近藤史恵のレビュー一覧

  • 私の命はあなたの命より軽い

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    臨月になって突然、里帰り出産をすることになった主人公。
    だけど、久々に帰る実家はなんだか、ギコチナイ。
    何が家族をぎこちなくさせているのか…。

    ぎこちなさが気になって、一気に読んでしまった。
    9歳離れた妹の真実。
    それを知った上での、姉の行動。
    姉が妹に会いに東京まで行くのは、家族の大切さを
    感じたけど、最後が…最後が…。
    いやー、なんとも言えない終わり方ー笑
    いろいろと想像してしまい、怖かったですね。

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    2022年04月24日
  • 11の秘密 ラスト・メッセージ

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    今回も楽しませてもらいました!アミの会(仮)のアンソロジー。
    近藤史恵さんの「孤独の谷」はこわい話でしたが最後に見事にやられました。
    新津きよみさんの「十年日記」は心温まる話でよかったです。
    松村比呂美さんの「青い封筒」はうちでは絶対にないかもと思いました。

    232ページの静まり帰ったは静まり返ったでは?

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    2022年04月08日
  • 迷 まよう

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    ミステリー小説家のアンソロジー。
    長編にできそうなネタを惜しげもなく短編に仕上げている作品もあり、とても楽しめた。
    特に下記三作品が面白かった。

    近藤史恵「未事故物件」
    乙一「沈みかけの船より、愛をこめて」
    新津きよみ「女の一生」


    ●近藤史恵「未事故物件」
    引っ越したアパートの上の部屋から午前4時に洗濯機の音が聞こえてくる。しかし部屋は空き家だという。騒音に悩まされた主人公は音の正体を探り始めるが…。

    ●福田和代「迷い家」
    泥酔して他人の家に上がり込んだ主人公。食卓に用意された鍋を食べ、食器を1つ持ち帰る。後日、その屋敷の住人が行方不明になったと耳にする。しかも主人公が迷い込んだ日だと

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    2022年03月29日
  • ふたつめの月

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    社員になれたのもつかの間リストラされた赤坂老人に久里子が相談し心が少しずつ前向きになる、心と頭は一緒のようで別々 怒りに満ちた頭では判断ができない自分の怒りを優先させ悲劇を拡大させる、反対に頭で判断する正しさを大事にするあまり怒ったり悲しむ事ができず心が壊れてしまう人もいる、心と頭は別々である事を知ることが大事、不幸になる人多くは相手が何かをしてくれるのを待っている 相手ではなく自分の心が決まるのを待つ赤坂老人はまた姿を消した久里子はいつ会えるかわからない残した美しい曲を聴きながら季節は過ぎた

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    2022年03月29日
  • 迷 まよう

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    ネタバレ

    近藤史恵「未事故物件」
    一人暮らし始める前に読まなくてよかった。
    ホントに怖いのは生きてる人間。
    でも、毎日4時に洗濯機回されたら発狂しそう……

    福田和代「迷い家」
    舞台は現代日本だけど、導入はほんのり日本昔話テイスト。
    優しいお出汁のお鍋食べくなっちゃった。笑
    最後のオチはちょっと強引な気もするけど……。おちょこに指紋ついてるくらいなら、他のものにもベタベタついてるでしょって。

    乙一「沈みかけの船より、愛をこめて」
    自分の両親も主人公と同年代くらいの頃に離婚しているからか、感情移入がはんばない。しかも4つ下の弟がいるのも一緒!
    両親のどっちについていっても良いよって、子供の気持ちを尊重し

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    2022年03月18日
  • エール!(1)

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    どの短編も迷い悩みながらちゃんと自分の仕事に向き合ってる人が主人公で、読んでてとても羨ましく思った。こんな頑張って働いてたなぁとはるか昔を思い出して、なのにこんななってもたなぁと今の自分を儚んでしまう。

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    2022年03月02日
  • ほおずき地獄~猿若町捕物帳~

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    千蔭が寡黙で渋くて良い。華やかで艶やかな巴之氶とのやりとりにギャップがあって、そのへんが良い彩りになっていると思う。
    捕物帳らしいミステリーで、事件の結末のやるせなさが切ないが、救いもある。
    とても楽しみなシリーズ。

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    2022年03月01日
  • にわか大根~猿若町捕物帳~

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    近藤さん上手いなぁとつくづく思います。さいきん、ラノベ風の本を読み、地の文のしつこさに凹んでいたのでより一層…。脇役の皆さんのキャラの立ち様も安定しており次巻が楽しみです。

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    2022年02月14日
  • 寒椿ゆれる~猿若町捕物帳~

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    ネタバレ

    いよいよ千蔭も身を固めるのかと思いきや…
    近藤さんは展開も謎解きも人物像の描き方も上手ですよね。人間って色んな面を持ちながら成り立ってるとしみじみ思います。

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    2022年02月12日
  • ほおずき地獄~猿若町捕物帳~

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    ネタバレ

    楽しくて読めます。展開とか文章とか近藤史恵さん上手なんですよね。つらい話の表題のラストはそう来るかと鮮やかに思い浮かびました。

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    2022年02月12日
  • スティグマータ(新潮文庫)

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    シリーズ4作目。
    だんだんとなじみのある登場人物が増えていくのは嬉しいものです。
    はじめは新人だった白石誓も、もう歳をとったのだなと感じました。

    一年ごとに違うチームと契約し、国内海外問わず拠点を変え、またレース中も何百キロもの移動を繰り返す…ロードレーサーの人生。
    自分の人生では全く想像できませんが、安定した生活を捨てるほど、「自転車」に魅力を感じたのだなと思うと、少し羨ましくもなりました。

    スポーツ小説、またミステリーとしても楽しめる一冊です。

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    2022年02月05日
  • 天使はモップを持って

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    女性の多い職場で可愛がられる?いじられる?草食男子な新入社員。
    強気でマイペースな掃除の女の子とは、正反対で良いコンビなのかも。

    それぞれ短編になっていて、スポットがあたる人物もいたりして、わかりやすいかと思いきやミスリードされていて。
    軽く読めるけど読み応えもありました。

    掃除の人って、その建物で働く人からすると、いてもいないような存在なのかな。
    いなくなって初めて気付くような。
    綺麗なオフィスであることの有り難さ、当たり前に思ってはだめですね。
    公共の施設でもそうですけど、誰かが掃除してくれてるから綺麗なんだってこと、忘れてはいけない。
    掃除の仕事に熱意や誇りを持ってる彼女は、モップを

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    2022年01月29日
  • わたしの本の空白は

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    目覚めたら病院、記憶喪失になっている主人公。何も思い出せないところに夫が現れるけれど、ピンと来ない。日々を過ごしても、上手く記憶が戻らない。でも何かが強く心に残っていて、時に蘇る。

    あのひとは誰なのか。このひとは本当に味方なのか。すべてが不確かで、何もかも疑わしく思えてしまう。

    わからないことだらけの中、少しずつ真実の切れっ端のようなものが見えてくるので、読む手が止まらなかった。

    思いもかけないからくりもあって、楽しめた。最初から最後まで面白かったな。

    読み終えてから冒頭の序文のようなページを読み返したんだけど、最後の一文だけ何のことを言っているかわからなくて今も気になってる。

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    2022年01月22日
  • キアズマ

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    主人公が違うからシリーズじゃ無い気がするけど自転車レースがテーマだから良いのかな。
    シリーズで一番面白いと自分は思います。
    単純に自転車に乗りたくなりましたね。

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    2022年01月04日
  • 私の命はあなたの命より軽い

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    家族の本当の優しさとは何か。身近すぎて相手の心に寄り添えず、知らず知らずのうちに抑圧してしまうこともある。最後のページがとても気になる。

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    2021年12月25日
  • みかんとひよどり

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    命を考えさせられます

    食べ物を通じて命の問題を突き付けられる内容です。動物、食べ物、狩猟、家畜。人間が生きて行くこと、食材となる生き物の命を奪っているという業、命に対する敬意の表し方など、命について改めて考えさせられます。

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    2021年12月18日
  • カナリヤは眠れない

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    ネタバレ

    近藤 史恵作品。 6作品目。

    「もう少し、自分のことをいたわってあげてください。あまりにもかわいそうだ」整体師・合田力が、『カナリヤ』にかけた言葉です。それは同時に、鈍感な私にかけてくれたセリフだったかも。

    カナリヤを最後に見たのは、地下鉄サリン事件後、カナリヤを手に迷彩服の隊員がオウム真理教の強制捜査に向かう映像でした。カナリヤは、僅かな毒でも検知できる鳥だと……。
    実際には、性能が良い検知器があり、カナリヤはパフォーマンスだと、後から聞いたような気がするけど……。

    「あなたはただ迷っているだけです」歪められ、悲鳴をあげている身体を時間をかけて施術しながら、合田先生は語る。親身になって

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    2021年12月18日
  • 迷 まよう

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    ネタバレ

    アンソロージーはいろいろな作家の方の作品が読めるので好きです。

    今回は近藤史恵さんの『非事故物件』が特に面白かったです。

    それぞれに個性が出ていて、面白かったですねぇ。

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    2021年12月05日
  • 夜の向こうの蛹たち

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    小説家のわたし、織部妙。「虫が好きな子供だった」から始まる。だから「橋本さなぎ」というペンネームの作家に興味を持ち、会う機会にも恵まれる。橋本さなぎの作品『やさしいいきもの』を夢中になって読み、その作品と、会った本人に違和感を感じる。こういう勘は当たるもので、読み進めるうちにやっぱりと思う。やっぱりとは思うのだが、話がどこにいこうとしているのかはわからず、最後の文章も、「いつだって、自分のことがいちばんよくわからないのだ。」で終わる。
    それにしても、素敵な表紙だ。装画 平野実穂。淡い色の髪に花や蝶を描き、虚ろな表情の女性のなまめかしさ、ずっと見ていたくなる絵がこの本を物語っている気がする。

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    2021年12月05日
  • 昨日の海と彼女の記憶

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    四国ののどかな町で暮らす高校生、光介の家族に突然伯母と小学生の娘が一緒に暮らすことになります。
    伯母は自身の両親(つまり光介の祖父母)が心中したとされる真相を解き明かそうとし、光介もそこに関わって行くのですが・・。
    田舎町の描写が柔らかくもリアルで、光介の幼い従姉妹への接し方も、ぎこちないけど優しくほっこりします。
    切なさのあるミステリーだけど優しい気持ちになる一冊です。

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    2021年11月25日