に認知されてきてるんだろうか。
    ヴィンテージワインと友情は読んでて少し胸が痛かった。
    悪気はないのに嫌われてしまう。でも目を凝らしていれば、本当に大切な友人はわかるのかもしれない。
    ギャルソンの高築クンの成長が楽しみ。

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    2025年10月25日
  • サクリファイス

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    「勝利は、ひとりだけのものじゃない」
    「みんなでかちとった、勝利」
    本作を読んでようやく、私はこの言葉の意味を理解することができたように思う。
    かっこよくて、ふるえた。

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    2025年10月25日
  • インフルエンス

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    おもしろかったです!!最後、えどゆこと?どうなってるの?となったのでまた再読したいです。ちょっとモキュメンタリーっぽくなってて、と言うか実際の事件を題材にしてるの?本当に、真帆のモデルになった人が作者の近藤史恵さんに連絡してきて語った、とかなのかモキュメンタリーなのかほんとにわからなくて混乱。

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    2025年10月22日
  • タルト・タタンの夢

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    ネタバレ

    街の小さなビストロの小さなミステリの話。
    読んでてほっこりするような話でした。

    なにより料理がとても美味しそうでよかった。
    タルトタタンもヴァンショーも食べて/飲んでみたいな。

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    2025年10月21日
  • みかんとひよどり

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    ジビエ料理を扱うフランス料理人のシオタ
    その愛犬スピカ
    1人で狩猟で生計をたてるオオタカ
    その愛犬マタベエ

    そんな2人の仕事に対する熱い想いと友情とジビエという未知の世界を知れる本

    ジビエって食べたことないし食べる予定もないけど、初めて食べるならこのお店で食べたいなと思った!

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    2025年10月20日
  • たまごの旅人

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    まず、出てくる旅行の土地がどれも興味を引く。特にスロベニアのリュブリャナとアイスランド。北京だって作者の手に掛かれば魅力的な都市に見えてくる。こんなツアー客居たら最悪だなぁ、と思うけれど、きっといるんだ。自分の思い通りにならない人が取る言動は、何て浅はかなのだろう。添乗員という仕事について考えたことが無かったが、とても大変な仕事だ。主人公のキャラクターが個人的にとても好きだ。一生懸命自分の気持ちに向き合って生きている。自分軸。リュブリャナ、行ってみたい!

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    2025年10月18日
  • はぶらし

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    ネタバレ

    主人公の心情の描き方が繊細で終始、子連れで居候している友人にイライラした。歯ブラシのくだりも含めなんとなくズレている感じが不快だった。
    だからこそその彼女が、結局昔唯一疑わないでいてくれた友達を裏切れなかったのだろうと推察できるところは心が震えた。

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    2025年10月16日
  • 山の上の家事学校

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    離婚後、荒んだ生活を送っていた主人公。妹に勧められて男性専門の家事学校に通う事に。訳ありのクラスメイトとの成長物語は新鮮で、新旧の考え方の相違が興味深い。地雷踏みまくりの姿に、あぁ、なぜそうなるって思ったけど、気づけて、変われて良かった。

    実際に男性向けの家事学校ってあるの?ってググってみたら、数件有。単発講座から回数制のコースまで色々だなぁ。

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    2025年10月14日
  • 山の上の家事学校

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    家事とは。
    自分のためにする家事、誰かのためにする家事。
    人が気持ちよく生きていくために。
    結婚して19年、している様々な名もなき家事のことを振り返りながら、おもしろく読めました。

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    2025年10月13日
  • ヴァン・ショーをあなたに

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    ネタバレ

    下町のフレンチレストラン、ビストロ・パ・マル。フランスの田舎で修行した変人シェフの三舟さんは、客たちが持ち込む不可解な謎をあざやかに解く名探偵。
    田上家のスキレットはなぜすぐ錆びる?ブイヤベース・ファンよに女性の正体は?ミリアムおばあちゃんが、夢のように美味しいヴァン・ショーを作らなくなったわけは?

    シリーズ第二弾。今回も良かった。
    修行時代の三舟さんの姿や失恋した三舟さんとか色々面白い。料理は詳しくないし、味音痴だけど食べたくなるな〜。

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    2025年10月13日
  • 間の悪いスフレ

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    ネタバレ

    前の3作が面白かったので、買ってきてしまった。今回はコロナ禍の時代に突入。なんか懐かしい気になってしまう。あまり暗い話にならず、相変わらず料理が美味しそうで良かった。

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    2025年10月12日
  • 山の上の家事学校

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    離婚してすさんだ生活をしていた主人公が妹のすすめで山の上の家事学校に通うことに。そこで初めて家事の大変さや家事の意味を知りたくさんの後悔をし自分を見つめ直す話。家事を妻任せにしている男性にぜひぜひ読んでもらいたい1冊だと凄く思いました。

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    2025年10月10日
  • タルト・タタンの夢

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    商店街にある小さなフレンチレストラン「ビストロ・パ・マル」を舞台にした連作短編集。カウンター越しに交わされる何気ない会話やお客様の仕草から、三舟シェフが小さな謎を解いていく。
    一話完結でテンポよく読めるのに、どの話も温かく、登場人物たちが少しずつ幸せになっていくのが心地いい。悲しい結末が一つもなく、読み終えるたびにこちらまで優しい気持ちに包まれる。
    料理やワインの描写も絶品で、まるで店の扉を開けた瞬間に漂う香りまで感じられるよう。特に三舟シェフの作るヴァン・ショーは、読んでいるだけで身体まで温まりそうだ。
    7編のなかでは「割り切れないチョコレート」が印象的。人の心の揺れを繊細に描いたやわらかい

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    2025年10月09日
  • インフルエンス

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    主人公は友梨⋯なのかな?幼なじみの里子、同級生の真帆の3人を、不穏な事件が繋ぎ続ける
    語り手の小説家は、誰だったのだろう⋯

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    2025年10月09日