近藤史恵のレビュー一覧

  • 昨日の海は

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    ネタバレ

    ・「どちらかがどちらかを殺して、一緒に死んだの」

    ・「あれは心中事件であり、もしかすると殺人事件だったかもしれない。でも、わたしと妹はあの日、父と母に捨てられたの」

    ・「心中だとしたら、わたしと夢ちゃんはふたりから捨てられたことになる。でも殺人ならば、どちらかはわたしたちを見捨てたわけではないと信じられる」

    ・華子は娘を守ろうとして、プリントを水没させた。夫が命よりも大事にしていた作品よりも、娘の未来を選んだ。

    無理心中ではなく殺人事件だった。でもこれは娘を思って行ったもの。愛する娘を守るために母は犯罪者になったと思うと悲しい。それにしても夫はそこまでしてヌードを撮り見てもらいたかった理由がわたしには分からなかった。なぜヌードなのか、ヌードではなければふたりは死ぬことは無かったのに。

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    2024年11月06日
  • [新版]モップの精は旅に出る

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    キリコちゃんの物語もこれでおしまい。人のさりげない悪意や価値観の違いなど色々感じることが多かった。
    キリコちゃんが元気でいてくれれば…ってのはおんなじ気持ちだけど大介ちょっとうっとうしいぞ笑

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    2024年10月21日
  • シャルロットのアルバイト

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    ネタバレ

    再読。シリーズ2作目。犬と過ごす日々を通じて、いろんな出来事に遭遇したり、いろんな人に出会ったり、嬉しかったり、悲しかったりの物語。「天使で悪魔とシャルロット」が痛い話だけれど良かった。

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    2024年10月20日
  • おいしい旅 しあわせ編

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    たくさんのおいしいものがそれぞれの思い出と一緒に出でくる。食べ物を見るたびに思い出す昔の懐かしい記憶。ますますおいしい食べ物を食べたくなりました。

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    2024年10月20日
  • モップの魔女は呪文を知ってる

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    世の中善悪だけじゃ割り切れない部分が描かれる一冊。前作、前々作と快刀乱麻のキリコちゃんも今作では辛い気持ちを背負っていてそれがまた更に最後の短編の彼女の優しさにつながっているのかな。

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    2024年10月12日
  • おいしい旅 しあわせ編

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    それぞれの旅を通しての成長を感じさせながら、美味しそうなご飯や雄大な自然の描写などが多く、読んでいて旅行に行きたいと思えるような作品だった。

    0
    2024年10月12日
  • [新版]モップの精は旅に出る

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    天真爛漫、おしゃれで可愛い、清掃作業員キリコちゃんが大活躍するミステリー。

    事件の解決を追う物語ですが、諦念の権化というような人々の成長を見る物語でもありまし
    た。
    事件は解決されても背景にある重苦しい問題は課題として残ります。
    彼らが自分なりの方法で、対峙する手立てを模索できるようになれた事が最大のキリコちゃん効果だと言えるでしょうか。

    キリコちゃんが一掃したものはゴミだけではありませんでした。
    終盤、彼女が重苦しいものに仕返しをするシーンがハイライト。
    最高でした。

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    2024年10月06日
  • おいしい旅 しあわせ編

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    旅と美味しいものの短編集。どれも良かったです。ビブリア古書堂の三上延「美味しいということは」が特に好きでした。これだけでいいから、読んで~って、知人達に読ませたいと思ったくらい。銀座ライオン本店や崎陽軒の焼売など小道具も良かったのと、ビブリアは身内が反目していて辛い内容多いけど、これは美味しいもので家族が繋がるのが良かった。やっぱり小説というか、フィクションは読んで面白かったり多幸感欲しいです。
    「もしも神様に会えたなら」大崎梢
    祖母と合流して伊勢神宮に行くつもりだった町田の小学生は祖母が来れず、一人で向かう。そこで地元の小学生に会う。
    「失われた甘い時を求めて」新津きよみ
    昔住んでいた松本に、自分探しに行く女性。両親も思いがけず早くに死に、話を思い出しながら彷徨う。
    「夕日と奥さんのお話」柴田よしき
    大学で思わぬ妊娠をし、退学して子育てして48、離婚申し出られ、思いきって石垣島に来た。来たかったのと、夫が一人で来たことのある島。もしかして、離婚の原因あるのかも?
    「夢よりも甘く」篠田真由美
    母が忙しく、祖母に育てられた私は、祖母の話してくれるベネチアの昔話が大好きだった。でも、母も友人もそれは創作なのでは?と言う。
    「旅の理由」松村比呂美
    青森県三沢市の海岸で頭から血を流して倒れていた俺は、この旅行のちょっと前位の記憶喪失になっていた。母が慌てて福岡から来てくれて、親切な漁師さんたちに救われて入院した俺はなぜここに来たのか考える。
    「美味しいということは」三上延
    小田原の家から上京するときには必ず崎陽軒の焼売を食べる篠崎卓郎は50代。自分が15で、ドラクエⅢが買いたくて祖母と上京した時を思い出す。
    (美味しいってどういうことか分かるかい)→答えは読んでみて!
    「オーロラが見られなくても」近藤史恵
    介護などで大学にも行けず、ようやく自由になったものの、独身の高卒40女になるわたし。思いきってアイスランドに来てみた。

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    2024年10月06日
  • おはようおかえり

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    不思議な本
    妹の身体にひいばあちゃんが宿るというのだから、その時点で不思議な話になるのは確定だったのだけれども……。
    謎が続いてどうなるのかなあ、と思って、なるほどなあ、と思いました。

    上手く言語化出来ないけど良かった

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    2024年10月03日
  • 歌舞伎座の怪紳士

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    つまづくことは誰にだってある

    成功を積み重ねてきたしっかりした人も
    充実しているように見えるまぶしい人も
    そして、完璧に見える人でさえも。

    誰だって、手探りで毎日を生きているのに、
    自分だけがなんだかうまくいかないで足踏みをしているような気持ちになる。

    歌舞伎をはじめとする観劇の魅力に、
    ステキな登場人物とちょっとした謎解きだけど・・・

    スラスラと読める優しい文体の奥底に、そんな分厚くて頼もしいメッセージが隠れている気がする。

    それにしても、それぞれ違うお話の積み重ねだと思っていたのに、ラストに向けて少しずつ、密やかに物語が収束して、最後のページまで来ると、


    待って終わらないでぇぇ
    もうちょっと見せてぇぇぇっっ

    ってなるの、ズルいと思う 笑

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    2024年10月02日
  • 茨姫はたたかう

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    ミステリーという感じはあまりしない作品。
    だけどストーリーはおもしろい。
    茨姫=全ての女性と解釈、どんな女性も違う形で闘ってる。それぞれの女性の心の葛藤が響く。
    シリーズの2作目だけど1作目を読んでいなくても関係なく読める。

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    2024年09月23日
  • シャルロットのアルバイト

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    シャルロットはもちろんのこと、登場する全ての犬が愛らしい。
    抱きしめてモフモフしたいぐらい可愛いさが伝わってくる。
    そんな彼女達に癒される一方、人間達が引き起こす事件には歯噛みしてしまう。
    特に最後の話がイラッとした。
    本人には悪気がないからこそ却って許せないと感じる。
    人間の弱さや狡さ、家族間の問題を描いたストーリーは嫌いじゃない。
    ただ、それに犬達が利用されるのは嫌だなあと。
    とは言いつつも、シャルロットは可愛いし続編が出るなら読みたいという矛盾。

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    2024年09月23日
  • 私の命はあなたの命より軽い

    匿名

    購入済み

    読みやすくて先が気になってどんどん読み進められました。どうなるのどうなるの…と夜更かしして最後まで読みました。

    #ドキドキハラハラ #ドロドロ

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    2024年09月20日
  • シャルロットのアルバイト

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    近藤史恵のシャルロットのアルバイトを読みました。

    シャルロットという名前の大型犬を飼っている夫婦が主人公の日常の謎ミステリー短編集でした。
    各短編ではご近所さんとの付き合いや会社の同僚からの依頼などで事件が発生します。

    愛犬に対する愛情があふれている物語でした。
    konnokは猫は飼っていますが犬は飼わないと思うので、ふーんそういうものなのか、と面白く読みました。

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    2024年09月03日
  • キッチンつれづれ

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    「対面式/福田和代」
    「わたしの家には包丁がない/新津きよみ」
    「お姉ちゃんの実験室/永嶋恵美」
    「春巻きとふろふき大根/大崎梢」
    「離れ/松村比呂美」
    「姉のジャム/近藤史恵」
    「限界キッチン/福澤徹三」
    「黄色いワンピース/矢崎存美」
    8話収録の短編集。

    『アミの会』によるアンソロジーも本作で14作目。

    今回のテーマはキッチン。

    HAPPYなものからサスペンスフルなものまで、バラエティに富んでいて大満足。

    強烈なインパクトを残す近藤さんの「姉のジャム」はブラックな読み心地。
    お気に入りの新津さんと松村さんの作品は安定の面白さ。

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    2024年08月29日
  • インフルエンス

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    ネタバレ

    三人の少女の思惑により三つ巴の連鎖殺人が行われる。ただ利用してやろうとかじゃなく、衝動的に助けたい思いからくる行動なので、あまり気分は悪くないが悲しくなる。
    本格警察小説ならこんなにうまくいかないだろうなと思うがここは上物のサスペンスとして、深く考えず楽しめた。
    この小説家は作者の近藤さんがやはりモデルなんだろうな、名乗っていないけど。

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    2024年08月28日
  • キッチンつれづれ

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    どのお話も内容が濃くて短編なのに満足。
    食べ物もでてくるけどそれだけじゃない。
    どの話も妙に引きこまれた。

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    2024年08月27日
  • 歌舞伎座の怪紳士

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    歌舞伎が好きなので読んでみた!出てくる演目ぜんぶは観たことないけど名作揃いで羨ましい!
    劇場で起こる不穏な出来事…かなり物騒なものも

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    2024年08月25日
  • エデン

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     ツール・ド・フランスを舞台としたロードバイクレースの物語。前作「サクリファイス」の続編で、主人公、白石誓がついに夢の舞台、ツール・ド・フランスに挑む。
     前作よりはロードバイクレースの話が長く、臨場感があった。クライマーであり、アシストである白石が、チームのエースのために献身的な働きをしながら、その都度状況を考え、自分の走りを全うする姿はとても惹きつけられました。ツール・ド・フランスの魅力がとても伝わってきて、こんなにもドラマがあるんだなと気づきました。
     自転車をこよなく愛し、だからこそ3000キロを走破する過酷なレースに参加する。そんな男達の戦い様が伝わってきました。

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    2024年08月16日
  • 歌舞伎座の怪紳士

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    ミステリーを期待して選んだのに読み終わるとそことは別にあった物語の核に気持ちを持っていかれてしまう、という嬉しい誤算。

    物語の冒頭では久澄は弱くて、1人では生きていけない、でも母も姉も祖母もみんな強く、自立していて…というような描写があるのですが、お芝居と紳士との出会いが彼女を少しずつ変化させて行き、物語の最後は久澄が芯のある魅力的な女性という印象に変わります。

    この本に出てくる女性陣、みんなかっこいい!

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    2024年08月12日