近藤史恵のレビュー一覧

  • マカロンはマカロン

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    今回はほっこりというより不穏な読後感になるものも多くて、だからこそ続きが気になった。
    過去エピソードに登場した人たちや場所が再登場するのがいいなぁ。
    相変わらず美味しそうな描写で、食べたことがないどころか見たことすらない料理ばかりでも全部美味しそうで食べたくなる。
    フランス料理、食べに行ってみたい。
    お気に入りを1つ選ぶなら『共犯のピエ・ド・コション』かな。

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    2025年03月18日
  • 私の命はあなたの命より軽い

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    ネタバレ

    衝撃的なタイトルですが、内容はしごく真っ当なサスペンスでした。
    章ごとの「ヒキ」が素晴らしくって、ページを繰る手がとまらなかったです。
    理想的に見えていた家族の醜い内実。
    親とか兄弟とか、実は一番よくわかってない存在なのかもしれない。

    葛藤を乗り越え、メデタシメデタシ、と思いきや。
    不穏な余韻を残すラストも好みでした。オススメです。

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    2025年03月13日
  • エール!(1)

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    好きな作家さんたちのお仕事アンソロジー
    仕事をしている時には積読していたのに
    「今」読みたくなったのでした

    仕事っていいな
    と素直に感じました
    色々ある  お客様からも 一緒に働く人たちも
    でも、「ありがとう」とか「あなたにまた会いにきます」って言われた時の嬉しさは
    全てを吹き飛ばします!!

    今私も次の仕事をどうしようか迷っています
    少しの充電期間を過ごしています
    何の仕事を選んだとしても、この本に出てきた6人の女性たちのように
    自分に嘘をつかない まっすぐな仕事をしたいなと感じました!

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    2025年03月10日
  • スティグマータ(新潮文庫)

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    ネタバレ

    白石誓
    オランジェフランセ所属。

    パトリシア
    白石が住む家の大家。六十代の女性。会計士。

    伊庭和実
    白石とは日本で二年間同じチームで走った。今年、イタリアのコンチネンタルチームに移籍したが、フランスの新しいチーム・ラゾワルに移籍。

    ドミトリー・メネンコ
    ソ連が残した最後の至宝と呼ばれた選手。ドーピングで告発され、全ての記録の剥奪と、二年間の出場停止処分を受けた。ラゾワルで復帰。

    ピヴォー
    ラゾワルの監督。

    ニコラ・ラフォン
    オランジェフランセに移籍。三年前のツールで衝撃的なデビューを果たし、新人賞を目と前にしながらトラブルでツールを去った。

    トラマ
    オランジェフランセの監督。

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    2025年03月05日
  • 天使はモップを持って

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    最初の話の犯人が本当に意外というか、この人であって欲しくなかった気持ちがして、マイナスだったんだけど、他の話は近藤さんワールドで良かった。
    最終話なんかしてやられたり、でしたね。うまいなあ、本当に。
    ひよこのやつも、??って思うことがあって、まだまだ人の感情に理解が薄いと思いました
    うーむ

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    2025年02月28日
  • マカロンはマカロン

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    ネタバレ

    「ビストロ・パ・マル」第3弾。7話の短編集

    今回も美味しそうなものがたくさん。知らない名前の物もあるので、調べてみるとさらに楽しい。
    マカロンは、お店などでよく見る色とりどりの可愛いものだけではないことを知ってびっくり。

    今回も、料理ごとに、少し切なかったり、人の心の奥底をのぞくような話だった。
    美味しいものを、心のまま美味しくいただく。できれば一緒に心から楽しめる人と。
    これってすごく大事なことなんだなと思ってしまった。
    そして、作る側も。

    「男性の悪い癖だ。男にとっての異性の評価は、彼の人生のごく一部なのに、女にとってのそれは男とは比べものにならないほど大きいと考えてしまうのです」

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    2025年02月23日
  • マカロンはマカロン

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    美味しそうなフランス料理と、そのお料理に関連のある謎。
    感動的なものもあれば、あまりスッキリしない物もあるけれど、パ•マルの4人の良好な関係やお店の雰囲気に癒されます。

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    2025年02月23日
  • エデン

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    ネタバレ

    白石誓
    フランスのチーム、パート・ピカルディの選手。二十七歳。去年までスペインのチーム、サントス・カンタンにいた。クライマー。

    マルセル
    パート・ピカルディの監督。三十九歳。誓がチームに馴染めるか気にかけている。

    ミッコ・コルホネン
    パート・ピカルディのエース。二十九歳。フィンランド人。オールラウンダー。

    ジュリアン・デュポン
    パート・ピカルディの選手。二十五歳。

    ニコラ・ラフォン
    フランスのチーム、クレディ・ブルターニュの選手。フランス人。二十四歳。チームに入ってすぐツール・ド・スイスで優勝。

    伊庭和実
    誓のかつてのチームメイト。

    ドニ・ローラン
    クレディ・ブルターニュの選手。ク

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    2025年02月21日
  • キッチンつれづれ

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    ネタバレ

    黄色いワンピース
    が好み。放置子というワードを初めて知った。おなかをすかせた小学校の低学年の私が、いい香りに惹かれドアに近寄っていく。今どきは無理かもしれないが、空腹の子を助けてくれる人がいることを願う。

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    2025年02月21日
  • マカロンはマカロン

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    ビストロ・パ・マルシリーズの三作目。
    表題作が一番面白かったです。
    「マカロンはマカロン」の意味が分かったときの感動と、考えさせられる内容には引き込まれました。

    相も変わらず優しい雰囲気と、個性的な登場人物たちの魅力が満点です。
    シリーズを重ねるごとにキャラクター達がどんどん魅力的になっていくのも素敵ですが、仲間たちでの掛け合いも楽しめる一作だと思います。

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    2025年02月21日
  • ホテル・カイザリン 電子再編集版

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    短編集だが、感動ものとホラーというかミステリーみたいなもの、そして考えさせるものとバラエティに富んだラインナップだった。
    アミの会のアンソロジーに載っていたのもあるので読んだことのあるのもあったが。

    やはり秀逸だったのは『降霊会』かな。どんでん返しに次ぐどんでん返しが見事。

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    2025年02月18日
  • 岩窟姫

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    親友だったはずのサギリが日記を残した2つの意味が物語終盤で分かり、スッキリした。レミが「姫」であること、サギリがレミの価値を暴落させようとした理由が芸能界の闇と深く関わっていて、サギリのレミに対する愛情が半端なくて震えた。

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    2025年02月09日
  • ホテル・カイザリン 電子再編集版

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    ネタバレ

    短編集、結構好きな雰囲気の話が多め。
    海外が舞台の話もあり、自分も今月末から海外なのでどこか別の国に行こうかなと思いながら読んだ。

    ・降霊会 ★★★★
    主人公が悪だと思ったらさらにその主人公が悪で悪を返すみたいなドス黒い展開が非常に良き!
    超短い話なのに1発目から、この本おもろいかも!と思えた。

    ・金色の風 ★★★
    パリが舞台。あんまりパリに住みたくはないけどヨーロッパ生活が懐かしい。
    チェコ人の女の子とゴールデンレトリバーの走る姿が爽やかな印象の話。

    ・迷宮の松露 ★★★
    モロッコが舞台の話。
    モロッコで暮らすのも悪くなさそう。と思いながら読んだ。
    主人公が京都でおばあちゃんと暮らすシ

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    2025年02月08日
  • おはようおかえり

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    面白かった。

    不思議な世界観ではあるけれど、
    現実にもあるのかもなぁ、と思わせてくれるような感覚と、少しずつ成長していく主人公、ゆるやかに見え方が変化していく家族、どこか引き込まれるストーリーでした

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    2025年02月05日
  • 間の悪いスフレ

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    久しぶりの三舟シェフシリーズ。
    安定の面白さと、安定の美味しそう。。。

    なかなかフランス料理に行くことはない(なかなかっていうか、ほぼない気も。。)ので、料理名を聞いてもそのものが思い浮かぶことは少ないけれど、美味しそうなのはわかる。

    こんなカジュアルなレストランが近所にあったら、半年に一回くらいは行きたいかなー。

    設定がコロナ禍なので、あーあの時は大変だったろうなーと思いなが読んでいた。

    タイトルの「間の悪いスフレ」は、両方の気持ちがわかるなー。
    あの2人が一緒に歩んでいくことを祈る。

    ついでに、ぜひとも志村さんの料理教室にも行きたいぞ(笑)

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    2025年01月26日
  • シャルロットのアルバイト

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    シャルロットの憂鬱続編。
    元警察犬のシャルロットと暮らす夫婦生活に起こるちょっとした事件をオムニバス形式で描く。
    迷子犬を保護したり、子犬を預かったり、シャルロットと旅行に出かけたり。
    すっかり家族の一員になったシャルロット。犬と暮らす生活の責任の重さを感じながらも羨ましくなる。

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    2025年01月26日
  • キアズマ

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    ロードレースの知識がなくとも、競技スポーツ経験者なら身に覚えのある感情描写に胸を打たれるんじゃないかな。
    大学生が主人公だと、より生々しさが伝わってくるね。生々しさというか、人間味?というのかな。
    某ペダルにハマった時にロードバイクを買った人間なので、主人公が自分のロードを手にしたシーンと最後の大会のシーンはグッときました。より深く情景が浮かんできて、グッときた。

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    2025年01月11日
  • 歌舞伎座の怪紳士

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    私の劇場通いは主としてなんばグランド花月と祇園花月なのですが、この本を読むと、どちらも至近距離にある大阪松竹座と南座をスルーしとったらアカンやん私、と思うのでした。

    これとか三浦しをんの『仏果を得ず』を読めば、歌舞伎や文楽などの日本の伝統芸能は決してとっつきにくいものではないということがわかるし、ミステリー要素もあって読みやすい。難しいという先入観を持たずに何でも観てみることで世界が広がるのだなぁと思えます。

    鬱々とした毎日を送っているときは新しいものに目が向かなかったりするけれど、そういうときこそ試してみればいいのかも。そもそも私が花月通いを始めたきっかけもそうですから。

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    2025年01月10日
  • 歌舞伎座の怪紳士

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    人生につまづき立ち止まってしまう。それが何かのきっかけで前に進めるようになる、という話好きで読む機会が多い。この作品もそういう話なんだけど、きっかけが歌舞伎というのが私の中では斬新で面白かった。歌舞伎を全く知らない私が言うのは生意気になってしまうのだけど。

    色々な事情によりパニック障害になってしまった主人公の岩居久澄。引きこもりがちな久澄に祖母のしのぶがあるバイトを頼む。それが歌舞伎などの演劇のチケットを渡すので、しのぶの代わりに演劇を観に行きその感想をしのぶに教える、というバイト。
    そのバイトで歌舞伎などの演劇に出会い、久澄の気持ちが明るい方向へ向いて行く。

    久澄が初めて歌舞伎を観て、ず

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    2025年01月07日
  • インフルエンス

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    重い作品で読み終わったあとに装丁を眺めて
    ゾッとした。
    罪を罪で重ねていくことが読んでいて苦しくなったし、どこかでなにかのきっかけで負の連鎖が止まって欲しいと思いながら読み進めた…。

    でもさすが近藤史恵先生。最高でした。

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    2025年01月06日