近藤史恵のレビュー一覧
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ネタバレ白石誓
フランスのチーム、パート・ピカルディの選手。二十七歳。去年までスペインのチーム、サントス・カンタンにいた。クライマー。
マルセル
パート・ピカルディの監督。三十九歳。誓がチームに馴染めるか気にかけている。
ミッコ・コルホネン
パート・ピカルディのエース。二十九歳。フィンランド人。オールラウンダー。
ジュリアン・デュポン
パート・ピカルディの選手。二十五歳。
ニコラ・ラフォン
フランスのチーム、クレディ・ブルターニュの選手。フランス人。二十四歳。チームに入ってすぐツール・ド・スイスで優勝。
伊庭和実
誓のかつてのチームメイト。
ドニ・ローラン
クレディ・ブルターニュの選手。クライマー。
イワノフ
パート・ピカルディのもうひとりの監督。
只野深雪
フォトグラファー。元OL。仕事を辞めたのを機にツール観戦へ訪れる。
マルコ・モッテルリーニ
アレジオ・ネーロの選手。三十二歳。去年の優勝者。
スティーブ・アンダーセン
バンク・ペイ・バの選手。イギリス人。三十四歳。
ホアン・カンピオン・ロドリゲス
エスパス・テレコムの選手。優勝候補の1人。クライマー。
マルケス
エスパス・テレコムの選手。去年まで誓のチームメイトだった。
サイモン
パート・ピカルディの選手。
アレックス
パート・ピカルディの選手。スプリンター。
ジェラール
パート・ピカルディの選手。
セレスト
パート・ピカルディのマッサー。
ロメア
エスパス・テレコムの選手。
コレーラ
アレジオ・ネーロの選手。
レナ
ミッコの妻。
アンナ
ミッコの娘。
デルボー
クレディ・ブルターニュの選手。 -
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私の劇場通いは主としてなんばグランド花月と祇園花月なのですが、この本を読むと、どちらも至近距離にある大阪松竹座と南座をスルーしとったらアカンやん私、と思うのでした。
これとか三浦しをんの『仏果を得ず』を読めば、歌舞伎や文楽などの日本の伝統芸能は決してとっつきにくいものではないということがわかるし、ミステリー要素もあって読みやすい。難しいという先入観を持たずに何でも観てみることで世界が広がるのだなぁと思えます。
鬱々とした毎日を送っているときは新しいものに目が向かなかったりするけれど、そういうときこそ試してみればいいのかも。そもそも私が花月通いを始めたきっかけもそうですから。 -
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人生につまづき立ち止まってしまう。それが何かのきっかけで前に進めるようになる、という話好きで読む機会が多い。この作品もそういう話なんだけど、きっかけが歌舞伎というのが私の中では斬新で面白かった。歌舞伎を全く知らない私が言うのは生意気になってしまうのだけど。
色々な事情によりパニック障害になってしまった主人公の岩居久澄。引きこもりがちな久澄に祖母のしのぶがあるバイトを頼む。それが歌舞伎などの演劇のチケットを渡すので、しのぶの代わりに演劇を観に行きその感想をしのぶに教える、というバイト。
そのバイトで歌舞伎などの演劇に出会い、久澄の気持ちが明るい方向へ向いて行く。
久澄が初めて歌舞伎を観て、ずど〜んと心に響いてしまったのが、歌舞伎を知らない私にも伝わってきた。久澄にとてつもない衝撃を与えたんだろうな。歌舞伎とはどんなものだろうか?人生経験で私も一回観てみたいな、と思いました。テレビとかではなく劇場で。
この作品で忘れてはいけないのが、老紳士の堀口。この老紳士と久澄は毎回劇場で会う。何故か。
久澄は堀口と話をしてると気持ちが落ち着き、久澄にとっては癒しの老紳士。この方が素敵だ。
劇場で毎回堀口と会ってしまう理由、しのぶが久澄に演劇のチケットを渡す理由が最後には分かるのだけど、とにかくジーンとくる。淡い恋の話は好き。久澄が色々な人に助けられ、最終的には自分で立ち直っていく姿にもジーン。そして私も頑張ろうと思いました。今、仕事が忙しくて疲労困憊だけど、元気を貰えました。
読んでいると、アガサ・クリスティーの『謎のクィン氏』が頭に浮かんだ。久澄がサタースウェイトで堀口がクィン氏。久澄が劇場で困っていると堀口がそっと助けてくれる。『謎のクィン氏』もそんな感じだった気がする。 -
Posted by ブクログ
好きな物語。ちょこっとミステリーもあり、歌舞伎やオペラ、演劇について知ることもできて面白かった。歌舞伎を観に行きたくなる。読んでいるときは登場人物それぞれのエピソードをもう少し深掘りして欲しいと思ったが(え?それで終わりなの?って思っちゃった笑)読み終えた今思うと深掘りしなくて良かったのかもしれない。丁寧に描写される歌舞伎や主人公の心情がより際立って印象に残ってるのでそう思った。
終始ゆるやかな雰囲気だったので、読んでいて癒されたし主人公が一歩踏み出して好きなことを楽しめる日々を送れるようになって良かった。私もいつまでも好きなことを楽しんでいきたいな〜