【感想・ネタバレ】[新版]モップの精は深夜に現れるのレビュー

あらすじ

謎解きの鍵は、ゴミ箱の中に!? 大介と結婚し派遣で清掃の仕事をしているキリコ。オフィス清掃をしていたある夜、シュレッダーのゴミの量が妙に少ないことに気付くが……(「悪い芽」)。おしゃれでキュートで、お掃除が大好きなキリコが事件を解決する大人気ミステリー〈清掃人探偵〉シリーズ第2弾。最終話ではキリコが突然消えて……!? 読めば元気がわいてくる4つの物語。

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Posted by ブクログ

〈再登録〉キリコシリーズ第二作。キリコが清掃人として出入りするオフィスでの謎を解明する3作と、キリコと前作の語り手・大介のその後を描いた1篇を収録。
現代っ子でありながら聡明なキリコはやっぱり魅力的。「鍵のない扉」での「心を擦り切れさせて同じ場所にとどまるよりも、別の方法があるならそれを探したい」という言葉に共感しました。

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2024年05月29日

Posted by ブクログ

ネタバレ

目次
・悪い芽
・鍵のない扉
・オーバー・ザ・レインボウ
・きみに会いたいと思うこと

最初の話『悪い芽』も読後感がよろしくはなかった。
「駄目な人間は、いくら管理して教育しても無駄だよ」
「自分には人を振り分ける権利があると思っているのかしら」
いるよね、こういう人。
自分は一段上にいると勘違いしている人。
そして、自分の感覚・意見が絶対正しいと信じて疑わない人。
その自信はどこから来るのだろう。
少し分けていただきたい。

しかし『鍵のない扉』と『オーバー・ザ・レインボウ』は駄目だ。
「死ねばいいのに」と思うのと、「死ぬかもしれないことをやる」のは全然違う。

『鍵のない扉』は、それっほっちの理由でそんなことする?って思う。
未必の故意かもしれないけれど、製薬会社の広報誌を作っているような人が、アレルギーについて知らないわけがない。

『オーバー・ザ・レインボウ』もなぜそっちに舵を切ったのか?
不都合な存在は目の前からいなくなればいいって、あまりにも短絡的。
そしてそんな会社に残って夢をかなえようとする気持ちもわからん。

と、文句を言いながらも読んでしまう。
キリコのキャラクターがいいんだなあ。
”相手に自分の考えを押しつけるのではなく、自分が考えを曲げて相手に従うのではなく、それ以外の解決法を見つけている。”
服装は奇天烈でも、中身は大人だよね。

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2023年03月07日

Posted by ブクログ

女清掃人探偵キリコシリーズ第2弾。
毎回、清掃場所が違うなーと思っていたら、短期で派遣されて行くらしい。そして、難事件を解決していく。いつの間にかキリコと大介が結婚していてビックリ‼️まあ、運命の出会いってあるよね。次回作も楽しみ

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2021年05月25日

Posted by ブクログ

キリコ・シリーズの2作目。
清掃員の仕事を久しぶりに始めるみたいな箇所があって、不思議だったが、この作品を読んで納得。
キリコが掃除を通じて観察できるというところがすごいな。
後書きにもあったが、未だに設定などに違和感がないのは、女性の立場が書かれた当時と変わっていないことの現れなのでしょう。もっと変えていかなければ。
仕事にひたむきなキリコに今回もたくさん教えられました。

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2019年07月24日

Posted by ブクログ

前作に比べて毒が強めで個人的にはいい感じだった。20年前に書かれた物語が今でも社会課題であることに私たちの進歩のなさを感じる部分もある。大介の自分語りは前作に引き続き苦手。

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2024年10月12日

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