近藤史恵のレビュー一覧

  • キアズマ

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    ネタバレ

    シリーズ第1作となる「サクリファイス」でどハマりし、本作はシリーズ第4作となる作品。

    シリーズの主人公的な存在の白石誓の物語ではなく、大学生が初めて自転車競技に出会い、のめり込んでいく物語。

    1年間限定で入部することになった正樹と同じ倶楽部で活動する3人の物語だが、メインキャストは正樹とチームのエース櫻井。

    今までのシリーズと違い、初心者が初めてロードレーサーに乗るところから描かれる本作はある意味で本格的な自転車に乗ったことの無い私のような存在には入門書的な存在でもありました。

    人としての成長物語でもあり、大人になりきれない大学生という微妙な年頃を描いた青春物語。

    本作も大満足の1冊

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    2021年04月20日
  • 震える教室

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    女の子二人のバディが解くホラーミステリ。私はホラーは苦手だけど、人物やその背景が描かれていたので得体の知れない何かではない怖さに痺れた。続くのか、とも思うけど難しいかな、気になる。

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    2021年04月12日
  • 寒椿ゆれる~猿若町捕物帳~

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     猿若町捕物帳シリーズ第4弾。今回も前作「にわか大根」に引き続き、3編収録の連作短編集。
     本作では、主人公の堅物同心である玉島千蔭に遂に見合い相手が登場。その見合い相手が何ともクセがあり面白い。また、千蔭の小者である八十吉をはじめ、人気女形の巴之丞、頭の回転が速い吉原の美人花魁である梅が枝らが脇を固めるともに、前作までに登場したその他の人物がそれぞれ見せ場を作り事件解決に活躍している姿も見逃せない。

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    2021年04月12日
  • にわか大根~猿若町捕物帳~

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     猿若町捕物帳シリーズ第3弾。今回は前作・前々作とは異なり、初の連作短編集。表題作含む3作品収録となっている。全て100ページ前後なので、短編と言ってもやや長め。
     前作までとは何となく雰囲気が異なっているかなと思ったのだが、それは主人公の脇を固める人物たちの描写が多いからなのかなと。そして読み進めていくと分かるが、地の文が主人公視点ではなく、常に主人公と行動を共にする人物からの視点であることも多い。なんとなく主人公を客観的にみることができ、少し面白く感じる。

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    2021年04月04日
  • アンソロジー 捨てる

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    中古で買ったら、なんと大好きな松村比呂美さんのどなたかに向けた
    直筆サインが入っておりました。ラッキー。
    「捨てる」をテーマにしたアンソロジーもの。
    テーマからいうと断捨離・清算などが思いつくけれど、
    それから展開される物語はどれも面白かった。
    特に好きなのは、「蜜腺」「ババ抜き」
    読み終わってしばらくたつ今でも、思い返すと背筋がぞくっとする。

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    2021年03月29日
  • はぶらし

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    脚本家として順調に生活する鈴音のもとに、高校時代の友だち水絵が子どもを連れ転がり込んでくる。
    離婚し、リストラにあった水絵は、就職先を見つけるため、一週間鈴音の家に泊まらせてくれと泣きついてきた。

    ずーっと水絵にイライラ
    厚かましいにもほどがある。

    鈴音はもっとクールな人かと思ったけど、
    やさしいというか、お人好しというか…
    茉莉花さんという友だちがいて良かったよね
    そうじゃなきゃ、ホント水絵のいいようにされてたと思う。

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    2021年03月25日
  • [新版]モップの精は旅に出る

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    日常で起こった事件・事故を清掃員のキリコちゃんがその洞察力で解いて行くと言ったちょっと有りがちな内容ではありますが、キリコちゃんのキャラクター設定がとても愛らしく人間味溢れていて素直な気持ちで読み進める事が出来ます。

    扱っている事件は女同士の嫉妬だったり、結構辛辣でハードな内容なのですが、それによってリアリティーも感じられ、物語の中にどっぷり入り込みました。

    最終話の「ラストケース」もじんわりと切なくて良かったです。

    シリーズ全て最初から読みたくなりました。

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    2021年03月15日
  • 震える教室

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    ストーリー展開は面白い。
    だけど随所でゾッとさせるところがあったり、高校生活ならではの爽やかさがあったり、切なさを感じさせたりといろんな要素が詰め込まれた連作短編集。
    いくつかの真相は明かされるが解明されない謎もあるため、読後に微かな不安が残る。
    だけどそれがまた良い。

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    2021年03月03日
  • ダークルーム

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    ちょっとホラーよりのミステリーというかんじ。
    ホラーっぽいのに読み終わった後なぜか少し心があったまる短編集。
    近藤史恵さんすきだなあ

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    2021年02月21日
  • はぶらし

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    自分自身、鈴音と似ている部分が多すぎて共感したりその優柔不断さにイライラしたりしながらも客観的に意見をしてくれる鈴音の友人である茉莉花(まりか)の存在は良い逃げ場となりほっとする場面でもありました。

    鈴音、水絵、この二人の感情を表す心理描写が繊細で丁寧で女同士ならこんな会話がありえるだろうと言う箇所がいくつもありリアリティー溢れる作品でした。

    近藤さんの作品は読んでいる間も読後感も決して晴れ晴れとはしないけれど毎回人間関係や女性同士の付き合い方を考えさせてくれる指南書の様です。

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    2021年02月07日
  • 岩窟姫

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    女性たち、少女たちの心の動きが緻密に繊細に描かれていて、自分のことではないけれど、自分のことのように感情移入してしまいました。

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    2021年02月02日
  • 夜の向こうの蛹たち

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    楽しめて読めた。皆無いものねだりだが、咲子と祐は自分自身を受け入れ、飛び立つ事を選択出来て良かったと思う。主人公は自身が容姿も、ある程度の才能もありながら器用貧乏なのかも。
    個人的には祐が織部のレズビアンを聞いても驚きもせず、冷静なキャラクターに見え、1番芯がしっかりして好きだ。

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    2021年01月24日
  • 茨姫はたたかう

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    整体師、合田シリーズ第2弾。整体の話かと思いきやメインはストーカー問題。確かに従順な女性につきまとう男は多いのかもしれない。それにしても合田はすご腕整体師だと思う。

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    2021年01月01日
  • カナリヤは眠れない

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    売れそうに無い合田接骨院の先生は、身体の悲鳴を聞くことができる。受付の姉妹も依存症にかかっており、偶然現れた女性も買い物依存症にかかっている。そこから話は急展開し、殺人が行われることを察知する。自分も是非、合田接骨院へ行ってみたい

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    2020年12月30日
  • キアズマ

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    熱く、爽やかな物語だった。自転車のことは全然知らなかったけど、読んでよかった。正樹が自転車に乗ることになったきっかけ、豊との関係。笑える話ばかりではなかったけど、読んでよかった。

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    2020年12月25日
  • 胡蝶殺し

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    ネタバレ

    近藤史恵氏の歌舞伎もの。ただ今泉文吾シリーズのような殺人は起きない、と言うか、はっきりとミステリ的な事件も起こることはない。奇妙な因縁で、急に息子が二人になったような主人公の困惑と覚悟を、歌舞伎という特殊な世界を背景に描かれると思えばいい。作者の後書きによると子役を描きたかったのだそうだ。実際の歌舞伎を見ても、正直良くわからないのだが、物語の背景としてはやっぱり面白いねえ。

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    2020年12月23日
  • 三つの名を持つ犬〈新装版〉

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    犬にとって、一緒にいて遊んでくれて守ってくれる人が一番好きで大事なんだろうなと思う。人の思惑や罪悪感なんかとはとっても遠いところにいる気がする。
    そんな犬たちを前にして正しくあろうとする人達ばかりだと良いなぁ。

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    2020年12月22日
  • 三つの名を持つ犬〈新装版〉

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    犬好きとしては、ちょっと切ない場面もありましたが、最後はハッピーエンドで一安心。もちろん、途中はかなりドキドキの場面もありました。でも、こんな終わり方もあるんだと、読み終えて途中やさぐれた心が明るくなりました。

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    2020年12月17日
  • 夜の向こうの蛹たち

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    主人公のモノローグに引き込まれてしまいました。自分ではきっとそうは考えないけど、彼女の考え方が面白く、心の動きが繊細で楽しめました。

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    2020年12月07日
  • 夜の向こうの蛹たち

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    他の本を読んでたけど、合間に少しだけ読もうと思って読み始めたら、引き込まれてというか、引きずり込まれたように読み切ってしまった。決して楽しくはないけれど気になっていられない感覚。
    3人の女性たちのそれぞれに共感できたりできなかったり。
    「いつだって、自分のことがいちばんよくわからないのだ」

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    2020年11月23日