近藤史恵のレビュー一覧

  • おいしい旅 初めて編

    Posted by ブクログ

    『下田にいるか』 坂本司
    (『和菓子のアン』の坂本さん)

    コロナ禍の鬱屈した日常に、ふと「そうだ! 伊豆に行こう」。会社員の主人公が思い立ったが吉日とばかりに、電車に飛び乗って一泊旅へ。美味しい海の幸やご当地グルメに舌鼓を打ち、イルカショーでは童心に返る。
    いつもモヤモヤとしていた仕事の悩みも、潮風と旅先の景色に浄化されていく。
    ひと言
    「まずは行ってみればいい。おいしい景色は逃げない。」

    『情熱のパイナップルケーキ』 松尾由美
    初読作家さん
    パイナップルケーキの香りに誘われて、ひとり台湾へ。
    職場に馴染めず、派遣という立場の曖昧さに息苦しさを覚える主人公。けれど旅先で出会う味と空気が、凝

    0
    2025年12月18日
  • 歌舞伎座の怪紳士

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    「強がって生きないといられないくらい弱いから」とか「弱いところを見せられるくらいには強くなって」とか、20代のころにそんなルートを通った結果、多分自分は結局、ある程度強い人間だったんだなと、うっすら思う今日この頃。

    ゆえに、どうにも主人公の弱さのようなところにもやもやしてしまう。
    強く見える人も、その後ろにいろいろ抱えているものがあるよね、という気づきを得るまでの作品なのは重々承知の上で、自分とは少し、相性が悪かったんだなと。

    ハラスメントをうまく受け流せ、とは言わないけれども、自分の弱さ・かわいそうさをずるずると引きずられていると、どうにもこうにも。

    歌舞伎のチケットをポンとくれるなん

    0
    2025年12月18日
  • 間の悪いスフレ

    Posted by ブクログ

    シリーズ最新作。相変わらずのパマルの面々、でもコロナ禍で客が減る中、テイクアウトや志村さんの料理教室(参加したい!)などで乗り切ってゆく。
    美味しいものを食べるって、ホントに人生を豊かにするよね。

    0
    2025年12月08日
  • インフルエンス

    Posted by ブクログ

    なかなか区切りが見つけられず、続きが気になり一気読み。80年代後半ごろの中学生がモデルとなっていて、そんなに学校が荒れていたのか…と驚いた。

    登場人物3人の女の子が、それぞれに変わってお互い殺人をして、関係が疑われないように連絡手段を交換しない…。それは大人になってからも、ずっと繋がっている関係で、既に友達ではなく秘密を共有している仲間、同志、共犯者?…といった感じ。

    内容には引き込まれるけど、スッキリはしない。
    なんとなく『白夜行』の暗い関係を、女3人バージョンにしたストーリーみたいだなと感じた。

    0
    2025年11月30日
  • おいしい旅 しあわせ編

    Posted by ブクログ

    美味しいと思う旅をしてみたい。旅をすると時間に追われ、心においしいと思う食がないような気がする。旅は食が楽しみ、その後色々な所を見て回る。旅をしないと美味しいと思う事は無い。行った場所そこの雰囲気旅をする事によって、おいしい旅ができる。

    0
    2025年11月26日
  • おはようおかえり

    Posted by ブクログ

    読みやすくはあったけれど、表紙や帯のイメージとは違う内容だったと感じました。

    曾祖母はちょっとないがしろにされがちだし、
    小梅とつぐみの姉妹愛もよく分からず、
    作品のテーマ?伝えたかったことは何なのか、よく分からないまま終わってしまいました。

    きんつばや芋あん、ねりきりなど…美味しそうな和菓子がいっぱい登場していました。
    曾祖母である榊さんのふくら雀のねりきりも見てみたいです。
    凍滝が本当にあったら行ってみたいと思いました。

    0
    2025年11月25日
  • さいごの毛布

    Posted by ブクログ

    誰もが持つようなほんのちょっぴりの苦い過去を主人公が克服して成長する物語。
    お世話している犬たちの心が伝わってくる。

    0
    2025年11月24日
  • わたしの本の空白は

    Posted by ブクログ

    いやいや、そう言うことですか。
    気がつくのが遅い読み手でごめんなさいって、感じです。
    近藤さんのミステリーっぽくない、この感じ好き。
    連休前日、出掛けるときに持っていく本を積ん読の中から引きずり出して、ちょい読み出したらはまった(笑)明日がお出掛けでよかったです(笑)
    心だけが愛する相手を知っていた。
    真実は。。そうきたのね。って、兄弟がミソでした。姉妹の関わりかたや、兄弟の姉の関わりかたか、無茶苦茶よかった。
    最後は皆に穏やかに過ごして欲しいと思った。
    とくに、慎也さん。
    あ、明日、移動中になに読もうかな(笑)

    0
    2025年11月22日
  • サヴァイヴ

    Posted by ブクログ

    自転車ロードレース、サクリファイスシリーズの3作目。

    スピンオフの短編集となっているが、結構登場人物忘れてたなぁ…サクリファイスから連続して読んだら何倍にも面白くなる作品だと思う。
    ロードレースにかける日本人の想いが熱く伝わって来た。

    シリーズ毎に、誰かしら死ななければならないのは少々ワンパターンで悲しくなる。

    0
    2025年11月21日
  • インフルエンス

    Posted by ブクログ

    近藤史恵さんって、ちょっとイヤミス系とコージーミステリーに大きく別れるのかな。
    この作品はイヤミス系。
    団地で出会った3人の少女たちが、近付いたり離れたり、愛しんだり憎んだりしながら過ごす半生の物語。
    とても重くて壮大だった。

    大事な友達の為に何でもしてあげたい。という気持ちは分からなくもないけれど、それが自分の人生に傷をつけても構わない。という覚悟までは共感出来なかった。
    読んでいて楽しい気分にはなれないけれど、傑作だと思う

    0
    2025年11月18日
  • キッチンつれづれ

    Posted by ブクログ

    キッチンには使った人の気配や家族の想い出が詰まっている。色んな家族の生活をちょっと覗ける短編集。
    “レシピ本はその時代の人たちとつながっている。”
    キッチンに立つ度に、この言葉を思い出して、優しい気持ちで料理が出来そう。

    0
    2025年11月16日
  • これが最後のおたよりです

    Posted by ブクログ

    好きなのもそれほどでも…のもあったけど、よかったです。

    猫への遺言
    とても素敵なご主人だな。

    十年日記
    これは、あたしも書いていて、二冊目なんだけど、
    なんか予感があったときには、先に処分しておこうと思ってるけど…
    こんなに素敵な人もいるんだな…と、自分の日記と比べて、恥ずかしくなったよ…泣

    0
    2025年11月16日
  • ヴァン・ショーをあなたに

    Posted by ブクログ

    「愛」という、目に見えない感情が、これほどまでに鮮やかに物語を動かす鍵になるとは。
    一つひとつのエピソードの背景には、必ず誰かを想う切実な心が隠されています。三舟シェフが差し出すヴァン・ショーのように、冷え切った心をじわじわと温めてくれる解決の数々。派手な事件が起きるわけではないけれど、そこにある「愛」の深さに、読み終えた後は柔らかな余韻が胸に広がります。心に栄養をくれるような、誠実で優しい一冊でした。

    0
    2026年03月24日
  • 三つの名を持つ犬〈新装版〉

    Posted by ブクログ

    エル、ササミ、ナナどれも同じ犬を指していて、サスペンス物語とは思っていなかった。可愛い犬も身勝手な人間達に利用されてしまうのが残念である。最後はまともになったのかな?と思う。

    0
    2025年11月11日
  • インフルエンス

    Posted by ブクログ

    大きな団地で過ごした友梨は友達が祖父から虐待されていることを知りながら、助ける事ができなかった事が心残りだった。そんな時同居から引っ越して来た子が暴漢に襲われた時に揉み合い殺害してしまう。なぜ正当防衛にならなかったのか…人生が大きく変わってしまった。

    0
    2025年11月11日
  • わたしの本の空白は

    Posted by ブクログ

    記憶を無くした女と過去の恋愛事情がややこしい。誰を信じていいのか?自分でさえも信じられない。しかし、段々と記憶を取り戻して、そういうことか!とわかってきたら一気に読めてしまった。

    0
    2025年11月11日
  • 眠れぬ夜のご褒美

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    美味しいご飯が出てくるアンソロジー。タイトルと表紙に惹かれて手に取った。

    あくまで私の個人的感想なので好きな人には許して欲しいのだけど、1話目のスクランブルエッグの話はかなりビミョーだった。
    でも2話目の「ひめくり小鍋」がなかなか良くて、季節柄お鍋いいなー、しかも1人用のやつ!
    主人公の行動や、合言葉が必要とか、まあツッコミどころはあるのだけど。

    3話目の、背脂ラーメンの話がいちばん面白かった。途中まで、この人、殺人を犯したのでは?とドキドキしながら読んでいたら、違ってかなりホッとした。でも、自分のほんの小さな悪意が、ある人を事故死に追いやったのでは、と苦悩していた。その男性の友人もまた、

    0
    2025年11月09日
  • 昨日の海は

    Posted by ブクログ

    近藤さんはこのようなテイストの本も書くのか、と思った。ゆっくり静かに、感情の動きを思春期ならではの歯痒さと共に描いている。田舎ってたいへんだな、とも思いつつ、自然と共に暮らすことの尊さに対する憧れも抱く。お祖父さん、強烈な人だな。残された者として、どのように感情の整理をつけるべきか、悩むのは尤もだ。

    0
    2025年11月04日
  • これが最後のおたよりです

    Posted by ブクログ

    アミの会によるアンソロジー

    もうひとつある 高宮家四訓 大崎梢
    孤独の谷 近藤史恵
    扉を開けて 篠田真由美
    猫への遺言 柴田よしき
    キノコ煙突と港の絵 永嶋恵美
    十年日記 新津きよみ
    そのハッカーの名は 福田和代
    みきにはえりぬ 松尾由美
    青い封筒 松村比呂美
    黄昏飛行 時の魔法編 光原百合
    たからのちず 矢崎存美

    好きだったのは、もうひとつある、十年日記、青い封筒かな。(孤独の谷も面白かったけど既読だったので)

    0
    2025年11月04日
  • おはようおかえり

    Posted by ブクログ

    大阪で何十年も営む老舗の和菓子屋。そこの姉妹の話だが、姉は和菓子屋で働くが、妹は劇団員をしている。ある日、突然ひいおばあちゃんが、妹に乗り移り過去の出来事を二人が解決していく。夫婦であっても人間関係は本当に難しい。

    0
    2025年10月31日