近藤史恵のレビュー一覧

  • ホテル・ピーベリー<新装版>

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    ハワイ島の静かで穏やかな街にあるホテルが舞台の小説。ホテル・ピーベリーは日本人が経営するこじんまりとしたホテル。なぜかリピーターは受け付けません。主人公の後ろめたい過去、宿泊客の抱える問題。そんな日常が描かれる中、突如起きる不可解な宿泊客の死亡事故。事故の全貌が明らかになっていく過程には戦慄が走りましたが、全体的としては物足りなさも感じました。文章量も少ないので、ライトなミステリー小説として、読みやすかったです。

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    2025年07月13日
  • ホテル・ピーベリー<新装版>

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    友人に薦められて読もうと思っていた本だが、こんなミステリーとは思わなかった。
    導入がら主人公は、うしろめたい何かを抱えている感を出しているのに、一向に事件が起こらない。
    むしろ、昔行った事があるハワイ島の空港の描写の方が気になったりして、笑
    ミステリーとしては、なるほどこういう結末かと思ったが、取り敢えずハワイ島行きの航空券を探してみたくなり、ググったが昔は直行便があったのに残念だが今は無い模様。JALさん復活させてくれないかなぁ

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    2025年07月10日
  • 眠れぬ夜のご褒美

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    面白いなぁ
    背脂ラーメンがかもしれない(他は読んでない)けど、東大近くの夜中にやってる店にそっくりで、懐かしい記憶がぶわぁ〜!って蘇ってきたよ。どこの県にも似た様な店はあるよね、ラーメンだももね。それをわかって、こう言う夜中のラーメンあるでしょ?大学の時あったでしょ?って書いているのなら、めちゃくちゃ賢い!!あったね、人が死んだりはしてないけど、まぁ特別落っこちた嫌な頃ってのがきっと1回くらいあって、ずーんてして背脂で罪悪感をかきこんだ思い出が、誰にでも1度くらいは…無さそうだな 笑。でもこれは奇跡に感じるよ。
    いい話だった。

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    2025年07月09日
  • タルト・タタンの夢

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    下町の商店街の隅にある小さなフランス料理店〈ビストロ·ラ·パルマ〉。無精髭で無愛想なシェフが作る家庭的で気取らない絶品の料理と、客たちが抱える人生のミステリー。料理ネタと絡めたシェフの粋な謎解きが毎回楽しい短編集。
    「タルト·タタンの夢」(2003~2006)近藤史恵
    #読書好きな人と繋がりたい

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    2025年07月08日
  • 眠れぬ夜のご褒美

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    八木沢作品が読みたくて手に取る。
    読んだことのない作家さんを知るきっかけだとは思うが、この短編集に八木沢作品を入れるのはもったいない気がした。八木沢作品だけで何編かの短編集として一冊にして欲しかった。こちらの心があったかくなり、読後幸せになれるのはワケアッテのお話だけだった。ファンの方には申し訳ないが、インスタントラーメンの話と同じ本に纏められたのは残念でならない。

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    2025年06月27日
  • おはようおかえり

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    ネタバレ

    読み終えるまでに、行方不明になること数回。やっと読み終えました。(買った本を上に積み上げるとこうなります)
    姉妹の物語であり、曾祖母の過去の物語。
    優しさも感じるけど、人には誰にも言えない秘密があるなと。

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    2025年06月17日
  • ときどき旅に出るカフェ

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    いきなり全てを悟りきった文章で始まり、何も希望も持っていないどんよりとした主人公が登場した。
    現実を直視し、己の立ち位置をしっかり認識しているのが、かえって痛々しく見える。

    暎子を少しずつ救ってくれたのは、以前の同僚円が営むカフェだった。
    世界中の様々なメニューを、楽しむことで、少しずつ殻がとれていったように感じた。
    おいしいものは、人を和ませてくれるのだと、つくづく思う。
    暎子が自分のお城以外に、身を置けるところを持てたのは、生きていく上で、かなりポイントが高い。

    円は日常の小さな不思議を、さらっと解決してしまう。
    なかなかの名探偵ぶりだが、一見そう見えないところが魅力的だと思う。
    お菓

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    2025年06月13日
  • おはようおかえり

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    ネタバレ

    出てくる食べ物がおいしそうな、色々あってそれぞれ自分の道を歩いていく、読後感爽やかな方の近藤史恵。ただし曽祖父はクズ。

    和菓子の描写も秀逸だが、ジュンさんのカレーがとてもおいしそうだった。

    同性愛者差別、人種差別が織り込まれているが、とりあえず入れてみたくらいのふわっと感なので、この程度の描写なら別にわざわざ入れなくても…と思ったが、いないことにされている! と怒られるだろうか。

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    2025年06月06日
  • ヴァン・ショーをあなたに

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    再読。一冊に一人くらいいつも底意地の悪いというかひねくれているというか、そんな感じの人が出てくるけど、大抵のお話が美味しそうな料理と軽快な物語の進め方で楽しく読める。初めて読んだときは三舟シェフ同年代だったんだけどなぁ…

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    2025年06月06日
  • おはようおかえり

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    妹のつぐみに乗り移った曾祖母の頼みで曾祖父に宛てた手紙を探す小梅。和菓子屋の存続、曾祖父の不倫、天災などいろんな困難が訪れるが丁寧に向き合い解決していく物語。曾祖母の生き方は本当に素晴らしかった。

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    2025年06月06日
  • おはようおかえり

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    榊さんすごいパワフルなおばあちゃんだなぁと思いました。魂が乗り移るということ以外は普通に家族の温かなお話でした。

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    2025年06月06日
  • 三つの名を持つ犬〈新装版〉

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    ネタバレ

    犬に起こる不幸が辛く、最初の数十ページで読むのを止めようかと本を閉じた。他に読書された方々が記したレビュー多数に目を通し、再度挑戦することに。

    犯した罪を償う過去中心の主人公がいる一方で、未来の希望に生きることを決めた主人公その2がいる。ふたりの未来がまた交差する時、幸せが増幅すればいいなと思う。

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    2025年06月04日
  • たまごの旅人

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    Audibleで。
    歩きながら聴きながら旅の本。旅してる気分でサイコーでした。各トリップ毎にどんな処か調べるのも楽しかった~
    メジャーでないところもあって、知らない処とかってやけに、ウキウキする。
    と、それよりも新米添乗員さんがクレーマーだったり、曰くありだったりするお客様に奮闘すし、解決に導くところも面白い。
    私自身が職業柄(ちょっとサービス系)だったりするからお客様に寄り添う気持ちや、理不尽極まりないのに笑顔で対応するとか(笑)、わかるなあと。
    最後の章はコロナ禍だったからちょっと旅とはちがったから、これはコロナ禍の人々を別の物語で読みたかったかな。
    さりとて、近藤さんの旅物語は面白い

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    2025年05月28日
  • シャルロットの憂鬱

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    シャルロット可愛い〜〜!犬というか動物全般は見るのは好き、でも触るのは若干怖くてうっすら苦手だったけど、撫でたり抱きしめたりしてみたくなった。

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    2025年05月28日
  • ホテル・カイザリン 電子再編集版

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    とあるホテルを訪れる人々の連作短編かと思ったらさにあらず。
    喪失がテーマの短編集。
    ザラつきヒンヤリするものの中で
    「金色の風」が爽やかに吹き抜けた。

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    2025年05月27日
  • 二人道成寺

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    「真実の中にも噓は潜んでいるし、噓の中にも真実は潜んでいるものです」

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    美咲さんがなかなか切なかった。。

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    2025年05月26日
  • おはようおかえり

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    ネタバレ

    「おはようおかえり」優しい響きで、良い言葉。
    小梅が何をそんなに怒っているのか理解ができなかった。時代が違うだけなのに…それと、和菓子屋さんが無くなることはないと思う。思いたい。

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    2025年05月25日
  • 眠れぬ夜のご褒美

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    疲れた時に読みたい本。
    サクッと読めて、ちょっと心が温まる感じ。
    ご飯がどれも美味しそうで、食べてみたくなる。

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    2025年05月24日
  • ときどき旅に出るカフェ

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    実際にカフェで読んで読み終えた。
    ザッハトルテが美味しいお店を知っているので、甘くない生クリームが当たり前だと思っていたら、流石に甘いザッハトルテに甘い生クリームはくどい。
    カフェルーズの出すザッハトルテは、甘くない生クリームとのマリアージュが想像出来て、無性に食べたくなる。
    鴛鴦茶は実際に作ってみたい。

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    2025年05月23日
  • ときどき旅に出るカフェ

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    世界各国の出会ったことも見たこともないスイーツが作中に出てきて想像を掻き立てられた。
    最後の方に思いもよらぬ展開になったのは少々驚きはしたが、読みやすく好い作品だった。

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    2025年05月22日