近藤史恵のレビュー一覧
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「おはようおかえり」(お早うお帰り)とは、”早く帰ってきてね”という意味で、出かける人が無事に帰ってくるようにという気持ちのこもった方言です。
さて、本書は大阪の和菓子屋〈凍滝〉の二人姉妹、小梅とつぐみをメインにしたストーリーで、姉の小梅の視点で進行していきます。
家業の和菓子屋でコツコツ働く真面目な小梅と対照的に、妹のつぐみは大学に通いながら演劇をしたり、海外留学を志したりと行動派。
保守的な小梅は、自由奔放に見えるつぐみを羨ましく思っている訳でして。
そんなある日、つぐみの身体に43年前に亡くなった曾祖母の魂が乗り移ってしまい・・?!
と、なると"ん?急にホラー?いやコメディ?"てな感じになりそうで、まぁ確かに不思議な展開ではあるのですが、そこは近藤さんらしく"女性の生き方"的な内容が織り込まれた小梅の成長物語となっております。
印象的だったのは大阪北部地震や台風21号を彷彿させる場面で、話の中では早朝に地震が起こったように書かれていましたが(フィクションだから?)実際はもう少し遅めの朝8時頃で通勤時間直撃でしたよね。
私は当時、職場が家から遠かったのとその日はかなり早く出勤していたのもあって会社に着いた途端に地震に襲われ”え?何何何!!((((;゚Д゚))))!”とめちゃめちゃビビった記憶があります。
そしてトラウマレベルの帰宅難民になったという(;´Д`)・・。
で、同じ年に起こった台風21号で、またしても帰宅難民になり、マジで泣きたくなったという思い出が蘇ってきました。
と、話がそれてしまいましたが、姉妹それぞれの人生や曾祖母の想いを軸に、世代ごとの価値観の違い、マイノリティへの差別等々・・なかなか盛り沢山の要素が散りばめられている内容となっておりますが、スルスル読めますし、前向きなラストなので読後感も良きでございました。
と、いうことで2018年の地震&台風の個人的体験を思い出すにつけ、改めてタイトルの『おはようおかえり』という言葉が心にしみた私です~。 -
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ネタバレ岸田正樹
新光大学一年生。葉山出身。愛車は黄色いモペット・トモス。身長百八十三センチ。一浪して入学。
村上文彦
新光大学三年生。自転車部部長。転倒した正樹のモペットの下敷きとなり、左膝の膝蓋骨骨折と外傷、自転車のディレイラーによる裂傷で全治十ヶ月の怪我を負う。
櫻井元紀
新光大学二年生。自転車部のエース。帰宅途中の正樹と接触し、諍いになる。
隅田克俊
新光大学二年生。自転車部員。佐賀県出身。眼鏡をかけた優等生風。櫻井と最も親しい。
堀田
自転車部員。村上の怪我の原因を作った正樹を敵視する。正樹に嫌がらせをしながらも、実力も正樹に抜かれていたため、櫻井から謝罪を要求され、そのまま部に来なくなり自然退部。
豊
正樹の中学時代の同級生。中学二年生の冬、柔道部の顧問に何度も投げ技をかけられ、気分の悪さを訴えるも放置され、急性硬膜下血腫で言語能力や学習能力に障害が残り、指も思うように動かない。
森脇
金成体育大学自転車部員。正樹の中学時代の同級生。正樹の初レースの宿泊先で再会する。
新島光
自転車雑誌『月刊ベロジャパン』のライター。
青山幸夜
豊の彼女。さっちゃん。女子大のボランティアサークルに所属している。
赤城
プロチーム「チーム・オッジ」のマネージャー。
穂積ほたる
青山の友人。自転車レースのファン。
櫻井康紀
元紀の兄。自転車の練習中の事故で死去。
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ネタバレ老ビプネンの腹の中
白石誓
フランスのチーム、パート・ピカルディの選手。二十七歳。クライマー。
田辺
フリーライター。
マルケス
白石の以前のチームメイト。
フェルナンデス
薬物の過剰摂取が原因で死亡。
マリア
フェルナンデスの妻。
ミッコ・コルホネン
パート・ピカルディのエース。
アレックス
パート・ピカルディの選手。
スピードの果て
伊庭和実
日本選手権で優勝した自転車選手。チーム・オッジ所属。
沙耶
伊庭の妹。
高梨
チーム・オッジ所属。
吉岡
チーム・オッジ所属。
玉置
チーム・オッジ所属。二十一歳。
斎木
チーム・オッジの監督。
赤城
チーム・オッジの監督補佐。元選手。
山下
世界選手権の日本代表監督。ミノワ・サイクルチーム。
村瀬
世界選手権の日本代表選手。
白石誓
プロトンの中の孤独
赤城直輝
スペインから日本に戻ってきた。
石尾豪
チーム・オッジの新人。
熊田
チーム・オッジの選手。
久米
チーム・オッジのエース。
山下
チーム・オッジの監督。
佐野
チーム・オッジの選手。久米の腰巾着のような男。
遠野
チーム・オッジの選手。久米の使い走りをやらされている男。
塩谷
レミング
石尾豪
赤城
山下
木元
チーム・オッジのコーチ。
久米
オッジを去った。
安西
今年オッジに移籍してきた選手。
熊田
山中
ミノワ
川越
中山
ゴールよりももっと遠く
赤城
石尾豪
山下
伊庭
新人。
七原
中堅どころのスプリンター。
白石
安西
古家
元自転車雑誌の編集者。
神尾
エクリュのオーナー。
渋谷
元タレントでエクリュの選手。
トウラーダ
白石誓
マルセネイロ
白石のチームの監督。
ルイス・パオロ・クレスカス
白石のチームメイト。
アマリア
クレスカスの母親。
パオロ
クレスカスの父親。
ミッコ・コルホネン
ヤンセン
チームマネージャー。
ミシェル
ルイスの妻。
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タイトル、表紙に惹かれ、不穏な感じ?ワクワクしながら読み始めました。
最初から、なんか、不穏な雰囲気。普通に見えてるのに、何か変だよねぇ。なになに?何があるの?
そわそわ、
でも、普通にそこら辺にいそうな家族なのに。
その、チラチラ見え隠れする、「何かある」感じが面白くて、中盤まで一気読みでした。
しかし、物語の結末が見えてきて、一気に話が動き始めると、、、
あれ、おや?期待してたのより少し何だか…
でも、全体的に面白く一気読みでした。
家族大好きの私からすると、いつどんなことがキッカケで、固い家族の絆がどうなるかなんて、分からないんだよなぁ、と改めて思いました。
家族だから気を使う、大切にしたいから、気持ちをぶつけすぎない、でも、時にはさらけ出すことも大切だし。
とにかく、どんな状況であれ、どんな選択をしたのであれ、ちゃんと話を聞いてくれたり、受け入れてくれなくても見捨てないで欲しいよな、と感じました。
「父と母のことを優しい人だと思っていた。だが、その優しさは自分たちが認めるガイドラインを守った人にだけ向けられるものだった」
この言葉、ふむふむー、だよねー、と感じました。
最近「優しい人とは」について考える機会がありました。
私の場合、好きな人には自分を犠牲にしてでも優しくできる、あと、どうでもいい人には表面的に優しくはできる。私は本当に優しい人とは違うんだろうなぁと思ったし、両親も、私からすれば優しい人だけど、他人からするとどうなんだろう、
自分から見える家族の形を信じすぎないこと、
私は家族が大好きだけど、別にすごく素敵な人たちってわけではないし、不完全だし、
でも、お互いずっと大切に思い合っていたいなぁ、その努力は惜しみたくないなぁと思いました。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ一気に読めた。
水絵がいつも、被害者ぶっている言葉を吐くのですごくイライラした。鈴音が、子供を産んだこともシングルになったことも全部自分で選んだことでしょうって言った時でさえも、人のせいにしていた。1番嫌いなタイプ。
仕事も本当に探そうとしているのか、していないのかわからないけど、子供を抱えてるんだから悠長なことを言ってる場合ではないのに。
基本的に、人に頼るというか自分ではどうにもできないと開き直っている感じがあって、もすごく腹が立った。恵まれているというけど、そこまでくるのに何倍もあなたより悩んで努力して曲がりながら生きてきている。
歯ブラシを返した時、わー頭が悪いというかなんだろう、あり得ないというか、それ返されてどうするのかっていうところまで考えられてないところが本当に気持ち悪って思ってしまった。
子供を育てたことがない人に、欲しがったからといってあげるな、うどんを食べさせろといったところ。子供を育てたことないもあるけど、その子その子で違うから、病み上がりうどんだって良いわけじゃないしね、うちの子は。そんなの大人だったらわかると言われてもわからないし、高熱出した次の日に子供置いて行かないよな、そこはどうなんだって思う。学校も行かせてないしそういう変に無責任なところが本当に気持ち悪かった。
一つ、DVの夫は、殴ったのは数回ですよと言ってたけど一度でも暴力振るったら終わり。
子供にはしてなかったみたいだけど。
この夫が、元妻に養育費だか生活費を渡さない理由に、嫌われることを吹き込まれている相手になんで金を払わなきゃいけないと言っていたところがすごく印象的だった。
世の中の、養育費や慰謝料?わからないけどそういうのを踏み倒す人ってこういうことだったんだと妙に納得がいった。
結婚を続けるのも努力、分かれて子供を育てるのも努力、1人で独身を貫くのも努力。
どれも間違いではないけど、全部どれも頑張って努力しないといけないこと。