近藤史恵のレビュー一覧

  • 南方署強行犯係 黄泉路の犬 〈新装版〉

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    序章:ニヶ月前/地獄/疑惑/迷走/停滞/嗚咽/終章

    ペットを誘拐されたら?
    捨てられたペットを保護している人の病?
    誘拐されたペットは戻ってくるのか?

    どんな命も楽しく過ごしていられたらなぁ

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    2024年07月20日
  • 岩窟姫

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    ネタバレ

    なぜ、普通に生きるだけのことがこんなにも難しいのだろう。


    Q太郎がまさか沙霧本人だったとは!
    芸能事務所以外の人はみんな優しい人たちだった。
    蓮美は救われたのかな?

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    2024年07月18日
  • さいごの毛布

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    友人の紹介を受け、老犬ホーム《ブランケット》で働くことになった智美。
    老犬達と過ごす日々はトラブルの連続で上手くいかないことばかり。
    智美だけでなく、オーナーや飼い主達にも何やら事情がありそう。
    まあ何も抱えていない人なんていないだろうけど。
    そんな他者との関わりの中で彼女自身にも少しずつ変化が生じ始める。
    劇的な展開があるわけじゃないのに、なんか心が動かされる。
    それでいて癒やされるし面白いのだから凄いよな。

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    2024年07月16日
  • 南方署強行犯係 狼の寓話 〈新装版〉

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    よかった。久しぶりに推理ものを読んだ。
    誰が犯人かワクワクした。
    始めから二つの話が進んでいく。
    なんでかなと思いながら読んでいった、
    後でそうかそうなるのかとわかった。
    狼の話 最初に読んだ時と 全て読んでから読み返した時とで全くイメージが変わったと私は思った。

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    2024年07月15日
  • アンソロジー 舞台!

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    【日常の中にいる、クララとドロッセルマイヤー】

    ミュージカル、2.5次元、バレエ、ストレート・プレイ……様々な舞台を題材に描かれた5編が収録された短編集である。

    ただ、「華やかで遠く感じる『舞台』というその空間は、自分という役を生き、誰かの人生に思いを馳せる私たちにとって、意外に身近な場所なのかもしれません。」という扉に書いてある触れ込みって、読んでみたら結局、3編目の白尾悠「おかえり牛魔王」だけの話なんとちゃうのん?と感じた。

    毎日定時で退社する、社内の人付き合いも忖度もへったくれもない後輩の派遣社員、桐ヶ谷を探るうちにその演劇の指導者しての並々ならぬ実力に触れ、自らも演劇に助けられた

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    2024年07月15日
  • サクリファイス

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    ネタバレ



    結末に驚愕した。
    そして、ロードレースの世界に魅せられた。
    主人公の白石の人柄もいい。
    かっこいいのだ。
    もちろん石尾さんも。

    続編もあるらしい。
    もちろん読みます!

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    2024年07月11日
  • 三つの名を持つ犬〈新装版〉

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    それぞれの心情を想像すると切ない。
    だけどストーリーがとても面白くて一気に読み切ってしまった。
    愛犬の死を隠蔽するため、よく似た別の犬を連れ帰った都。
    そこから予想外の展開になり「えっこれどうなるの?」と終始ハラハラした。
    今まで犬を飼ったこともないのに、この作品を読むと愛おしく思える。

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    2024年07月10日
  • おいしい旅 しあわせ編

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    アミの会、好き。
    いろんな作家さんの物語が読めるのが好き。
    しあわせ編というだけあって、
    美味しいだけじゃなく幸せな気持ちで読み終えられて、ほんと、ごちそうさまでした。

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    2024年07月07日
  • サクリファイス

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    おもしろい!

    スポーツ漫画のような躍動感かと思いきや、後半の急激なミステリー。
    人間模様も描かれていて引き込まれました。
    これは忘れた頃にまた読みたい。

    きっとこの考え方は私にも大きな影響を与えるんだろうな

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    2024年07月04日
  • 南方署強行犯係 狼の寓話 〈新装版〉

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    失敗した新人、會川圭司刑事の新しい指導刑事は黒岩刑事(ごつくない女性)さて今度はうまく行くのかな?

    寮で同居のお兄ちゃん宗司君に負けずにがんばれーって応援しててもいいかなぁ

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    2024年06月30日
  • さいごの毛布

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    表紙が可愛くて即購入。
    最近近藤史恵さんにハマりかけてます。今まで読んだのは数冊だけど、どれもどこかで暗い部分がありました。ほっこり系もです。
    表紙が可愛くてもどうせ暗いんでしょ、と思いながら読んでみました。

    主人公の智美は人と関わるのが苦手。そのせいで人生が上手くいってなかった。そんな時に友人の紹介で、犬の最期を看取る老犬ホーム、ブランケットで住み込みで働くことになります。そこにいる犬たちのお世話、犬たちに元気をもらったり、犬の最期を看取ったりして、智美はどんどん強く成長していきます。

    ブランケットに預けられる犬には、様々な事情があります。その事情というのが、人間の身勝手さも含まれます。

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    2024年06月30日
  • 夜の向こうの蛹たち

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    ネタバレ

    サラッと読み始められるが、しっかりと物語に入れて好きなタイプのお話だった。 

    主人公は、容姿にも恵まれ小説家としても成功してる「織部」を巻き込んで起きるお話。彼女、恋愛対象は女性。彼女の恋心が、一人の美人で異性受け抜群の新人作家の秘密に巻き込まれていく様が、読んでいて「あ〜」という感想の元進んでいった。
    小説の内容は興味深かったが、何より登場する料理の描写がたまらん!






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    2024年06月22日
  • 私の命はあなたの命より軽い

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    ネタバレ

    15歳で堕胎した妹と、幸せな結婚・出産を迎えた姉の話。
    文体がきれいで大変読みやすく、しかし先の展開は全く読めず、みのりちゃんの自殺の真相を知った時は「そうだったのか……」と主人公同様に深い絶望に浸れた。
    最後もじわりと這い寄るような後味の悪さが良かった。

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    2024年06月19日
  • 幽霊絵師火狂 筆のみが知る

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    序幕/座敷小町/犬の絵/荒波の帰路/彫師の地獄/
    悲しまない男/若衆刃傷/夜鷹御前/筆のみが知る/終幕

    病弱な真阿はよく部屋にこもっている。そんな時に幽霊絵師が居候するなんて。と思っていた彼女は少しずつ絵師に近づいて行く。そして彼女は筆を取り、そして不思議が始まる。

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    2024年06月13日
  • はぶらし

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    2時間一気読み。
    展開もラストも地味な感じがなんともリアルで良かったです。
    心理描写にウエイトをおき、起伏のない話でここまで惹きつけてしまう作家さんの実力に感服。

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    2024年06月11日
  • シャルロットの憂鬱

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    シャルロットが可愛いすぎる。
    姿なんて見えないはずなのに彼女の愛らしさが見える。
    心温まる連作ミステリーも良いなあ…と癒やされて終わりじゃないのが流石です。
    心臓がキュッとなるような切ない話。
    クスッと笑える話。
    ゾッとさせる話。
    バリエーション豊かでホント面白かった。

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    2024年06月08日
  • みかんとひよどり

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    安定の、近藤さんの”お食事モノ”。

    フレンチのシェフ・潮田は、猟に入った山で遭難しかけたところを、偶々通りかかったハンターの大高に助けられます。
    ジビエ料理を扱う潮田は、無愛想だけど腕の良い大高の捕った肉を店に出す料理に使いたいと契約を持ちかけますが・・。

    雇われシェフとしてなかなか店の利益に貢献できない焦りを抱える潮田と、孤高のハンター(猟師)大高との距離感が徐々に縮まっていく過程描きつつ、"ジビエ"というテーマを軸に、"命を頂くこと"について考えさせられる、何気に深い内容となっております。

    私は、所謂"畜産肉"を使った料理し

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    2024年06月07日
  • 南方署強行犯係 黄泉路の犬 〈新装版〉

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    ちょっと情けない感じの刑事とその先輩が、動物虐待にかかる殺人事件を追っていく、二人のシリーズの2作目。
    事件の展開は、前作同様気持ちよく終わるというより、読み手に課題を投げかける重さをまとっている。
    それとは別に、登場人物たちのどこかユーモラスでもあり、謎めいたところもある設定には大いに愛着も沸きます。

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    2024年06月04日
  • 三つの名を持つ犬〈新装版〉

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    ネタバレ

    ミステリとしては微妙だが、文章の繊細さ?滑らかさがとても好み。
    三つの名を持つ犬、最初は人間の事情で飼い主を変えられ可哀想と思ったが、逆を考えれば、3人に愛された幸せな犬と取ることもできるのでは無いか。
    まあ、この考え方もエゴかもしれないが。

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    2024年06月03日
  • さいごの毛布

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    人と接するのが苦手な智美は、老犬ホーム「ブランケット」で働くことになる。様々な事情で飼い主と暮らせなかった犬達とホームをめぐる連作。
    犬達がブランケットに来た理由は、飼い主の身勝手さに腹が立つものもあり、やまれぬ事情もありと様々ですが、どの犬も最期まで穏やかに過ごして欲しいと願います。

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    2024年05月30日