近藤史恵のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
ネタバレ感想
今回はプロではなく、大学生がロードバイクと出会い、奮起する話。
大学の時の先輩もロードバイクやってたなぁ。なんて思い出しながら読んだ。
大学時代を捧げるくらい熱くなれるものに出会えたなんて幸せ。ロードバイクにも乗ってみたくなった。
あらすじ
フランス帰りの岸田は、新光大学に入学した。入学時に自転車部と事故を起こし、自転車部の部長の村上に怪我をさせてしまう。村上のお願いを何でも聞くといった岸田は、自転車部に入って欲しいと言われる。
しぶしぶ1年だけと考えて、自転車部に入ったが、岸田はロードレースの魅力に取りつかれていく。
岸田はエースの櫻井を追いかけ、練習や食事調整、体重管理など -
Posted by ブクログ
ネタバレ感想
白石の中で常にエースのアシストに徹するべきか、狙える時はトップを狙うかなど様々な葛藤が見てとれる。強いフィジカルだけでなく、正にメンタルと自己犠牲の精神が必要とされる世界。
一度、生で観戦したくなった。
あらすじ
白石はスペインのチームからフランスの大きなチームに移籍していた。ツール・ド・フランスを目前にチームのスポンサー撤退が知らされ、この先の契約が真っ暗になったが、チームエースのミッコを勝たせるため、ツール・ド・フランスでの奮起を誓う。
白石が所属するチームは、初戦からチームがチグハグだった。理由は、フランス人の新星のニコラを勝たせるために白石のチームもアシストとするという方針 -
Posted by ブクログ
人はみな、多かれ少なかれ満たされない思いを抱えて生きている。ただ、その思いとどんな向き合い方をするかの選択で人生は違ってくる。
その「選択」がもたらしたものを描く8つの物語。
◇
今日は学園祭当日だ。僕は久しぶりに校門を潜った。
高校2年で実行委員を務める僕は学園祭の中心メンバーとして運営に当たるはずだったが、家庭の事情で昨日までの1週間を欠席したためほとんど手伝えなかった。
エントランスに来た僕は壁に貼られたポスターに気がついた。ポスターには「降霊会、行います」と書かれていて、死んだペットの降霊をしますと、小さな字で付け加えられている。責任者は宮迫砂美となって -
Posted by ブクログ
第4作。
このシリーズは何度も読み返しているので、ビストロ・パ・マルは実際に訪れたことはないけれど馴染みのフレンチレストランのような気持ちになっている。
なので、コロナが蔓延し制限が課される中、「あの人々はこの時期にどうなっているんだろう?」と思いを馳せた1作だ。
営業時間を短縮したり席数を減らしたり、テイクアウトメニューを模索したり、料理教室を開いたり、その時の最善を尽くしていてほっとした。
ギャルソンの高築君の視点で語られている物語だが、彼はあまり感情の起伏がない。
ビストロ・パ・マルの他の面々も仲がいいが、あくまで仕事上でよいものを引き出すための関係という感じが心地よくも淡々としている -
Posted by ブクログ
「アミの会」のアンソロジー。
『初めて編』ということで、七編のストーリーは、初めて訪れる旅先での初めての食べ物が登場する。
料理が美味しそうだったのは、乗り鉄・食べ鉄にも嬉しい「下田にいるか」坂木司さん。なんと言っても下田なら行けそう!と思えるのが嬉しい。観光も楽しそう。
もうひとつは、サハリンでのロシア料理がたっぷりの「地の果ては、隣」永嶋恵美さん。初めて読む作家さん。作中では、既にロシアとウクライナの戦争の気配が描かれていて、今は…まだ、いつになったらロシアに旅行に行こうと思えるのかわからないけれど。
コロナ禍のあと、旅に出る物語が描きにくくなっただろうと思うけれど、むしろ、だからこ -
Posted by ブクログ
小説家である織部妙は、新人小説家の橋本さなぎという綺麗な女性を紹介される。
織部は、橋本さなぎの本に夢中になるが、紹介された橋本本人が、本の印象とは違うことに違和感を抱く。この人がこの本を書くのか?という違和感、わかる気がする。
暗く不条理な、そんな小説を書いている女性がホステス風だと、なんかイメージ違ったなってなりそうだ。この本では、織部以外の人は橋本さなぎに違和感を抱いていない様子なのは、単に「美人だからいっか」と美人は許されるということなのか、橋本さなぎの文体を初芝祐のような太った女性が書いていることを笑うのが主流だからなのか…。私には分からない。
でも確かに、小説家について見た目と作風