近藤史恵のレビュー一覧

  • はぶらし

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    ネタバレ

    長らく会っていない、友人とも言いがたい友人から連絡が来て、子連れでしばらく泊めてくれなんて言われたら、即断るべきだと思う。断りきれずに短期間のつもりで承諾しても、初日に歯ブラシを貸してと頼まれて買い置きを貸し、翌日コンビニで新品を買ってきた友人が昨日使ったほうを返してきたら、そりゃもう即刻追い出すべきでしょう。感覚がズレすぎている。

    そんなふうに始まるから、ものすごいイヤミスに違いないと思っていました。事実、終盤まで、盗癖もあって自己中な友人にしか見えません。だから、最後は呆然としてしまう。

    彼女のことを見誤ってはいなかったか。彼女は本当に誰も頼る人がいなくて、自分のことだけを友人だと思っ

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    2021年10月20日
  • [新版]天使はモップを持って

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    赤茶色の髪をポニーテールに結い上げ、耳につけた複数のピアスを揺らしながらキビキビとビルのお掃除をこなすおしゃれな女の子キリコが会社内でおこるさまざまな問題を解決するミステリー。
    「掃除をしていると、見たくないものまで見えてきてしまうのよ」
    嫉妬、逆恨み、不倫、マルチ商法、摂食障害、セクハラ…人間の心の闇の部分が文字通り汚れとなってこびり付いているオフィス。そんなオフィスを小さい体1つでお掃除するキリコちゃんはまさしく天使なんだと思いました。問題そのものは重いものばかりでしたがキリコちゃんのキャラがとても癒しになってとても軽快な気持ちで読めました。お掃除って素敵だな、彼女を見習おう!とも思いまし

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    2021年10月17日
  • あなたに贈る×(キス)

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    特異な疾病といくつかの社会的・技術的変化により、変容した社会を舞台とする、ある意味、まっとうな近未来SF。けれども作者の関心は変容した社会ではなく、そうなっても変わらない人の内面を描くことにあって、ここはまったくSF的ではない。迂生はSF好きだから、無い物ねだりは分かっているが、その辺が少し物足りないとも思う。ソムノスフォビアによってモラルが先祖返りをしてしまった故に、「清楚な」女学生たちがくらす全寮制学校というと、昔日の少女小説を思わせて、ニヤついてしまうが、共学なんだよなあ。近藤氏は基本異性愛にしか興味のない人なんだなと、改めて思う。

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    2021年10月13日
  • シフォン・リボン・シフォン

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    美しいランジェリーとは対照的な、地方都市に住む人々の苦悩と強さを描いた短篇集。
    共感できる部分も多く、ほろ苦いストーリーに惹き込まれた。一話の〝手を貸さなかった人間が逃げるのは簡単だ〟という言葉が刺さった、当事者としてリアルに自分も感じたことだったからだろう。

    残念なのは、既読感があるなと…。
    著者もタイトルも違うけれど、ランジェリーを扱う物語にはインポートランジェリー贔屓なことや、乳がん、LGBTなどの共通点があるように思う。

    ランジェリー好きとして、日本製の良さも伝えて欲しい。また、違う発想のランジェリーストーリーをもっと読めたら嬉しい。





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    2021年10月08日
  • モップの精と二匹のアルマジロ

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    キリコちゃんシリーズ唯一の長編。キリコ,大介夫妻の活躍する話。主見目の女性から新婚のイケメン夫が浮気をしてる疑いがあるといってキリコちゃんが調査依頼を受ける。真相はなかなかに複雑で重い。愛とはなんぞやという問いかけにまで発展する。

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    2021年10月03日
  • わたしの本の空白は

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    感情の起伏がないわけではないが、終始 時間が静かに流れているように感じた。
    第二章が時間軸に逆らっているので混乱してしまい、読み返すことに。

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    2021年10月02日
  • 岩窟姫

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    本当にありそうな話。
    芸能界ってそういう世界だと思ってる!違うのかな?笑

    どんどんお話が進んでいき最後まで面白かったな。



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    2021年09月17日
  • サヴァイヴ

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    短編集なんですね。
    いかにも短編らしく考えさせられます。
    シリーズ第三弾で自分は1番良かったと思いました。

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    2021年09月05日
  • 三つの名を持つ犬〈新装版〉

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    ネタバレ

    面白かった!
    犬モノではないサスペンス。
    『シャルロットの憂鬱』と違って、こちらは本当にクライムサスペンスです。

    主人公の行動に同じ犬飼いとして共感したり反発したり…。
    でも、めちゃくちゃわかる。
    どんな犬も「この子はたった一人しかいない」ってのは共通なんだよね。

    犬を可愛がってた人にとって、なによりも辛いのは最期にそのそばにいられないこと。

    色んな意味で「そっちに行ってはダメ」って方に行ってしまう都や江口にハラハラしながら、読み続けて、最後の少しの希望にとても救われた。
    良かった。

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    2021年09月04日
  • スティグマータ(新潮文庫)

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    ネタバレ

    謎解き(?)の最後、というか答えが、あまりに突然来た上にあまりに短くて、「エッ?」と声が出た。
    驚くほど嫉妬心がなく、いい人の典型だった誓が、ピークをすぎつつある中で、元チームメイトの登場に心を乱していて、人間そういうものだよなー、と思わされた。
    女っ気がなかった誓。今回はうまくいくといいな。
    そして、メネンコには天罰を。

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    2021年08月26日
  • キアズマ

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    ある意味アクシデントで、気乗りしない中で始めた自転車だったが、驚くほど才能がある…っていう設定は、さすがに創作感はあるけれど、それを忘れる程、ストーリーに引き込まれた。
    主人公と桜井には幸せになって欲しい。

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    2021年08月25日
  • 二人道成寺

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    梨園の事件を扱う今泉文吾シリーズの一つ。今回の元ネタは「摂州合邦辻」。迂生は古典芸能は詳しくないので、少し呆れたくらい、えげつない話である。これをモチーフに梨園の御曹司の、若い妻が狂恋した相手は誰かが、物語的な謎となる。ミステリ的には、彼女を意識不明にした火事はほんとうに事故だったのか? になるだろうけども。ただ、そっちの方向からのみで評価をされると、正直辛い。ロジックもトリックもない話なのでね。だからミステリとしての評価を離れて、真相の切なさに共感できる人向き。

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    2021年08月15日
  • わたしの本の空白は

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    目覚めたら、そこは病院のベッド。そして気付く、私はだれ?? あなたは本当に私の夫??
    自分さえも信じられないそんな状況に気が狂いそうになる。

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    2021年08月13日
  • わたしの本の空白は

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    ネタバレ

    目覚めたら、そこは病院だった。

    自分が何者か?
    なんで病院へいるのか?
    夫と呼ばれる人物に好意を抱くことができないのは何故なのか?

    そこから始まるミステリ。

    中々に重たい内容でした。

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    2021年07月20日
  • 夜の向こうの蛹たち

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    ひとは完璧を求める。自分には無いものを欲張る。その狭間で生きる女性の苦しさを考えさせられました。
    複雑な関係や気持ちにどこか惹かれてしまうお話。

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    2021年07月14日
  • 震える教室

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    再読。
    内容をすっかり忘れていた。
    なんともいえず怖くて、面白かった。

    2018.6.9
    高校生の真矢と花音、二人は手をつなぐと不思議なものが見えるようになった。
    お嬢様学校を舞台としたミステリホラー短編集。

    読みやすく面白かった。
    少女の肩に止まる白い何か「捨てないで」が予想外の結末でなんとも怖い話だった。

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    2021年06月30日
  • あなたに贈る×(キス)

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    唇にキスをすることのみで感染する病のせいで、キスが禁忌となっている世界の話。全体的に暗く、最後も残酷な終わり方だったけど、書き下ろしの短編が未来への希望を感じられるものでよかった。あとがきに作者や本の発行に携わった方の想いを感じられて感動した。

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    2021年06月24日
  • 三つの名を持つ犬〈新装版〉

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    初読。たったひとつの小さな間違いが、取り返しのつかない犯罪にまでつながってしまい、容易には引き返せなくなってしまう。犬を愛する心もある普通の人が、犯罪者になってしまう怖さ。じわじわと追い詰められるような展開に、自分に起こっても不思議ではないと思うと、さらに怖さが沁みてきた。前向きな希望のラストに少しだけ救われた。

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    2021年06月20日
  • はぶらし

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    そんな悪い人はいないだろう。
    そこまでしないだろう。
    性善説で生きてるお人好しを軽く裏切る感じ、大好物です。イヤな感じですれ違っていくのが面白かったな。

    使った歯ブラシ返されても。。。
    ただのゴミだよ?
    嫌がらせなのか天然なのか。

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    2021年06月15日
  • [新版]モップの精は深夜に現れる

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    女清掃人探偵キリコシリーズ第2弾。
    毎回、清掃場所が違うなーと思っていたら、短期で派遣されて行くらしい。そして、難事件を解決していく。いつの間にかキリコと大介が結婚していてビックリ‼️まあ、運命の出会いってあるよね。次回作も楽しみ

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    2021年05月25日