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吉原に幽霊が出るという噂がたった。幽霊が出た後には必ず縮緬細工のほおずきが落ちているという。騒動のさなか、幽霊が目撃された茶屋の主人と女将が殺された。下手人は幽霊なのか。女性が苦手な“二枚目同心”玉島千蔭は「じゃじゃうま娘」との縁談話に悩む傍ら、事件の解決に乗り出すが……。『巴之丞鹿の子』に続く「猿若町捕物帳」シリーズ待望の第二弾。
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Posted by ブクログ
この猿若町捕物帳シリーズも3冊目。 本当に面白い。 いつものメンバー(千蔭や八十吉、巴之じょう、梅ヶ枝等)を除いた今回登場する人々にはもちろん何か意味があるのだろうと思いながら読んでいるけど、それぞれの繋がりや犯行理由、被害者の感情等々…脇役がいないというか、ひとりひとりの背景や気持ちが描かれてい...続きを読むて、とても読み応えがあった。それに加えていつものメンバーの描写もしっかりとある。読み手を飽きさせない。 読みながら頭の中はぐるぐると犯人と犯行動機を考えながら、もうひとつの閉じ込められているお玉ちゃんパート、千蔭のお見合い…と楽しめる。 今作も事件の真相は哀しく切ない人間模様だった。 人を信じる気持ち、身勝手な思い、子供を思う心、恋心、自由に生きること。純粋は残酷なこともあり、やるせなくなる。でもそれを「娘道成寺」にかけて前向きに生きる結末にしてくれる近藤史恵さんの筆力に救われる気がする。 月を愛で風を感じるだけで幸せと。
猿若町捕物帳シリーズ、第2弾。 「にわか大根」から先を読んでしまってから、第一弾の「巴之丞鹿の子」を読んだので、これを持って、シリーズ全部つながったことになる。 ずいぶん間があいて、人間関係を忘れてしまっていたので、ちょうど良かった。 お駒さんのこと、途中から記憶がよみがえりつつありましたが… 第...続きを読む一弾と同様、本筋の話の間に娘の一人称の話が挟まれる。 読み進むうちにだんだんと感情移入していくので、やりきれなくなったけれど… 長く閉じ込められていた者にとって、自由は何物にも代えがたい。 解放されたことで生きていけなくなる者もあるが、どちらになるかは魂の強さ弱さによるのだろう。 魅力的なシリーズだ。 …しかしこのシリーズ、特殊な趣味の人物が出てくる傾向にありますね。
面白くて一気に読みました。登場人物に華があって、どれもいいです!謎解きもよかった。事件にまつわる人の情も赤裸々に描かれていて胸を打ちました。シリーズものなので他も読みたいです。
吉原に出現する幽霊も殺人事件の犯人も、ほおずきを落として姿を消したという。幽霊の正体は?殺人事件との関連性は…? 吉原を舞台に描いているせいか、現代ものにはない艶めかしさを感じます。合間に入る少女・お玉のモノローグと本編の視点が近づいていって真相にたどり着く展開は見事でした。
猿若町シリーズ第二弾 今回は吉原幽霊話です! 吉原という事で花魁・梅が枝も登場♪ 女形・巴之丞、作者・利吉も引き続きいい味出してます(〃ω〃) 今作も二枚目同心・千蔭は素敵でしたが… 千蔭パパには驚きました( ̄▽ ̄)
千蔭が寡黙で渋くて良い。華やかで艶やかな巴之氶とのやりとりにギャップがあって、そのへんが良い彩りになっていると思う。 捕物帳らしいミステリーで、事件の結末のやるせなさが切ないが、救いもある。 とても楽しみなシリーズ。
猿若町捕物帳シリーズ第2弾。本作も長編であるが、前作「巴之丞鹿の子」同様200ページほどの長さのため、割と短時間で読み切れてしまう。 前作で親しい間柄になった巴之丞も活躍し、ますます賑やかになった感がする。時代推理小説なので事件解決がメインであるが、この作品は主人公やその近辺で起こるドタバタがサ...続きを読むイドストーリーとして描かれている。それがよいアクセントになっており、事件解決への重苦しい感じを中和し、要所要所で笑いをもたらしてくれる。 読後は、事件よりも個性豊かな登場人物が織りなす人間模様が印象に残り、次作以降の展開が楽しみである。
2015.1/5 シリーズ2作目♪吉原の幽霊騒ぎと殺人事件、そして千蔭の結婚話とさらっと読ませるのに盛りだくさんで大満足の巻でした(^^)近藤さんは、整体師合田力シリーズでも女性の背負う悲哀を上手く描いてましたが、舞台が吉原となると艶やかさも加わって筆がのるのでしょうか(^。^)
猿若町捕物帳シリーズ第二弾。堅物の千蔭と年若い少女との縁談話から始まりましたが、まさかの結末に驚いてしまい、肝心のミステリー部分を忘れるほどです(笑)吉原の茶屋に幽閉された少女の謎と幽霊話を追うのですが、表題のほおずきから遊女の堕胎に関わる話かと思っていました。ほおずきの実には流産させる毒があり、昔...続きを読む遊女は望まない妊娠処理のためにほおずきを食べたり、鏡の裏の水銀を舐めたりしたそうです。実際は全然物語には関係ありませんでしたが、昔読んだ吉原文化を思い出しました。
捕物帳第二弾。登場人物のそれぞれのキャラクターが少しずつ見えてきた。壮絶な環境の中でも、自分にとっての幸せを見つけようとするお玉の生き方が潔いようで切ない。月がきれいで、風が心地よく感じられることもひとつの幸せ。そして、見合い話の結末にはびっくり。お駒の世界もこれから広がるといいな。
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猿若町捕物帳
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近藤史恵
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