近藤史恵のレビュー一覧

  • アンソロジー 舞台!

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    2.5次元舞台の話が特に興味深い。見たことないので、勝手に若手イケメンが売りなのかと思ってたけど、キャラに寄せるスタッフさんや自分を出さずになりきるキャストや、ちゃんと見てくれるファンたちでいい舞台が作られてるのね。

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    2024年08月11日
  • 眠れぬ夜のご褒美

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    おいしいものが大好きな作家陣が、「夜食」に
    まつわる人間ドラマを描く。冬森灯「ひめくり小鍋」、
    友井羊「深夜に二人で背脂ラーメンを」など
    全6篇を収録。

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    2025年08月22日
  • みかんとひよどり

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    面白かったな。ストーリー的にすごく大きなことがあるわけではないのだけと、動物と向き合うことや生きることについて色々考えたくなるようなお話。そしてやはり単純に近藤さんは文章がうめえ

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    2024年07月31日
  • ホテル・カイザリン 電子再編集版

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    なんとなく『甘い生活』は読んだことあるなあと思ったらアミの会で読んだのか。他人のものを欲しがるとロクな目に合わないな。『金色の風』『迷宮の松露』あたりが良かった。

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    2024年07月30日
  • 眠れぬ夜のご褒美

    ネタバレ 購入済み

    食べて話して元気になる

    ちょっとファンタジーもあって、少し予想とは違う内容でした。
    でも、どの物語も「人は食べて、話すことで元気になる」と思わせてくれました。

    #共感する

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    2024年07月27日
  • キッチンつれづれ

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    キッチンをテーマにした短篇集。
    ちょっとクスッと笑えるコミカルなお話から、ちょっとヘビーな濃いめのお話までキッチンから生まれるたくさんのストーリー。

    個人的に近藤史恵さんの「姉のジャム」が読んでいていちばんグッとくるものがあったなぁ。

    「レシピ本はその時代の人たちとつながっている」っていう言葉も、すごく好きだった。

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    2024年07月24日
  • ホテル・カイザリン 電子再編集版

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    これまで、近藤史恵さんの小説は割と前向きさわやか系、旅系も多いイメージで、この本もタイトルから旅行とか関係する作かなと想像して読みはじめました。

    が、自分のイメージとは違い、イヤな感じを残す作品の方が多い短編8作品でした。

    ストーリーは、それぞれ興味深く一気読みでした。

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    2024年07月21日
  • さいごの毛布

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    それでも別にかまわない。犬の世界でもチワワがドーベルマンになることはない。ただ、チワワとドーベルマンが仲良くすることはできるのだ。

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    2025年03月28日
  • キッチンつれづれ

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    ネタバレ

    今回ばかりは本のタイトルや表紙の絵の
    先入観だけでほんわかストーリなんて思わず
    何でも来い!とばかりに読んだらほんとに
    いろんなジャンルが楽しめました。

    個人的には途中のあり得るようで
    ありえない展開からのそこに落ち着く
    のかと思った新津きよみさんの
    「わたしの家には包丁がない」や
    なんだか複雑な家庭環境だと色々と
    複雑だよなぁ~なんて読みながらの
    ラストでわかるある方の正体に
    おぉうと驚いた松村比呂美さんの「離れ」、
    そうそう近藤史恵さんってこういう
    じわぁ~っと怖い話あるよねって
    思い出した「姉のジャム」、
    社会問題になっている不法就労や意外な
    素性のベトナム人や今どきの詐欺や飲食店の

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    2024年07月20日
  • ホテル・カイザリン 電子再編集版

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    降霊会
    金色の風
    迷宮の松露
    甘い生活
    未事故物件◉
    ホテル・カイザリン◉
    孤独の谷◉
    老いた犬のように◉


    普段は見えていないけれど、
    日常生活の向こうにある危うい世界。

    ざわりとした感覚に言葉にできない面白みと
    中毒性がある。

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    2024年07月20日
  • おいしい旅 しあわせ編

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    「もしも神様に会えたなら/大崎梢」
    「失われた甘い時を求めて/新津きよみ」
    「夕日と奥さんのお話/柴田よしき」
    「夢よりも甘く/篠田真由美」
    「旅の理由/松村比呂美」
    「美味しいということは/三上延」
    「オーロラが見られなくても/近藤史恵」
    7話収録の短編集。

    毎回楽しみにしている『アミの会』によるアンソロジーも本作で13作目。

    今回は、旅×グルメという事で読む前からわくわく。

    三重県伊勢市のおかげ横丁で頂いた赤福の味を思い出したり、大学時代に友人と行った竹冨島の景色が浮かんだりと楽しい読書時間だった。

    イチオシは三上延さん。

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    2024年07月17日
  • シャルロットの憂鬱

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    ジャーマンシェパードのシャルロットがとにかく可愛い!
    シャルロットとその家族の周辺で起きるちょっとした事件の物語。

    シャルロットの表情や姿まで想像できるとっても可愛らしい物語。

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    2024年07月14日
  • はぶらし

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    脚本家でようやく生活も安定してきた鈴音のもとに、突然、特に親しくも無い高校時代の同級生から連絡があった。子どもを抱えたシングルマザーの水絵はリストラされて日々の生活にも困窮している様子。
    金の無心かと思いきや、一週間だけ鈴音のマンションに同居させて欲しいという申し出であった。
    絆されて渋々期間限定での同居を受け入れた鈴音であったが、貸した歯ブラシを買い換えたはいいが、使い古しの方を返すなど非常識とも取れる行動に、徐々に違和感を感じるようになる。

    実際に現実に身の回りに起きてもおかしくないシュチュエーションで主人公が感じる重圧が伝わって、心がざわざわしました。
    疑いながらも相手の立場で考えて打

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    2024年07月02日
  • キッチンつれづれ

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    ネタバレ

    【収録作品】
    「対面式」福田和代
    「わたしの家には包丁がない」新津きよみ
    「お姉ちゃんの実験室」永嶋恵美
    「春巻きとふろふき大根」大崎梢
    「離れ」松村比呂美
    「姉のジャム」近藤史恵
    「限界キッチン」福澤徹三
    「黄色いワンピース」矢崎存美

    台所をテーマにした競作。
    コミカルなものから、ヘビーなものまで、濃い短編集。
    「食」は生きることと密接に関係しているのだと再確認。

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    2024年07月01日
  • 歌舞伎座の怪紳士

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    めちゃくちゃ優しい女性の再生を描いたミステリでした。
    主人公の久澄だけでなく登場人物それぞれの傷に寄り添い、そして包み込んでくれるような作品だったように思います。

    主人公となる久澄は、会社を辞め実家の家事をしている女性。現状に対して焦りはあるものの、働きに出る勇気も持てず、母や姉に甘えて日常を過ごしています。
    そんな彼女に舞い込んだのは、祖母からの観劇代行のバイト。
    外に出ることが難しくなった祖母に代わり、頂きもののチケットで観劇し、その感想を伝えるというもの。
    久澄はこのバイトをきっかけに少しずつ歌舞伎をはじめとした舞台の魅力に惹かれていくが、行く先々で小さな事件と、なぜか毎回老紳士が現れ

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    2024年06月30日
  • マカロンはマカロン

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    三連続読書のパ・マルシリーズ。
    最後の最後の後味がよろしくなく本を閉じたことだけが残念ながらも、いいことだけの世の中じゃないよなぁって感じでリアルな日常感を感じられた。
    物語の世界ではなく、実在する世界に実在するお店と登場人物のように益々錯覚していっている。
    …と、これを書いている今、もう既に第四弾の『間の悪いスフレ』読書中。パ・マルの世界をまだまだ楽しめることが嬉しい!

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    2024年06月30日
  • おいしい旅 しあわせ編

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    美味しいということは 三上延
    オーロラが見られなくても 近藤史恵

    初見の作家さんの作品だったが、美味しいということは、がよかった!
    主人公と祖母、主人公と息子、それぞれの関係性がリアルだけどほっこりする感じ。

    オーロラが見られなくても、ひとり旅熱が高まっていたこともあり、とても素敵な話に思えた。
    旅先での出会いっていいなあと思った。

    その他の話は、どろっとしすぎていたり、逆に物足りなく感じたりするものが多かった。

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    2024年06月22日
  • アンソロジー 舞台!

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    舞台をみるのは、好き。舞台に立つ人。みる人。支える人。いろいろな視点から見れて興味深く読んだ。舞台は同じ空間と時間を共有できて、あっという間に同じ世界につれていってくれる。舞台を見に行きたくなる。

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    2024年06月18日
  • インフルエンス

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    中学時代は,大人という人間が,たいした人間では無いことに気付くころ。そんな中学時代を生き抜くのは,本当に大変です。

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    2024年06月15日
  • ホテル・カイザリン 電子再編集版

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    勝手に長編だと思い込んでいて最初の交霊会がのちのち関わってくるかと思いきやそんなことはなかった。

    バレエ姉妹の話。主人公が新たなやりがいやアンナとベガの出会いも素敵だった。
    パリの美しい街なみ文章から伝わってきた。

    ここからの短編は通勤時にもさくっと読めて、落ちもしっかりしていたからとても読みやすかった。
    「甘い生活」は私自身も妹に搾取されてきたのですごく姉に共感してしまった。主人公の性格の悪さ、ずる賢さにとても気分が悪くなった。最後の展開は自業自得だね。

    「未事故物件」はオカルトの類いかと思いきや・・・。怖かった。

    タイトルの「ホテル・カイザリン」は少し切ないお話。
    冒頭の事情聴取を

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    2024年06月15日