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Posted by ブクログ 2017年05月06日
人を大切に、とは日々思うことだけど、自分を大切に、とはそんなにいつもは思わない。
この小説を読んで、自分を大切にしなきゃ、と思えた。
乳がんの手術後、東京から故郷の地方都市に戻ってランジェリーショップを開いたオーナーのかなえ。地方にはなじまない輸入ものの下着が並ぶショップは、ネット販売があるから成...続きを読む
Posted by ブクログ 2016年05月12日
近藤史恵のシフォン・リボン・シフォンを読みました。
きれいな下着を身に着けていると、自分がとても大切に扱われているような気がする。
あなたが、あなた自身を大事に扱っているのだから。
水橋かなえは東京で開いていたランジェリーショップを他人に任せて、自分は田舎の町に帰ってきました。
田舎の町できれい...続きを読む
Posted by ブクログ 2021年10月08日
美しいランジェリーとは対照的な、地方都市に住む人々の苦悩と強さを描いた短篇集。
共感できる部分も多く、ほろ苦いストーリーに惹き込まれた。一話の〝手を貸さなかった人間が逃げるのは簡単だ〟という言葉が刺さった、当事者としてリアルに自分も感じたことだったからだろう。
残念なのは、既読感があるなと…。
著...続きを読む
Posted by ブクログ 2021年05月24日
母親の介護や自身の身体のことなどが重なり東京のお店を任せ田舎に戻り商店街でランジェリーショップを営む女性が主人公
タイトル通りの柔らかで穏やかな話
になるわけないのが近藤史恵さんの好きなところ
1話目から毒親登場
毒親が抱える恐怖や娘の理不尽への従順さ
それらにこちらのメンタルすらやられそうになる
...続きを読む
Posted by ブクログ 2016年10月15日
近藤さんの書く本に出てくる「母」や「介護」っていう存在っていうのは、すっごく身近で、逃げたいけど逃げられない。関係を切ったら、自分もその傷口がふさがらない。だけど、、、すごく、悩ましい存在として描かれていて、そんな中でも自分の人生を生きていく人のお話がちりばめられている。ほっとするな。
こういう下着...続きを読む
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