近藤史恵のレビュー一覧

  • 昨日の海は

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    近藤さんはこのようなテイストの本も書くのか、と思った。ゆっくり静かに、感情の動きを思春期ならではの歯痒さと共に描いている。田舎ってたいへんだな、とも思いつつ、自然と共に暮らすことの尊さに対する憧れも抱く。お祖父さん、強烈な人だな。残された者として、どのように感情の整理をつけるべきか、悩むのは尤もだ。

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    2025年11月04日
  • これが最後のおたよりです

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    アミの会によるアンソロジー

    もうひとつある 高宮家四訓 大崎梢
    孤独の谷 近藤史恵
    扉を開けて 篠田真由美
    猫への遺言 柴田よしき
    キノコ煙突と港の絵 永嶋恵美
    十年日記 新津きよみ
    そのハッカーの名は 福田和代
    みきにはえりぬ 松尾由美
    青い封筒 松村比呂美
    黄昏飛行 時の魔法編 光原百合
    たからのちず 矢崎存美

    好きだったのは、もうひとつある、十年日記、青い封筒かな。(孤独の谷も面白かったけど既読だったので)

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    2025年11月04日
  • ホテル・ピーベリー<新装版>

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    長期滞在のゆるっとした中から事件が起こり、最後の最後でダダダって真相がわかって終わって行った。

    なんだろ。

    主人公と和美との関係も、早希との関係も気持ち悪くて、終始微妙な不快感があった。

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    2025年11月03日
  • 風待荘へようこそ

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    全てを無くしたと思ってしまった主人公が悩みながらも頑張る、とても前向きになれる良いお話で一気読みした。揺蕩うということがキーになる。
    ただ余りにも簡単に仕事が見つかったり、周りの人達がみんな良い人だったりとちょっと出来すぎ感に引いてしまう。別れた夫がカス過ぎて、そんな男にすごく仕事が出来るらしい女が離婚までさせるほど何故惹かれるんだろう。小さな疑問が気になった。出てくる料理はとっても美味しそうだったし、夫が小さく見えるまで成長した主人公にはエールをおくりたい。

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    2025年11月03日
  • おはようおかえり

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    大阪で何十年も営む老舗の和菓子屋。そこの姉妹の話だが、姉は和菓子屋で働くが、妹は劇団員をしている。ある日、突然ひいおばあちゃんが、妹に乗り移り過去の出来事を二人が解決していく。夫婦であっても人間関係は本当に難しい。

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    2025年10月31日
  • シャルロットのアルバイト

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    今回のシャルロットシリーズは、こうすけが子犬を預かる事になってしまい、様々な事件が起きる。テレビが壊されたり。それでも子犬は可愛い。天使と悪魔とはよく言ったものだ。

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    2025年10月31日
  • ホテル・ピーベリー<新装版>

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    読み出しから楽しくて、ハワイという背景が
    自分の気持ちすら ゆっくりと寛大にしてくれてるような錯覚におちいる。
    ハワイいいなぁーなんて読んでたら、サクッと事件が始まり ぬるっと解決した。
    ドラマみたいじゃない、それが余計に現実っぽいなぁなんて…

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    2025年10月26日
  • [新版]天使はモップを持って

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    ずいぶん前の作品で古いなと感じる部分もあるが、事件の奥に潜むジェンダー問題などのモヤっとすることに鋭く切り込んでくるところはさすが近藤さん。現在も起きてる問題にも通じると思う。
    コージーミステリーで軽くさらりと読めて良い。

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    2025年10月26日
  • おはようおかえり

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    ネタバレ

    曾祖母が妹に乗り移って未練を晴らそうとするお話。
    最後がふわっとしててちょっと物足りない気持ち。乗り移るところをもっと欲しかったのと、どうせならもっと謳歌してほしかった。
    とりあえず和菓子、練り切りが食べたくなりました。

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    2025年10月25日
  • ホテル・ピーベリー<新装版>

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    一見さんしか泊まることのできないホテルピーベリー。そこでホテルの宿泊者が立て続けに亡くなってしまう。そこに隠された謎とそこに泊まる主人公と宿泊者に隠された秘密が明らかになっていく。

    最初はホテルに泊まった主人公の生活が描かれており、時折主人公訳ありなのかなと思う部分があるが、なかなか事件が起こるまでが長い。あとは恋愛要素が少し多め。

    主人公は年齢に関わらず自分の話を聞いて寄り添ってくれる人が欲しいのかなと…個人的に恋愛に向いてなさそうだなと思った。


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    2025年10月24日
  • 風待荘へようこそ

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    いい話だと思うけど、離婚されてすぐ仕事が見つかって、なんかな〜。うまくいきすぎじゃないかな。やっぱり小説だよなと、思ってしまった。

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    2025年10月26日
  • 風待荘へようこそ

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    女性向けの再生の物語。
    45歳の眞夏は突然夫に離婚を切り出され、一人娘の親権も失くしてしまい、頼る人もおらず、一人きりになってしまう。
    そんな時にSNSでやり取りしていた女性から、京都でシェアハウスに住みながら、ゲストハウスで働かないかと言う誘いを受ける。
    ずっと専業主婦で、知らない土地で働き、暮らすことになった眞夏は、初めの頃はマイナス思考で、読んでいて、イラつくこともあったけど、次第に自分の出来ることを見つけていく。
    派手な変化はないけれど、何も出来ないと思っていた自分が「こんなことで喜んでもらえるんだ」と、考え方が変わっていく様子は、地味ながらも、逆に親近感を覚えた。
    シェアハウスの顔ぶ

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    2025年10月20日
  • 天使はモップを持って

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    まさにギャル!といういでたちながらビルの清掃を完璧にこなすキリコと、新入社員でキリコに振り回される大介。ふたりが会社で起こる不可解な事件を解決していきます。
    でもスッキリ解決!というより人間の悲しい部分、偏見、嫉妬など、汚れた部分をそれぞれが持っていて、事件を起こした彼ら自身がそれを払拭できているのかどうかは分かりません。
    共感出来たり出来なかったりですが、続きが気になりどんどん読みたくなります。一方主役のふたりが私の好きな近藤史恵さんの描く主人公とはちょっと雰囲気が違うのでシリーズを読むのは迷っています。

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    2025年10月17日
  • 凍える島

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    登場人物たちの言動にあまり共感できないまま読み進めていたのですが…、最後の最後、これまでの「ん?」がいろいろと回収されました。
    ミステリーとしてはもちろん、賞もとってるぐらいですから、読者の期待を超えてくれることは間違いなしです。
    それでもやはりモヤモヤは残りました。

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    2025年10月15日
  • みかんとひよどり

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    思っていた内容ではなかったけど、人と関係を絶ちたい狩人ととレストランの人の話。結局なんで狩人はひとにおわれていたわけ?

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    2025年10月11日
  • 夜の向こうの蛹たち

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    女性作家さんのお話。
    自分の欲をそれぞれ大切にしながら、なんか苦しい3人。
    そこに関わるまた別な人もなんか苦しい。

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    2025年10月10日
  • タルト・タタンの夢

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    食にまつわる、日常の謎ミステリーという趣向。
    普通に面白かったが、シリーズを続けて読むかは迷うところ。もう一巻読んでみるか。

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    2025年10月08日
  • たまごの旅人

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    ネタバレ

    新米添乗員が主人公の連作短編集。
    新米が添乗するツアーはいやだな、こんな協調性のない客と一緒に旅行するのは嫌だなという思いが先に立った。だけど、コロナで添乗することができなくなって、時間の余裕ができて自分を見つめ直す余裕ができ、成長する主人公をみて、ほっとできてよかった。

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    2025年10月08日
  • これが最後のおたよりです

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    「最後のおたより」がテーマの短編集。
    半分近くが初めて読む作家さんでした。
    「おたより」と言ってもパッとイメージする「紙の手紙」ばかりじゃない。その形は本当にさまざまで、次はどんな“おたより”ストーリーなのか楽しみに少しずつ読み進めました。

    特に好きだったのは、
    「もうひとつある 鷲宮家四訓」大崎梢
    「猫への遺言」柴田よしき
    「そのハッカーの名は」福田和代

    家訓の謎が気になって引き込まれたもの、
    夫の猫に宛てた手紙から愛情を感じたもの、
    ちょっと異色でミステリーっぽい雰囲気のもの、
    趣向は異なりますが、どれもラストは優しく、晴れ晴れとした気持ちになりました。
    矢崎存美さん「たからのちず」は

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    2025年10月07日
  • 眠れぬ夜のご褒美

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    6人の作家による短編作品。

    標野凪「バター多めチーズ入りふわふわスクランブルエッグ」
    冬森灯「ひめくり小鍋」
    友井羊「深夜に二人で背脂ラーメンを」
    八木沢里志「ペンション・ワケアッテの夜食」
    大沼紀子「夜の言い分。」
    近藤史恵「正しくないラーメン」

    夜中に読むとまずい本です、食べたくなってきます

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    2025年10月05日