近藤史恵のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ可愛いワンちゃんのほっこり感動物語かと想っていたら、序盤から死体⁈がごろごろ。
ミステリーだったんですね。
と、読み進めると、淡い恋心も加わって。
この先、どうなるの⁈ 面白くて、物語にのめり込んでいきました。
わたしや読者の皆を魅力したであろうふわふわの白い犬は、誰かの『秘密』をまとい、誰かの生きる『希望』にもなっていく。
わくわくドキドキしながらも、主人公たちの葛藤に、柔らかなシンパシーを感じ、最後は、なんともいえない安堵感に包まれました。
前半は、モデルの草間都の物語。
都は、人生への焦りなのか、事件⁈事故⁈に巻き込まれて、死体がごろごろの世界へ。
後半は、『本 -
購入済み
夢を失うところ
読む前に予想してた感じとは少し違ったけどこれはこれで良かったです。北緯60度の恋が印象的。過去の絵、の中の芸大や美大は、夢を持った若者が集まるところではなく、若者がそこで夢を失うところだ。という一文にハッとした。
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Posted by ブクログ
ネタバレ表紙のタイトルが気に入って読んだ。短編物は一般小説を読んでいるとどうしても物足りなくて、かといって短編だけど、一つ一つが最後につながって..といったものもそろそろ読み飽きてって思ってましたが、いい意味で裏切られました。一話一話はボリュームがないはずなのに奥深くていろいろ考えさせられる、それでいて、結末に驚かされる。決して小粒ではない短編なのに読み応えのある大粒の傑作集でした。女性作家が集まって作られた作品ということもあり、優しく包み込まれるような話ばかりで、一気に読むよりは一日一話づつちょっとづつ読むのがいいのかもしれません。
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Posted by ブクログ
ミステリー小説家のアンソロジー。
長編にできそうなネタを惜しげもなく短編に仕上げている作品もあり、とても楽しめた。
特に下記三作品が面白かった。
近藤史恵「未事故物件」
乙一「沈みかけの船より、愛をこめて」
新津きよみ「女の一生」
●近藤史恵「未事故物件」
引っ越したアパートの上の部屋から午前4時に洗濯機の音が聞こえてくる。しかし部屋は空き家だという。騒音に悩まされた主人公は音の正体を探り始めるが…。
●福田和代「迷い家」
泥酔して他人の家に上がり込んだ主人公。食卓に用意された鍋を食べ、食器を1つ持ち帰る。後日、その屋敷の住人が行方不明になったと耳にする。しかも主人公が迷い込んだ日だと