近藤史恵のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ「きれいな下着を身に付ける…それは
あなたがあなたを大事に扱ってあげている…」
なんか良いなぁ~わかる、すんごいわかる
異性に媚びるとか性的なことではなく
誰のためでもなく、自分のために選ぶ下着
これ、結構大事だよな~
ただ買うのではなくて、自分のために「選んで」買う
高い安いではなく、自分を考え思って選んでいるか
たまーにでも、そういうことは大事
微妙な差なんだけれど…
下降気味なときに
時折でもそれが出来てたか出来ないかで
凹みに実は大きな差が出る気がする
重いものから楽しいもの
ホントに多彩に書く人
そして心理的にジワジワ来る人
まぁ、だからたまに気持ち的に読むのが
辛いときもあるけれど(^_^;)
でもやはり好きな作家さんだ -
Posted by ブクログ
新婚の墨田茜には昔、買い物依存症で借金をし実家に連れ戻された過去があった。結婚後その衝動を抑えていた彼女だったが…
ミステリのシリーズものらしく探偵役として、整体師の合田力、ワトソン役に雑誌記者の小松崎、また合田の整骨院の受付の姉妹といずれも個性があり魅力的なキャラはいるのですが、どちらかというと彼らは添え物であくまで茜が主人公の小説という印象があります。
優しい夫に見初められるも、どこか物足りなく言葉にできない不満を抱えていたり、昔の友人たちがお金持ちになっていて劣等感を抱えたり、
そうした人間心理のひだというものがしっかりと書かれています。
そしてとあるきっかけで、17歳の少年と仲良くなる茜の描写もなかなかのもの。下手すると官能小説の雰囲気になりそうなところを、とても爽やかに二人の関係性や感情を描いているところも非常に好印象です。
文庫書下ろしでページ数も300ページ足らずながら、探偵たちのキャラの立ち具合はもちろんのこと、心理小説、恋愛小説のうまみも取り入れられていて、内容の濃い小説でした。
その分チョット惜しいなと感じたのがミステリ部分。終盤までミステリ要素はないため、合田・小松崎コンビの活躍が急すぎるように感じました。一応伏線がないわけではなく、展開も面白かったのですが、
ミステリでいくならもうちょっとそうした雰囲気を早めに出しても良かったかな、という気はしました。
しかし、魅力的な作品であることには間違いありません。次回作もあるみたいなので、そちらもそのうち読んでみたいな、と思います。
小説の内容と関係ないのですがちょっとびっくりしたのがこの本の出版が1999年だったこと。自分は近藤さんを『サクリファイス』で初めて知ったので、
あまりベテランの作家さんというイメージがなかったのでちょっと意外でした。思っていた以上に息の長い作家さんなんですね。こうして読むと、昔から実力のあった人だったんだな、としみじみ思いました。