近藤史恵のレビュー一覧

  • 間の悪いスフレ

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    コロナの頃とか、ロシアによるウクライナ侵攻とか、そうだそうだこんな感じだった、とまだそんなに経ってないのに(ロシアとウクライナなんて未だ現在進行形なのに)なんだかすごく昔のことのような気がする。

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    2026年06月21日
  • ときどき旅に出るカフェ

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    Audibleで聴了。

    Audibleではライトノベルばかり聴いているけど、息抜きにこの作品を聴いてみました。

    近藤史恵さんの作品はサクリファイスに次いで2作目。タルト・タタンシリーズはドラマを観て、けっこう好きだったので原作も読もうと思いつつ読めていませんでした。

    この作品は、カフェを舞台にした連作短編集。ちょっと胸がざわざわするような人のイヤな部分も描かれていて、サクリファイスに通じるものがありました。読みやすい文章でスイーツも美味しそうで面白いけれど、こういう作品は今の気分ではないなぁと改めて思いました。

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    2026年06月21日
  • ホテル・ピーベリー<新装版>

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    主人公に共感できないし、好きにもなれなかった。
    最初が長くてしんどかったけど、事件になってから解決までのストーリーがサクサクしてて一気に読めた。

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    2026年06月21日
  • 間の悪いスフレ

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    >常連早川夫妻の娘で名門高校進学が決まった結莉亜さんには悩みがあるらしい。マイノリティであることの不安。
    >コロナ禍でテイクアウトを始めたら店にやってきはじめた中学生男子の中島くん。《それでも、自分がなにかを失うわけではないと気づくのは、大事なことだと思う。》p.62>赤字を埋めるために料理教室を始めたが生徒唯一の男性はなぜかイライラしている。
    >中川さん兄弟の母親はあるときを境に急に料理下手になり家事も最低限しかしなくなった。
    >高梨くんの従兄弟、畠中博己がプロポーズの場を〈パ・マル〉にしたいと相談してきた。
    >ロシアのウクライナ侵攻で食材値上がりの中、羽田野さんとこの若手料理人松島くんはフランス料理に希望を見いだせなくなったと言う。
    >同業の〈ロゼ・コンプリケ〉は従業員がいつかないのでシェフの横尾光成が何年もメンバーが変わっていない〈パ・マル〉の秘訣を知りたがる。

    ■ビストロ・パ・マルについての簡単な単語集

    【麻美/あさみ】シャンソン歌手。志村の妻。華やかな美人で志村いわく繊細なタイプではない。
    【安倍ミカ】近所にできた自然食品の店〈AB〉のオーナー。「わたし、今日はフランス料理と和解しにきたんです」第3巻p.20
    【アペロ】食前酒だけで同僚や友人たちと会話などを楽しむちょい飲みスタイル。最近フランスで流行っているらしい。
    【ア・ポワ・ルージュ/赤い水玉の意】小倉が新たに開くパン屋。本格的なフランスパンを出したいらしい。斎木さんが店長で中江さんが店員だが2人は同格らしい。斎木さんはメロンパンみたいなものを置いてもいいと考えているが中江さんはこだわりたい。近所に「ブラン」という庶民的なパン屋がある。
    【アミューズ】フランス料理の前菜の1。一口サイズのおつまみ。
    【アントレ】フランス料理の前菜の2。温かい本格的な前菜。
    【ヴァン・ショー】ホットワインの一種。スパイスや香草を使うらしい。三舟シェフのヴァン・ショーは絶品。ミリアムおばあちゃん直伝らしい(第2巻「ヴァン・ショーをあなたに」)。
    【小倉】〈パ・マル〉のオーナー。20代後半の若さで何軒も飲食店を経営している。面倒くさがり屋でそれぞれの店の方針や経営はそれぞれの店に任せている。健啖家ではあるが味覚的には「コンビニ弁当でも同じくらいうまく感じる」というお得な舌の持ち主。僕もそうですけど。いやむしろコンビニ弁当の方がおいしく感じるかも。
    【カスレ】ビストロ・パ・マルのスペシャリテ的料理。
    【金子ゆき/かねこ・ゆき】ビストロ・パ・マルのソムリエ。二十代後半の女性。ワイン好きが高じてOLからソムリエに転進した。少年と見まがう短髪なのは整髪料でワインの薫りを損ないため。化粧やネイルエナメルも同じ理由でタブー。趣味は俳句だがセンスはいまいちのようだ。
    【岸部彩香】羽田野鈴子の店のひとつ、〈ビストロ・カミヨネット〉のパティシエ。
    【キュイジニエ】料理人全般のこと。
    【貞晴】フランスを旅しているとき三舟と知り合った青年。ルウルウに告白して振られたらしい。名字は不明。案外すでに出ている誰かかも?
    【志村洋二/しむら・ようじ】ビストロ・パ・マルの料理人。ハンサム。口角が上がっていつも笑っているような口元。猫好きで家に4匹飼っている。妻の麻美さんはシャンソン歌手。
    【スキレット】重い鋳鉄のフライパン。三舟シェフはこれを使った肉料理が得意。個人的にはダッチオーブンは使ってましたがスキレットは使ったことがないです。
    【高築智行/たかつき・ともゆき】語り手。ビストロ・パ・マルの若いギャルソン。記憶力がいい。キリッとしているつもりでもボーッとしているように見える。
    【デセール】フランス料理のデザートのこと。
    【徳田農園】契約している農家。美味しい野菜を届けてくれる。
    【萩野】三舟シェフ御用達の甘味屋「はぎのや」の二十代の支店長。同じ商店街にある。高校時代は野球の強豪校のキャプテンでプロを目指せる実力だったらしい。
    【羽田野鈴子】三舟シェフの修行時代の同僚で頭が上がらない相手。三軒の店を経営しており、そのうちの〈ビストロ・カミヨネット〉は女性だけが働いている。まだ男性社会であるフランス料理界を変えたいと考えている。他には、悪い人ではないがデリカシーのない熊倉がシェフをする〈ヴィアンド〉という肉料理メインのビストロ、高級店の〈シーニュ〉がある。
    【BD1】高築の愛車。折りたたみタイプのミニベロ。結構な高級品。
    【ビストロ・パ・マル】小さなレストラン。フランスの家庭料理っぽいメニューが人気。五千円もあれば充分楽しめる気楽な店。オープンキッチンで厨房は丸見え。「パ・マル」は「悪くない」という意味らしい。従業員は、三舟、志村、金子、高築の四人。オーナーは別にいる。
    【美味】《美味を追求するということは、残酷さと隣り合わせなのかもしれない。》間の悪いスフレp.128
    【ブーランジェリー】パン屋のこと。
    【三舟忍/みふね・しのぶ】ビストロ・パ・マルの料理長。探偵役。長い髪を後ろで結び、無精髭。武士のイメージらしい。オーナーではない。けっこうそそっかしい。
    【ルウルウ】貞晴や三舟が泊まっていたユースホステルのスタッフ。病気で弱っていた貞晴に親切にしてくれた。

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    2026年06月17日
  • おはようおかえり

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    和菓子屋の娘の小梅とつぐみ
    つぐみは大学生で演劇もやりバイトして
    母に反対されてもエジプト留学をしたい

    その和菓子屋「凍滝」を始めた曾祖母が
    つぐみの身体に乗り移る
    明治生の曾祖母、軽やかに前に進むつぐみ
    小梅も前に進める人が自分と同じ臆病な
    所もある。曾祖母の出現で
    ないものにされて諦めてる事を
    少しだけ動かせた小梅の進化が良かった

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    2026年06月16日
  • サヴァイヴ

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    短編集です。
    サクリファイスから一気読み。
    期待してたのはこれじゃない!続きがよみたかった!
    と、読み始めは思いましたが、結果、登場人物の本編では描かれなかった関係性がわかり、続巻のスティグマータに期待高まる内容でした。
    発刊順に読んで良かったです

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    2026年06月09日
  • たまごの旅人

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    私は集団行動が苦手なので、旅行はいつも個人で行くのだけれど、添乗員さんがいると安心だったり楽だったりするのかなぁと関心を持って読んでみた。
    けど、同じツアー仲間でめんどくさい人がいるのか!と状況が想像できてしまい、益々添乗員さん付きツアーは行かない方がいいなと思ってしまった。

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    2026年06月09日
  • オーロラが見られなくても

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    傷ついたり、疲れたりした主人公がマイナーな海外旅行先で非日常な風景や景色、食事に癒やされて前を向けるようになる短編集。アフターコロナを実感。やっと自由に生活できるようになったと嬉しくなった。でもどれも短編過ぎん?で★3。

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    2026年06月06日
  • シャルロットの憂鬱

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    近藤さんの書く身近にある小さなミステリーを描いた作品(ビストロ・パ・マルシリーズ)が好きだったのと、犬が好きなのでいつか読みたいと思っていた作品。
    うちも秋田犬、しかも雌犬を飼っていたことがあるので、共感するところもありつつ(うちの子も小さな犬に耳を噛まれたことがあり、相手にキレに行きそうになった)、イヌの優しい性格に触れて懐かしくなったり、癒されたり、やっぱり犬すきだなぁと思いつつ、今は猫(うちの人は猫派w)を飼って癒されております( *´`*)
    ミステリーの濃さや程度が日常にあっていて、サラッと読めます。次巻も積読しているので楽しみです。

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    2026年06月06日
  • ホテル・ピーベリー<新装版>

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    仕事を辞め、ハワイに訪れた木崎淳平。
    友人に勧められた日本人夫婦が経営する「ホテル・ピーベリー」に長期宿泊することにする。
    このホテルはリピーターを受けいれないことが特徴。
    木崎以外の宿泊客は、男3人に女性1人。

    宿泊客の1人が木崎に告げる。

    「このホテルの客はみんな、嘘をついている。」

    そんな矢先ホテルのプールで宿泊客の1人が溺死。
    直後に別の宿泊客がバイク事故で亡くなる。

    このホテルは何かがおかしい


    といったあらすじ。


    以前Instagramで、フォローしている方がオススメしていたミステリー作品。

    ミステリー作品ではありましたが、思いのほか、主人公の内面に多くのページが割かれていました。

    女性作家さんですが、男の主人公の内面を凄く深く丁寧に描かれていました。
    特に、女々しさは、共感できる部分もあり、痛いところを突かれた気分になりました。
    自分には言語化できない「男の女々しさ」が言語化されていて、文章力が見事でした。

    ミステリーのオチは、予想できるもの。
    特段驚きはありませんでした。

    ハワイを舞台にした物語。
    まだ一度も訪れたことがない場所なので、とても行きたくなりました。

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    2026年06月03日
  • 私の命はあなたの命より軽い

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    ネタバレ

    不気味で続きが気になる展開で一気に読んでしまいました。とくにゾッとする終わり方には、幸せに終わると思い込んでいた私にそういう希望を押し付ける所だぞ、と突きつけられた怖さがありました。

    「父と母のことを優しい人だと思っていた。だが、その優しさは自分たちが認めるガイドラインを守った人にだけ向けられるものだった。」

    ☁️家族でもわからないことはわからないし、家族だからこそひとりの人間として敬意を持って踏み込みすぎず離れすぎず、努力し続けなければいけないのではと考えさせられました。
    仕事や学校と違って異動も卒業もなく、本当に一生続く関係だからこそ、一度でもほつれた箇所を見ないふりしてしまえばいつかぼろぼろにこぼれていくのかもしれないです。

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    2026年06月01日
  • ホテル・ピーベリー<新装版>

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    2026/05/31 オーディブル
    ハワイが舞台
    リピーターお断りの不思議なホテル
    のんびり旅行へ行きたいな。

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    2026年05月31日
  • タルト・タタンの夢

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    ミステリ要素を織り交ぜながら、思わずホロっとさせられる7つの短編を収録。舞台はフランス料理店。訪れるお客様が抱える悩みや謎を、シェフが美味しい料理とともに優しく解きほぐしていく。

    登場するフランス料理の描写がとにかく魅力的で、ページをめくるたびに食欲を刺激される。心温まるエピソードと程よい謎解きのバランスも心地よく、読後感はとても爽やか。

    「こんなお店が本当にあったら行ってみたい」と思わせてくれる一冊だった。

    ただし一点だけ注意。料理の描写があまりにも美味しそうなので、空腹時に読むのはあまりおすすめできない。読後にはきっと、美味しいフランス料理が食べたくなる。

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    2026年06月17日
  • 眠れぬ夜のご褒美

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    「夜食」にまつわる人間ドラマを描く、心とおなかを温かく満たす6篇。

    どの話も良かったのですが、1番共感できたのが
    近藤史恵さんの「正しくないラーメン」

    健康に良くないとわかっているけど、無償にラーメンが食べたくなる気持ち。ホント共感でしかない。

    短編は読みやすく、ちょっとした時間に読めるから良いですよね。初めましての作家さんも知ることができて、その作家さんの他の作品にも興味が湧きました。

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    2026年05月30日
  • ホテル・ピーベリー<新装版>

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    ハワイが舞台にも関わらず、どんよりした雰囲気で話が進みます。
    前半はスピードも遅く、読むのもキツくなってしまいましたが、後半はスピード感も出て、一気に読み切れました。
    ミステリーとしては先が読めず、面白かったですが、主人公がネガティブ過ぎて少し読むのに疲れてしまいました。

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    2026年05月30日
  • タルト・タタンの夢

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    フレンチ料理✕ミステリー
    軽めのテーマで謎解きもわかりやすくて、読みやすかったです。

    あとは、とにかく料理が美味しそう!
    フレンチ食べに行ってみたくなったし、ホットワインも飲みたくなった。

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    2026年05月29日
  • 風待荘へようこそ

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    世の邦義と眞夏さん達に読んでもらいたい。恨みがましくて子供に依存している眞夏さんにはイラッとしたけれど、世界を広げて、前向きになっていく過程は読んでいて気持ちよく、邦義に当然のことを言えた下りはスッキリしました!

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    2026年05月28日
  • ホテル・ピーベリー<新装版>

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    ネタバレ

    恋愛小説のようなミステリのような…
    登場人物がリアルでいそうな「何かの欠落を抱いた人たち」
    「うまくやれなかった人たち」でSNSの向こうで苦しんでる人たちに思える
    本当の愛が始まるのも、最初はちょっとした気まぐれから
    そして自分でも自分の感情に自信が持てない
    登場人物の中途半端さが身につまされる

    おとぎ話のような、ハピエン確約SFみたいな未来がなくても、
    自分で結果を「待つ」ことを選べたのなら大人に近づいたということだろう
    主人公がちゃんと再就職できるといいなと思う

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    2026年05月27日
  • オーロラが見られなくても

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    旅エッセイていう感じですね!近藤史恵さんはよく書いてます。
    オランダとアイスランド、中国にリトアニア?ラトビア?ジブラルタル、モロッコ?。
    それぞれの旅行者の事情に触れながら旅エッセイですね!特筆すべき章は思いつかないですが、ちょっと異国の情景は浮かびました。

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    2026年05月26日
  • たまごの旅人

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    著者お得意の短編連作で5編。海外旅行の添乗員としてデビューし、添乗した旅行での出来事と、そこから主人公の自分自身いろいろと思うことがあり…の話。添乗員としての旅行期間の話は短編で書くには都合がいいかもしれないが、今回のこの本は、エピソードが完全に消化しきれてないまま終わってるものがいくつもあるような気がする。旅行の参加者の中に派遣社員がいて、そしてこの主人公の添乗員も派遣社員。最後はコロナが理由で添乗員としてではなく個人的な旅行となっている。この著者はたまに社会的な背景や問題も織り込んでくるが、これ以上掘り下げてくる感じではないし。そしてこの添乗員シリーズ、まだ続くんだろうか。続いて欲しい気はするが、今一つ切れ味が良くないのでこの調子だと続かなくてもいいような気もする。
    一番気になったのはタイトルの『たまごの旅人』、たまごはどういう意味かと思ったら、主人公は添乗員として初心者ということで、たまごという意味のようだ。でもそういう場合、駆け出しながらもプロデビューしてるから、たまごではなくてひよこと言うのではないのか?と思ってしまいました。

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    2026年05月24日