近藤史恵のレビュー一覧

  • タルト・タタンの夢

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    ビストロ・パ・マルで起きる「事件」の数々。
    個人的にはなかなか縁遠いフレンチレストランだけど、お客さんが来る以上、その分出会いがあるのか。料理は料理で展開しつつも、癖のある客がビストロそして、シェフ三舟にもたらす出来事とは…。

    今回も心温まる短編集に仕上がっていました!

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    2025年12月04日
  • インフルエンス

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    なかなか区切りが見つけられず、続きが気になり一気読み。80年代後半ごろの中学生がモデルとなっていて、そんなに学校が荒れていたのか…と驚いた。

    登場人物3人の女の子が、それぞれに変わってお互い殺人をして、関係が疑われないように連絡手段を交換しない…。それは大人になってからも、ずっと繋がっている関係で、既に友達ではなく秘密を共有している仲間、同志、共犯者?…といった感じ。

    内容には引き込まれるけど、スッキリはしない。
    なんとなく『白夜行』の暗い関係を、女3人バージョンにしたストーリーみたいだなと感じた。

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    2025年11月30日
  • おいしい旅 しあわせ編

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    美味しいと思う旅をしてみたい。旅をすると時間に追われ、心においしいと思う食がないような気がする。旅は食が楽しみ、その後色々な所を見て回る。旅をしないと美味しいと思う事は無い。行った場所そこの雰囲気旅をする事によって、おいしい旅ができる。

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    2025年11月26日
  • おはようおかえり

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    読みやすくはあったけれど、表紙や帯のイメージとは違う内容だったと感じました。

    曾祖母はちょっとないがしろにされがちだし、
    小梅とつぐみの姉妹愛もよく分からず、
    作品のテーマ?伝えたかったことは何なのか、よく分からないまま終わってしまいました。

    きんつばや芋あん、ねりきりなど…美味しそうな和菓子がいっぱい登場していました。
    曾祖母である榊さんのふくら雀のねりきりも見てみたいです。
    凍滝が本当にあったら行ってみたいと思いました。

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    2025年11月25日
  • スーツケースの半分は

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    一つのスーツケースがいろんな人に使われていく中で
    いろんな人生をちょっとずつ見ていく、というストーリーだった。
    明るい内容の話は全然なくて、どの登場人物も暗い内面を持っていて、
    結局は明るい話はないのだけど、まぁ人生って明るくはないよね、
    という気がするような感じだった。

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    2025年11月24日
  • 風待荘へようこそ

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    京都に行きたくなる。美味しい料理とゲストハウスでの生活で少しずつ前向きになる主人公は偉い。私だったら元夫への恨みに支配されてしまう。

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    2025年11月24日
  • さいごの毛布

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    誰もが持つようなほんのちょっぴりの苦い過去を主人公が克服して成長する物語。
    お世話している犬たちの心が伝わってくる。

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    2025年11月24日
  • オーロラが見られなくても

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    行ったことない世界に行きたい。今すぐどこかに飛んで行きたい。日常から解放されて自由になりたい。近藤先生の本は心を自由にしてくれる。

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    2025年11月24日
  • わたしの本の空白は

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    いやいや、そう言うことですか。
    気がつくのが遅い読み手でごめんなさいって、感じです。
    近藤さんのミステリーっぽくない、この感じ好き。
    連休前日、出掛けるときに持っていく本を積ん読の中から引きずり出して、ちょい読み出したらはまった(笑)明日がお出掛けでよかったです(笑)
    心だけが愛する相手を知っていた。
    真実は。。そうきたのね。って、兄弟がミソでした。姉妹の関わりかたや、兄弟の姉の関わりかたか、無茶苦茶よかった。
    最後は皆に穏やかに過ごして欲しいと思った。
    とくに、慎也さん。
    あ、明日、移動中になに読もうかな(笑)

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    2025年11月22日
  • サヴァイヴ

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    自転車ロードレース、サクリファイスシリーズの3作目。

    スピンオフの短編集となっているが、結構登場人物忘れてたなぁ…サクリファイスから連続して読んだら何倍にも面白くなる作品だと思う。
    ロードレースにかける日本人の想いが熱く伝わって来た。

    シリーズ毎に、誰かしら死ななければならないのは少々ワンパターンで悲しくなる。

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    2025年11月21日
  • たまごの旅人

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    新人添乗員が世界各国へ巡る旅行小説。新人らしくトラブルの対処にてんやわんやする。
    でも何かその国に行ってる気分になった。普段旅行なんてしないけど、なんか楽しい。
    ワガママを言う客達、ホントに腹が立つな。金を払っていたら何を言ってもいいのと思ってるのか。

    終わり方がコロナ禍という制限を食らったことで尻切れ蜻蛉な感じで物足らない感じがあった。残念。
    その後の遥とまた疑似旅行に行きたいな。他の国編の続編希望。

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    2025年11月18日
  • インフルエンス

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    近藤史恵さんって、ちょっとイヤミス系とコージーミステリーに大きく別れるのかな。
    この作品はイヤミス系。
    団地で出会った3人の少女たちが、近付いたり離れたり、愛しんだり憎んだりしながら過ごす半生の物語。
    とても重くて壮大だった。

    大事な友達の為に何でもしてあげたい。という気持ちは分からなくもないけれど、それが自分の人生に傷をつけても構わない。という覚悟までは共感出来なかった。
    読んでいて楽しい気分にはなれないけれど、傑作だと思う

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    2025年11月18日
  • キッチンつれづれ

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    キッチンには使った人の気配や家族の想い出が詰まっている。色んな家族の生活をちょっと覗ける短編集。
    “レシピ本はその時代の人たちとつながっている。”
    キッチンに立つ度に、この言葉を思い出して、優しい気持ちで料理が出来そう。

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    2025年11月16日
  • ホテル・ピーベリー<新装版>

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    久しぶりに本屋をぶらぶらしていたら、ランキング1位に、ホテル・ピーベリー新装版が並んでいたので、さっそく。
    ミステリーではあるのだろうけど、ミステリー要素より主人公の心情や葛藤がメインに描かれている。心温まるような居心地の良いホテル・ピーベリーで出会いがあり、事件も起こる。心が壊れて生きることに疲れてしまった主人公の再生の物語とも言えるのかも。再生のてがかりは手元にあるのかもしれないけれど。

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    2025年11月16日
  • これが最後のおたよりです

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    好きなのもそれほどでも…のもあったけど、よかったです。

    猫への遺言
    とても素敵なご主人だな。

    十年日記
    これは、あたしも書いていて、二冊目なんだけど、
    なんか予感があったときには、先に処分しておこうと思ってるけど…
    こんなに素敵な人もいるんだな…と、自分の日記と比べて、恥ずかしくなったよ…泣

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    2025年11月16日
  • ホテル・ピーベリー<新装版>

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    文章は読みやすかったけど、淡々と進んでいつの間にか終わっていた…

    みんな、もっと派手な大嘘つきにしてくれればよかったのに

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    2025年11月14日
  • 夜の向こうの蛹たち

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    近藤さんにこのようなタッチがあるんかと意外性を感じた。
    けれど、まさに蝶の蛹∼軽やかで妖しげで、可愛くもあり、いじめたくもあり・・なんて。
    最期への持って行き方、まぁ、速水は最初から本音としてはプランA で行きたかったんだろうなと思わせられる。
    だって力があって、行ける人だし。

    好き嫌いの出そうな作風、中身でした。

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    2025年11月13日
  • 三つの名を持つ犬〈新装版〉

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    エル、ササミ、ナナどれも同じ犬を指していて、サスペンス物語とは思っていなかった。可愛い犬も身勝手な人間達に利用されてしまうのが残念である。最後はまともになったのかな?と思う。

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    2025年11月11日
  • インフルエンス

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    大きな団地で過ごした友梨は友達が祖父から虐待されていることを知りながら、助ける事ができなかった事が心残りだった。そんな時同居から引っ越して来た子が暴漢に襲われた時に揉み合い殺害してしまう。なぜ正当防衛にならなかったのか…人生が大きく変わってしまった。

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    2025年11月11日
  • わたしの本の空白は

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    記憶を無くした女と過去の恋愛事情がややこしい。誰を信じていいのか?自分でさえも信じられない。しかし、段々と記憶を取り戻して、そういうことか!とわかってきたら一気に読めてしまった。

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    2025年11月11日