近藤史恵のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
ネタバレ後味が苦い系の短編集
ラストの北緯六〇度の恋が良かった
マリアージュは壮絶な決意の話だった
コワスは主人公の男がクズなのでどうでもいい
SWEET BOYSは一人の女性を自殺に追い込んでおいてなおいちゃいちゃ仲良しな性根の腐った同性愛者の男二人が胸糞悪かった。子宮目当てで男慣れしてない女を数年間騙し続ける執念が気持ち悪い。コワスの主人公以上のクズ。ほんと迷惑なのでノーマル女性には手を出さずに二人だけで仲良く暮らしていてほしい。自分の子供がほしい? 知るか。
水仙の季節の双子は好き
ダークルーム、これ復縁できるんだろうか
過去の絵はなんとかなりそう
窓の下には、は正統派イヤミス -
Posted by ブクログ
タイトル、表紙に惹かれ、不穏な感じ?ワクワクしながら読み始めました。
最初から、なんか、不穏な雰囲気。普通に見えてるのに、何か変だよねぇ。なになに?何があるの?
そわそわ、
でも、普通にそこら辺にいそうな家族なのに。
その、チラチラ見え隠れする、「何かある」感じが面白くて、中盤まで一気読みでした。
しかし、物語の結末が見えてきて、一気に話が動き始めると、、、
あれ、おや?期待してたのより少し何だか…
でも、全体的に面白く一気読みでした。
家族大好きの私からすると、いつどんなことがキッカケで、固い家族の絆がどうなるかなんて、分からないんだよなぁ、と改めて思いました。
家族だから気を使う -
Posted by ブクログ
ネタバレ一気に読めた。
水絵がいつも、被害者ぶっている言葉を吐くのですごくイライラした。鈴音が、子供を産んだこともシングルになったことも全部自分で選んだことでしょうって言った時でさえも、人のせいにしていた。1番嫌いなタイプ。
仕事も本当に探そうとしているのか、していないのかわからないけど、子供を抱えてるんだから悠長なことを言ってる場合ではないのに。
基本的に、人に頼るというか自分ではどうにもできないと開き直っている感じがあって、もすごく腹が立った。恵まれているというけど、そこまでくるのに何倍もあなたより悩んで努力して曲がりながら生きてきている。
歯ブラシを返した時、わー頭が悪いというかなんだろう、あり -
Posted by ブクログ
新年1冊目は、先日読んだ同著者の『たまごの旅人』に続いて、いかにも“旅”って感じの表紙が素敵な本書をチョイス。
表紙にもなっている“青いスーツケース”を巡る、オムニバス短編九話が収録されております。
ニューヨークに行きたいけど、一歩踏み出せなかった真美。
フリーマーケットで衝動買いした青いスーツケースのポケットから見つかった「あなたの旅に、幸多かれ」というメモが、彼女の旅立つ気持ちを後押しして・・という、第一話のエピソードを皮切りに、件のスーツケースは彼女の友人達へとバトンのように手渡され、共に旅に出て行くのです。
内容としては“旅”というより、様々な女性達の生き方についてのストーリーっ -
Posted by ブクログ
ネタバレなんとなく後味の悪い余韻が残る話の多かった8編の短編集。
以前読んだことのある短編もあって懐かしかった。
中でも読んでいて心地よかった『金色の風』『迷宮の松露』が印象深い。
『金色の風』
「苦しさは、堪えるのではなく、ただ受け止めて、そういうものだと思う」
パリの街並みを観ながらのフルマラソン。マラソンを人生とシンクロさせて、苦しさを受け入れる余裕と自分のペースをコントロールできる冷静さを手に入れた彼女の強さに清々しい思いでいっぱいになった。
『迷宮の松露』
いくら全てを忘れるためとはいえ、帰国する予定を決めずに海外に滞在するのってすごい。しかも有名な観光地ではないなんて、私にはとても無