近藤史恵のレビュー一覧
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「夜食」にまつわる6篇の短編集。
夜のご褒美とは…
夜に何かを食すということは最近なくなった。
まぁ、TVドラマを観ながらボリボリとお菓子を食べることはあるが、何かを作ってまでは食べない。
いったい、どんなご褒美だろうかと読む。
短編なのでサクサク読めた。
何度か読んだことのある作家さんばかりなので、読みやすかった。
なかでも「ペンション・ワケアッテの夜食」が良かった。
ワケアッテがその分け合ってだとは思いもしなかったが…驚きの体験から気持ちもスッキリしてここに来て良かったじゃないかと。
そして、たぬきおにぎりも美味しそう。
麺つゆと天かす➕シソなんて最高ではないかと…
真似したい。
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Posted by ブクログ
ネタバレ平然とした日常にちょっとしたファンタジーが含まれていて、わくわくやドキドキは感じなかったものの、落ち着いて読むことができた。本書内では、自由と束縛を強く感じた。自由に生きたいつぐみに対して、反対する母からの束縛、自由に生きることを選択できた小梅に対して、家族に縛られた榊。
自由に生きられるからこそ、社会を大事にしないといけない。それは、インフラのために必要になったコンビニやカレー屋さんが台風の中でも開店すること、仕事を選べるからこそ、みな同じ服装をして就職をする。その逆が、小梅だったり、榊だったりする。
正直、自分のやりたいように目標を持って生きているつぐみがきれいに見えた。それでも、彼女は -
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傷ついたことを表に出すこともできない人たちが、海外で次のステップのきっかけをつかむ、という構図が興味深かった。
悩んでいる人たちは変化を避けていたり、関係者との距離が近いなと思う人が多かった。「パンケーキとイクラ」の翔太や、「ジブラルタルで会えたら」の岬は、今のままの関係を相手に望んだ。しかし、時が経てば相手も自分も、環境や状況ありとあらゆるものが変化する。接し方も状況に合わせて変化する方がむしろ自然だろう。私との関係性のために、相手に変わらないでいてというのは、果たして愛情なのだろうか。
「オーロラが見られなくても」の佳奈は、家族を維持するために抗うことができなかった。自らが望んだ選択ではな -
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友人におすすめされて読みました。
海外旅行大好きな私にとってワクワクする本でした。
海外に行くことで
「無知を知る」「日常が当たり前じゃない」
を感じることができる。
これが言語化されていて、とてもピンときました。
日本にいると知ることのないことを知る、
湧き上がらない感情が芽生える ということが
私にとっての海外旅行の魅力かもしれません。
言葉で読んだり聞いたりしても、
実際に感じないとわからないことはあると思います。
お金も時間も体力も必要だけど、
たくさんの日本人に海外旅行を経験してみて欲しいな
とやっぱり思いました。(誰ですかって感じ笑)
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Posted by ブクログ
星3.5
『旅に出るカフェ』などで海外旅行を題材にした小説をたくさん書いている近藤史恵さん。
今回も楽しみにしていた。
しかし、加齢のせいか、五篇のうち二篇がアンソロジー『おいしい旅』シリーズに収録されていたらしいのだが、全く読んだことすら覚えていない。ショック過ぎる。ま、読むたび新鮮と思えばいいのかも。やはり、アンソロジーって記憶に残りにくいな(私だけ?)
五篇ともいつもの近藤史恵さんらしく、読みやすく、海外に行ってみたいと思わせる。早く『旅に出るカフェ』の続編出ないかな?
追記:直前に読んだ『おもしろ雑学 世界地図のすごい読み方』にのっていた、イギリスとスペインの飛び地の話がタイム