近藤史恵のレビュー一覧

  • みかんとひよどり

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    ジビエって興味なかったけど、みかんの香りのするひよどりってちょっと食べてみたいな。夢を追いかけるにしても諦めるにしても今と真剣に向き合っているかっていうのが1番大事なんだよな、きっと。

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    2025年02月16日
  • 南方署強行犯係 狼の寓話 〈新装版〉

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    狼の寓話と事件を追う刑事の話が交互に書かれていて、途中でこの寓話が、刑事の追っている被疑者の書いたものだとわかる。
    面白くないことはないけど、あまり読後感がよくない話。
    でも、この刑事のコンビの感じは、良かった。

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    2025年02月06日
  • 震える教室

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    女子高を舞台にしたホラー短編集
    軽くて読みやすかった。どのお話もほんのり後味の悪い救われなさが残るのがいい。
    白いクマのぬいぐるみの話が1番ゾッとした。

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    2025年02月02日
  • ダークルーム

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    ネタバレ

    後味が苦い系の短編集

    ラストの北緯六〇度の恋が良かった

    マリアージュは壮絶な決意の話だった

    コワスは主人公の男がクズなのでどうでもいい

    SWEET BOYSは一人の女性を自殺に追い込んでおいてなおいちゃいちゃ仲良しな性根の腐った同性愛者の男二人が胸糞悪かった。子宮目当てで男慣れしてない女を数年間騙し続ける執念が気持ち悪い。コワスの主人公以上のクズ。ほんと迷惑なのでノーマル女性には手を出さずに二人だけで仲良く暮らしていてほしい。自分の子供がほしい? 知るか。

    水仙の季節の双子は好き

    ダークルーム、これ復縁できるんだろうか

    過去の絵はなんとかなりそう

    窓の下には、は正統派イヤミス

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    2025年01月30日
  • サクリファイス

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    ☆3.6
    この作者さんの本が2冊目だったのと、主人公が好きだったので前より物語に入り込めた
    臨場感があって読んでてどきどきした

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    2025年01月22日
  • 夜の向こうの蛹たち

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    同性愛は苦手です
    差別だとは思いますが、特に男性は。
    このお話は女性だから読めました。

    主人公がいい性格をしていて、時折心の中で出る暴言に冒頭はスカッとしました。

    近藤さんの新たな挑戦?にように思います。
    なかなか面白かったです。
    でも、好き嫌いはありそう。

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    2025年01月21日
  • 私の命はあなたの命より軽い

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    タイトル、表紙に惹かれ、不穏な感じ?ワクワクしながら読み始めました。

    最初から、なんか、不穏な雰囲気。普通に見えてるのに、何か変だよねぇ。なになに?何があるの?
    そわそわ、
    でも、普通にそこら辺にいそうな家族なのに。
    その、チラチラ見え隠れする、「何かある」感じが面白くて、中盤まで一気読みでした。

    しかし、物語の結末が見えてきて、一気に話が動き始めると、、、
    あれ、おや?期待してたのより少し何だか…


    でも、全体的に面白く一気読みでした。

    家族大好きの私からすると、いつどんなことがキッカケで、固い家族の絆がどうなるかなんて、分からないんだよなぁ、と改めて思いました。
    家族だから気を使う

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    2025年01月17日
  • はぶらし

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    ネタバレ

    一気に読めた。
    水絵がいつも、被害者ぶっている言葉を吐くのですごくイライラした。鈴音が、子供を産んだこともシングルになったことも全部自分で選んだことでしょうって言った時でさえも、人のせいにしていた。1番嫌いなタイプ。
    仕事も本当に探そうとしているのか、していないのかわからないけど、子供を抱えてるんだから悠長なことを言ってる場合ではないのに。
    基本的に、人に頼るというか自分ではどうにもできないと開き直っている感じがあって、もすごく腹が立った。恵まれているというけど、そこまでくるのに何倍もあなたより悩んで努力して曲がりながら生きてきている。
    歯ブラシを返した時、わー頭が悪いというかなんだろう、あり

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    2025年01月16日
  • スーツケースの半分は

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    新年1冊目は、先日読んだ同著者の『たまごの旅人』に続いて、いかにも“旅”って感じの表紙が素敵な本書をチョイス。

    表紙にもなっている“青いスーツケース”を巡る、オムニバス短編九話が収録されております。

    ニューヨークに行きたいけど、一歩踏み出せなかった真美。
    フリーマーケットで衝動買いした青いスーツケースのポケットから見つかった「あなたの旅に、幸多かれ」というメモが、彼女の旅立つ気持ちを後押しして・・という、第一話のエピソードを皮切りに、件のスーツケースは彼女の友人達へとバトンのように手渡され、共に旅に出て行くのです。

    内容としては“旅”というより、様々な女性達の生き方についてのストーリーっ

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    2025年01月02日
  • ホテル・カイザリン 電子再編集版

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    8話の短編集
    降霊会
    高校の学園祭で行われた降霊会
    それは一人の男子生徒を糾弾するためだったが・・・

    金色の風
    パリにやってきた女性と、犬を伴ってランニングする女性が知り合った

    迷宮の松露
    モロッコで道に迷った日本人夫婦に声をかけられて、祖母が好きだった松露について思い違いをしていたと知った

    甘い生活
    昔から他人の持ち物が欲しくなるタチだった
    遊びに来た友人が持っていたボールペンは心を奪った

    これが一番好きな話だった
    ほかに、未事故物件 ホテルカイザリン 孤独の谷 老いた犬のように

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    2024年12月30日
  • 私の命はあなたの命より軽い

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    第一章から不穏な空気が漂う。
    来月出産を控えた遼子。
    同じ時期に夫の急な海外赴任が決まる。
    ここから思い描いていた予定は、思わぬ方向に動いていく。
    里帰り出産をする事になり、実家に帰るがどうも家族の様子がおかしい。
    歳の離れた妹の身に起こった悲劇が、家族を崩壊させた。
    親であること。子どもへの期待、失望。
    家族であることの息苦しさを感じる。
    姉妹である対照的な2人。
    最後もまた遼子の不安で終わる。
    大丈夫と自分に言い聞かせて。



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    2024年12月28日
  • シャルロットのアルバイト

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    シャルロットの憂鬱の続編。やっぱり大型犬いいなぁ。でも大人になって、家族を持つようになって犬を飼うこと、命に責任を持つことがどれだけ大変かわかるとお迎えするの躊躇しちゃうな。それでもこういうお話読むと家族にいてくれたらなぁって強く思うな。シャルロットくらい賢い子ならいいのだけど。

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    2024年12月26日
  • シャルロットの憂鬱

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    1匹の犬(ジャーマンシェパード)を家族に迎え、豊かになって行く、家族のお話。犬を本当に飼って見たくなります。

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    2024年12月23日
  • スーツケースの半分は

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    俺があんまり海外も長期旅行も一人旅も好きじゃないせいで、あんまり響かなかった、申し訳ない。
    おすすめしたのもきっと旅好きな人…

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    2024年12月19日
  • みかんとひよどり

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    ジビエ料理、狩猟についてのお話。
    解説を読んでいて、動物は可哀想という意見があるのにその人達は魚にも同じこというのかという問いがあって、たしかになと思った。
    食べないと生きていけないのだから、私は感謝の気持ちを持っていただきますとします。
    ジビエは食べたことないかもな〜機会があったら食べてみたいけど。

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    2024年12月11日
  • ホテル・カイザリン 電子再編集版

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    ネタバレ

    なんとなく後味の悪い余韻が残る話の多かった8編の短編集。
    以前読んだことのある短編もあって懐かしかった。

    中でも読んでいて心地よかった『金色の風』『迷宮の松露』が印象深い。

    『金色の風』
    「苦しさは、堪えるのではなく、ただ受け止めて、そういうものだと思う」
    パリの街並みを観ながらのフルマラソン。マラソンを人生とシンクロさせて、苦しさを受け入れる余裕と自分のペースをコントロールできる冷静さを手に入れた彼女の強さに清々しい思いでいっぱいになった。

    『迷宮の松露』
    いくら全てを忘れるためとはいえ、帰国する予定を決めずに海外に滞在するのってすごい。しかも有名な観光地ではないなんて、私にはとても無

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    2024年12月08日
  • 幽霊絵師火狂 筆のみが知る

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    料理屋の一人娘真阿と絵師與四郎とが出会う怪異を描く。
    真阿はその感受性の強さから怪異を感じる事がある。その真阿の家に居候としてやってきたのは幽霊画で人気のある火狂こと與四郎。彼もまた常ならぬものを見る事ができるのであった。
    そんなふたりの前に現れる怪異とは。
    真阿が見る火事の夢の真相、不思議な犬の夢が教えてくれた事件、「帰りたい」と嘆く男とは誰なのか、など様々な怪異が描かれている。
    おどろおどろしくではなく淡々と描かれる事件達。ホラーでもありミステリーでもある。

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    2024年12月06日
  • おはようおかえり

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    何かが解決してめでたし、めでたし、というのとは違うようだけれど、姉妹がわかり合えていくところは良い。榊さんはなかなかに面倒だけれど、デパートで可愛いモノ買い込んだり、タピオカ飲んで周りの子たちと仲良くなったり、ちょっとかわいい。
    この著者さんの、いくつかの他の物語でも思ったが、旅とか外国のこと、そして食べ物が印象的。
    デーツと和菓子の相性はきっと良いと思う。

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    2024年12月04日
  • ねむりねずみ

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    歌舞伎を題材にしたミステリです。

    知識がほとんどないだけに、全てを理解できたわけではありませんが、物語を通して描かれる役者の舞台にかける思いや、歌舞伎の演目などには惹きつけられるものがありました。

    前作『凍える島』と同様に、ミステリでありながら恋愛要素に重きを置いた内容も、特徴的だと思います。

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    2024年12月01日
  • マカロンはマカロン

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    久々に会った、私よりずっと年下の従妹がおすすめしてくれた本です。
    私にとっては初めての作家さん。。

    ビストロ・パ・マルに来店するお客様のちょっとした謎や悩みをシェフが解く短編集でした。
    事前に聞いていたように、ほっこりあたたかい話が多く、中にはほろ苦いお話もあったけど、後味が悪いような話ではないので、さらりと読めて気分転換によい物語でした。
    また、今は不定期だけど、私自身がフレンチのお料理教室に20年くらい通っているので、知っている料理も多くてそういう意味でも楽しめました。
    アミアンのマカロンやベッコフ、久々に作ろうかなあ~

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    2024年11月28日