近藤史恵のレビュー一覧

  • エール!(1)

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    ネタバレ

     働く女子への応援小説らしい。確かに少し元気が出るかも。みんな悩んでるんだなあって思うから。短編でどれもカラッとしているのもいいかも。

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    2014年01月13日
  • エール!(1)

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    「女性のお仕事小説」のアンソロジー。
    それぞれ実力がある作家さんが揃っているだけに、どの作品にも安定感があってハズレはありません。
    全編が文庫オリジナルの書き下ろしとのことですが、互いに少しだけ情報が共有されているのか、他編の主人公がほんの少しだけ、しかもボヤかした表現で登場するところも面白いです。
    一番良かったのは、やっぱり小路氏の「イッツ・ア・スモール・ワールド」かな。

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    2013年11月18日
  • ダークルーム

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    表題作を含む短編集。ダークルームは暗室のことで、写真家の話ですが、美大の話もあります。プロとアマチュアの差、才能ということについて、いろいろ考えさせられました。ほかの作品も含め、とても面白かったです。解説にあるとおり、これから近藤史恵作品を読む人のための入門編として、最適だと思います。

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    2014年04月21日
  • モップの精と二匹のアルマジロ

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    あとがきを読んだら、シリーズものだった
    最近、そういうことを繰り返している
    私好みのコージーミステリー
    重い話題をサラッと流している

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    2013年11月16日
  • ビストロ・パ・マルの事件簿 1

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    レストランを舞台にしたミステリ風味のヒューマンドラマ。

    原作未読。

    一話完結。絵柄も可愛らしく、あっさりしていて読後感の良い漫画。
    ミステリーや料理のウンチクを期待しているとガッカリすると思います。
    ビストロスタッフが皆軽い感じなので、深刻そうなお客様相手でも暗い話にはなりません。
    キャラ同様お話も軽め。ちょっとした空き時間に読めるのがいい。

    各話に出てきたメインメニューのレシピが写真付きで掲載。
    サンデーGXの特設サイトは終了したようですが、レシピ動画は視聴可能でした(2013.10.30現在)

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    2013年10月30日
  • モップの精と二匹のアルマジロ

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    清掃人探偵シリーズ中、唯一の長編。面白いです。毎度のことながら、ぐいっと物語に引き込まれます。アルマジロと題されたこの本を読み、結局のところ、みんなアルマジロなのかもしれないな、と思いました。

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    2014年04月21日
  • ふたつめの月

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    ロンドを辞め、国枝老人やバイト仲間とも疎遠になった久里子。
    気になっていた弓田君とは、仲良しだけど、友達以上恋人未満のどっちつかずの関係。
    正社員の職についた喜びもつかの間、リストラされ弓田君との仲も進展せず、傷心の久里子の前に現れたかつての国枝老人こと赤坂さん。
    今回も迷える久里子に優しくアドバイス。
    人生に迷いながらも自分の身に降りかかる小さな謎に挑む久里子。
    最終話(表題作)ラストではホロリとさせる。
    さてこのシリーズも終わったので次は整体師に挑むか猿若町に挑むか…。
    悩むところダ。

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    2013年09月25日
  • モップの精と二匹のアルマジロ

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    キリコシリーズの長編。トラブルに巻き込まれる大介とキリコ。長編なので、2人の生活や人柄が多く描写されており、より身近に2人を感じることが出来た。

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    2013年09月08日
  • モップの精と二匹のアルマジロ

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    清掃員キリコちゃんシリーズ第4弾です。
    このシリーズ初の長編です。

    今回はキリコちゃんの掃除の場面がほとんどないのがやや不満ですがその代わり、主婦業(主に料理の描写)が良かったです。

    今回は大介視点で進むのですが、今まで物足りなかった2人の結婚生活について結構分かるようになってて、楽しめました♪
    ただ、大介はキリコにメロメロすぎやしないか?って思いましたが。

    長編という事もあって、今までの短編の作品とは少し感じが違いますがじっくりと登場人物を掘り下げたり、キリコ・大介の生活が描かれたり、このシリーズ好きな私にとってはとっても面白かったです!

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    2013年08月23日
  • 茨姫はたたかう

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    この整体師のシリーズ、謎が深まっていき一気に解決するのですっきりしますね。
    そして一作目に続き本作はより、恋愛色が強くなっているように感じました。
    歩ちゃんと小松崎氏との関係にそわそわ…。

    本作のテーマはストーカーでした。
    ストーカーらしき人物が引っ越したばかりの女性の郵便ポストの中身をあけて物色しているらしいというところから事件は始まります。
    ゾッとするような事件が起こるわけではないのですが、この男性もあの男性もあやしく感じられてしまって、結局誰が犯人なのよ?!って気になり、一気読み。
    力先生、相変わらずいい雰囲気を醸し出していて好きでした。
    このシリーズ、もっと続くといいなぁ。

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    2013年08月06日
  • ねむりねずみ

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    全体的に穏やかな印象の文章。ただ、穏やかさの裏に隠された歌舞伎への秘めたる情熱はじんわりと伝わってくる。歌舞伎というものはそんなに魅力的なのかと、ますます本物の舞台をみたくなる。

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    2013年08月04日
  • 桜姫

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    これ、シリーズものだったんですね。知らなかった。
    クライマックスで一気に答えが出て、本当に短い説明だったのに物足りない感じはせず。それまでの謎がするっと解けておもしろい。
    銀京をはじめ、登場人物が皆魅力的。

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    2013年07月24日
  • カナリヤは眠れない

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    整体師シリーズの第一作。ミステリーなのですが、読み始めたとたん、人間ドラマに引き込まれてしまいます。最後のほうで、そういえばミステリーだったと気づく、みたいな…。ある特定の価値観を押し付けていないのがいいと思います。読み終わってすっきり、爽やかな印象が残りました。

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    2014年04月21日
  • 桜姫

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    歌舞伎シリーズ三作目。
    今までで一番おもしろかった。
    子どもの頃、兄を殺したかもしれないという疑惑、真相が明かされるまでわからなかった。

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    2013年06月21日
  • モップの魔女は呪文を知ってる

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    清掃人キリコのシリーズ第三弾。個人的には第二弾のほうが面白いと思ったのですが、それはたぶん日常にひそむ悪意が描かれ、キリコがスカッと解決していたから。第三弾も悪意を描いていますが、第二弾ほど明からさまではなく、寧ろよかれと思ってやったことがさざ波を立てる結果になることも。キリコ自身の立ち位置も微妙に変化して、登場人物に寄り添う存在になっています。その分、物語は深化し、より洗練されているように思いました。

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    2014年04月21日
  • カナリヤは眠れない

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    この整体師の先生が問題を解決していく本はシリーズで出ているようなので、他の作品も読もう!と思える作品でした。
    買い物依存症の女性の問題をズバッと言い当てるのではなく、自分でいろいろ考えさせて気が付かせる感じがいいですね~~。
    しかし、買い物依存症恐るべし。
    カードを使ってどんどん買い物をしていってしまい破産するなんてありえないよ!って思っていましたが、ありえるかもって思えてしまいました。
    カード、恐るべし。
    最期はかなりダークな結末でしたが、茜さんは前向きに生きてほしいなと思いました。

    そして私は「茨姫はたたかう」を読みます!

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    2013年06月19日
  • 散りしかたみに

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    歌舞伎シリーズ第二弾。今泉探偵ものとしては3作目。
    公演中に一枚だけ落ちてくる花びらの謎を追うことから始まる。
    梨園の世界を垣間みるのは面白いが、話自体は物哀しい。

    歌舞伎のストーリーとリンクしているみたいなので、歌舞伎を知ってると動機や背景がわかってしまうかも。

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    2013年06月15日
  • ねむりねずみ

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    再読。歌舞伎シリーズ第一弾。
    梨園の世界を舞台にした哀しいミステリー。
    歌舞伎を知らなくても面白く読めるし、何より歌舞伎を見たくなる。
    ミステリとしては不十分な気もするし、動機にはやや疑問も残るが、近藤史恵さんの中では、ロードレースシリーズに次いで好きなシリーズ。

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    2013年06月05日
  • モップの精と二匹のアルマジロ

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    キリコと大介の夫婦は相変わらずかわいい。
    後書きにもある通り苦い経験のが多いけど、介護だの無理解な親戚との軋轢や、悲しすぎる別れなど、キリコや大介みたいないい奴がこんな目にあうのは辛いと思うけど、ここらへんが近藤史恵らしい。
    坂木司は系統は似てるけど、シビアさは低い。
    ただ、若竹七海までの苦さはないので安心して読んでください。
    今回の夫婦、個人的にはどちらも気持ちが分かるので最後の決断は納得できた。
    しようがない、気持ちも自身の存在の在り方もも自分では変えられない。折り合いをつけて、そこで幸せになる努力をするしかない。
    2人が選んだことは打算じゃなく、努力なんだ。そう思える最後でした。
    ネタバ

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    2013年05月06日
  • カナリヤは眠れない

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    ネタバレ

    初、近藤 史恵。整体師合田力シリーズ一巻。風変わりな整体師合田を探偵役にした治療系?ミステリー作品。助手の美人姉妹、妹と街中で知り合い寝違えた首の治療を受けるローカル雑誌の記者の小松崎視点と、過去に買い物依存で躓き実家に引き戻された経験のある茜視点で物語は進む。裕福な主婦となった茜は、姑の世話焼きにイライラが募り再び買い物依存症に悩む様になり、しだいに漠然とした不安を抱え眠れない日々が続き、知り合いに紹介された接骨院を尋ねる治療した整体師合田は……。作者の出身である大阪で展開し読みやすかった。

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    2013年04月30日