近藤史恵のレビュー一覧

  • サヴァイヴ

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     日本においてはまだマイナーだけど、ヨーロッパではサッカーの次にメジャーなスポーツ、自転車ロードレース。たった1人のエースを勝たせる団体競技。近藤史恵「サヴァイヴ」、シリーズ№3、6話、2011.6刊行、2014.6文庫。あの「サクリファイス」に続く若き日の石尾豪の化け物のような走り、そして新人時代のスプリンター伊庭和実、ダウンヒルが得意な名アシスト白石誓が描かれています。ゴールを目指さない「アシスト」の役割、奥が深いけど、その役割は厳しすぎますね!

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    2023年11月09日
  • 茨姫はたたかう

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     近藤史恵「茨姫はたたかう」、合田力接骨院シリーズ№2、2000.6発行。今回は、マンションに住む久住梨花子24歳がストーカーに悩まされ、そのストレス解消とストーカーの逮捕に合田先生が一役買う物語。マンションの両隣の女性、イラストレーターの坂下早苗、ホステスの桐生礼子との梨花子の付き合いが面白かったです。

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    2023年11月07日
  • ジュ・テーム

    購入済み

    サスペンス物らしい

    丁寧な語り口が快い作品である。比較的残虐な要素もあるのだが、丁寧な語り口でうまく表現されているので残虐さは感じられない。このような短編ものの生命線は「オチ」の部分であるが、結構予想外の締め方でなかなかに良かった。

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    2023年11月04日
  • シャルロットの憂鬱

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    シャルロットは、6歳の雌のジャーマンシェパード犬。
    子供のいない浩輔・真澄夫婦のところにやって来た少し怖がりで優しい元警察犬。

    ある日、2人が帰宅すると、リビングが荒らされて、シャルロットがいない?
    いったい何が起きたのか?

    ・シャルロットの憂鬱
    ・シャルロットの友達
    ・シャルロットとボーイフレンド
    ・シャルロットと猫の集会
    ・シャルロットと猛犬
    ・シャルロットのお留守番

    ハートウォームな愛犬ミステリーです。

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    2023年11月03日
  • わたしの本の空白は

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    こわいよ。もし自分に起きたらと思うと、不安感つよつよ。

    なんとなく相手に感じてることだけは信じられるけど、誰が正しくて何を信じて良いのか分からないまま。気になってページが進む。

    思い出したら悲しい予感がしてるのもあって余計気になる。

    晴哉…つよ。これから自覚を持ってつよつよ無双するの見たい気もする。

    プロローグ、誰の視点なんだろうね。普通に考えたらシンヤだと思うんだけど。ね。



    果たして、自分が記憶をなくした時に、夫が現れて再び愛せるのだろうか。顔がタイプ!とかじゃないし、過ごした時間とか乗り越えてきたものとか、そういうの引っくるめて今の関係だから、と思うとこわいこわい。犬嫌いにな

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    2023年10月29日
  • カナリヤは眠れない

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     主役は体だけでなく心のコリもほぐせる整体師、合田力。助手は美人姉妹、セックス依存症の姉恵と摂食障害の妹歩。患者は体のコリを治す小松崎雄大、心のコリを治す墨田茜。茜の夫が最悪。茜に可愛がられる少年和樹がいい役割を。近藤史恵「カナリヤは眠れない」、1999.7発行。

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    2023年10月28日
  • にわか大根~猿若町捕物帳~

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     近藤史恵「にわか大根」、猿若町捕物帳シリーズ№3、2006.3刊行、2008.3文庫。吉原雀、にわか大根、片陰の連作3話。南町の同心玉島千蔭32歳と小者の八十吉が事件を追い詰めていく。千蔭の父千次郎は還暦を過ぎているが、後妻に17歳のお駒を。千蔭はお駒を母上と。お駒は従姉妹のおふくを千蔭の妻にといろいろ骨を折るが、千蔭は「据え膳を食わない男」w。

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    2023年10月23日
  • 11の秘密 ラスト・メッセージ

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    もうひとつある鷹宮家四訓/大崎梢
    大切な人を思いやる気持ちが温かくて良い話だった。

    孤独の谷/近藤史恵
    言葉を使えば使うほど死に近づいていくなんて、なんと恐ろしい。。。本当に孤独で寂しい。ラストがちょっとホラーだった。

    猫への遺言/柴田よしき
    コロナで急逝した夫が隠していた秘密が、読まれるはずのなかった遺言書によって妻が知ることになってしまう。なんとも言えないが、夫に共感できるところはあるなぁ。

    十年日記/新津きよみ
    良い話。すごくホッコリした。真央さんにまんまとやられた。ってか勝手に勘違いした。

    そのハッカーの名は/福田和代
    ネタバラシの前に見抜けなかったのめっちゃ悔しい!

    青い封

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    2023年09月24日
  • 昨日の海は

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    高校生男子が祖父母の死の真相を調べて成長していく物語。
    母として、そうせざるを得なかったということかな、と。

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    2023年09月23日
  • エデン

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    サクリファイスにはまって、続編も読んで見る。
    話の流れから、レースでの爽快感を味わうことは少なかったけれど、面白かった。
    このシリーズから、弱虫ペダルに手を染めてしまい、今ひたすら寝不足・・・。
    チカが今の日本人選手の希望となって、それがまた次の選手に受け継がれていく、まさに総北魂!

    でも、まだ本物のロードレースは見てない。

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    2023年09月23日
  • モップの魔女は呪文を知ってる

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    さくさく読める、読みやすい。
    日常の謎系。

    キリコが自然と暴いていく感じが好き。
    文章も読みやすく3時間以内で読み切れる。

    人との関わりも感じられる作品。

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    2023年09月19日
  • スティグマータ(新潮文庫)

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    白石誓が主役に戻ってきた。大和魂を体現化したような白石だから海外で頑張っている姿がより応援したくなんだと思う。同じ日本人でも伊庭のように我が道を行く一匹狼より、誰とでも仲良く、でも女性には奥手で、献身的にチームやエースに尽くしてそしてそれに意義を見出せる白石をきらいになる人はいないだろうな。次回作出ないのかな?

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    2023年09月18日
  • エデン

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    日本から離れて海外へ。
    ツール・ド・フランスがどんな競技なのかよく知らなかったけれど、本の中で色んな見所が紹介されてて興味が湧いてくる。
    ロードレースの過酷さや駆け引きも面白かった。
    新しいエースとの絆やチーム存続の危機、ライバルとの友情があり楽しく読めた。
    次のステージではどんな話になるのかも気になる。

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    2023年09月16日
  • エデン

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    前作同様面白かった。
    臨場感のある描写に、レースを見ている時のような高揚感が沸き上がる。
    選手同士の友情と疑惑、それぞれの思惑と駆け引きの応酬。
    名前しか知らなかった「ツール・ド・フランス」も、これを読めばきっと見たくなる。
    男達を熱くさせるロードバイクの魅力が詰まった青春小説。

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    2023年09月13日
  • おいしい旅 初めて編

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    思い出編の感想で、小説内でコロナ取り上げられるの苦手って書いたけど前言撤回。

    下田にいるか、すごい良かった。絶妙な閉塞感と解放感。光を掴めた感じがして励まされる。


    情熱のパイナップルケーキ、糸島の塩、が好きだったかな。遠くの縁側も面白かった。(近藤史恵が好きだから、期待しすぎてしまった)
    初めて編の方が好きなの多かったかも。

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    2023年09月13日
  • おいしい旅 初めて編

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    とにかく皆さんの作品読みやすいです。そして人々の感情や、周りの環境、美味しそうな食事たちなど情景の描写が想像しやすくわかりやすい。綺麗でほっこりする作品が多く心が落ち着き好きな本でした。

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    2023年09月08日
  • 土蛍~猿若町捕物帳~

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    猿若町捕物帳シリーズ5作目。期間はこれが最後であるが,出版されたのはもう7年も前のことで,これで打ち止めと考えたほうが良いだろう。メインの登場人物たちの先行きについては気になることが多いので続きがないことは残念だ。こういう時よく読者が各自の想像力で考えれば良いというようなことを言うが,自分で考えたって面白い話にはならないから読者に徹しているのであって,全く見当違いと言って良い。
    「むじな菊」
    「だんまり」
    「土蛍」
    「はずれくじ」
    しかし実際,事実上の最終話で話をまとめるようなことはしておらず,しかも「はずれくじ」に至っては書籍化のためページ数を合わせるために書いたようなおまけ的小品であり,近

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    2023年09月06日
  • 私の命はあなたの命より軽い

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    ずっと理由のわからない不穏な空気が漂い続け、少しずつ謎が解けていってもすっきりすることはなく、最後の最後までおそろしいまま終わった。

    読み終えた瞬間、「こわっ」と声が出て体がぞぞぞっとなり両手が震えて本を落としそうになった。

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    2023年08月26日
  • 胡蝶殺し

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    梨園が舞台のミステリー。さりげない説明も交え、歌舞伎に詳しくなくても澱みなく読み進められます。さすが近藤史恵先生。「今度、博多座に行ってみようかな」と実際の舞台にまで興味が喚起されます。

    本編については、作者自身のあとがきのとおり。

    「子役を描くからには、才能を描きたかったが、だが才能と努力の二項対立などにはしたくなかった。少しだけでも、読んでくださる方の期待を、心地よく裏切ることができれば作家冥利に尽きる。」

    はい、心地よく裏切られました。とっても面白かったです。

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    2023年08月25日
  • 私の命はあなたの命より軽い

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    10代での妊娠ってそんなにあかんのかな。
    美和は可哀想やと思う。
    でも最後1ページのドロドロした感じは
    近藤さんらしくて好き

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    2023年08月20日