近藤史恵のレビュー一覧
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ネタバレ 購入済み
満足
3作目も安定の面白さで満足しました。ラストのお嬢様の話はヴァン・ショーはふるまわれるものの もう少し救いが欲しかったけれど。逆にタルタルステーキは想像していた結末と違ってびっくり。そうか…そういったこともあるよな…という誰が悪いとかいう結末じゃなく優しい着地点をもった筆者の作品らしくて好きでした。 次作も待ちどおしいです。あとがきによればパ・マルもテイクアウトを始めるそうな
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購入済み
タイトルが気になって購入。
ちょっとモヤモヤする内容だったけど、近藤史恵さんの文章ってほんと読みやすい! だから次から次に手を伸ばしちゃうんだよな~。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ※登録したのは文庫版だけど読んだのはカッパノベルス版(2002.10.25)
すごくグサグサと刺さる話だった。今は結構客観的に読めたけど、登場人物たちの年代の頃、学生時代〜20代って1番色々苦しかった気がするし、出版された時に読んでいたらかなり辛かったか、逆に救われたかもしれない。
作中の言葉「愛情という形で押しつけられるものは、拒むことができない」ってその頃一番言って欲しかったような気がする。
カバー見返しの「著者のことば」
どんなに平凡に見えたり、幸福そうに見える日常にも、
痛みは必ず潜んでいるものだと思っています。
それをうまくやりすごせることが、
大人になることなのかもしれません -
Posted by ブクログ
ネタバレシリーズ第4作。
手にする時間を完全に間違いました。
読み始めたらやはり止まらない。
結果、読み終えたのは平日の深夜3時です...
もちろん明日(正確にはすでに今日)ももちろん朝から仕事です^^;
でも仕方ないって思えてしまうぐらい本作もしっかり取り憑かれてしまいました。
巻末に寄せられた川西蘭さんの解説がまた素晴らしく本シリーズを纏め上げてくれています。
シリーズ第1作から主人公は白石誓。
でもそれは白石の視点で語られた物語だということで、本シリーズ「自転車ロードレースの物語」。
本作の舞台であるツールドフランスのレースを通じ、私自身も身近でレースを観戦するかもだけでなく、 -
Posted by ブクログ
ネタバレ演劇でミステリをやることの困難の一つは、役者の格で犯人が分かってしまうことだ。そう考える小劇場界の鬼才・匠は畑違いの人材ばかり集めた劇の稽古を人里離れた山荘で始めた。名前ばかりだが、彼の妻で名の知れた女優の麻子も彼に命じられて稽古に参加する。しかし劇の中の孤立した島で殺された女役の女優が山荘でも怪死を遂げる。山荘自体も雪に閉ざされて、孤立してしまった。そして劇の内容をなぞるような連続殺人が始まった……。
二重のクローズドサークル、劇を見立てるかのような実際の殺人、鮮やかな(雪の)密室トリック。ミステリとしても完成度は高いけれど、それより作者の関心はすれ違う愛の悲劇を描くことにある(はず)。 -
Posted by ブクログ
「ヴァンショー」「タルトタタン」で作者を知っていた私としてはサラッとした文章のイメージだったが、どうしてどうして…こちらが本性?というくらい熱く、語ってくれている。歌舞伎に惚れ込んでる感がビシビシ感じられて本当に読んでて楽しかった。名門の御曹司と一般のお家からの努力家が配されているけれど、わかり易い対決ではなく、きちんと「二人道成寺」に合わせて二人が存在している。そして「摂州合邦辻」をなぞって進むことにより、御曹司芙蓉さんの奥さま美咲さんの心情が響くのがたまらない。これを読んで、この2作の歌舞伎を観たらものすごくわかって面白いと思うほど。これは本当に良かった!
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Posted by ブクログ
大雑把にいってしまえば。
だいたいにおいて、女性の方が男性に対して愛してるって聞くわけだ。まぁ逆バージョンは気持ち悪いしね。それだけ女性の方が愛されているかって事に敏感なんだろうなぁ。
でも愛されてるかって言っても分からんよね。本当に私の事愛してるの?って聞かれて、男が、もちろん愛してるよ、って答えたとしようか。じゃあこれは本当に愛してるかなんて分からんよね。いやもう面倒だわーって思って答えてるかもしれんし、真面目に答えてるかもしれんし。ともかくこういう質問が女性から来た時点でもうアカンというか。
じゃあどうすりゃ良いのよって言われれば、愛されるよりも愛したいマジで by Kinki Kids -
購入済み
心地よい世界
サクリファイスを読んだ翌日にこの続編を読みました。舞台がヨーロッパにうつり、また新たな登場人物がたくさん出てきますが、嫌みのない好感の持てるキャラクターばかりで、この本の世界にひたっていたくなります。また続きが読みたくなる作品です。