近藤史恵のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
ネタバレ6人の人気作家が異なる職業を持つ女性をテーマに書いたアンソロジー。漫画家、通信講座の講師、プラネタリウム解説員、ディスプレイデザイナー、スポーツライター、ツアーコンダクター。
この仕事にはこんな裏側があるのか、と素直に新鮮に感じて面白かったし、何より、働く女性として、「あー、わかる!」という部分がいくつもあった。ツアーコンダクターの小梅ちゃんのように、気持ちに蓋をしながら、ときには仕事しなきゃいけないことだってある。嫉妬することも。
最後に、ちょっとした希望があるのがそれぞれ、とても良かったな。
あとがきが素敵だったので、メモしておく。
「好きで選んだ仕事なのに、やっぱり疲れるときもある。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ「きれいな下着を身に付ける…それは
あなたがあなたを大事に扱ってあげている…」
なんか良いなぁ~わかる、すんごいわかる
異性に媚びるとか性的なことではなく
誰のためでもなく、自分のために選ぶ下着
これ、結構大事だよな~
ただ買うのではなくて、自分のために「選んで」買う
高い安いではなく、自分を考え思って選んでいるか
たまーにでも、そういうことは大事
微妙な差なんだけれど…
下降気味なときに
時折でもそれが出来てたか出来ないかで
凹みに実は大きな差が出る気がする
重いものから楽しいもの
ホントに多彩に書く人
そして心理的にジワジワ来る人
まぁ、だからたまに気持ち的に読むのが
辛いときもあるけれ -
Posted by ブクログ
新婚の墨田茜には昔、買い物依存症で借金をし実家に連れ戻された過去があった。結婚後その衝動を抑えていた彼女だったが…
ミステリのシリーズものらしく探偵役として、整体師の合田力、ワトソン役に雑誌記者の小松崎、また合田の整骨院の受付の姉妹といずれも個性があり魅力的なキャラはいるのですが、どちらかというと彼らは添え物であくまで茜が主人公の小説という印象があります。
優しい夫に見初められるも、どこか物足りなく言葉にできない不満を抱えていたり、昔の友人たちがお金持ちになっていて劣等感を抱えたり、
そうした人間心理のひだというものがしっかりと書かれています。
そしてとあるきっかけで、17歳の少