近藤史恵のレビュー一覧

  • わたしの本の空白は

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    目覚めたら、そこは病院のベッド。そして気付く、私はだれ?? あなたは本当に私の夫??
    自分さえも信じられないそんな状況に気が狂いそうになる。

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    2021年08月13日
  • わたしの本の空白は

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    ネタバレ

    目覚めたら、そこは病院だった。

    自分が何者か?
    なんで病院へいるのか?
    夫と呼ばれる人物に好意を抱くことができないのは何故なのか?

    そこから始まるミステリ。

    中々に重たい内容でした。

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    2021年07月20日
  • 夜の向こうの蛹たち

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    ひとは完璧を求める。自分には無いものを欲張る。その狭間で生きる女性の苦しさを考えさせられました。
    複雑な関係や気持ちにどこか惹かれてしまうお話。

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    2021年07月14日
  • 震える教室

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    再読。
    内容をすっかり忘れていた。
    なんともいえず怖くて、面白かった。

    2018.6.9
    高校生の真矢と花音、二人は手をつなぐと不思議なものが見えるようになった。
    お嬢様学校を舞台としたミステリホラー短編集。

    読みやすく面白かった。
    少女の肩に止まる白い何か「捨てないで」が予想外の結末でなんとも怖い話だった。

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    2021年06月30日
  • あなたに贈る×(キス)

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    唇にキスをすることのみで感染する病のせいで、キスが禁忌となっている世界の話。全体的に暗く、最後も残酷な終わり方だったけど、書き下ろしの短編が未来への希望を感じられるものでよかった。あとがきに作者や本の発行に携わった方の想いを感じられて感動した。

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    2021年06月24日
  • 三つの名を持つ犬〈新装版〉

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    初読。たったひとつの小さな間違いが、取り返しのつかない犯罪にまでつながってしまい、容易には引き返せなくなってしまう。犬を愛する心もある普通の人が、犯罪者になってしまう怖さ。じわじわと追い詰められるような展開に、自分に起こっても不思議ではないと思うと、さらに怖さが沁みてきた。前向きな希望のラストに少しだけ救われた。

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    2021年06月20日
  • はぶらし

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    そんな悪い人はいないだろう。
    そこまでしないだろう。
    性善説で生きてるお人好しを軽く裏切る感じ、大好物です。イヤな感じですれ違っていくのが面白かったな。

    使った歯ブラシ返されても。。。
    ただのゴミだよ?
    嫌がらせなのか天然なのか。

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    2021年06月15日
  • [新版]モップの精は深夜に現れる

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    女清掃人探偵キリコシリーズ第2弾。
    毎回、清掃場所が違うなーと思っていたら、短期で派遣されて行くらしい。そして、難事件を解決していく。いつの間にかキリコと大介が結婚していてビックリ‼️まあ、運命の出会いってあるよね。次回作も楽しみ

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    2021年05月25日
  • シフォン・リボン・シフォン

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    母親の介護や自身の身体のことなどが重なり東京のお店を任せ田舎に戻り商店街でランジェリーショップを営む女性が主人公
    タイトル通りの柔らかで穏やかな話
    になるわけないのが近藤史恵さんの好きなところ
    1話目から毒親登場
    毒親が抱える恐怖や娘の理不尽への従順さ
    それらにこちらのメンタルすらやられそうになる
    そんな娘の心を救うのが心躍る素敵なランジェリー
    下着って本当に不思議
    上下セットで千円なんてものでも十分事足りる
    でも自分の身体に合う素敵なランジェリーは 自身を奮い立たせる鎧になったり 心を支えるお守りにもなる
    身体の為のものが心に効いてくる
    心と身体を守るランジェリーは偉大だ

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    2021年05月24日
  • 天使はモップを持って

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    あなたは今日ゴミを捨てましたか?何を捨てたかを覚えていますか?

    さて、簡単そうでとても難しい問題です。”今日”を”昨日”と変えたなら、果たしてスラスラと答えることができる人はいるのでしょうか?私たちが生きていく中では、日々夥しいゴミを出さざるを得ません。ゴミの回収日にパンパンに膨らんだゴミ袋を頑張って閉じて、と繰り返す朝を思い浮かべる方も多いでしょう。この国では、ポイ捨ても減り、外国に比べて街も随分綺麗だと思います。でも、それはそれぞれの人が街を綺麗にしようという思いの結果なのでしょうか?未だ人里離れた山奥に粗大ゴミを不法投棄する例は後を絶たないとも聞きます。結局、”誰かに見られている”、そ

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    2021年05月19日
  • 賢者はベンチで思索する

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    国枝と名乗る初老の男性。彼の思索により、主人公・久里子の日常の歯車が、少しずつ元気に回り始める様子が爽快。2匹のわんちゃんが元気に走る姿が目に浮かびます。

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    2021年05月18日
  • インフルエンス

    ネタバレ 購入済み

    インフルエンスを読んで

    先にドラマを見て、面白かったので購入したのですが、原作は原作で面白かったです。3人の人生がひとつのことでここまで悲しい物語を生んでしまったのかと思いました。友梨は死ぬ間際は幸せであってほしいです。

    #切ない #感動する #アツい

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    2021年05月05日
  • 三つの名を持つ犬〈新装版〉

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    ネタバレ

    最後まで結末がどうなるか想像できなくて面白かった。都、江口、ササミのそれぞれがそれぞれの希望になっていて、最終的には篤も含めて少しずついい方向に向かっていて良い読後感だった。

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    2021年05月04日
  • 三つの名を持つ犬〈新装版〉

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    ネタバレ

    読み始めてすぐ、後悔した。
    なんかこの主人公(草間都)、好きじゃない。
    自分のことしか、自分の都合しか考えてない。

    頭は悪いけど顔をきれいだったから、レースクイーンやモデルになって、でもいつか落ち目になってきた時に愛犬との生活をブログに綴っていたら、いつの間にか人気ブロガーになっていた。
    ところが自分の不注意でその愛犬を死なせてしまい、悲しみは悲しみとして、自分の仕事が愛犬込みで成り立っている現状で、犬の死を誰にも伝えることができず、どんどん追い込まれていく。
    そんな時、死んだ愛犬そっくりの犬を見つけ…。

    でも、彼女はおしゃれで犬を飼っていたわけじゃなかった。
    ミックス犬の里親として、きち

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    2021年04月30日
  • 岩窟姫

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    舞台は芸能界。
    自殺した親友の死の真相を探る。
    相変わらず、鬱屈した状態から終盤にかけてのカタルシスが凄まじい。
    先が気になって一気に読んでしまうほど面白く、驚きの真相が待ち構えている。
    親友からのいじめの告発により地に落ちたアイドル。
    それに“岩窟姫”と名付ける感性も好きだなと。

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    2021年04月27日
  • 土蛍~猿若町捕物帳~

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     猿若町捕物帳シリーズ第5弾。表題作含む4編収録の連作短編集。
     人の情や業が今まで以上に強く感じる作品が多いように思う。それはなかなか他人には分からないもの。物事の判断基準も人によってそれぞれ異なる。それだけに、今回収録された作品は今まで以上に不可解なものが多い。人間というのはことごとく不思議な生き物だということを改めて感じる。
     他人のことを理解するのは難しい。だからこそ、こうした人間模様は面白くも感じるのかもしれない。

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    2021年04月21日
  • キアズマ

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    ネタバレ

    シリーズ第1作となる「サクリファイス」でどハマりし、本作はシリーズ第4作となる作品。

    シリーズの主人公的な存在の白石誓の物語ではなく、大学生が初めて自転車競技に出会い、のめり込んでいく物語。

    1年間限定で入部することになった正樹と同じ倶楽部で活動する3人の物語だが、メインキャストは正樹とチームのエース櫻井。

    今までのシリーズと違い、初心者が初めてロードレーサーに乗るところから描かれる本作はある意味で本格的な自転車に乗ったことの無い私のような存在には入門書的な存在でもありました。

    人としての成長物語でもあり、大人になりきれない大学生という微妙な年頃を描いた青春物語。

    本作も大満足の1冊

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    2021年04月20日
  • 震える教室

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    女の子二人のバディが解くホラーミステリ。私はホラーは苦手だけど、人物やその背景が描かれていたので得体の知れない何かではない怖さに痺れた。続くのか、とも思うけど難しいかな、気になる。

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    2021年04月12日
  • 寒椿ゆれる~猿若町捕物帳~

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     猿若町捕物帳シリーズ第4弾。今回も前作「にわか大根」に引き続き、3編収録の連作短編集。
     本作では、主人公の堅物同心である玉島千蔭に遂に見合い相手が登場。その見合い相手が何ともクセがあり面白い。また、千蔭の小者である八十吉をはじめ、人気女形の巴之丞、頭の回転が速い吉原の美人花魁である梅が枝らが脇を固めるともに、前作までに登場したその他の人物がそれぞれ見せ場を作り事件解決に活躍している姿も見逃せない。

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    2021年04月12日
  • にわか大根~猿若町捕物帳~

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     猿若町捕物帳シリーズ第3弾。今回は前作・前々作とは異なり、初の連作短編集。表題作含む3作品収録となっている。全て100ページ前後なので、短編と言ってもやや長め。
     前作までとは何となく雰囲気が異なっているかなと思ったのだが、それは主人公の脇を固める人物たちの描写が多いからなのかなと。そして読み進めていくと分かるが、地の文が主人公視点ではなく、常に主人公と行動を共にする人物からの視点であることも多い。なんとなく主人公を客観的にみることができ、少し面白く感じる。

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    2021年04月04日