近藤史恵のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
傷ついた人たちが、海外旅行中に思いを馳せ、美味しいものを食べる話。
私は孤独に押しつぶされるのが怖くてできなかったけど、次にどん底だと思った時には海外へパッと行ってみたい。
女友達が結婚して寂しさを感じる話は、少し気持ちが分かった。遠くに行ってしまった気がしてしまうけど、意外と相手は何も変わっていなくて。今まで一緒に積み重ねてきた時間はその子が夫と積み重ねた時間とはまた別で、比べるものじゃないと思った。
「もしかすると、たくさんの世界を見るというのはそういうことかもしれない。嫌いなものは増えていくかもしれないけれど、一方で好きなものも残る。嫌いと好きが両手に抱えきれないほど増えていくけど、 -
Posted by ブクログ
このホテルの皆んなは全員嘘を付いている
ホテル・ピーベリー読み終わりました。
ホテル内での連続殺人を探偵役がどのように解決するのかみたいな純ミステリーを想像していましたが、中身は相談していた構成とは少し異なるようでした。
最初の事件が起こるのも、物語中盤くらいからで、それまではホテルの登場人物それぞれと関係を深めたり、ハワイについての話だったり、と特別事件と何かあるような話でもなかったです。伏線が張られていて、後から一つずつ回収されるのとは違うように思えます。
読み終わったあと、え、この話いる?この設定いる?みたいなのが多く、この小説のミステリー部分だけを要約するとすごく短くなってしまう -
Posted by ブクログ
2026.04.05
メルカリで売れてしまったので大事に?とっておいた(積読していた)楽しみにしていたこの小説をやっと読んだ。
できれば旅行中に読もうと思っていたんだけど、きっとこのタイミングだったんだろう。
立て続けに4冊近藤史恵さんの小説を読んだのだけど、前3冊は主人公が全員人生に迷いまくりでどうにも暗い陰があったんだけど、この短編の連作は人生いろいろありながらも希望に満ちた爽やかな読後感のものばかりで読んでて明るい気持ちになれてよかった。
パリにパン屋さんの取材行った悠子のストーリーだけなぜかちくちくと胸が痛んだ。栞の意地悪にもなぜか落ち込んだ。なんか私のコンプレックスまで刺激されてし -
Posted by ブクログ
2026.04.04
読む前は変なタイトルだな、「おはよう」「おかえり」ってどういうこと?と思っていたら、早く帰ってきてという意味だとわかってなるほどと思った。
「和菓子のアン」のような軽いミステリを解く和菓子がテーマの小説なのかなと思っていたけどだいぶ違っていた。きんつばは食べたことないけれどあんこやお芋の素朴な美味しさが沁みるお菓子なんだろうな。
ジュンさんの作るカレーもとても美味しそうで食べてみたいと思った。
2作続けて大好きな近藤史恵さんの小説を読んだ。どちらも偶然なのか、主人公がきょうだいの人生と自分の人生を比較して自信のない思いを持っているけれど、いろんな出来事が起こって思い