近藤史恵のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ツール・ド・フランスを舞台としたロードバイクレースの物語。前作「サクリファイス」の続編で、主人公、白石誓がついに夢の舞台、ツール・ド・フランスに挑む。
前作よりはロードバイクレースの話が長く、臨場感があった。クライマーであり、アシストである白石が、チームのエースのために献身的な働きをしながら、その都度状況を考え、自分の走りを全うする姿はとても惹きつけられました。ツール・ド・フランスの魅力がとても伝わってきて、こんなにもドラマがあるんだなと気づきました。
自転車をこよなく愛し、だからこそ3000キロを走破する過酷なレースに参加する。そんな男達の戦い様が伝わってきました。 -
Posted by ブクログ
【日常の中にいる、クララとドロッセルマイヤー】
ミュージカル、2.5次元、バレエ、ストレート・プレイ……様々な舞台を題材に描かれた5編が収録された短編集である。
ただ、「華やかで遠く感じる『舞台』というその空間は、自分という役を生き、誰かの人生に思いを馳せる私たちにとって、意外に身近な場所なのかもしれません。」という扉に書いてある触れ込みって、読んでみたら結局、3編目の白尾悠「おかえり牛魔王」だけの話なんとちゃうのん?と感じた。
毎日定時で退社する、社内の人付き合いも忖度もへったくれもない後輩の派遣社員、桐ヶ谷を探るうちにその演劇の指導者しての並々ならぬ実力に触れ、自らも演劇に助けられた