シフォン・リボン・シフォン

シフォン・リボン・シフォン

720円 (税込)

3pt

さびれた商店街にオープンしたランジェリーショップ。乳がんの手術後、東京から故郷に戻ってきたオーナーのかなえと、そこに出入りする人々の人生模様。繊細で美しい下着が、行き詰まった人間関係をやさしくほどいていく。解説・瀧井朝世。

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シフォン・リボン・シフォン のユーザーレビュー

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    Posted by ブクログ 2017年05月06日

    人を大切に、とは日々思うことだけど、自分を大切に、とはそんなにいつもは思わない。
    この小説を読んで、自分を大切にしなきゃ、と思えた。

    乳がんの手術後、東京から故郷の地方都市に戻ってランジェリーショップを開いたオーナーのかなえ。地方にはなじまない輸入ものの下着が並ぶショップは、ネット販売があるから成...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2016年05月12日

    近藤史恵のシフォン・リボン・シフォンを読みました。

    きれいな下着を身に着けていると、自分がとても大切に扱われているような気がする。
    あなたが、あなた自身を大事に扱っているのだから。

    水橋かなえは東京で開いていたランジェリーショップを他人に任せて、自分は田舎の町に帰ってきました。
    田舎の町できれい...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2015年08月25日

    どうしても介護の問題に目が行くのは仕方ないんでしょね。
    親の面倒を見る人間は、親の人生の一部も引き受けるということになるんでしょうね。

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    Posted by ブクログ 2022年09月28日

    レースや刺繍で飾られた美しい下着。
    身に着けるとテンションが上がる。
    ただ眺めているだけでも楽しい。
    これほど“自分だけのため”に着飾れるものは、他に無いだろうなあ。
    だから下着に触れることで傷ついた心が癒されたり、抑えていた気持ちが解き放たれる物語には共感しかない。

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    Posted by ブクログ 2021年10月08日

    美しいランジェリーとは対照的な、地方都市に住む人々の苦悩と強さを描いた短篇集。
    共感できる部分も多く、ほろ苦いストーリーに惹き込まれた。一話の〝手を貸さなかった人間が逃げるのは簡単だ〟という言葉が刺さった、当事者としてリアルに自分も感じたことだったからだろう。

    残念なのは、既読感があるなと…。
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    Posted by ブクログ 2021年05月24日

    母親の介護や自身の身体のことなどが重なり東京のお店を任せ田舎に戻り商店街でランジェリーショップを営む女性が主人公
    タイトル通りの柔らかで穏やかな話
    になるわけないのが近藤史恵さんの好きなところ
    1話目から毒親登場
    毒親が抱える恐怖や娘の理不尽への従順さ
    それらにこちらのメンタルすらやられそうになる
    ...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2018年06月08日

    何の気なしに読み始めたのだけど
    とても良かった。

    じんわり。じんわり。

    自分を大切にするためだけの下着を買いに行きたくなる。

    親子と時代の流れ。

    お上手でした。

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    Posted by ブクログ 2016年10月15日

    近藤さんの書く本に出てくる「母」や「介護」っていう存在っていうのは、すっごく身近で、逃げたいけど逃げられない。関係を切ったら、自分もその傷口がふさがらない。だけど、、、すごく、悩ましい存在として描かれていて、そんな中でも自分の人生を生きていく人のお話がちりばめられている。ほっとするな。
    こういう下着...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2016年08月24日

    自分を大切にすることは人に大切にされることとは訳が違う。
    自分の体に合った素敵な下着を着けるとき、外の世界でも私自身を失わず私でいられると言ったら大袈裟だろうか。
    特別な日を生むのは自分だ、そう思うと自分を大切に名一杯可愛がってあげたい気分になる。

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    Posted by ブクログ 2016年07月01日

    栄えてない町にできる、下着店の話。
    誰にでも悩みはあるし、それをわかってくれる人がいたり、いなかったり・・・。
    少し避けたがる、”下着”をモチーフにして展開される話が新鮮だった。
    自分に合った下着を見つけるように、その人に合った人生があるはず・・・・

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