近藤史恵のレビュー一覧

  • はぶらし

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    本編の9割をイライラしながら読んだ気がする。
    現実でも起こり得る話だからこそ感情移入できる。
    実際問題、人助けって難しい。
    その場限りの情けなら掛けられる。
    どうせ赤の他人だし、と割り切れる。
    でもそれが10年ぶりに会う友達で、なおかつ子連れだったら?
    個人的にはNOを突き付けたい。
    自分の家に居候させるくらいなら金銭的援助の方がいくらかマシだけど、本当はどちらもしたくない。
    継続的にできないことは簡単に承諾してはいけない。
    考えたところでマイナス要素しか出てこない。
    なのに「人として間違ってるのかも」と思ってしまう。
    そういう意味では鈴音の気持ちも理解できるなあと。
    それでも共同生活だけは断

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    2025年03月20日
  • タルト・タタンの夢

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    優しいお話。
    サラッと読めるから、疲れてる時とかにオススメかも。ガッツリミステリが読みたい時には不向きだけど。

    グワっ!と心を動かされることはないけど、ほんわか温かい気持ちになれる。なによりもこんなお店行ってみたい〜♡

    ⭐️3つにしたけど、本当は3.5くらい。

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    2025年03月20日
  • シャルロットのアルバイト

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    「シャルロットの憂鬱」の続編です。
    5つの短編と最後にミニお話がついてます。

    途中までとてもよい気分で読んでたんですが、5つ目のお話でテンションが一気に落ちました。
    確かにペット飼うあるあるな話ですが、救いがない(この先あるのかもですがお話の中で描かれないので分からない)というか。最後がよりによってこの話なの?って感じがしました。短編集なのに一番読後感のよろしくない話を最後に持ってきたのはなぜだろう。裏表紙にも「ハートウォーミング」って書いてあるのに。。

    でも概ね読んでて面白かったです。今回も犬飼ってる気分になれました。

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    2025年03月19日
  • おはようおかえり

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    そんなに厚い本ではないのに、色んな事が次々と目まぐるしく起きる展開だった。
    つぐみの体に曽祖母の魂が…というだけの話なら、たぶん私は無理でしたが、それ以外の事がすごくリアル(家族同士の関係や思い、社会に対する思いや不満)だったので、何度も共感しながら読めました。

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    2025年03月16日
  • スーツケースの半分は

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    青いスーツケースで繋がる物語。
    前向きになれる話もあれば、踏ん切りをつけるための話もあったり。みんながみんなスッキリ!とはいかないのが現実味もあり。
    私も一目惚れして買ったスーツケースで年に1回は旅に出る。傷だらけでボロボロになってきたが大切な相棒。次の旅行はどこにいこうか、そんなことを考えながらページを捲った。

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    2025年03月15日
  • ときどき旅に出るカフェ

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    世界各地の旅先で見つけたスイーツや飲み物がメニューに入った、落ち着いた雰囲気のカフェ。こんなカフェが実際にあったら是非行きたいと思いながらも、短編連作のお話そのものは割とありそうな推理小説仕立てだなと思いながら読んでましたが、最後にサプライズが。おっさんなのにどきどきしてしまいました。

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    2025年03月14日
  • たまごの旅人

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    飛行機が苦手なので海外旅行はムリな私には、旅行記を読んでるみたいで楽しかったです。
    どの章にもやっかいなツアー客がいて、それでも旅行を良いものにしようと奮闘する新人添乗員・遥の姿に気持ちが明るくなりました。国内でも日帰りツアーでも、添乗員さんは大変ですよね。
    欲を言えば最後まで旅行気分を味わいたかったなあ。コロナ禍の旅行会社の状況も重大な話ではあるけれども。

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    2025年03月11日
  • 岩窟姫

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    ネタバレ

    芸能界の闇をテーマに友人の自殺の真相を調べ始めるミステリー
    昨今、性加害と呼ばれる問題が表沙汰になり始めて作中の話も説得力が増していく。
    特にマネージャーの星野は女性にも関わらず加害側に肩入れしているのが被害者の相談を黙殺したといわれる某テレビ局の女性アナと重なる。
    面白かったがラストは少しご都合主義ではあるかな。

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    2025年03月10日
  • ヴァン・ショーをあなたに

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    パ・マルでのお話が好きなので、後半は視点が変わってしまい、パ・マルを感じにくくなってしまったのが残念だった。その点で前作の方が好き。
    しかし『ヴァン・ショーをあなたに』は心があたたかくなるとてもいいお話だった。シェフがお味噌汁作るシーンが最高。

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    2025年03月09日
  • 眠れぬ夜のご褒美

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    料理に関する短編集。

    どの話もティストが違っていて、楽しく読めた。

    ラーメンの話が食欲をそそられて(*´ч`*)

    それにしても、みなさんそんなに食べ物の節制をしてるのね、と変な所に関心。

    どの作家さんも面白かったので、いくつか本棚に追加してみました!

    新しい作家さんとの出会いって得したような幸せな気分になりますね。( ˙꒳​˙ )v

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    2025年03月09日
  • 南方署強行犯係 狼の寓話 〈新装版〉

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    新人刑事(圭司)と気の強そうなクール系女史の
    黒岩刑事、出来たてコンビの二人が犯人捜査と
    動機に迫る物語。

    やっと読めました。
    続編も楽しみです。

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    2025年03月08日
  • おはようおかえり

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    「おはようおかえり」(お早うお帰り)とは、”早く帰ってきてね”という意味で、出かける人が無事に帰ってくるようにという気持ちのこもった方言です。

    さて、本書は大阪の和菓子屋〈凍滝〉の二人姉妹、小梅とつぐみをメインにしたストーリーで、姉の小梅の視点で進行していきます。
    家業の和菓子屋でコツコツ働く真面目な小梅と対照的に、妹のつぐみは大学に通いながら演劇をしたり、海外留学を志したりと行動派。
    保守的な小梅は、自由奔放に見えるつぐみを羨ましく思っている訳でして。

    そんなある日、つぐみの身体に43年前に亡くなった曾祖母の魂が乗り移ってしまい・・?!
    と、なると"ん?急にホラー?いやコメディ

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    2025年03月08日
  • スーツケースの半分は

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    ひとつの青いスーツケース
    スーツケースがもたらした様々な物語を追っていく短編小説

    人の良いところ、悪いところ、それぞれに正直な作品

    海外旅行に縁のない私だけど、世界が広がっていく登場人物たちの姿を見て、惹かれる部分も

    良くも悪くも、大人になるって寂しいことだなって思ってしまった

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    2025年03月07日
  • おはようおかえり

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    妹の体に曽祖母が乗り移り、60年前の手紙探せという。因果関係全くわからないファンタジーファミリーヒストリー。
    曽祖母は納得して消えたのか、また出てくるのか、ぼんやり終わる。

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    2025年03月03日
  • スーツケースの半分は

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    誰でも、仕事、家庭、結婚、人生、いろいろなことに悩みがあり、普段の暮らしを良くしたいと思うが、なかなか新しい一歩を進むことができない。そんな人たちが青いスーツケースで旅することによって、新しい出逢いが生まれ、新しい挑戦をすることができる。そんな幸運を運んでくれるストーリーになっている。この作品を読めば、青いスーツケースを持って、旅に出たくなるよ!

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    2025年03月02日
  • スーツケースの半分は

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    スーツケースを軸に女友達同士で繋がってる物語。
    それぞれの人生と恋と旅と家族とスーツケース。
    考えさせられて背中を押される様な前向きなお話。

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    2025年02月27日
  • キアズマ

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    ネタバレ

    岸田正樹
    新光大学一年生。葉山出身。愛車は黄色いモペット・トモス。身長百八十三センチ。一浪して入学。

    村上文彦
    新光大学三年生。自転車部部長。転倒した正樹のモペットの下敷きとなり、左膝の膝蓋骨骨折と外傷、自転車のディレイラーによる裂傷で全治十ヶ月の怪我を負う。

    櫻井元紀
    新光大学二年生。自転車部のエース。帰宅途中の正樹と接触し、諍いになる。

    隅田克俊
    新光大学二年生。自転車部員。佐賀県出身。眼鏡をかけた優等生風。櫻井と最も親しい。

    堀田
    自転車部員。村上の怪我の原因を作った正樹を敵視する。正樹に嫌がらせをしながらも、実力も正樹に抜かれていたため、櫻井から謝罪を要求され、そのまま部に来な

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    2025年02月26日
  • サヴァイヴ

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    ネタバレ

    老ビプネンの腹の中
    白石誓
    フランスのチーム、パート・ピカルディの選手。二十七歳。クライマー。

    田辺
    フリーライター。

    マルケス
    白石の以前のチームメイト。

    フェルナンデス
    薬物の過剰摂取が原因で死亡。

    マリア
    フェルナンデスの妻。

    ミッコ・コルホネン
    パート・ピカルディのエース。

    アレックス
    パート・ピカルディの選手。


    スピードの果て
    伊庭和実
    日本選手権で優勝した自転車選手。チーム・オッジ所属。

    沙耶
    伊庭の妹。

    高梨
    チーム・オッジ所属。

    吉岡
    チーム・オッジ所属。

    玉置
    チーム・オッジ所属。二十一歳。

    斎木
    チーム・オッジの監督。

    赤城
    チーム・オッジの監督

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    2025年02月25日
  • おはようおかえり

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    和菓子屋の姉妹をとりまくちょっと不思議な物語。
    姉妹の関係性がいいな、自分たち姉妹にも似てるなと感じながら読み進めた。

    『遠くに行く人は、なにも恐れていないわけではなく、怖くてもどうしても歩き出したい人なのだろう。』
    チャレンジするときはいつだって不安もあるし、怖くもなる。でもやってみたい気持ちが勝ってしまうんだよなー、どれだけ年を重ねてもその気持ちは持っていたいとしみじみ思った。

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    2025年02月24日
  • 11の秘密 ラスト・メッセージ

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    ネタバレ

    青い封筒、が好み。
    高校生の息子のクラスメイトに夕食をごちそうする母親と、常にケチで嫌な感じの父親。思春期の男子が青いレターセットに書く感謝の気持がすがすがしい。

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    2025年02月24日