近藤史恵のレビュー一覧

  • 迷 まよう

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    書き手の違いを存分に楽しめるアンソロジーは、読んでいて本当に楽しいです。

    「迷う」主人公達、それぞれのストーリーは読みやすいけど、短編の中で展開や語りがコロコロ変わるとついていくのが精一杯。そして戻ってまた読んだり、、「あぁ〜多分作者の意図にはまったな」と思って苦笑いしたり、その後の安否が気になったり納得したり首をひねったりだった。そして、最後に掲載されている編、さすがだなぁと。

    アンソロジーを読むと、自分の好みを確信させてくれますが新たな発見もあったりして、また次のアンソロジーを探してしまう、嬉しい連鎖になります。

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    2024年05月21日
  • エデン

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    遠いヨーロッパで日本人ただ1人の選手。
    所々で、それぞれの国の国民性が垣間見えるところが新鮮でした。
    食事の前に手を合わせてるだけで、信心深いと思われるなんて…日本人としては当たり前の行動ですが、なるほだなと思いました。
    ドーピング問題もあって、それはどの競技でもやっぱり出てくるんですね。

    ロードレースはルール?とかがやっぱりピンとこないけど、チカが山を下って行くところは気持ち良さがすごく伝わってきました。

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    2024年05月20日
  • 幽霊絵師火狂 筆のみが知る

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    人間味を感じる

    1つ1つの話の中で、人間の弱さ、悩み、儚さなどが垣間見える。悲しみと共に、人間を考えさせられる感じがした。

    #ダーク #切ない #怖い

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    2024年05月18日
  • サクリファイス

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    ロードレースというものを初めて知りました。
    レースものって自分が勝ちたい!というものばかりの中、アシストという役割があること、その方が楽しいと思う人がいることが新鮮でした。

    続編があるとのことなので、そちらも読んでみたいと思います!

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    2024年05月16日
  • アンソロジー 舞台!

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    舞台をテーマにした5作の短編。
    舞台を見る人なら、いろいろとわかる!と思うことあって楽しく読めると思う。

    『ここにいるぼくら』
    2.5次元舞台に出演することになった主人公。しかし、その役はシリーズもので、彼はいわゆるキャス変だった。
    いやー、2.5のキャス変は私も経験あるからわかるなー。(見る側だよ、もちろん)演者側からの立場として読んでて面白かった。

    『宝石さがし』
    バレリーナと衣装デザイナーの話。
    舞台の衣装って、いろいろなことを考えて作られているのと同時に、演者にとってはその役になるために、舞台に立つ上ですごく大切なんだなって感じた。2人の関係性がとても素敵だった。

    『おかえり牛魔

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    2024年05月16日
  • おはようおかえり

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    曾祖母が妹に憑依する、ファンタジー設定の家族ドラマ。女性の社会の在り方や、目標の持ち方は、現代の女性のテーマに通ずると思う。
    怖くないからなんでもできる、ではなく、
    怖くてもそれでも歩き出せる。
    あの人は前向きだから、と思ってた人も、実は怖いのかなと思った。怖いからやめる選択は、やめようと思った。

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    2024年05月09日
  • 南方署強行犯係 黄泉路の犬 〈新装版〉

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    會川と黒岩のバディ感がとても良い。
    愛犬誘拐事件を追う二人は怪しい女の情報を得る。
    その女の身元が判明し、いよいよ調査開始かと思いきや新たな事件に遭遇する。
    善悪で判断できるような単純な話でもなく、すぐにどうこうできる問題でもない。
    だからこそ、この結末は切ないなあと。

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    2024年05月07日
  • 歌舞伎座の怪紳士

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    再就職に、転職に、自分と向き合うことに、敷居が高いと思われている歌舞伎に
    1歩踏み出してごらんと言ってくれるような本
    久澄のように自分の何もかもに自信が持てないと
    高級なレストランやデパートに行くこともヒールを履くことですら躊躇してしまうのだろう
    私なんて…と
    過去私はそんな人に寄り添えず、頑張れ頑張れ、やれば出来ると押すことしか出来ていなかったと反省した
    人それぞれペースは違うし考えも違うことを肝に銘じて寄り添える人になろう

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    2024年05月04日
  • 南方署強行犯係 狼の寓話 〈新装版〉

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    新装版の刊行ってありがたい。
    今は手に入らない昔の作品が読めるの、ホント嬉しい。
    警察バディものは楽しいし、キャラクターも好き。
    でも本作で扱う事件には考えさせられた。
    やっぱり難しいのかな。
    各章の冒頭に登場する寓話と今回の事件。
    その関連性を探りながら読んだ。

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    2024年05月03日
  • おはようおかえり

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    和菓子屋さんを舞台に、その曽祖母の思いや、父が在日であることへの葛藤などが描かれる。
    曽祖母がつぐみに乗り移るという、ファンタジー要素がありつつ、けっこうスルッと楽しく読んだ。

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    2024年04月30日
  • ホテル・カイザリン 電子再編集版

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    巻頭とラストの語り手が男性なのはわざとか?カイザリンは女性だけど。
    「金色の風」の姉妹のバレエダンサー『テレプシコーラ』のヒロイン姉妹を思い出した。お母さんがバレエ教室主催なのも同じだし。
    デーツのお菓子って近藤さんの他の作品にも出ていたよね。近藤さんの好きな味なんだな。
    「孤独の谷」はちょっと三津田信三っぽい。最近読んだからどう思ったのかな。
    自分のもの何でも欲しがる妹がいたら、しかもその妹が美人だったら、嫌だろうな。

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    2024年04月29日
  • タルト・タタンの夢

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    ネタバレ

    今までフランス料理というと、格式が高いイメージがあり何となく堅苦しいものだと思っていましたが、この小説では温かみのある家庭料理を楽しめます。特に個数を割り切れない素数にすることで、余った分を食べてもらえるように工夫されていた「割り切れないチョコレート」が印象的でした。母の思いと成長した息子の思いが「割り切れない」に込められていてぐっときます。三舟シェフの鮮やかな推理と心温まる謎の真相に、心も身体もお腹いっぱいになりました。

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    2025年12月21日
  • シャルロットの憂鬱

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    シャルロット可愛すぎます!!
    読んでいるだけでシャルロットの表情や、感情が伝わってきて犬好きにはたまりません。
    シャルロットを通じて色々な事件?を解決していくお話でとてもよみやすかったです!

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    2024年04月24日
  • マカロンはマカロン

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    心が暖かさを感じる

    軽快で暖かな読後感を持てるストーリー。もう少し踏み込んだ心理描写が欲しかったかな。個人的には、ちょっと軽すぎな感じがした。

    #切ない #ほのぼの

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    2024年04月21日
  • 歌舞伎座の怪紳士

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    音のひとつひとつが、雨粒のようだった。大きな雨粒がひとつひとつわたしの身体の上に降ってくる。皮膚の上で冷たく弾けて、わたしを濡らす。わたしはあっという間にずぶ濡れになる。

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    え〜ん、これまた面白かった〜!!!
    え〜、そゆこと?!堀口さんとしのぶさん切なくて泣いた…。
    ちょいちょいオペラ座の怪人のオマージュはさんでるのが素敵。

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    2024年04月18日
  • 岩窟姫

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    たぶん、感情は幾層にも重なって、グラデーションを作っているのだ。光の当たり方によって、本人にすら見え方が違う。

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    ほぉ。これまた面白かった。
    この人の本、冒頭は地味?でハズレかな…と思って読み進めると後半からラストの勢いがすごい。
    れみちゃんが全く違う道を歩もうとするラストが清々しかった。

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    2024年04月18日
  • おいしい旅 しあわせ編

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    ちょうど今年は伊勢に行こうと決めていたので、初めのお話はとても参考になった。行き方や伊勢うどんの由来、参拝の仕方など物語にちりばめられていたし、少年達の冒険を見守っている感じの話で、一番この中で楽しかった。どの作品も終わりに少しほっと出来てしあわせ編とはその通りたど思った。

    他5作
    ・失われた甘い時をもとめての二人は無事に出会ったのだろうか。続きが気になった。

    ・浜崎の奥さんを検索してしまった。そんなに美味しいのか。食べてみたいな。

    ・ベネツィアは1度は行ってみたい憧れの街だな。
    おばちゃんの話はきっと妄想だったようだけど、現実をみて主人公は学んだし、母との距離も縮まって良かった。

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    2024年04月16日
  • 南方署強行犯係 狼の寓話 〈新装版〉

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    近藤史恵さんの警察小説は初読。ちょっと怖い寓話と事件とのつながりはどこなんだろう、中盤以降になるほどと。
    けっして喜ばしい事件の解決ではなく、問題となった事柄についての根深さ・厳しさ・辛さがぐっとのしかかる一冊。

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    2024年04月12日
  • サクリファイス

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    ★4.5
    ロードレースと青春とミステリーがちょうどいい塩梅で配合され、サクリファイスの真の意味に昇格される完成度の高さ。
    文章量は少なめだが、行間からも読ませられる。

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    2024年04月12日
  • インフルエンス

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    面白かったです!
    読んでも読んでも拭えない不安感と息苦しさの中、あっという間に最後まで読んでしまいました。(褒めてる)

    語られる罪の連鎖の結末が一体どうなるのか気になる一方、目の前で語る友梨は果たして何者なのか。
    物語が進むにつれ、私は今どの辺まで騙されてるのだろう?ととても不安でした。読み終えた今でも、まだ何か騙されてるのでは…?と反芻してしまっています。

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    2024年04月03日