近藤史恵のレビュー一覧

  • 眠れぬ夜のご褒美

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    「眠れぬ夜のご褒美」というタイトルにピッタリな短編小説が6人の作家さんによって書かれている。
    夜に読むとお腹が空きます(笑)
    短編なので時間がない時などにサクサク読めて、とても読みやすかったです。

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    2026年01月13日
  • 天使はモップを持って

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    主人公のキャラが良い。
    仕事に対する熱意や愛情は見習わないといけないと思う。清々しい女の子。
    設定年齢に見合わない思考回路だとは思うけど、、、

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    2026年01月07日
  • あなたに贈る×(キス)

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    キスで感染し死に至る病が蔓延する世界で起きた女子高生の死。全寮制の学園が舞台ということもあり、全体的に耽美な世界観。10年以上前に書かれた作品ですが、ラストの不穏さも含めコロナ禍の閉塞した状況を思い出しました。

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    2026年01月04日
  • 天使はモップを持って

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    祖母の本棚から。

    オフィスビルに似合わぬお掃除ギャルが、塵や汚れと一緒に問題もキレイに解決!
    ナースのお仕事みたいな軽ーく、ゆるーく楽しめるお仕事小説。

    キリコちゃんのカラッと具合が気持ちよく、OL達がまさにTVドラマに出てきがちなOL!なのも軽く楽しめる要因かも。
    途中で出てくる二枚目サラリーマンには腹が立ったけど。
    陰で支えてくれるような仕事を見下したり馬鹿にするような人、本当に好きになれない。
    うちのビルもそうだけど…お掃除マン・ウーマンの皆さん、あんなにいつでもピッカピカにできるって本当に素晴らしいことだよなあ。感謝感謝。

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    2026年01月02日
  • おいしい旅 初めて編

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    サラッと読むには良い。
    でも何かすごく心に残ったかと言われると難しい。
    アンソロジーの良さと限界なのかなぁ。

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    2026年01月02日
  • 南方署強行犯係 黄泉路の犬 〈新装版〉

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    シリーズ2作目。

    多頭飼育崩壊やアニマル・ホーダーなど、自分には馴染みのないテーマのお話だったので勉強になった。
    ペットを取り巻く状況には胸が苦しくなるばかり。
    20年前に刊行された小説なので、今ではこの状況が良い方向に向かっているといいな…と思う。

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    2026年01月02日
  • 南方署強行犯係 狼の寓話 〈新装版〉

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    新人刑事の會川は初現場でミスをしてしまい、変人と評判の女性刑事とバディを組み殺人事件を担当することに…。

    冒頭に挿入された寓話が、読んでいくうちに真相とつながっていく趣向にぞくぞくさせられた。
    事件の問題の根深さや深刻さが重く、やるせなさが残るお話。

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    2025年12月27日
  • それでも旅に出るカフェ

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    流行病が蔓延していたあの頃の、張りつめた空気や生きづらさを鮮明に思い起こさせる作品だった。時間の経った今だからこそ、当時の不安や息苦しさを「なかったこと」にしてはいけないのだと突きつけられる。

    前作『ときどき旅に出るカフェ』に続き、ほぼ同時代的に描かれた物語であるからこそ、登場人物たちの戸惑いや緊張感は生々しい。先の見えない日々の中で揺れる人々の心模様が確かな温度をもって描かれている。

    この物語を「前を向かせてくれる物語」として受け取ろうとすると、結末にはどこか苦さが残り、描かれていた人間模様は完全な救いや希望ではなかった。
    この後味の苦さこそが、あの時代を描いた物語としての誠実さなのかもしれない。

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    2026年08月14日
  • 凍える島

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    近藤さんのデビュー作を初めて読みました。93年の作品なので、だいぶ前の作品。ほほぅ、デビューはこんな感じだったんだと興味深く読みました。なんか文章や人物の世界観がちょっと江國香織さんみを感じるというか、やたらとエモーショナルな感じ……

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    2025年12月26日
  • 凍える島

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    ★3.5

    近藤史恵の処女作品らしい。出版されたのは1993年という事で、32年ほど前。とはいえ、まだ平静だったはずなんだけど、文体はコーヒーを“コオヒイ”とか、デザートを“デザアト”の様に書き、「一体いつの時代なんだ?」と惑わせられる。

    タイトルが『凍える島』なので、北の島の話かと思いきやさにあらず、瀬戸内海に浮かぶS島という事になっている。そんな島で連続殺人が発生していくのがこの作品。絶海の孤島で起きる連続殺人という作品は数多あるけど、上述の様な文体であることもあり、緊張感と共に、何故だか気だるさを感じさせられるのは気のせい?

    近藤史恵は、シェフは名探偵シリーズや、サクリファイスの様な作品で知っていたけど、この作品はそれらのどれとも違う、また独特の作品でちょっと驚かされた。

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    2025年12月25日
  • おはようおかえり

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    文章は読みやすいのだけどなかなか読み終えられなかった作品。手紙の内容がおーっとなり、そこからはスルスルと読めたのだけど。
    設定があまりすきじゃなかったかな。

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    2025年12月20日
  • おいしい旅 初めて編

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    『下田にいるか』 坂本司
    (『和菓子のアン』の坂本さん)

    コロナ禍の鬱屈した日常に、ふと「そうだ! 伊豆に行こう」。会社員の主人公が思い立ったが吉日とばかりに、電車に飛び乗って一泊旅へ。美味しい海の幸やご当地グルメに舌鼓を打ち、イルカショーでは童心に返る。
    いつもモヤモヤとしていた仕事の悩みも、潮風と旅先の景色に浄化されていく。
    ひと言
    「まずは行ってみればいい。おいしい景色は逃げない。」

    『情熱のパイナップルケーキ』 松尾由美
    初読作家さん
    パイナップルケーキの香りに誘われて、ひとり台湾へ。
    職場に馴染めず、派遣という立場の曖昧さに息苦しさを覚える主人公。けれど旅先で出会う味と空気が、凝り固まった視点を少しずつほどいていく。
    離れてみると見えてくる、同僚たちのささやかな感情。
    彼らの隠していた想いと、自分の本心。その距離感を確かめるような“はじめて”の一歩。

    ひと言
    「少し遠くへ行くだけで、人の気持ちは案外よく見えてくる。」

    『遠くの縁側』 近藤史恵
    どこかで読んだ気がする——そんな「既視感」の正体は、きっとこの作者特有の“食と少しの孤独”の空気感。あるいは、ただ忘れただけ。

    アムステルダム出張で盗難に遭い、急遽ひとり取り残される女性。
    ビジネスでも観光でもない、宙ぶらりんな3日間。
    頼るものが消えた時、彼女は少しずつ街に溶け込んでいく。
    店先に並ぶコロッケの温度、夕暮れの運河、
    見知らぬ地の「縁側」に腰掛けたような心地よさ。
    それは日常のきしみをそっと癒やす時間でもある。

    ひと言
    「知らない街のコロッケは、なぜあんなに美味しいのだろう。」

    『糸島の塩』 松村比呂美
    初読作家さん
    福岡・糸島。海風に磨かれた“美味しい塩”の産地。
    けれど主人公の心は、しょっぱさより苦さ多め。
    不倫相手が始めた旅行会社で働き、コロナ禍の煽りもあって経営は綱渡り。
    詐欺同然のツアーを売る自分に、ときどき嫌気が差す。

    そんな境界線の上で出会う、一人の女性旅行者。
    まっすぐ旅を愛するその姿に触れて、
    「本当は何が好きだったか」を思い出して

    ひと言
    「苦味と塩味があるから、旅はおいしくなる。」

    『もう一度花の下で』 篠田真由美
    こちらも初読作家さん
    幼い頃に祖母と過ごした、あたたかな記憶。
    その懐かしさに導かれて、箱館へひとり旅。
    香り高いコーヒーが、封じていた家族の記憶をそっとほどきはじめる。

    そこで浮かび上がるのは、知らなかった家族の確執。
    過去の恋、叶わぬ想い——
    ちょっと“耽美な不倫ファンタジー”の気配すら漂って、大人の感傷と子どもの哀しさが混ざり合う。

    ひと言
    家族の物語は、甘いだけでは淹れられない

    『地の果ては、隣』 永嶋恵美
    こちらも初読の作家さん
    大学卒業前。別れた恋人と行くはずだった卒業旅行を、そのままひとりで敢行した主人公。
    行き先はサハリン。日本からほんの少し北へ行けば届くはずなのに、いまや遠い隣国となったロシアの地。

    同じツアー客それぞれのサハリンへの思いと、
    歴史に引き裂かれた記憶たち。
    「旅」と「国境」が交差する場所で、
    彼女は自分が見ようとしてこなかった世界を見つめ始める。

    ひと言
    「遠いと思っていた“隣”は、意外とすぐそばにある。」

    『あなたと鯛茶漬けを』 図子慧
    コバルト出身の作家さん/初読

    家庭にそれぞれの事情を抱えた人たちが集まった、小さな劇団。
    忘れ物をきっかけに加わった主人公の女性は、病気の多い家族のもとに育ち、外食経験がほとんどなかった。食事は生きるための作業でしかない。
    けれど、新しくできた友との時間の中で、
    “おいしい”ことが人生に力をくれると知っていく。鯛茶漬けの湯気の向こうで、
    少しずつ、彼女の世界があたたかく開けていく。

    ひと言
    「誰かと食べるごはんは、明日を変えてくれる。」



    出版時期はコロナ禍。
    外出や食事に制限がかかったあの頃を逆手に取って、旅や“はじめて”の味の物語がそろっていた。

    初読の作家さんも多く、
    「まだまだ読書の旅は続くなあ」と思わせてくれる一冊。


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    2025年12月18日
  • 歌舞伎座の怪紳士

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    ネタバレ

    「強がって生きないといられないくらい弱いから」とか「弱いところを見せられるくらいには強くなって」とか、20代のころにそんなルートを通った結果、多分自分は結局、ある程度強い人間だったんだなと、うっすら思う今日この頃。

    ゆえに、どうにも主人公の弱さのようなところにもやもやしてしまう。
    強く見える人も、その後ろにいろいろ抱えているものがあるよね、という気づきを得るまでの作品なのは重々承知の上で、自分とは少し、相性が悪かったんだなと。

    ハラスメントをうまく受け流せ、とは言わないけれども、自分の弱さ・かわいそうさをずるずると引きずられていると、どうにもこうにも。

    歌舞伎のチケットをポンとくれるなんて、羨ましい以外の感想がない。
    いただきものだとしたって、それをいただくだけの環境だということだしねぇ……。

    とはいえ、チケットをもらうのではなく、自分で買えるように働きたい、というモチベーションはすごく分かる。
    歌舞伎もオペラも縁がないけれども、バレエは時々見に行くので、年々高騰していくチケット代に嘆きつつも、こういうときに躊躇なくチケットを買うために働いてるんだと自分に言い聞かせて買っている。

    歌舞伎やオペラ、演劇のストーリーにも絡めつつの、ちょっとした謎解きはなかなか楽しいけれども、そう毎回謎にまきこまれては、せっかくの舞台がもったいない。
    舞台の醍醐味は、日常も、気がかりも、謎もすべて忘れて、どっぷりとその世界に浸るところにあるはずなのに。

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    2025年12月18日
  • 間の悪いスフレ

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    シリーズ最新作。相変わらずのパマルの面々、でもコロナ禍で客が減る中、テイクアウトや志村さんの料理教室(参加したい!)などで乗り切ってゆく。
    美味しいものを食べるって、ホントに人生を豊かにするよね。

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    2025年12月08日
  • インフルエンス

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    なかなか区切りが見つけられず、続きが気になり一気読み。80年代後半ごろの中学生がモデルとなっていて、そんなに学校が荒れていたのか…と驚いた。

    登場人物3人の女の子が、それぞれに変わってお互い殺人をして、関係が疑われないように連絡手段を交換しない…。それは大人になってからも、ずっと繋がっている関係で、既に友達ではなく秘密を共有している仲間、同志、共犯者?…といった感じ。

    内容には引き込まれるけど、スッキリはしない。
    なんとなく『白夜行』の暗い関係を、女3人バージョンにしたストーリーみたいだなと感じた。

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    2025年11月30日
  • おいしい旅 しあわせ編

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    美味しいと思う旅をしてみたい。旅をすると時間に追われ、心においしいと思う食がないような気がする。旅は食が楽しみ、その後色々な所を見て回る。旅をしないと美味しいと思う事は無い。行った場所そこの雰囲気旅をする事によって、おいしい旅ができる。

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    2025年11月26日
  • おはようおかえり

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    読みやすくはあったけれど、表紙や帯のイメージとは違う内容だったと感じました。

    曾祖母はちょっとないがしろにされがちだし、
    小梅とつぐみの姉妹愛もよく分からず、
    作品のテーマ?伝えたかったことは何なのか、よく分からないまま終わってしまいました。

    きんつばや芋あん、ねりきりなど…美味しそうな和菓子がいっぱい登場していました。
    曾祖母である榊さんのふくら雀のねりきりも見てみたいです。
    凍滝が本当にあったら行ってみたいと思いました。

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    2025年11月25日
  • さいごの毛布

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    誰もが持つようなほんのちょっぴりの苦い過去を主人公が克服して成長する物語。
    お世話している犬たちの心が伝わってくる。

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    2025年11月24日
  • わたしの本の空白は

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    いやいや、そう言うことですか。
    気がつくのが遅い読み手でごめんなさいって、感じです。
    近藤さんのミステリーっぽくない、この感じ好き。
    連休前日、出掛けるときに持っていく本を積ん読の中から引きずり出して、ちょい読み出したらはまった(笑)明日がお出掛けでよかったです(笑)
    心だけが愛する相手を知っていた。
    真実は。。そうきたのね。って、兄弟がミソでした。姉妹の関わりかたや、兄弟の姉の関わりかたか、無茶苦茶よかった。
    最後は皆に穏やかに過ごして欲しいと思った。
    とくに、慎也さん。
    あ、明日、移動中になに読もうかな(笑)

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    2025年11月22日
  • サヴァイヴ

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    自転車ロードレース、サクリファイスシリーズの3作目。

    スピンオフの短編集となっているが、結構登場人物忘れてたなぁ…サクリファイスから連続して読んだら何倍にも面白くなる作品だと思う。
    ロードレースにかける日本人の想いが熱く伝わって来た。

    シリーズ毎に、誰かしら死ななければならないのは少々ワンパターンで悲しくなる。

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    2025年11月21日