近藤史恵のレビュー一覧

  • 青葉の頃は終わった

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    「愛情という名で押しつけられるものは、決して拒むことができないのだ」っていう文章が、やはりこの作品全体を通じて貫かれているテーマだとは思うのですが、やっぱり人って愛情なしではなかなか生き抜いていくこと(いきることではなくて)って難しい一方で、愛情によって傷つきやすいっていうのは人の心も脆さというか儚さのようなものを感じさせますね。

    一番印象に残っているのは、自分が瞳子に対して示していた態度や見方が、彼女が巻き込まれたフランス旅行中の事件の犯人である日本人の男二人と同等に位置づけた瞬間ですね。ここまでの発想というか、思いを巡らせる展開は驚きでもありました。読み終わって感動する作品ではありませんし、書籍の表紙にかかれているような推理小説とは違うような印象も受けますが、大学時代の楽しいひと時と仕事に忙殺されはじめるこの年齢の人たちが直面する葛藤とまではいかないけれども、気持ちの揺れ動きのようなものは共感できる部分があるのではないかと思います。

    中国神話で登場する四方を守護する聖獣が、青龍、朱雀、白虎、玄武というのは皆さんも聞いたことがあるかと思います。この四聖獣は季節にも対応しているので、それぞれの聖獣の名前を春夏秋冬と掛け合わせると、青春、朱夏、白秋、玄冬となります。

    青春の次には、暑くても澄み切るように晴れ渡る夏がくる。夏の異称でもある朱夏の存在を瞳子は気づけなかったのでしょうか?青春だけでは終わらずに、朱夏を向かえ、子どもの成長とともに白秋の季節を迎えて、子どもを育て終えた後の時期である玄冬も、青春を謳歌した仲間達と一緒に生きていたい。この流れに逆らわずにスムースに時代の変化とともに仲間や友人と生きていける自分でいたいな、と朱夏を迎えることなく自分でその道を閉ざしてしまった瞳子のことを考えて思ったのでした。

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    2009年10月07日
  • この島でいちばん高いところ

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    救いようの無さ、やりきれなさ、それから若さや強さやいろんなものがないまぜになっている感じ。恩田さんの少女ものが好きな人は好きなテイストかもしれないとかんじました。取り残された島での連続殺人事件。

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    2018年09月26日
  • 散りしかたみに

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     近藤史恵さんの歌舞伎ミステリーです。
    この人の歌舞伎ミステリーのシリーズ読んでると、
    私の中で、この人はこの役者さんのイメージっていうのが出てきます・
     今回のキーマン、登場人物の名前忘れちゃったんだけど(苦笑)
    顔に傷をおった役者さんのイメージ、スッとしてるイメージが勝手に出来上がって、
    なんとなく、お顔創った顔(化粧をした顔ね)が、
    中村梅玉さんのイメージができあがりました。
    年齢とかは全然違うんだけど、私の勝手なイメージ(笑)

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    2009年10月04日
  • 青葉の頃は終わった

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    人間関係の内に秘めたものをテーマにした作品が多い近藤史恵。彼女を自殺によって、いままで保たれていた友情がゆっくりと崩れつつある。そして残された者たちの自問は答えを見失い迷宮に入る。そもそも、この答えに明確な着地点などはないのだろう。そんな作品。

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    2010年05月14日
  • 散りしかたみに

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    歌舞伎座での公演中、毎日決まった箇所で降る花びらの謎を追う。
    女形の主人公と、友人の探偵が梨園を舞台にした謎を追うシリーズもの2作目。

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    2009年10月04日
  • ホテル・ピーベリー<新装版>

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    ネタバレ

    小児愛者なのに、15以上年上の女性に欲情していて旅先という環境ではそれもあり得るのか?
    話の内容は何も刺さらなかったけど、話は読みやすかった。

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    2026年10月11日
  • [新版]モップの精は深夜に現れる

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    『天使はモップを持って』に続きこちらも読んでみた。こちらは、それぞれ違う職場でキリコが活躍する。
    これもやはり古い作品のため、社会環境が現在とは違って古い感じは否めない。しかし、そういう考え方の人はいるよねという、人の腹黒さは前作よりリアリティがあって、それは今でも変わってないのではないかと思う。
    最終章は新婚夫婦の思惑の行き違いから来る話で、謎はあるが事件というほどのものではないですね。

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    2026年10月09日
  • [新版]天使はモップを持って

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    社会人一年生梶本大介と、大介が働くビルの掃除人キリコのおはなし。2003年実業之日本社から刊行され、2006年に文春文庫へお引越し、これは2018年に実業之日本社へ戻り一部加筆修正されたもの。
    時代背景や当時の空気感が感じられる古さは確かにあると思います。お茶くみは女子社員担当なんて昔の話。ただ、いい意味で昔のゆるさも感じられました。発行当時だったらこれをどう思っただろう。但し、この著者なのでゆるいだけでは済まないミステリ込み。
    カエルのピクルスがこんなところに出てくるとは思いませんでした。サンリオやポケモンその他たくさんのキャラクターに押されていますが、現在も健在の、実在のマスコットですね。当時そんなに流行してた?それとも著者のお気に入りだったのか?私にとってはピクルスがここに登場するのが一番の謎。

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    2026年10月09日
  • 山の上の家事学校

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    【山之上家事学校】大阪の山の中にある。途中バスで抜けるのに10分かかるトンネルがある。風景のイメージ的には能勢あたりを考えてたけどむしろ異世界というか桃源郷? 庭ではまず鶏に威嚇される。【仲上幸彦】主人公。新聞記者。離婚し一人暮らし中。ひどい生活に妹から家事学校を勧められた。【鈴菜】元妻。家事・育児すべてに無関心だったツケで離婚。娘の理央もあちらに。【家事】〈山之上家事学校〉の花村校長によると《やらなければ生活の質が下がったり、健康状態や社会生活に少しずつ問題が出たりするのに、賃金が発生しない仕事、すべてのことを言います。》p.38。【感想】家事とは生き方そのもの。

    ■山之上家事学校についての簡単な単語集

    【粟山】生徒。人の話を聞く授業で一緒になった男性。三十代。独身。
    【岡村】講師。ぽっちゃりして人がよさそう。
    【おっぽ】〈山之上家事学校〉の番鶏? もう1羽いる。
    【買い物】作りたいものが決まっていたとしても買い物に正解はないのだとか。臨機応変で、無理しない範囲内で。
    【家事】山之上家事学校での家事の定義は花村校長によると《やらなければ生活の質が下がったり、健康状態や社会生活に少しずつ問題が出たりするのに、賃金が発生しない仕事、すべてのことを言います。多くが自分自身や、家族が快適で健康に生きるための手助けをすることで、しかし、賃金の発生する労働と比べて、軽視されやすい傾向があります》p.38。
    【金石】生徒。人の話を聞く授業で一緒になった男性。三十代。来年子供が生まれる。
    【岸本】臨床心理士。
    【仁太郎:じんたろう】義弟。和歌子の夫。妻がいないときでも妻の実家でリラックできている(ように見える)。
    【猿渡】〈山之上家事学校〉にほぼ同時に入った若い男性。今度大学に入るのと同時に一人暮らしすることになったらしい。仲上と同様2週間の入寮コースを選んだ。どこかひねくれている感じ。というか、家事に労力を使うのは無駄だと考えてるフシがあった。その後学校に戻ってきたときには考え方が変わっていた。《ようやく気づいたんです。生活できていたのは、父の力だけではなかったんだって。外で働いていない母は、父によって生かされているように思っていたけど、本当は、父やぼくが、母によって生かされていたんじゃないかって……》p.158
    【白木】生徒。体格も気もいい男性。
    【白木保子】幅木デスクの友人。山之上家事学校の生徒だった白木の妻かもしれない。
    【鈴菜】元妻。同業である新聞記者。家事・育児をすべて任せきりにしたツケで1年前に離婚。
    【鷹栖】生徒。白髪の男性。通称「タカさん」らしい。
    【調理】仲上はやろうと思えば多少はできる自信はあるようだ。猿渡はできればやりたくないみたいだ。僕は一人っ子だったのと登山が趣味だったのとで、調理と裁縫と洗濯は一人暮らしで困らない程度にはできるけど、結婚してから数十年間ほとんどしてないです。まあ、手出しされると迷惑だったようですけど。もし連れ合いが先に亡くなったりしたらちゃんとできるでしょうか?
    【津田】生徒。「子供のためのヘアアレンジ」の授業を一緒に受けた二十代くらいの彫りの深い顔の男性。
    【仲上幸彦】主人公の「ぼく」。43歳。新聞記者。家事・育児のすべてを任せきりにしたツケで妻の鈴菜に縁を切られ娘の理央も連れて行かれた。とは言えそれなりにバランス感覚ある社会人。今度大阪に転勤することになった。元妻と娘が大阪で暮らしていることも理由のひとつ。妹に勧められ、娘に恥じない父親で居続けるため〈山之上家事学校〉に入学することにした。2週間の入寮コースを選んだ。
    【中島】何度か家事学校に来ているようだ。
    【韮と落とし玉子の味噌汁】仲上は食べたことがないと書いてたけど、子供の頃の我が家では定番でした。今、特別食べたいというほどではないけど、美味しかったと思います。
    【花村】〈山之上家事学校〉校長。女性。《くれぐれも、ここで得た知識を、誰か……家族でも、知らない誰かでも、別の人がてきていないことや、完璧でないことを責めるために使わないでください。自分自身ができなかったときにも、できないことを責めないでください。もし、そういうことに使うなら、知識や技術は、生活を豊かにすることではなく、貧しくする方に働いてしまいます》p.40。
    【幅木】大阪支社のデスク。女性。東京出身だが関西弁になりつつある。仲上とは東京時代からの知り合い。
    【堀尾】生徒。男性。2度目のときに一緒になった。場を盛り上げるタイプだがちょっとお調子者でデリカシーに欠ける部分もある。
    【前山】講師。女性。漬物関係。
    【八代】生徒。「子供のためのヘアアレンジ」の授業を一緒に受けた三十代の男性。
    【山之上家事学校】大阪にある。能勢あたりの風景をイメージしてみた。途中抜けるのにバスで10分かかるトンネルがあるそうなので日本っぽくなくそこは異世界? いやむしろ桃源郷? 庭に入るとまず鶏に威嚇される。僕的には鶏には慣れてるのでたぶん平気やなあ。座学は2階で行い、1階で実習するらしい。学校の前にアパートがあり、それが寮として使われる。僕も入ってみたいとか思ったりするけど、ここではまだ、楽しい家事というレベルであり、日常としての家事ではないような気もする。
    【理央】娘。元妻の鈴菜が引き取った。アトピーがあるので仲上の汚い部屋に入れることを鈴菜が拒んだ。
    【和歌子】妹。子供が2人いる。亮太と茜。夫は仁太郎。家族ぐるみでたびたび実家に行ってるようだ。

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    2026年10月06日
  • おいしい旅 しあわせ編

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    7人の作家による、食が関わる旅のアンソロジー。

    全体的にちょっと寂しい。悲しい。から始まる。
    ラストのアイスランドは、ハンバーガー食べたいなってなるし、5話目は銀座ライオンかな、行きたいな、と思わされる。

    石垣島のバーガーも食べたい。

    「本当においしいってのはさ、ただ味がいいってだけじゃないんだよ」
    祖母はビールのジョッキを傾けて、最後の1口を飲み干す。口元には満足げな笑みが漂っていた。
    「いつまでも、その味を忘れないってことなんだ」



    食、旅。
    私は一体、何がしたいだろうか。
    と思いながら、公園で寝っ転がりながら、読み終えた。

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    2026年10月06日
  • 眠れぬ夜のご褒美

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    夜食なアンソロジー。

    間違っても、夜中に読んではいけないな話ばかり。
    想像してもいけないです。
    さらっと読んでしまいたいのですが
    きっちりはっきり食べ物描写。
    違う意味で、小説とは恐ろしいものでした。

    ワケアッテ。
    漢字でかかれなければ、どちらなのか
    確かに解かり辛い。

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    2026年10月03日
  • 凍える島

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    近藤史恵さんのデビュー作とのこと。私は近藤史恵さんの作品は癒し系を読むことが多かったので、デビュー作がクローズドサークルものとはびっくりだった。

    若者たちが島へ遊びに行き、島に閉じ込められる。そして殺人事件。1人また1人と殺されていく…。という王道中の王道。なんとなーく展開も読めてしまうのだけど、物語に引き込まれました。主人公の野坂あやめが詩人だったいうこともあり、言葉、表現が綺麗に書かれてました。だから「これって殺人事件の話なの?」と思ってしまいました。他にも人間関係のゴタゴタが私には面白かったです。

    最後まで引き込まれながら読んでたんだけど、結末がドタバタし過ぎてしまって気持ちがしぼんでしまいました。そこが私は残念に思いました。

    最初の『点描 その、ほんのすこしまえ』が大事かな。

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    2026年10月01日
  • ホテル・ピーベリー<新装版>

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    本棚整理で手元から離す前に
    未記録だったもの

    読みやすかったがテイストは軽い。
    読みやすい=軽い
    って事かな。

    ピーベリーという名前のカフェがあるが希少豆の事なんだとこの本で知った。
    昔からコーヒー好きだけど豆詳しくて好きとかではないのでね^^;

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    2026年09月28日
  • ホテル・カイザリン 電子再編集版

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    収められている短編のなかで一押しを書名とするならば、私は「孤独の谷」にしたい。謎を追った先の真実が、予想を大きく上回り「そうきたか」と裏切られたのが心地よかった。
    次点としては「金色の風」と「迷宮の松露」が同じくらいで選べないが、陰から陽に転じていくその明るさに読んでいるこちらも力を貰えたように感じた。
    全体として最後に全てを語ってしまっているので、もう少し読み手の想像に委ねる結末でもいいのに、と思わなくもないがそこも含めてこの作者の味なのかもしれない。

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    2026年09月28日
  • ホテル・カイザリン 電子再編集版

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    装丁に惹かれて手にした本。

    いろんなタイプの短編集があり楽しめた。
    ホラーでありダークでありほんとに一言で纏められない、、、。なんだかスカッとしないお話もあり。

    個人的には『金色の風』が好きだった。
    パリなんて行ったことないけど、情景が浮かんでくるようでなんだか旅行気分。

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    2026年09月28日
  • 土蛍~猿若町捕物帳~

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    猿若町捕物帳 5冊目。単行本は 2013年刊で、その後このシリーズの単行本はない。中編の3編はいずれも男女間の情愛の機微を描いて読ませるが、謎解き要素は今一。単行本化するにあたってページ数の関係で書き下ろしたと思われる短編「はずれくじ」が、久しぶりの(性的な意味で)アブノーマル展開で、元祖猿若町捕物帳といった雰囲気を取り戻している。ジャーロでは、こういうのが書けないのかな…。

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    2026年09月27日
  • 間の悪いスフレ

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    コロナ禍の飲食店の事情もほんのりのせながら、日常の謎をフランス料理と絡める。
    料理教室に来たいわくありげな黒一点の男性が不完全燃焼なまま退場したり、快刀乱麻を断つ如き解決ではなく、ほんのりエンドで救いのないままエンド。日常は必ずしもスッキリ解決せず続いていくものだけど、物語の中だけはもうひとスパイス欲しいところ。

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    2026年09月22日
  • わたしの本の空白は

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    旦那のことも分からない記憶喪失の状態で姑や小姑の居る家に住むなんて…
    この凄い不安や毎日の辛さが一番怖かったかも^^;

    先が気になりまくりな内容でしたー

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    2026年09月14日
  • 歌舞伎座の怪紳士

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    日常ミステリーと、歌舞伎初心者への入門書、かつ、誰もが経験する落ち込んだ時に、そっと背中を押してくれるという、盛り沢山な(笑)作品でした!
    大好きな、カシワイさんの表紙イラストも素敵でしたね。

    先日読んだ近藤さんの歌舞伎シリーズで、積読していたものがあったのでさっそく読みました。印象としては上記に書いている通り、以前のものより歌舞伎の作品部分の説明が詳しく、分かりやすく書かれていたので理解しやすかったです。あと、めちゃくちゃ歌舞伎に興味持つようになりました!
    他にもオペラなども出てきて、(私は全くそういうものを見ないので)知らなかったお話しも知れて勉強になりました。
    そして、近藤さん作品あるあるですが、寂しさや、ツラい気持ちにそっと寄り添いながら、無理せず先に進んでみたいな、と思わせてくれる優しいお話でした。

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    2026年09月14日
  • ほおずき地獄~猿若町捕物帳~

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    猿若捕物帳2作目。前作のM男侍に続いて、時代小説にあっとびっくりの「性癖」が描かれるが、ネタバレ絡みなのでここでは伏せる。当初は幻冬舎からの刊行(今回読んだのは光文社版)ということで、そのあたりを意識した近藤史恵一流のサービスなのであろう。「にわか大根」を先に読んでしまっていたので、駒子がらみのあっと驚く展開にびっくりできなかったのは残念だが、完成度の高い時代物ミステリ。

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    2026年09月13日