近藤史恵のレビュー一覧
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近藤史恵さん読書キャンペーンがそろそろおわりそうです。『天使はモップを持って』、キリコちゃんシリーズの第1作目。キリコちゃんと新入社員の大介の出会いから、社内の色々なトラブルを、解決していく連作短編です。
どの短編もライトに読めるので、気楽に読みたい方にオススメでしょうかね。でも、近藤先生らしく、人間のもつ闇のようなココロ、粘着質な女性の内面と、男優位社会からぬけだせない男の弱さがチラホラブレンドされていますのでご注意を。
ワタシも女性ばかりの職場で20代を過ごしました。自分的には女性は優秀で、優しいなぁと思っていました。いい匂いするし。しかし、その女性先輩達はみな言っていましたね。
『女は怖いよ。裏ではドロドロだよ〜』って。
ふーむ。あなたも女性ですよね、ドロドロなんですか?
っていつも思ってましたよ、私は。 -
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近藤史恵さんの『賢者はベンチで思索する』の続編。久里子ことくりちゃん奮闘記です。
テーマは面白いとこから始まったのです。
契約社員から正社員に登用され、2ヶ月経ったある日、尊敬する上司から言われます。
『あしたから、こなくていいから』と。うまくやっていたはずなのに。会社のトラブルから事業縮小で何人か辞めてもらうことになったらしい。
ただ、同僚から後日聞かされます。『部長が、正社員になったのに急にやめるなんて』って怒っていたよと。しかも辞めさせられたのはどうやら自分だけ。 あれ?
何が起きてるの!と十分すぎるミステリ!
何かくりちゃんやらかしていた?経営者が不正してる?何があったんだ?とくりちゃん目線で読み進めるんだけど、意外と小ちゃな理由で解決へ。復職はできずで、いや解決したんかいな?
そうだ、近藤さんはミステリを盛り上げるお人ではなかった。くりちゃんの成長を描いているんだったと反省。
ほっこり要素もたくさん盛り込まれ、今回から出てきた恋敵女子高生アスカちゃんも、捻くれ方も可愛らしく、仲良しになっていく感じも良かった。
2匹のワンチャン、アンとトモ。この子達の描き方が可愛すぎると思ったら、近藤さんもテツくんというワンチャンを飼われているとか。
犬好きの方はオススメ作品です。 -
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近藤史恵さん、読書強化月間中!
サクリファイスシリーズの番外編。
白石くんは今回はお休みで、新しい主人公の登場です。大学生からロードレースデビュー!
あれよあれよで、インカレで優勝!
今回は主に3人しか選手として出ないため、
あまりエースとかサポートとかがあまりでてこなかったですね。ダブルエースになったところも
あまり争うでもなく、ちょっと残念。
どちらかと言うと、ダブルエースの二人の
背負っいる重い過去に焦点が当たっていましたね。二人とも直接的には悪くないのに、自分に何かできたはず!と重荷を自ら背負っています。
解説にもあるように、この作品読んで『ロードバイク乗ってみたい!』になるといいなぁって思います。
私も初めて乗ったとき、道路の抵抗が全く感じなくて、飛んでいきそうな感覚になったことを覚えています。
今なら、e-バイク(電動自転車)かな?
あと4冊、近藤さんの作品が本棚にあります。
今夜は三舟シェフに会いにいこう! -
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オペラ座の怪人ならぬ歌舞伎座の怪紳士。
観劇代行のアルバイトで足を運んだ芝居には必ず「親切な老紳士」がいるのは、なぜだろう?その真相がステキすぎて、ラストはスタオベしました私!
それにしても、近藤史恵作品は相変わらず優しい。甘やかすんじゃなくて、寄り添ってくれる。
悪行を働いた人間にも、寄り添う優しさがある。主人公が、自分から遠い人間とは思わないと言っていたように、人間の持つ感情って、そんなに違わないように思う。さまざまな人の心模様と、芝居が重なる物語。紳士の謎も相まって、歌舞伎なんて見たことなかったのに本を捲る手が止まらない。
新しいことに出会って、興味をもって、のめり込んでいく感覚はオタクなのでよーく分かる。そして、好きなことがあるって改めて素晴らしいことだなと思う。ミステリとしては説得力に欠ける部分もあるなと思ったけど、それ以上に読後感が最高だったから良し! -
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ネタバレ白石誓
オランジェフランセ所属。
パトリシア
白石が住む家の大家。六十代の女性。会計士。
伊庭和実
白石とは日本で二年間同じチームで走った。今年、イタリアのコンチネンタルチームに移籍したが、フランスの新しいチーム・ラゾワルに移籍。
ドミトリー・メネンコ
ソ連が残した最後の至宝と呼ばれた選手。ドーピングで告発され、全ての記録の剥奪と、二年間の出場停止処分を受けた。ラゾワルで復帰。
ピヴォー
ラゾワルの監督。
ニコラ・ラフォン
オランジェフランセに移籍。三年前のツールで衝撃的なデビューを果たし、新人賞を目と前にしながらトラブルでツールを去った。
トラマ
オランジェフランセの監督。
アイトール
オランジェフランセの選手。ベテラン選手。
ジュリアン
オランジェフランセの選手。今年プロになったばかり。
イバイ
オランジェフランセの選手。
アンリエッタ
オランジェフランセの女性マッサー。
アントニオ・アルギ
オランジェフランセの選手。三十五歳。
ミッコ・コルホネン
以前、白石と同じチームだった。サポネト・カクト。
レナ
ミッコの妻。
アキ
ミッコの息子。
ラス・ウィルソン
メネンコがドーピングをしていると告発した。チーム・ラゾワル。
マルティン
オランジェフランセの選手。
ジェレミー・イェン
香港出身の若いプロ選手。チーム・ラゾワル。
里中幸太
ジャーナリスト。
ヒルダ
アルギの妹。
ハビエル・レイナ
アルギの妹。
オリビエ
オランジェフランセのメカニック。
アルチュール
オランジェフランセの選手。ニコラとは前のチームでも一緒だった。
ドニ・ローラン
ニコラのチームメイトであり、親友だった。三年前のツールの最中、事故で命を落とした。
モッテルリーニ
イタリア人選手。何年か前まではエースとして優勝争いに何度も絡んだ選手。今はアレジオ・ネーロでアシストをやっている。
セルゲイ
オランジェフランセの選手。
ヨナス・ハーマン
ITTレーシングチームの選手。
ニック
オランジェフランセの選手。
マーシェル
メネンコのチームメイト。
ダロワ
ベルギーのスプリンター。
アンドレア・ベレンソン
サポネト・カクトの若手選手。
ジェフリー
オランジェフランセのマッサー。
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ネタバレ「ビストロ・パ・マル」第3弾。7話の短編集
今回も美味しそうなものがたくさん。知らない名前の物もあるので、調べてみるとさらに楽しい。
マカロンは、お店などでよく見る色とりどりの可愛いものだけではないことを知ってびっくり。
今回も、料理ごとに、少し切なかったり、人の心の奥底をのぞくような話だった。
美味しいものを、心のまま美味しくいただく。できれば一緒に心から楽しめる人と。
これってすごく大事なことなんだなと思ってしまった。
そして、作る側も。
「男性の悪い癖だ。男にとっての異性の評価は、彼の人生のごく一部なのに、女にとってのそれは男とは比べものにならないほど大きいと考えてしまうのです」
「ずるいことだってことはわかっている。でも、生きるためには少しくらいずるくなってもいいと思っているの」
「人に喜んでもらいたいという気持ちは悪いことですか?」