近藤史恵のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
「愛情という名で押しつけられるものは、決して拒むことができないのだ」っていう文章が、やはりこの作品全体を通じて貫かれているテーマだとは思うのですが、やっぱり人って愛情なしではなかなか生き抜いていくこと(いきることではなくて)って難しい一方で、愛情によって傷つきやすいっていうのは人の心も脆さというか儚さのようなものを感じさせますね。
一番印象に残っているのは、自分が瞳子に対して示していた態度や見方が、彼女が巻き込まれたフランス旅行中の事件の犯人である日本人の男二人と同等に位置づけた瞬間ですね。ここまでの発想というか、思いを巡らせる展開は驚きでもありました。読み終わって感動する作品ではありませ -
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Posted by ブクログ
この本を選んだきっかけは、好きな作者さんであることと、やっぱり表紙のお菓子が素敵だったからかな(๑´ڡ`๑)。中身は短編集で、どれもはるばる海外に来たのに、引きずってる悩みが消えなくて大きなため息が聞こえてきそうな内容だった。友達を心から祝福出来ないで訪れるモロッコと、家族の介護から解放されたはいいものの自分は独りで生きていけるか戸惑い隠せないアイスランドの話が、短く読める作品の中で心に残りました。
『それなのにわたしは笑えない。まるで砂漠でたったひとりで立ちすくんでいるみたいだ。-ジブラルタルで会えたら-』
『「アイスランドは風が強くて、植物が育ちにくいから、その分、食材は貴重で、大切に使