あらすじ
木崎淳平は仕事を辞めて、ハワイ島を訪れた。友人から勧められた日本人が経営するホテルは「リピーターを受け入れない」ことが特徴だという。淳平が表情豊かな島を満喫しようとした矢先、同宿者がホテルのプールで溺れ死ぬ事件が起こる。直後にはバイク事故でもう一人が……。このホテルには「なにか」がある。最後のページまで気が抜けない、不穏な空気に充ちた傑作ミステリーの新装版!
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Posted by ブクログ
のどかなハワイ島の様子や長期滞在者たちとのその場限りの軽い関係性、そして人目を忍んで楽しむ不倫関係…旅行が引き起こす自墜落な雰囲気が好きだった。
主人公と同じく、ハワイ島へ逃避行するつもりで読んでいたが、不審な死亡事故が起こり、物語が急展開していく。謎めいたホテル滞在者たち、そして、いきなり明かされる真相…後半はサスペンスの渦に巻き込まれていって、見事に物語に魅了されてしまった。
ホテル・ピーベリー
心に傷を負った主人公はハワイ島のホテルへ。
ハワイの空気、ホテルの心地いい雰囲気、宿泊客の人間模様、主人公の心情の変化に読みふけり、ミステリであることを忘れかけた頃…
宿泊客の突然の事故死をきっかけに不穏な空気に!
人間ドラマとミステリを楽しめました♪
Posted by ブクログ
読みやすくて面白かった〜!
けど、主人公の人柄はあんまり好きになれなかったな
あと、ただのいい人だった青柳が死んでしまったのも個人的に悲しかったな…。
Posted by ブクログ
2026年11冊目
新装版で初めて知り、装丁買いした1冊
ホテルで起こる事件に宿泊客の
一般人主人公がどう解決していくのか
気になり購入
難しいミステリー系かなぁと予想していたが
読み進めても難しい感じはなく
割とあっさりめの日常感覚で読みやすい印象
特に伏線とかないので
結末で【おぉ〜!そういうことだったか!】
みたいな発見や感動はないが
元々が軽めな感じなため、がっかりすることも
なく受け入れられた
ただ最後の結末もそのままさらっと
終わってしまい物足りなさが残ったが
全体としては十分面白かった
Posted by ブクログ
ハワイにあるリピートお断りの長期滞在向けのホテルに滞在する「ぼく」は、立て続けに起きる宿泊客の不可解な死亡事件に見舞われる。
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近藤さんの旅行ミステリものです。先が読めなくてドキドキしながら読みました。今回はちょっとエロさもあって普段の近藤さんの本と違った面白さもありました。
ミステリそのものも面白かったのですが、いつも筋を通しているなあ、と思うのは、やはり男性社会優位の世の中で、それに抗って生きる女性の生きづらさを強く意識してお話をつくっている点です。
しかし主人公の「ぼく」がペドフィリア的な愛をひきずっているというキモい設定というのも近藤さんには珍しいのではないかと思いました。それも含めてですが、面白かったです。ハワイ島行ってみたい。
Posted by ブクログ
沢木耕太郎さんの深夜特急の世界観に少しロマンとミステリーが混じった感じで好きな感じの本。
主人公が少し拗らせているだけで他の登場人物は、みんなが良い人だったのでは?
ハワイ島の生活って結構寒いという事と、ハワイは13気候のうち11の気候を持っているという事を知り一回行ってみたい
Posted by ブクログ
訳あって小学校教師を辞めた木崎淳平。友人の杉下から勧められたハワイ島にあるホテル·ピーベリーで3カ月を過ごすことに。日本人が経営するその小さなホテルはリピーターお断り。淳平を含め5人の日本人が滞在している中、客の1人がプールで溺死した。さらに直後、もう1人がバイク事故で亡くなり···。
ハワイ島は常夏のイメージに反して11の気候区分が混在する。ひそやかな霧雨のように、次第に不信感が募る···。
溶岩地帯で生息できるオヒアという木、莢の中の同じ部屋に1つのコーヒー豆しか入れないピーベリー。
人はみな、あわせもったすべての面をさらして生きているわけではない。このホテルの客が隠している一面とは―
Posted by ブクログ
前半は長閑なハワイ島を、ホテルビーベリーの客が満喫する平和な話。一転、後半はミステリー仕立てに変貌。嘘だらけの登場人物たちの闇が、顕になってくるが、いったい誰が救われたのだろうか?自分を、現状を変えたということでは、生き残ったものたちは救われたのだろう。読みやすくて、一気に読める。
Posted by ブクログ
2026.2.14
結末がおもしろいと聞いていたのに、そこまで意外性はなかった。恋仲になるのも少し違和感がある。短いのでサッと読める!
Posted by ブクログ
「ピーベリー」ただのホテルの名前。コーヒー豆の種類とは想像できなかった。しかも、産地の名前かと思ったら違うらしく、希少な存在のマメらしい。フレンチのシェフを描いた作品も楽しい近藤さんの着眼はさすがです。
なるべく読む季節にあった物語を読みたいとは思っていますが、大雪のニュースが連日報道される最中に南国の暖かい島の話を読んでしまった。太陽さんさん、潮風に撫でられて陽気な空間を過ごすのかと思いきや風邪をひいてしまうほどの寒さもあるとは。
バカンスを楽しむ孤島の宿は開放的な気持ちが出会いの慎重さを消失させる。一見陽気で親しみを感じる初対面でも個人の抱える事情はあって当然。ただ、人の命が失われるとなると楽観的では居られない。嘘がうごめく雰囲気が少しずつ色濃くなってくる。恋心のジェネレーション乱高下もあり、変わらない噛み合わない恋人のゲリラ訪問も気になりながら宿泊客の相次ぐ訃報。
寒風に凍えながらの南国ミステリを楽しませていただいた。
Posted by ブクログ
帯にある通り、先が気になって一気読みしてしまったミステリー。ハワイ島っていう舞台でこんな雰囲気なる??って笑えるくらい序盤から不穏。
最後にしっかり真相披露してくれて、「なるほど〜!」と膝を打った。
Posted by ブクログ
思いのほか湿っぽいというか、エッチな感じもあり、
あれいま何読んでるんだっけ、恋愛ものか?と錯覚したw
本格ミステリ好きには物足りないだろうけど
話自体はテンポ良くて、サクサク読めて面白かった。
最後の「冷凍睡眠だ」の言い回しが、
この本の内容から遠からず言いたいことがわかるような分からないような…
いやはや、やっぱり唐突すぎて「ただ言いたいだけなの?」とも思ったりもw
⭐︎3.3
Posted by ブクログ
主人公に共感できないし、好きにもなれなかった。
最初が長くてしんどかったけど、事件になってから解決までのストーリーがサクサクしてて一気に読めた。
Posted by ブクログ
仕事を辞め、ハワイに訪れた木崎淳平。
友人に勧められた日本人夫婦が経営する「ホテル・ピーベリー」に長期宿泊することにする。
このホテルはリピーターを受けいれないことが特徴。
木崎以外の宿泊客は、男3人に女性1人。
宿泊客の1人が木崎に告げる。
「このホテルの客はみんな、嘘をついている。」
そんな矢先ホテルのプールで宿泊客の1人が溺死。
直後に別の宿泊客がバイク事故で亡くなる。
このホテルは何かがおかしい
といったあらすじ。
以前Instagramで、フォローしている方がオススメしていたミステリー作品。
ミステリー作品ではありましたが、思いのほか、主人公の内面に多くのページが割かれていました。
女性作家さんですが、男の主人公の内面を凄く深く丁寧に描かれていました。
特に、女々しさは、共感できる部分もあり、痛いところを突かれた気分になりました。
自分には言語化できない「男の女々しさ」が言語化されていて、文章力が見事でした。
ミステリーのオチは、予想できるもの。
特段驚きはありませんでした。
ハワイを舞台にした物語。
まだ一度も訪れたことがない場所なので、とても行きたくなりました。
Posted by ブクログ
ハワイが舞台にも関わらず、どんよりした雰囲気で話が進みます。
前半はスピードも遅く、読むのもキツくなってしまいましたが、後半はスピード感も出て、一気に読み切れました。
ミステリーとしては先が読めず、面白かったですが、主人公がネガティブ過ぎて少し読むのに疲れてしまいました。
Posted by ブクログ
恋愛小説のようなミステリのような…
登場人物がリアルでいそうな「何かの欠落を抱いた人たち」
「うまくやれなかった人たち」でSNSの向こうで苦しんでる人たちに思える
本当の愛が始まるのも、最初はちょっとした気まぐれから
そして自分でも自分の感情に自信が持てない
登場人物の中途半端さが身につまされる
おとぎ話のような、ハピエン確約SFみたいな未来がなくても、
自分で結果を「待つ」ことを選べたのなら大人に近づいたということだろう
主人公がちゃんと再就職できるといいなと思う
Posted by ブクログ
仕事を辞め、金髪に染め、日本を脱出した木崎。何やら傷を抱えている木崎くん。
ハワイ島にある一風変わった、生涯で一度しか泊まれないというホテル・ピーベリーに3ヶ月滞在することに。
よく働くホテル経営者の和美、滞在者とともに良きバケーションのスタートを切った。はずだったが、1人死に、2人死に、これは殺人か事故か、そしてホテル・ピーベリーとは何なのか。
ミステリーです。
途中まではふわふわとした傷心の主人公を眺めるだけで、はやく何か起こらないかなあと焦れますが、離脱しないでください。最後に向かって伏線回収が始まります。
回収は見事、ですが、なんでかすっきり腹落ち、とはならず、ちょっともやつきが残ります。この後味も近藤先生の狙いかも…しれません。
Posted by ブクログ
「世界には十三の気候区があるって知ってる?」
「ええと、熱帯、温帯、寒帯、乾燥帯くらいなら……」
「ハワイ島にはその十三のうち、十一までもあるの」
ハワイ島にめっっっちゃ行きたくなる。
キラウエア火山も、マウナケアも行きたい。
オアフ島は行ったことあるけどTHE観光地やったし、
ハワイ島の大自然も満喫してみたいな。のんびりしたい。
前半は、のんびりハワイ島の民泊滞在。
後半は、しっかりミステリー。って感じで面白かった。
1つめの違和感には気付けてたけど、
それがなんで、ってところまでは気付けなかったー。
主人公の心情もちょっと気持ち悪いけど、まぁ面白かった。
とにかくハワイに行きたい。円安どうにかしてくれ。
Posted by ブクログ
このホテルの皆んなは全員嘘を付いている
ホテル・ピーベリー読み終わりました。
ホテル内での連続殺人を探偵役がどのように解決するのかみたいな純ミステリーを想像していましたが、中身は相談していた構成とは少し異なるようでした。
最初の事件が起こるのも、物語中盤くらいからで、それまではホテルの登場人物それぞれと関係を深めたり、ハワイについての話だったり、と特別事件と何かあるような話でもなかったです。伏線が張られていて、後から一つずつ回収されるのとは違うように思えます。
読み終わったあと、え、この話いる?この設定いる?みたいなのが多く、この小説のミステリー部分だけを要約するとすごく短くなってしまうような感じです。
とは言っても、えええそうなんだ!!となる部分もあり、普通に面白い作品でした。すごい伏線があるわけではないのですが、もう一回読み返したくなる作品であることには間違いありません。一度は手に取って読んでみるのアリです。
2026年7冊目
Posted by ブクログ
2026.04.05
ハワイの長期滞在の話なのに始まりから常に主人公がうじうじと鬱屈していて、とにかく暗い空気が常に漂っている小説だった。
その他の登場人物はみんなカラッとしているようで全員何かを抱えていそうな、裏がありそうな感じで気が抜けなかった。
そこまでミステリ感は強くなく、謎が解けた後もスッキリ感がない。たぶん主人公が暗すぎるからだな。
桑島さんも木崎くんも過去に囚われすぎることなく幸せになってほしい。
Posted by ブクログ
☆3.6
ミステリー感はあんまりないけど、ハワイの風景とか気温、居心地がすごい伝わってきて行ってみたくなる
p.257
「もし、次に誰かを愛することができて、その人もぼくの手を握りかえしてくれるのなら、そのときはその人のことをいちばんに考えよう。
難しくても、なるべく立ち止まって、その人の気持ちを確かめよう、と。」
これが書いてあったから、桑島さんと付き合うのかと思ってたよ
いや、赤外線通信で連絡先交換してるから、未来で付き合ってるかもね、結婚してるかもね
Posted by ブクログ
人生の夏休みとして、ハワイに3ヶ月ホテルに滞在。この設定と雰囲気が好きだった。物語の隙間にあるゆっくりした生活を勝手に想像してた。ミステリは強すぎずほどほど。どちらかというと、艶やかな休息を味わえる点が好みだった。
Posted by ブクログ
ハワイ島にあるホテル・ピーベリー。「リピーターお断り」の、この小さなホテルに宿泊中の二人の死亡事故から、思わぬ真実が明かされるミステリーです。
宿泊者
・教師を辞めてきた木崎淳平
・婚約中の桑島七生。
・陽気なキャラの佐奇森真
・アロハシャツの蒲生祐司
・カメラ好きの青柳寛一郎
ホテルのスタッフ瀬尾和美
和美の夫、カフェWAKA経営者の瀬尾洋平
この中の全員が嘘をついているのか?
帯にかかれた言葉を気にしつつの読書でした。
自然豊かなハワイ島とピーベリーというコーヒー豆に興味が湧いて来る一方で、段々不穏になっていく小説の結末に、驚かされました。
Posted by ブクログ
「ピーベリー、実の中でひとりぼっちで眠る希少なコーヒー豆 このホテルにひどく似ている」
嘘
初めから意識してつく嘘もあれば、いつのまにか嘘をつくしか無くなってしまったものもある。
ハワイ島の片田舎の小さなホテル、南の島のリゾートイメージから抱くイメージからは遠く離れた物語。
文芸系のようなペースだった物語が、残り三分の一で一気にミステリーになる。
その変わりようがとても印象的な物語だった。
Posted by ブクログ
ホテル・ピーベリー
宿泊の内容や雰囲気、居心地がいいのになんでリピーターは受け付けないんだろう?って思ったんだけど、読み進んでいたらそういう事だったんだと。
淡々と読み進めたけど、知ると少なからず驚くこともあり。
もう一度読みたいなって思う内容でした
Posted by ブクログ
ミステリーなんだけど、ミステリーだけじゃない。
恋とか愛とかが、大人になる程複雑になっていく気がする。
子供の頃はただ「好き!!」だったのに、それだけじゃなくなったり。
そんな心模様を描くのが上手だなぁと。
まぁ、主人公の倫理観は謎すぎたのでまっっっったく共感はできなかったけどね。
Posted by ブクログ
学校で不祥事をやらかして退職した教師が、ハワイにある島のホテルで長期滞在しようとしたら、溺死や交通事故で人が亡くなり、色々な事実が浮かび上がってくる話。
最後の最後で謎が明かされていくが、読み進める中では予想できなかったのでそうきたか〜という感じ。
冷静に考えると、子供や人妻に手を出す主人公の倫理観ヤバいよなぁと思ってしまう。
Posted by ブクログ
⭐︎3.5
ハワイ島で夫婦が営む、たった6室のみのホテル〈ピーベリー〉。自然豊かなハワイという舞台で序盤から穏やかな時間と非日常を楽しめるのが良かった。
後半では不可解な事故が起きたり、宿泊者たちの嘘が明らかになり、その真相も予想できないものだったのでさらっと読むミステリーとしてはいいと思う。
ただ、主人公の過去が序盤から何度も描写されていたわりに、最終的にそれがあまり活きてこなかったのは残念。オーナーの奥さんとの不倫関係も中途半端で、これら色恋要素の必要性があまり分からなかった。
Posted by ブクログ
ミステリーな事を忘れていて、最初は日本の暮らしに疲れた主人公がハワイの長期滞在を経て生まれかわる的な内容だと思った。
何も考えずに平和ボケ状態で読み進めていたら、いつのまにかミステリー?小説になっていた。
不思議な感覚の小説だったが読みやすかった。