近藤史恵のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
読みやすくて一気読みした。
家事について。
いつもモヤモヤしている気持ちがそこにあったという感じ。
年代によっても違うが、まだまだ家事は女性がやって当たり前だと思われている。
子育てにしてもそう。
家事とは、自分自身や家族が快適で健康に生きるための手助けをすること。
生活の質や健康状態に影響するとても大事な仕事。
やってもらって当たり前はない。
男とか女とか関係なく、全てのことは互いの協力で成り立っていることを忘れてはいけない。
家事だけではなく、自分を見つめ直すキッカケに気づいたり、大人になってからのしがらみのない人たちとの付き合いなど、こんな学校があったら私も行ってみたい。 -
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Posted by ブクログ
突然切り出された離婚、大切に育ててきたたった1人の娘も自分にはついてこないという。
家族も家も失い、仕事もなく、何もない絶望のなかやってきた京都の街で新しい生活をはじめる。
はじめは娘への未練と元夫への恨みとただただ悲しみに包まれていた主人公のことを、被害者然としていて好きになれなかった。少しずつ自分を取り戻して生活と仕事をこなしていきながら前向きになる姿が力強かった。
やっぱり精神的にも経済的にも自立している女性は素敵だ。
元夫がクソすぎて腹が立ったけど、娘がいい子で心が洗われた。
留学をエサに、自分についてくるように言いくるめたくせに、いざとなったら再婚相手との間に子供ができたから留学費用