近藤史恵のレビュー一覧

  • マカロンはマカロン

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    シリーズ3作目。あっという間に読み切ってしまった。
    表題作である「マカロンはマカロン」も勿論良かったが、「ムッシュ・パピヨンに伝言を」が二度読み返し、また直ぐ読めるように付箋を付けた程好みな作話だった。
    改めて著者の近藤史恵さんは人間関係や心情を描くことに長けている方だなと感心した。

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    2025年05月19日
  • 私の命はあなたの命より軽い

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    一気読みしました。よくある家族のちょっとした違和感と、家族だからこその秘密から成るストーリー。登場人物達のあるある感と実際に起こりうる(超レアケースだとは思うが)問題に、自分ならどうする?と考えさせられた。

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    2025年05月08日
  • 天使はモップを持って

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    近藤史恵さん読書キャンペーンがそろそろおわりそうです。『天使はモップを持って』、キリコちゃんシリーズの第1作目。キリコちゃんと新入社員の大介の出会いから、社内の色々なトラブルを、解決していく連作短編です。

    どの短編もライトに読めるので、気楽に読みたい方にオススメでしょうかね。でも、近藤先生らしく、人間のもつ闇のようなココロ、粘着質な女性の内面と、男優位社会からぬけだせない男の弱さがチラホラブレンドされていますのでご注意を。

    ワタシも女性ばかりの職場で20代を過ごしました。自分的には女性は優秀で、優しいなぁと思っていました。いい匂いするし。しかし、その女性先輩達はみな言っていましたね。
    『女は怖いよ。裏ではドロドロだよ〜』って。

    ふーむ。あなたも女性ですよね、ドロドロなんですか?
    っていつも思ってましたよ、私は。

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    2025年05月07日
  • インフルエンス

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    ネタバレ

    続きが気になりすぎてページをめくる手が止まらなかったです!!ずっと主人公(小説家)が何か関係あるドンデン返し系かと思っていたので、最後そっちかー!と騙されました。笑

    女性の友情特有のドライなベトベト感(?)といい、終始付きまとう罪悪感の気持ち悪さといい、完全に友梨に感情移入して読むのがどんどん苦しくなりました。ほんとリアルすぎてこわい…

    こちらの作者の方の本は初挑戦でしたが、
    他の作品も読んでみたいと思います!!
    新しい推し作品が見つかって嬉しい!

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    2025年05月01日
  • ふたつめの月

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    近藤史恵さんの『賢者はベンチで思索する』の続編。久里子ことくりちゃん奮闘記です。

    テーマは面白いとこから始まったのです。
    契約社員から正社員に登用され、2ヶ月経ったある日、尊敬する上司から言われます。
    『あしたから、こなくていいから』と。うまくやっていたはずなのに。会社のトラブルから事業縮小で何人か辞めてもらうことになったらしい。
    ただ、同僚から後日聞かされます。『部長が、正社員になったのに急にやめるなんて』って怒っていたよと。しかも辞めさせられたのはどうやら自分だけ。 あれ?

    何が起きてるの!と十分すぎるミステリ!

    何かくりちゃんやらかしていた?経営者が不正してる?何があったんだ?とくりちゃん目線で読み進めるんだけど、意外と小ちゃな理由で解決へ。復職はできずで、いや解決したんかいな?

    そうだ、近藤さんはミステリを盛り上げるお人ではなかった。くりちゃんの成長を描いているんだったと反省。

    ほっこり要素もたくさん盛り込まれ、今回から出てきた恋敵女子高生アスカちゃんも、捻くれ方も可愛らしく、仲良しになっていく感じも良かった。

    2匹のワンチャン、アンとトモ。この子達の描き方が可愛すぎると思ったら、近藤さんもテツくんというワンチャンを飼われているとか。

    犬好きの方はオススメ作品です。

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    2025年04月30日
  • タルト・タタンの夢

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    久しぶりに頑張らない読書ができた。
    小さなフレンチビストロのシェフが、お客さんのちょっとした悩みを解決するお話。シェフとギャルソン、ワインソムリエの関係性にもほっこりする。
    料理の描写が活き活きしていて、読んでてお腹が空く1冊だった。

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    2026年06月04日
  • 昨日の海は

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    切なく重い
    とある1人の高校生の人生が変わる瞬間
    そんな日々を覗き見させてもらった感覚

    幸せなのだろうか
    高校生だから、大人になる手前だから、
    受け止めきれたのかもしれない

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    2025年04月18日
  • キアズマ

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    近藤史恵さん、読書強化月間中!
    サクリファイスシリーズの番外編。

    白石くんは今回はお休みで、新しい主人公の登場です。大学生からロードレースデビュー!
    あれよあれよで、インカレで優勝!

    今回は主に3人しか選手として出ないため、
    あまりエースとかサポートとかがあまりでてこなかったですね。ダブルエースになったところも
    あまり争うでもなく、ちょっと残念。

    どちらかと言うと、ダブルエースの二人の
    背負っいる重い過去に焦点が当たっていましたね。二人とも直接的には悪くないのに、自分に何かできたはず!と重荷を自ら背負っています。

    解説にもあるように、この作品読んで『ロードバイク乗ってみたい!』になるといいなぁって思います。
    私も初めて乗ったとき、道路の抵抗が全く感じなくて、飛んでいきそうな感覚になったことを覚えています。
    今なら、e-バイク(電動自転車)かな?

    あと4冊、近藤さんの作品が本棚にあります。
    今夜は三舟シェフに会いにいこう!

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    2025年04月17日
  • おいしい旅 初めて編

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    旅と食がテーマの作家さん達の短編集。まんまと食べたく、行きたくなっていますw
    ちょうど季節や状況が、一緒の作品が多くて、するりと作品に入って ご飯共にもぐもぐしたかのようでした。

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    2025年04月12日
  • キッチンつれづれ

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    ネタバレ

    【あらすじ】
    世界はキッチンで回っている! 

    大崎梢、近藤史恵、永嶋恵美、新津きよみ、福田和代、松村比呂美、矢崎存美、福澤徹三。短編の名手8人が「台所」をテーマに競演。「ここだけのお金の使いかた」「おいしい旅」シリーズなど、続々重版中の人気ユニットによる全編書下ろし短篇集。

    『引っ越しはどこか人生の棚卸しに似ている。必要のないものを手放し、本当に必要なものを手に入れる。』

    【個人的な感想】
    キッチンの数だけの人生がある。
    私は「姉のジャム」がグッときた。

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    2025年04月07日
  • マカロンはマカロン

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    シリーズ3作目。
    読みやすくて面白くただお腹空いちゃう悩ましい作品。今回も三船シェフの推理が冴え渡っていました。新作も出ているようなので次も楽しみだな。

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    2025年04月04日
  • 歌舞伎座の怪紳士

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    オペラ座の怪人ならぬ歌舞伎座の怪紳士。
    観劇代行のアルバイトで足を運んだ芝居には必ず「親切な老紳士」がいるのは、なぜだろう?その真相がステキすぎて、ラストはスタオベしました私!

    それにしても、近藤史恵作品は相変わらず優しい。甘やかすんじゃなくて、寄り添ってくれる。
    悪行を働いた人間にも、寄り添う優しさがある。主人公が、自分から遠い人間とは思わないと言っていたように、人間の持つ感情って、そんなに違わないように思う。さまざまな人の心模様と、芝居が重なる物語。紳士の謎も相まって、歌舞伎なんて見たことなかったのに本を捲る手が止まらない。

    新しいことに出会って、興味をもって、のめり込んでいく感覚はオタクなのでよーく分かる。そして、好きなことがあるって改めて素晴らしいことだなと思う。ミステリとしては説得力に欠ける部分もあるなと思ったけど、それ以上に読後感が最高だったから良し!

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    2025年03月24日
  • シフォン・リボン・シフォン

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    タイトル、装丁の雰囲気とは異なる印象の1冊。
    ほっこりする短編集かと思っていたら、完全に裏切られた。

    めちゃくちゃに腹が立ったり、涙が出たり、人間くさい物語だった。

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    2025年03月23日
  • おはようおかえり

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    時代によって変わる価値観。
    果たして自分は恵まれているのか。
    大切なのは、何かと比較することでなく、
    自分がどうなりたいのか、どうありたいのか。
    そんなことを、改めて考えるキッカケに
    なりそうなお話でした。

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    2025年03月22日
  • マカロンはマカロン

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    今回はほっこりというより不穏な読後感になるものも多くて、だからこそ続きが気になった。
    過去エピソードに登場した人たちや場所が再登場するのがいいなぁ。
    相変わらず美味しそうな描写で、食べたことがないどころか見たことすらない料理ばかりでも全部美味しそうで食べたくなる。
    フランス料理、食べに行ってみたい。
    お気に入りを1つ選ぶなら『共犯のピエ・ド・コション』かな。

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    2025年03月18日
  • 私の命はあなたの命より軽い

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    ネタバレ

    衝撃的なタイトルですが、内容はしごく真っ当なサスペンスでした。
    章ごとの「ヒキ」が素晴らしくって、ページを繰る手がとまらなかったです。
    理想的に見えていた家族の醜い内実。
    親とか兄弟とか、実は一番よくわかってない存在なのかもしれない。

    葛藤を乗り越え、メデタシメデタシ、と思いきや。
    不穏な余韻を残すラストも好みでした。オススメです。

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    2025年03月13日
  • エール!(1)

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    好きな作家さんたちのお仕事アンソロジー
    仕事をしている時には積読していたのに
    「今」読みたくなったのでした

    仕事っていいな
    と素直に感じました
    色々ある  お客様からも 一緒に働く人たちも
    でも、「ありがとう」とか「あなたにまた会いにきます」って言われた時の嬉しさは
    全てを吹き飛ばします!!

    今私も次の仕事をどうしようか迷っています
    少しの充電期間を過ごしています
    何の仕事を選んだとしても、この本に出てきた6人の女性たちのように
    自分に嘘をつかない まっすぐな仕事をしたいなと感じました!

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    2025年03月10日
  • スティグマータ(新潮文庫)

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    ネタバレ

    白石誓
    オランジェフランセ所属。

    パトリシア
    白石が住む家の大家。六十代の女性。会計士。

    伊庭和実
    白石とは日本で二年間同じチームで走った。今年、イタリアのコンチネンタルチームに移籍したが、フランスの新しいチーム・ラゾワルに移籍。

    ドミトリー・メネンコ
    ソ連が残した最後の至宝と呼ばれた選手。ドーピングで告発され、全ての記録の剥奪と、二年間の出場停止処分を受けた。ラゾワルで復帰。

    ピヴォー
    ラゾワルの監督。

    ニコラ・ラフォン
    オランジェフランセに移籍。三年前のツールで衝撃的なデビューを果たし、新人賞を目と前にしながらトラブルでツールを去った。

    トラマ
    オランジェフランセの監督。

    アイトール
    オランジェフランセの選手。ベテラン選手。

    ジュリアン
    オランジェフランセの選手。今年プロになったばかり。

    イバイ
    オランジェフランセの選手。

    アンリエッタ
    オランジェフランセの女性マッサー。

    アントニオ・アルギ
    オランジェフランセの選手。三十五歳。

    ミッコ・コルホネン
    以前、白石と同じチームだった。サポネト・カクト。

    レナ
    ミッコの妻。

    アキ
    ミッコの息子。

    ラス・ウィルソン
    メネンコがドーピングをしていると告発した。チーム・ラゾワル。

    マルティン
    オランジェフランセの選手。

    ジェレミー・イェン
    香港出身の若いプロ選手。チーム・ラゾワル。

    里中幸太
    ジャーナリスト。

    ヒルダ
    アルギの妹。

    ハビエル・レイナ
    アルギの妹。

    オリビエ
    オランジェフランセのメカニック。

    アルチュール
    オランジェフランセの選手。ニコラとは前のチームでも一緒だった。

    ドニ・ローラン
    ニコラのチームメイトであり、親友だった。三年前のツールの最中、事故で命を落とした。

    モッテルリーニ
    イタリア人選手。何年か前まではエースとして優勝争いに何度も絡んだ選手。今はアレジオ・ネーロでアシストをやっている。

    セルゲイ
    オランジェフランセの選手。

    ヨナス・ハーマン
    ITTレーシングチームの選手。

    ニック
    オランジェフランセの選手。

    マーシェル
    メネンコのチームメイト。

    ダロワ
    ベルギーのスプリンター。

    アンドレア・ベレンソン
    サポネト・カクトの若手選手。

    ジェフリー
    オランジェフランセのマッサー。

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    2025年03月05日
  • 天使はモップを持って

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    最初の話の犯人が本当に意外というか、この人であって欲しくなかった気持ちがして、マイナスだったんだけど、他の話は近藤さんワールドで良かった。
    最終話なんかしてやられたり、でしたね。うまいなあ、本当に。
    ひよこのやつも、??って思うことがあって、まだまだ人の感情に理解が薄いと思いました
    うーむ

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    2025年02月28日
  • マカロンはマカロン

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    ネタバレ

    「ビストロ・パ・マル」第3弾。7話の短編集

    今回も美味しそうなものがたくさん。知らない名前の物もあるので、調べてみるとさらに楽しい。
    マカロンは、お店などでよく見る色とりどりの可愛いものだけではないことを知ってびっくり。

    今回も、料理ごとに、少し切なかったり、人の心の奥底をのぞくような話だった。
    美味しいものを、心のまま美味しくいただく。できれば一緒に心から楽しめる人と。
    これってすごく大事なことなんだなと思ってしまった。
    そして、作る側も。

    「男性の悪い癖だ。男にとっての異性の評価は、彼の人生のごく一部なのに、女にとってのそれは男とは比べものにならないほど大きいと考えてしまうのです」

    「ずるいことだってことはわかっている。でも、生きるためには少しくらいずるくなってもいいと思っているの」

    「人に喜んでもらいたいという気持ちは悪いことですか?」

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    2025年02月23日