近藤史恵のレビュー一覧

  • ホテル・カイザリン 電子再編集版

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    ネタバレ

    なんとなく後味の悪い余韻が残る話の多かった8編の短編集。
    以前読んだことのある短編もあって懐かしかった。

    中でも読んでいて心地よかった『金色の風』『迷宮の松露』が印象深い。

    『金色の風』
    「苦しさは、堪えるのではなく、ただ受け止めて、そういうものだと思う」
    パリの街並みを観ながらのフルマラソン。マラソンを人生とシンクロさせて、苦しさを受け入れる余裕と自分のペースをコントロールできる冷静さを手に入れた彼女の強さに清々しい思いでいっぱいになった。

    『迷宮の松露』
    いくら全てを忘れるためとはいえ、帰国する予定を決めずに海外に滞在するのってすごい。しかも有名な観光地ではないなんて、私にはとても無

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    2024年12月08日
  • 幽霊絵師火狂 筆のみが知る

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    料理屋の一人娘真阿と絵師與四郎とが出会う怪異を描く。
    真阿はその感受性の強さから怪異を感じる事がある。その真阿の家に居候としてやってきたのは幽霊画で人気のある火狂こと與四郎。彼もまた常ならぬものを見る事ができるのであった。
    そんなふたりの前に現れる怪異とは。
    真阿が見る火事の夢の真相、不思議な犬の夢が教えてくれた事件、「帰りたい」と嘆く男とは誰なのか、など様々な怪異が描かれている。
    おどろおどろしくではなく淡々と描かれる事件達。ホラーでもありミステリーでもある。

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    2024年12月06日
  • おはようおかえり

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    何かが解決してめでたし、めでたし、というのとは違うようだけれど、姉妹がわかり合えていくところは良い。榊さんはなかなかに面倒だけれど、デパートで可愛いモノ買い込んだり、タピオカ飲んで周りの子たちと仲良くなったり、ちょっとかわいい。
    この著者さんの、いくつかの他の物語でも思ったが、旅とか外国のこと、そして食べ物が印象的。
    デーツと和菓子の相性はきっと良いと思う。

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    2024年12月04日
  • ねむりねずみ

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    歌舞伎を題材にしたミステリです。

    知識がほとんどないだけに、全てを理解できたわけではありませんが、物語を通して描かれる役者の舞台にかける思いや、歌舞伎の演目などには惹きつけられるものがありました。

    前作『凍える島』と同様に、ミステリでありながら恋愛要素に重きを置いた内容も、特徴的だと思います。

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    2024年12月01日
  • マカロンはマカロン

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    久々に会った、私よりずっと年下の従妹がおすすめしてくれた本です。
    私にとっては初めての作家さん。。

    ビストロ・パ・マルに来店するお客様のちょっとした謎や悩みをシェフが解く短編集でした。
    事前に聞いていたように、ほっこりあたたかい話が多く、中にはほろ苦いお話もあったけど、後味が悪いような話ではないので、さらりと読めて気分転換によい物語でした。
    また、今は不定期だけど、私自身がフレンチのお料理教室に20年くらい通っているので、知っている料理も多くてそういう意味でも楽しめました。
    アミアンのマカロンやベッコフ、久々に作ろうかなあ~

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    2024年11月28日
  • 間の悪いスフレ

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    ビストロパマルシリーズ。相変わらず食べたくなる料理の数々と持ち込まれる謎に興味を持ちつつコロナ禍の現状も盛り込まれてて臨場感もあり。店の空気感が良くてシリーズ通して好きなんやけど、職場って人の良さが大事よなと我が身を振り返り共感する。

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    2024年11月25日
  • シャルロットの憂鬱

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    犬のいる生活から随分離れちゃったけど、犬っていいなぁ。元盲導犬とか元警察犬とかだと賢いんだろうな。大型犬憧れだな。また見た目とシャルロットの性格のギャップがいい。浩輔と真澄の夫婦もすごく良くて、読んでて楽しかった。

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    2024年11月16日
  • 歌舞伎座の怪紳士

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    歌舞伎にはまったく興味がないけど、この本を読んで一度行ってみたい気になった。歌舞伎という、自分の知らない世界を少し見れた気分。
    ラストは、想像していないような展開だった。

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    2024年11月14日
  • ねむりねずみ

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    ネタバレ

    歌舞伎の劇場内で起きた殺人事件。
    そして人気若手歌舞伎役者は言葉を忘れていくという謎の病にかかっていて、彼の若妻は不安を覚えていて ―― 。

    前半の雰囲気はとても好きでした。
    歌舞伎の演目についても描かれていて興味深く読みました。
    ただ、事件の真相についてはうーん…と納得し難い思いがしました。

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    2024年11月14日
  • おはようおかえり

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    ネタバレ

    感想
    和菓子の優しい甘さ。さりげなくも寄り添ってくれる。なんとなく反りが合わないと感じるあの人。甘いものでも持っていけば仲良くなれるかも。

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    2024年10月29日
  • おいしい旅 初めて編

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    隙間時間にほっこりしたいときにはおすすめ あたたかい気持ちになる短編集で、疲れていても頭に入りやすい。インパクトがすごくあるわけではないけれど、気軽に読める一冊。

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    2026年01月12日
  • キッチンつれづれ

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    星3.5
    アンソロジーはなかなか記憶に残らないし、好みでないものにあたることも多いのでので、もう読むのをやめようかなと思っていたところだったが、これは私にとって当たりだった。アミの会のメンバーが短編小説の名手が揃っているからかも。そして、男性作家がゲストで参加しているのだが、女性にはない視点でまた楽しい。
    どれも好きだったが、松村比呂美さんの「離れ」、矢崎存美さんの「黄色いワンピース」が特に好きだったかな。

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    2024年10月24日
  • わたしの本の空白は

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    甘美な夢には裏があり、愛おしいと思う相手は信じるに値するのか?と悩む。ミステリー要素のある恋愛の話?!途中で止める事はできず一気読み。

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    2024年10月23日
  • 南方署強行犯係 狼の寓話 〈新装版〉

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    近藤史恵初の警察小説。ちゃんとした?殺人事件なのだけれど、近藤史恵らしい軽さがある。日常ミステリーの雰囲気で殺人捜査が行われている感じで、本格ミステリーを欲している人には違うかも。その分とても読みやすい。
    初捜査でミスをした新米刑事と変わり者女刑事のバディも、新米刑事の兄もみんな魅力的で、次作も読みたい。

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    2024年10月19日
  • シャルロットの憂鬱

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    かわいくて賢い元警察犬のシャルロットを中心に近所で起きる、ちょっとした事件を解決していく
    真澄と浩輔。二人と1匹の家族の物語です。
    なんといっても
    表情豊かな
    シャルロットの賢さや可愛さに癒
    され、犬柄?の良さも
    魅力的ですっかりシャルロットのファンになってしまいました。
    その上
    家族の真澄や浩輔も
    素敵な人達で
    犬の気持ちを考え 心を痛めたり
    助けたりお世話したり…
    動物に対する考え方がとても好きでした。

    犬を利用してとんでもないことを考える人達がいたり、自分中心に考え犬を飼い慣らしたり
    いろいろな人達がいたけれど
    彼らのおかげで悲しいままで過ごすことになる犬はいなくて
    読んでいて温かい気

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    2024年10月18日
  • モップの精と二匹のアルマジロ

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    大介の語りが苦手だったのは仕方ないけれども、テーマもなかなかに難しかった。銀行口座のお金が増えてた話はなんだったのだろ。

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    2024年10月17日
  • [新版]モップの精は深夜に現れる

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    前作に比べて毒が強めで個人的にはいい感じだった。20年前に書かれた物語が今でも社会課題であることに私たちの進歩のなさを感じる部分もある。大介の自分語りは前作に引き続き苦手。

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    2024年10月12日
  • マカロンはマカロン

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    ネタバレ

    ビストロ・パ・マルシリーズ第三弾。
    これまでの二作に比べてダークな話も混ざっていたり、食べ慣れない部位が出てきたり、また違った面白さを感じられた。

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    2024年10月10日
  • シャルロットのアルバイト

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    シャルロットがシュークリームを舐めて、目をまんまるにするところは、子供がびっくりして目をまんまるにするのを思い起こさせる。犬もそんな顔をするんだね。
    シャルロットの好奇心旺盛だけれども、優しい感じは、とても感じが良い。

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    2024年10月06日
  • ホテル・カイザリン 電子再編集版

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    短編集で読みやすかった。
    ミステリーの短編かと思ったが、中には違う話も入っていて、普段読まないような話もあり、面白かった。
    少し前向きになれるお話「金色の風」「迷宮の松露」は気に入りました笑

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    2024年10月02日