近藤史恵のレビュー一覧
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ネタバレシリーズ2作目。今回も短い長編。って矛盾だな。解説にもあったけど、この時代にロリコンを犯人役とするなんて斬新。でも昔の方が早くから結婚なりしてたんだから皆ロリコンっちゃロリコンだよな。幽閉されてたお玉は本当にかわいそうだ。総白髪の人がお玉の母親なんじゃ、と思ってたけど、お玉本人だったとは。一晩で総白髪になるってのは本当にあるんだろう。しかし好きな男にそそのかされたとはいえ、嫌いでなかったであろう両親を殺せるもんかね。13歳というのはまだ単純なんだろうか。自分とは合わない母親のことはやっぱり嫌いだったんだろうか。1作目よりこっちの方が好きだな。
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整体師・合田力シリーズの第2弾。
キーワードは「白馬に乗った王子様とストーカーとは、どう違うのか?」。
合田力先生、アシスタントの恵・歩姉妹、週刊誌の記者・小松崎くんが前作からの引き続きの登場人物。前作と同じように、小松崎くん視点と、今回の主人公の女性の視点が交互に語られ、いつの間にか接点ができていて、結局、整体師の合田先生が事件に首を突っ込んで解決する、というお話。
今作は、従順で素直な「いい子」な女性が主人公。従順で素直…でも、実は彼女は周りの人すべてを否定しながら生きてきたんじゃないの?みたいなお話。
小松崎くんの恋バナや、女性主人公の周りの人たちのキャラクタが活き活きと書かれてい -
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「これは、ものすごい悪人は出てこないミステリーです。」
解説の松尾たいこさんの第1声が、この小説の内容をスッキリ説明してくれてる。悪意のある悪人が出てこないミステリー。日常、誰にでも起こりそうな、ささいな事件と、その出来事で成長していく主人公の物語。そして、ほんのり恋愛小説でもあったりする。
『賢者はベンチで思索する』の続編。3つの短編から成り立っているのだけれど、最終的には最後の物語に繋がる伏線が用意されている物語。『賢者〜』ではフリータだった主人公・久里子が就職。けれど、そこを突然解雇されるところから始まる。そして、ずっと会うことのなかった、あの老人に偶然再会する。久里子の仕事の話と、 -
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近藤さんの話はいつも淡々としていながら美しい。
大学時代の友人、河合瞳子の自殺により動揺する仲間たち。
それぞれの視点から描かれた瞳子との関係。
登場人物のキャラクターが確立されていたので、すごく読みやすかった。
ただ疑問点が二つあり。(以下少しネタばれあり)
1.ブリュッセルで写した4人の写真が残っていること。
→普通あんなことが起こったあとでは、そんな写真は現像さえもしないのではないか。なんで持っているの?加代ちゃん。
2.どうして瞳子は彼らとの旅行を嫌がらなかったのか。
→自殺につながる事件に発展するだけに、ここはハッキリさせてほしかった。
読書中この二つが気になって仕方がなかった