近藤史恵のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ女系が強目の和菓子屋を営んでいる家族の話。主人公は長女。
曽祖母が妹に乗り移り、心残りがあると言う。
家族が抱えるちょっとした日々のこと、家族という関係への甘えや羨み、似たような性格だから出てくるやっかいごと。ずっと抱え続けているわだかまり。
そんな毎日の日々が曽祖母の出現により見直すきっかけとなっていく。
甘いあんこに包まれて過ごす和菓子屋で。古き良き製法を護りつつ、新しい和菓子に挑戦しようかなという主人公の気持ちの変化が読んでいて嬉しい。
家族とは、自分とは、血筋とは、自由とは。
ジュンさんに出会えてよかったね、小梅。
つぐみのおねーちゃんでよかったね。
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購入済み
旅に出たくなる
コロナ禍のお話。
あの時の大変だったことを色々思い出した。
不安だった毎日とか。
ほんの少し前のことなのに、忘れかけている。
いや、忘れようとしているのか。
外食ができるようになったり、旅行に行けるようになった時は、嬉しかったな。
行きつけだったお店は、それでなくてもホッとする場所で…
物語のなかに出てくる、特にスイーツはどれも食べたくなる。
こんなコンセプトのお店が、家の近くにあったら本当にいいのに。
旅は自分を縛り付けているものから、一度リセットさせてくれる。
しょっちゅうは行けないから、食べ物や音楽、五感で旅できる感じは大切にしたい。
今夜は何を食べようかな。
その土地のことを -
Posted by ブクログ
ネタバレ子どもたちの世界は、狭い。
あんなに仲良くしていたのに、クラス替えで違うクラスになった途端に、距離ができたりする。物理的に自分で移動できる範囲が狭いという問題もあるけれども、意識できる社会が大人が思っている以上に狭い。
自分が子どもだった時と比べて、スマホを持つのも早くなったし、物理的に離れても連絡をとって遊べばいいのに、と思ったりするけれども、それはあくまで大人の理屈で、彼ら・彼女らにしてみれば、すぐ近くにいる人だけが、自分の社会なんだろう。
この小説の主人公たちは、1980年代に子ども時代を過ごしていて、なおさらだ。
その狭い世界のなかで、大人は圧倒的に正しい存在になる。
大人だって -
Posted by ブクログ
海外に行きたくなる小説でした。
旅のワクワク感を思い出させてくれます。
新人添乗員の主人公は旅行が好きで添乗員になったのですが、色々な国を訪れてその国に魅了される一方、次第に仕事に自信をなくしていきます。更にはコロナ禍で仕事ができなくなるという不幸も重なり──という、新人添乗員の奮闘物語でした。
添乗員さんって派遣社員なんだ…というのがまず驚きでした。
また、ツアー客と同様に初めて来た観光地なのに、いかにも何度も来てよく知ってますよーという顔で案内しなければいけないのは大変そう。あと、面倒なお客さんの対応が本当に辛そうで…(嫌なオジサンが何人か出てくるのですが、あーよくいるいる!と思うタイ